魔装機神~THE HIGH SCHOOL D×D~ 作:半生
第四話スタートいたします
あれから数ヶ月たちました。どうも、兵藤正輝です。
その間、俺は発現した
精霊達が言うにはまず、力の使い方をマスターしないと危険だと言われ、いつもの廃屋で力の練習をしていました。
そして、分かりました。確かに俺の力、メッチャ危険だと。
いや、だってですよ!炎よでろって念じただけでメラゾーマレベルの炎が出てくるんですよ!!
そのときはあわや山火事かと思いました!びっくりしてガッドの力使ったらメッチャ水でてびびったけども。
まあそんな理由でコレはあかんと、俺は必死こいて制御方法をマスターしていました。
大体、練習初めて3ヶ月くらいかかってやっとある程度制御できるようになった記憶があります。
それと、朱乃ちゃんと友達になれました。
いや、最初のころは割りと恐る恐るだったんですよこっちもあっちも。
それが数日立つにつれてなれてきましてね。
1ヵ月後にはよく遊ぶ友達になりました。
でもね、遊んでるときにね引っ付いてくるのは少し勘弁してもらいたい。すっげぇ恥ずかしいです。
その上、精霊達が茶化してきます・・・ザムージュさん以外・・・
本とやめて欲しい。一応、精神年齢30近いしね。ただ、肉体に精神が引っ張られると言うのか割と幼い感じになってるけども。
それでも、かなり恥ずかしいんです!!
精霊達も・・・なんというか、最初のころはサイフィス以外はさん付けしようと思ってたんですよ。
ところがですね、あの発現した次の日家帰って寝たらですねいきなり謎空間にいたんですよ。
どこ見渡しても真っ白な空間に俺はいたんですよ。
それで、謎空間を見渡すとですよ
赤い女性と青い女性が言い争いをしていました。
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『すいません主様、いきなりこんなところに呼び出してしまい』
「えーと・・・サイフィス?」
『ええ、そうです』
そこにいたのは緑の髪をした綺麗な女性でした。
魔装機神の精霊は両性具有と聞いていたのだが・・・神様(仮称)のちょっとしたいたずらなのか?それともこの世界での彼らはこの姿なのか・・・それはおいとくとして
「ここはいったい?」
『ここは、神器の中の空間に近いものですね。いうなれば精神世界と言ったところでしょうか』
「なるほど、で、俺を呼んだのは一体・・・」
『ええ、私達の本当の自己紹介かねて呼ぼうとしていたのですがあの二人が・・・』
と言ってサイフィスさんが向いた先には
『お・れ・が、先にマスターに挨拶をするんだ。お前は引っ込んでろガッド!!』
『いいえ、私です!!あなたこそ引っ込んでなさいグランバ』
『俺が先のほうがお前の陳腐な自己紹介がすっきりと聞こえる!つまり俺を最初にしたほうがいい。コレは確定的に明らか』
『いえ、私が最初に自己紹介すればあなたの騒音のような自己紹介もきちんとした音楽のようになります。コレは真実なのです』
『いいや、俺だ!!』
『私です!!コレは譲れません!!』
と言い争う二人の馬・・・いや、精霊であろう姿があった。
なにアレ。どういう状況だ・・・
片方は、赤い髪をした女の子のような姿をしている。
そしてもう片方は、青い執事服のような物を着た青い髪の女性の姿をしている。
その二人が互いをけなしながらいがみ合っているのだ・・・何だコレ。
「えーと、コレは・・・」
『いやですね。さて自己紹介の順番はどのようにするかと言うところでですね。あの二人が自分が先だと譲らずあのように・・・』
「で、何で俺をここに・・・」
『いや、私では収拾が付きそうになかったもので。ザムージュは静観を決め込んでいますし』
そういってサイフィスが向いた先には二人の諍いを何も言わずじっと見ているアサシンのように顔を隠した黄色い髪の男性がいた。
アレがザムージュさんか・・・
「でも・・・俺が行っても収拾つかないと思いますよ。あの手のば・・・いや、人、いや人ではないけども言っても聞きませんし」
『ですよねぇ・・・』
そして、二人でため息をついた。
この時から、俺はあの二人のb・・・いや精霊のことをさん付けするのをやめた。
