魔装機神~THE HIGH SCHOOL D×D~   作:半生

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亀更新ですが完成いたしました。
第五話です。

それでは行ってみましょう。


俺、高校生になります

どうもっす、兵藤正輝です。

 

あれからさらに月日もたちまして、俺は中学生になりました。

といってももう三年ですけどね。

時の流れって本当に早いですね……。

 

 

猫たち二匹を保護して、かなりの時間が経過し、その間にもいろいろありました。

 

 

 

まず、・・・保護した猫たちが家を出ていってしまいました。

彼女たちを保護して4年くらいたったころでした。

野良猫だったから少し仕方がなかったかなと思っていたところはありましたが、しばらく一緒に住んでいた”家族“だったから心配になって妹と一緒に探し回りました。

しかし、二週間たったくらいで両親に止められた。

仕方なく俺達二人はその時点で探すのをやめた・・・今でもこっそりと猫探しのポスターを貼ったりしてるけども。

 

もうあれから数年たつ……。

あいつら、今いったいどうしてるんだろう。

何事もなく元気に暮らしてくれてるといいんだが……。

 

 

さて、もう一つ変わったことがある。それは修行場にしてたあの廃屋だ。

神器が発現してからしばらくの間はあそこで特訓だったりをしてたんだけど・・・。

ぶっちゃけ、山の中だとしても炎だったり水だったり岩だったりがいきなり出れば騒ぎになるよね?

それも、街がすぐ近くにある場所でだ。絶対騒ぎになる。

・・・まあ、そういった理由で修行場を変えることにしました。使いやすい場所でしたがまあ仕方がないことです。

 

いまは、サイフィスたちが教えてくれた魔界と呼ばれる場所のすぐ近くにある森で訓練をしている。

いやぁ、その森すっごい危険でね。

なんか変な獣はいるわ、こっちを食ってこようとする植物はいるわでとっても大変です。

もうね、油断すると即☆死な場所なわけですよ。一回、真面目にやばいこともありましたしね。でも、うん、いい訓練場だね、ええ何の問題もない場所ですね……

 

 

なわけあるかぁぁぁああ!なんでこんなところ教えた、サイフィィィイイイイス!!

あと、グランバ!!お前、俺が必死に逃げてる時に大爆笑すんな!!!

こちとら、生きるのに必死なんですよわかってますかこんにゃろおおおおおお!!!!

ホントふざけんな勘弁してくださいよこんちくしょおおおおおおおお!!!

 

 

……ゴホン。

えーあー……うん、話を戻そうか。

 

 

修行場を変えるとなると一つ問題がありました。朱乃ちゃんのことです。

結論から言うと、朱乃ちゃんとあう事がかなり少なくなりました。

それを説明するために家に行って、修行場を変えることとそれが理由で朱乃ちゃんに会いにくくなるという二つのことを説明すると泣かれて

 

「ダメです!!」

 

って言われながら抱きつかれました。

やめて、女の子の武器使うのやめて!変えなきゃいけない理由があるから!会いに行くからちゃんと!

そんな感じで俺がしどろもどろになりながら必死に説得すると、

 

「でしたら、一年に一回は絶対に来ること!」

 

と約束されました。

元々行く予定ではいたけど、その位ならお安い御用だと俺は答えた。

でも、中学に上がって俺が陸上部に入り活動するようになると会うことができなくなった。

それを連絡したら、怒ってしまってしばらく連絡を取ってくれなくなってしまいました。

ごめんね朱乃ちゃん。

 

 

************

 

 

『主様、そろそろ時間なのでは?』

 

「え?そんな時間?」

 

『ええ、もう行った方がよろしいかと…』

 

「そっか…それじゃ、ぼちぼち行きますか」

 

あら、もうそんな時間なのか。

さて、俺は今中学の教室でとあることを待っていた。

それは高校受験の結果発表だ。

 

受験した場所はここら辺じゃ有名な高校、駒王学園。

学業だったり部活だったりがかなり充実してる学校である。

ただそんな学校であるためかなり受験のレベルが高い。

先生からはスポーツ推薦をすすめられたが、そういう方法で高校に入るのはなんとなくずるいと感じたので普通に受験を受けることにした。

 

