これからは暇を見つけ次第、書いていけたらと思います
少し耳障りな程の言い合い?が聞こえる方へ向かい、校舎を曲がるとそこには見覚えのあるようなないような2人が目に映り込んだ。
1人はとても綺麗な黒髪を腰の辺りまで伸ばしたとても美しい女性、もう1人は女性と同じく黒髪で、背は恐らく180手前くらい・・・あとイケメン。
2人とも何処かで見たことがある・・・眠くて頭が回らない。
「ああー・・・四葉兄妹じゃない?人違いだったらあれだけど」
何とか思い出し、兄の方の肩を叩く。
すると、一瞬にして眠気が飛ぶと共に右腕と腹に激痛が走る。
「痛って!?」
眠気の飛んだ脳で今現在の自分の状況を確認する。
目の前に広がるのは焦げ茶色の地面、そして上には人の影・・・つまる所、俺は達也に組み伏せられている?
「お前は何者だ?何故俺たちの事を知っている?」
達也に耳元で囁くように質問される・・・ヤメテータツヤクンー、俺は今口まで地面にくっ付いてるから喋れないのー
「そうか・・・話したくないか・・・なら・・・」
達也がそう言うと、視界の左側から首元へ手が現れる・・・ちょ、達也さん・・・マジ勘弁してくんさい、話したくても話せないんス。
「お、お兄様!!おやめ下さい!!」
達也の手が俺の喉を抉るため引いた所で深雪さんからの救いの声が飛んでくる・・・ヤバイ、惚れそう。
しかし達也がそれを無視する・・・あれ?
「彼を・・・無影 響様をお忘れですか!?」
その一言でようやく手が止まった・・・あと数センチであの世行きだったが・・・
達也から解放されて腕を見てみるとクッキリとした手の跡がアザになって残っていた。
「達也さん・・・本当に痛いんすけど」
「・・・本当にすまない。」
そう言うと、達也は頭を下げてくる・・・ちゃんと謝ってくれたら許すしかないでしょう、頭まで下げてくれてるし
「気にすんな、それより・・・久し振りだな、達也。」
「ああ・・・本当に久し振りだ、響。」
そう言ってお互いに握手を交わす・・・うん、なんか友達って感じがする。
「あ、あの!!お、お久し振りです!!響様!」
深雪の方を見ると・・・何というか・・・犬?飼い主に会えてメチャクチャ喜んでる犬みたいな感じになっていた。
「ああ、久し振りぶりだな深雪、身長も大きくなったなぁ・・・それと様はヤメテ、恥ずかしいから」
そう言いつつ深雪の頭を撫でてやると目を細めている・・・あれ?耳が見えてきたぞ?幻覚だよな?
もしかすると、撫で続けていれば尻尾も見えてくるかもしれないと思い、続けていたら肩を達也に掴まれた・・・
「どうした、シスコン?」
「はぁ・・・そういうのは此処ではやらないでくれ、今は人が居ないから良いものの、もし誰かいたなら今後の深雪の学校生活に支障が出てしまうかもしれない。」
「そりゃ失礼、確かにこんな姿を他の生徒なんかに見られたら四葉の恥になるかもしれないしな。」
ハハハ、と笑いながら深雪から手を離す・・・すると2人とも複雑な顔をしていた。
「その・・・だな、今の俺たちの苗字は四葉ではないんだ・・・母が亡くなってな・・・」
達也が真剣な眼差しで此方をみる・・・どうやら嘘ではないようだ
となると・・・
「父親に引き取られたのか?」
「ああ、俺たちの今の苗字は
へぇ、司波かぁ・・・司波 達也かぁ、どっかで聞いたことあるなー・・・ワスレチャッタナー・・・うん、何となく嫌な予感はしてたんだ。
俺は盛大に肩を落とし、これから自分がどうやって生き残るかを考え始めるのだった。