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「いやー、あの時はあの馬鹿二人をなだめるの大変だったなぁ。」
『あの、主様。ならなぜ私はさん付けされていないのでしょうか?』
「んー、なんていうか、サイフィスはゲームをやっていた時もマサキの相棒的な感じで俺もそう感じてたから。あ、さん付けしたほうがいい?」
『あ、いえそうわけではございません。それでしたらいいのです』
『『いやいやいやいやよくないですよ(ぜ)!!』』
「あ、どうしたの?グランバにガッド?」
『撤回を!!撤回を申し立てます!!グランバはいいとして私は馬鹿ではありません!!』
『そうだ!!撤回を求めるぜ、マスター!!ガッドはいいとして俺は馬鹿じゃねぇ!!』
『今なんていいましたかグランバ!!私が馬鹿と言ったんですか!!』
『おお、そうだよ!!お前が馬鹿だって言ったんだよ!!と言うかお前こそ俺を馬鹿って言うんじゃねえよ!!』
・・・長くなりそうだなぁ・・・
と思いながら俺は篭手の台座から彼女たちの宝玉を外した。
実はこの宝玉、着脱可能だ。
宝玉は彼らの存在の入れ場所のようで、外すことで彼らを神器から一時的に解放することができる。はずしてる間は神器をしまっておいても外したまんまの上具現化した状態のままにできる。
宝玉間で会話はできるようだが、神器から外せば俺に声は聞こえないようになっている。プライバシー上の配慮なのだろうか・・・
まあ、とりあえずコレで、五月蝿くなくて済む。
ちなみにあれを見た瞬間ふと前世の友人二人を思い出したのは内緒だ。
さて現在、俺はいつもの廃屋に向かっています。しかし、走ってはいません。
えっ?それじゃあ、バスに乗っているのかって?それも違います。
俺は今空を飛びながら廃屋に向かっています。え?どうやって飛んでいるかって?それは今から説明します。
まず、コレも修行の一環としてです。
この空中飛行はサイフィスの力である風の力、それを常時発動させて空を飛んでいます。
こうすることで、俺の魔力とプラーナの底上げと力の精密動作の練習をしているのです。
いやぁ、最初のころは大変だった。
まず空を飛ぶと言う感覚がないからそれのイメージができない。
イメージができても風の流れをちゃんと作らないと少し浮いてから地面に落下するし、浮いてから風の制御に失敗してどっかの鉄男レベルで飛ぶし、それが怖くて風を弱めると全然進まないしで散々でした。
今はある程度使いこなせているのでキチンと飛べています。
よし、到着!・・・迷ってないよね?間違えてないよね?実は
さて、今日も特訓しようかなーと廃屋に近づくとですねそこには・・・
「にゃ~・・・」
二匹の猫がおりました。
片方は黒猫、もう片方は白猫です。
さて、俺は猫、特に黒猫と白猫にとても思い入れがあります。
と言っても現実のものではありません。
ゲームの風の魔装機神・サイバスターの操者、マサキ・アンドーには白猫と黒猫のファミリア、つまり使い魔が存在しているのです。名前はシロとクロ。
俺はスパロボのシリーズの中でもこの二匹のキャラがとても好きだった。シロは子どもっぽくてどこか憎めないキャラをしている。そしてクロは逆に大人びていてそれもそれで好きだった。
彼らの会話はまるで漫才のようで、俺はそれも好きだったのである。
・・・と言うわけでそんな組み合わせの猫が俺が特訓をするのに使う廃屋の縁側にいるわけですよ。
メッチャ、メッチャ触りたい。
死ぬ前の一年ほどは動物にあうのもダメだったからなおさら触りたい。
家の周りの動物は怖いのとかばっかりですし。
『では触ればいいのでは?』
「いいや、サイフィスそれはダメだ。たぶん触らしちゃくれない」
だって、考えてみるとこんなところにいる猫だ。野良猫に決まっている・・・たぶん。
それに首のところを見ると首輪をしていない。
飼い猫ではなく野良猫だとすると触ろうとするとメッチャ攻撃される。
その上、猫って言うのは警戒心も強い。
近づくだけで逃げる可能性だってある。
触るのはあきらめるしかないなぁ、と思いながらさらに廃墟に近づこうとする。
そこで、その猫二匹の様子がおかしいことに気づいた。
白猫の足の辺りがなんか赤い。
黒猫はそんな白猫を心配そうに見ながら周囲を警戒する様に見ている。
その黒猫も白猫ほどひどくはないが怪我をしているようだ。