しかし、この評価を受けている学校は数多くある。

遠くに行けばもうちょいいい条件の学校だってあるだろう。

じゃあ、なぜこの学校を選んだか。

その理由は朱乃ちゃんからの推薦だ。

 

高校をどこにするか迷っているときにちょうど朱乃ちゃんから連絡が来た。

その際に少し相談したら駒王学園を進められた。

それに、朱乃ちゃんもそこに行くと言うことらしかった。

朱乃ちゃんという友人もいるし、その朱乃ちゃんの約束を無碍にしてしまったのもあって、俺も駒王学園を受験することにした。

(ちなみに、駒王を受けることにしたと言う報告を朱乃ちゃんにしたらめちゃくちゃ喜ばれた。)

 

 

学校から出ようとしていたところ前に人影が見えた。

あれは…あ、部活の顧問の先生か。

少し挨拶していくとするかな。

 

「先生、こんにちわー」

 

「おー、兵藤。何だこんな時間に…ああ、今から合格発表見に行くのか?」

 

「そうなんですよ、受かってるか分からないですけどねぇ…」

 

「そうか……お前が受けたのはここいらじゃあかなり人気が高い高校だからな。まあ、お前だったら大丈夫。絶対に合格してると俺は思うぞ。それじゃあ、気をつけて行って来いよ。」

 

「ありがとうございます、先生。じゃあ、行ってきます」

 

「おう、吉報待ってるぞ」

 

 

先生にそう挨拶し、俺は学校を出た。

 

…本当に、受かってるといいなぁ。

 

 

 

************

 

 

 

 

「……前見た時も思ったけど、本当に大きいなこの学校」

 

あれから数十分、俺は駒王学園の近くに来ていた。

受験のときやオープンキャンパスだったりと何回か来たこともあり、あまり迷わずに来れた……いや、本当ですよ?嘘じゃございませんよ?

そもそも、受験の時も迷ってませんよ?校内で迷ってもおりませんよ?

……ゴホンッ。

 

 

それはさておき、この学校は本当に大きい。

なんでこんなところにこんな学校があるんだろうか。

上流階級の人たちが通う学校だといわれてもおかしくはない学校だ。

さらに、この大きさで普通の学校と同じ学費とかもはや詐欺を疑うレベルである。

まあ、大丈夫だとは思うけども裏を感じてしまうのはなぜなんだろうか。

 

 

「っと、そうだ。朱乃ちゃんはどこにいるんだろう」

 

合格発表を一緒に見ると約束したのを思い出し、携帯のメモに書いた集合場所を確認する。

 

「んーと、たしか…『校門のところで友人とお待ちしております』…だったっけか?」

 

朱乃ちゃんらしいわかりやすい集合場所だな。

えーと、確か校門は……

 

「…あったあそこか」

 

大きな学校ということもあって校門もわかりやすかった。

やっぱり普通の学校と比べて大きな気がしないでもないけども。

 

 

それにしても、合格発表だけあって人が多いな……。

この中から朱乃ちゃんたちを探すのか。

見つかるかな?そう思いながら人の波に目を向けると…

 

 

「何だあれ……」

 

 

目当ての人間がいた…でもなんだあの光景。

校門を通る人通る人全員立ち止まって見てるし。しかも、男性も女性もだ。

なんか不思議な光景だな、あれ。

さて、立ち止まってる人たちの向いている方向に目を向ける。

 

 

 

そこには、燦然と輝く太陽のような二人の女性が立っていた。

 

 

一人は、まるで大和撫子といっても過言ではない黒髪の女性。

昔から変わらないかわいさと、それに付随して丁寧な彼女の雰囲気も窺える。

 

 

その隣には、真っ赤に燃えるような髪を持った女性だ。

見た者を魅了するかのような綺麗さを持っている。

初めて見る人だけども、朱乃ちゃんが友達にするような人間だ。きっと心優しい人なんだろうなと一目見て思った。

 

 

 

さて、そんな美しい容姿の二人が一緒に立っているとまるで芸術作品のように感じられるくらいだ。

 

その綺麗さのあまり俺は我を忘れて二人のことを見続け―――

 

 

『主様!!戻ってきてください!!』

 

 

…………ハッ!?あ、あぶねぇ…なんか別世界に行きそうになってた…。

やっぱり、前世の影響か?

