現在、龍姫はトリスティン魔法学院の学院長で如何にも絵本に出てきそうな風貌のお爺さんのオールド・オスマンとルイズともに対談していたのであった。
「どうやら、龍姫は無事みたいね」
「それにあの方は大丈夫です」
「取り敢えず、外に出よう」
ロングビルに連れて行かれた龍姫のことが心配で猫のまま化けている真龍婭達と物陰に隠れて生徒たちやり過ごしていたエステルとリタは、オールド・オスマンは信用に値する人物と判断して、誰にも見つからないように学院の外に脱出したのであった。
「龍姫君の住んでいる世界は精霊と人間と妖怪が暮らしているのか~」
「はい、その通りです」
「それと、龍姫さんは・・・」
「いーすん、人が話している時は黙ってね(^_-)」
「龍姫、アンタ、何気にやるわね」
オールド・オスマンは龍姫が住んでいる次元では精霊と言う存在と妖怪と人間がそれぞれのやり方で生活していることを話していたのだが、イストワールが空気を読まずに発言したので龍姫が黒いオーラを出しながら笑顔で黙らしたのであった。
「さてと、話は此処までにして、龍姫君、また此処に訪問することを許す、無論、君の兄妹と友もな」
「はい、ご協力、感謝します。あ、これルイズに渡すように、お母さんから言われてたんだっけ」
「龍姫、これ何?」
「これは、そうだね、いざって時に使う物とだけ言っておくかな、その時が来た場合、決めるのはルイズだよ」
「よかったですね、ミス・ヴァリエール、お友達になれて」
ちょうどいい頃合だったところだったのでオールド・オスマンは話を切上げて、龍姫は踵を返して、扉の方へ向かおうとしたのだが、ふと、天照大御神で猫妖の血筋を持っている鳴流神家の才色兼備こと鳴流神剣心からルイズに渡すように銀色の水晶が付いたペンダントを渡して、自分もしくは誰かを守りたいと決心した時にしか使ってはいけないと釘を刺して、ルイズに渡したのであった。
「ありがとう、龍姫、大事にしてあげるかね、勘違いしないでね」
「それじゃあ、今度来た時は妹達とボクの友達とか紹介するね」
「龍姫さん~迎えに来たんじゃないんですか~」
「何を言っておる、君は小言が多すぎる、その上、ゲイムギョウ界のやり方は通用せんぞ、ほほほ」
ルイズはお約束のツンデレで返しており、龍姫はまた来た時はみんなを紹介すると約束して、学院長室を後にしたのであった。
イストワールは龍姫が迎えに来たと思っていたらしく、放置され、オールド・オスマンはやり方を変えるように咎めたのであった。