「ひどいな、野生動物にでも襲われたのかな」
『そのようですね。・・・主様、回復の力を使いあの傷を治そうとはしないのですか?』
「治してやりたいところなんだが・・・うーん、不安だな・・・」
と言うのも回復の力だけは制御の訓練をしていないからだ。
なぜかというとだ、実は回復の力は自分に対して使用できないのである。
炎や水、風や大地の力は念じれば出ててきたり何か変化を起こすことができるのだが、回復の力はわけが違う。
傷ついている他者がいなければそもそも使えないのだ。
使えないものは訓練できないと言うわけだ。
そんな不安の残るものをあまり使いたくない・・・けど・・・
黒猫が白猫を不安そうに見ているのを見て、これまた前世の母さんを思い出した。
俺が倒れて入院したときに、母さんは俺が寝ていると思って普段は見せないとても不安そうな顔をしていた。
それは、こっちから見ても悲しくなるような顔だった。
そんな不安な顔をしてもらいたくない。
たとえそれが他人・・・いや他猫でもだ。
よし、治してみよう。
どうなるかは分からないけど、それでも傷はよくなるはずだ。
そう思い、俺は猫たちに近づいた。
近づいていくと黒猫がこっちに気づき、俺を警戒するように黒猫が白猫を守るかのように立ちふさがり、俺を威嚇するように睨み付けてきた。
まあ、そうなるよな。
分かってる。
お前が白猫を心配そうに見てたのもちゃんと見てたから。
だから・・・
「大丈夫だ、俺が絶対なんとかするから、な?」
だから、お前の大切なもの俺に治させてくれ。
そう思いながら、黒猫の頭を撫でた。
すると俺の気持ちを分かってくれたのかそこから退いてくれた。
「ありがとう」
俺は、そう黒猫にお礼を言い神器を出しそれを白猫に向けた。
「本当によかったなお前達」
「「にゃ~!」」
数分後、そこには怪我こそ残っているが元気になった白猫がいた。
制御しようと弱めにプラーナと魔力を抑え目にしようとしたのがアレだったのか怪我の治りが微妙なものになってしまった。
といっても、連続で使えるほど両方とも残ってなかったし、抑えずに使ったらどうなるか分からなかったから仕方がない。
それに全力で使った結果前のように倒れてしまうかもしれなかった。
でも、よかった、元気になって。
白猫は立ち上がって黒猫に向かって鳴いている。
黒猫も喜んでくれているようで白猫の回りを跳ね回っている。
しかし、白猫の歩き方はまだぎこちない。やはり、まだ治りきっていない傷が痛むのか・・・。
どうにかしようにもこれ以上回復の力は使えそうにない・・・。
そんな状態で野良猫だからって理由でここにおいて行きたくはない。
・・・・・・よし、じゃあこうしよう。
「なあ、お前達――――――」
***************
「あー、今日も疲れたなぁ」
アレから数週間経過した。
今俺は、剣道場から家に帰る途中だ。
俺が行っている剣道場はなかなかハードな所で、実は俺がやってる修行よりもハードなんじゃないかと思える。
たぶん、実際はそんなことは無いんだと思うのだが。
だから毎回いった後はかなり疲れる。
しかし、しかしだ。
今の俺には家にとんでもない癒しがある!!
もう、とんでもない癒しだ。
実は剣道中は精霊達(主にガッドとグランバ)がうるさくてさらに疲れる。
こんなときには彼女らの出番だ!
「ただいま~」
「「にゃ~っ!」」
「うん、ただいま、二匹とも」
そう、あのときの白猫と黒猫だ。
あの後俺は猫たちを家に連れ帰り、両親に直談判した。
そしたらすんなりと飼っていいことになった。
つれて帰ってきたときに少し警戒してたけども今では立派なうちの家族です。
名前は白猫のほうが白音、黒猫のほうが黒歌だ。
単純にクロ、シロでもよかったんだけども彼女たちが歌うように鳴いていたのを見てそんな名前にした。
その癒し力は、うちの妹イッセーと同じくらいある。
もう触れ合うだけで、剣道の疲れなんて吹っ飛ぶ。
「にゃう~」
「・・・にゃあ」
こいつらのこともちゃんと守らないとな。
うん、すまない。
何をいいたいかは分かる。
とりあえず、こうなったのは私の責任です。
でも私は満足してます。
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