女性とのかかわりなんてないに等しい生活だったし……。

…いや、関係ないな。そんな状況になっているの俺だけじゃないみたいだし。

 

っとそんなことしてる場合じゃない。女性を待たせてはいけない。

昔っから言われてることだからな。前世でも今世でも言われてるから俺の胸の中にしみこんでるぜ。

ただ…あの二人に近づく事が結構な試練なんだけども。

俺みたいなやつが近づいていいのかってくらいのオーラが出てる気がする……。

ええい、うだうだ言ってないで行くか。男は度胸だ。

 

「えーっと…久しぶり朱乃ちゃん」

 

俺は二人に近づいてそう挨拶をした。すると―――

 

「…っ!?正輝くんッ!?」

 

朱乃ちゃんはそう言った瞬間ものすごい速さで俺に抱き付いて来た……。

って何事!?

 

「えっ!?…えっ!!?」

 

「久しぶりですわ、正輝くん」スリスリ

 

「え、ちょ、まって、ストップ!止まろうか朱乃ちゃん!?視線が!!視線がめっちゃ痛いから!!ていうか何やってんの!?」

 

「いやです、ダメです、断ります。一年に一回は絶対に会うという約束を破った罰ですわ」ギュー

 

「わかったからわかったから分かりましたから!!今度、埋め合わせするから!!だから離れてくださいお願いします!!」

 

「………むぅ、仕方ありませんわね。わかりました」

 

そういうと朱乃ちゃんがやっと離れてくれた。

ほら、もう、朱乃ちゃんの友人だろうと思う人もフリーズしちゃってるよ。

この状況どうすればいいんだろうか。

 

「ごめんなさい、いきなり抱き付いて。ほら、リアス」

 

「……!…えーと、あ、朱乃から話は聞いてるわ。私はリアス・グレモリー。よろしく、正輝君」

 

「え、えっと、兵頭正輝です。こっちからもよろしく」

 

ふう、やっと自己紹介できた。

 

彼女が朱乃ちゃんが言っていたリアスさんだったのか。

類は友を呼ぶというのか、彼女もかなり美人でした。

あ、そういえばここに彼女がいるということは彼女も…

 

「え、えーと……リアスさんも、この学校を受けたの?」

 

「……ええ、そうよ。」

 

?なんか含みがある言い方だな…まあいいか。

 

「さっ、それじゃ合格発表を見に行きましょうか」

 

「ええ、そうしましょう」

 

 

リアスさんの号令で合格発表の紙が張り出されている場所に移動することになった。

移動した場所には学校の掲示板みたいなものがあり、そこにはもうすでに合格者番号が張り出されていた。

 

もう張り出されてるのか……えーと、384、384…

 

「!…あった」

 

「ありましたか?おめでとうございます、正輝君」

 

「朱乃ちゃんとリアスさんは?」

 

「大丈夫、ありましたわ」

 

「私もあったわね」

 

あー、よかった。ここにいる全員受かってたのか。

 

 

「そっか、それじゃあ、3年間よろしく」

 

「ええ、こちらこそ…」

 

「よろしくお願いしますわ」

 

 

ここから…俺の新しい人生の高校生活が始まるのか。

わくわくするな。

前世の分まで精いっぱい楽しむとしよう。

 

 

「さっ、正輝君。私のお家に行きましょう!たくさん、『持て成し』ますわよ?」

 

「あ、朱乃?あなた、目がやばいわよ?」

 

「あ、朱乃ちゃん。ちょっと落ち着いて!」

 

 

……なんか前途多難な気がしてならないけれども……

 

 




この次に、正輝君の前世の話を挟みやっと本編に入ります。
長かった…本当に長かった。

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