魔装機神~THE HIGH SCHOOL D×D~ 作:半生
私の携帯はエクシアが出てくる病になっている模様でどんなガチャをしても1体はエクシアが出てきます。
スーパー系が欲しいんですが……。
さて、やっとこさの本編でございます。
楽しくて筆が進む進む!
それでは、第一章第一話スタートです。
俺、日常を謳歌中です
どうも、兵頭正輝です
あれからさらに2年ちょい経過してわたくしは高校三年生になりました。
あれから、いろいろありましたが現在俺は青春を謳歌しております。
************
朝――――――
大体4時ごろに目が覚める。
朝じゃない深夜だ?細かいことは気にしない方向で。
数年前、父さんが少し遠めの場所に単身赴任した。
それ以来、母さんも夜勤の仕事をするようになり……朝がアレな感じになってしまった。
うちは経済的に少し難があるので弁当じゃないときつい。
でも、母さんを朝眠い状態で起こしてもかわいそうだ。
なので、俺たちが何とかしないといけないのだが妹のイッセーは朝はあまり強くはない。
仕方なく、朝ごはんや弁当を作るために俺が早く起きるようになった。
さて、今日はどうするかなぁ……。
とりあえず冷蔵庫の中身で決めるとするかな。
えーと、中にはなんかあるかなぁ?
前日の残りはなかったはずだから…っと…
『豆腐、お揚げ、ハム、それと卵にサケの切り身ですね』
お、ありがとうサイフィス。
うーんだったら、普通にハムエッグでも作るかなぁ。
で、弁当にサケを入れよう。
弁当の後の中身は…冷凍食品でいいか。
そう考えながら朝ご飯と弁当を作っていく。
こうやって料理するようになってからもう結構立つからまあまあ料理はうまくなった。
40分くらいで料理は完成した。
できたものを確認して片づけをする。これでよしと…。
さて、それじゃあ、日課の走り込みに行くかな。
修行を始めてからずっとやってる走り込みだけど、部活を始めてから力を入れるようになった。
いや、以前は力を込めてなかったというわけではないが。
朝は清々しくいかないとな。
走り込みを終えて家に帰って着換えをしようとすると
「あ、お帰り、兄貴。はい、タオル」
「ん、ああ、おはようイッセー。ありがとう」
妹であるイッセーがタオルを差出してくる。
差し出してくる…うん、差し出してくるのはいいんだが……
「うむ、いい筋肉である」
「……いつも、いつも、言ってるけどな、イッセー。俺が着替えようとするたび体触って来るのやめてくれ……」
「えー、別にいいじゃん。減るもんじゃないし」
「減るんです!!なんかいろいろと!!」
ど う し て こ う な っ た !!
昔から懸念したけども!してたけども!!
男勝りな性格にはならなかった……それは懸念だけに収まってよかった…だが!!こっち方面は懸念が現実となり妹は立派なHENTAIとなってしまった…なぜじゃぁ…。
しかも、懸念していた予想を遥かに通り過ぎ女性として正しい方向だけでなく百合方向にも…ほんまになぜなんじゃ……。
せめて俺に対する行動だけでも止めようとして、女性に触れられて私満足!!て言っていたタイミングで満足なら俺に触るなよと言ったら、男体と女体の違いやらそれぞれのよさやら、あと俺のことを刻々と説明してやがってくれました。
どうして俺の妹になる存在はこう…変態なんだろうか…。
ちなみに、この妹2号(ちなみに1号は前世の妹)は俺と同じ駒王学園に去年入学した…動機は不純だけどな!!
元女子高だから女子が多く毎日眼福とか、
元女子高だから男性が馬鹿な理由で引き寄せられるだろうからその筋肉を見るためとか、
そもそも、俺がいるからとかいってた。
もう何とかしてくれこの妹を……最後の奴はまあ、うん、結構うれしいけれども。
「むー、昔は触らせてくれたのにー……仕方ない。それじゃ、兄貴!ご飯食べよ、ご飯」
「昔は昔です。っと、ちょい待ち。まだ母さん起きてないから、起こしてくる」
「了解!じゃあ、準備しておくね」
「はいよ」
母さんの部屋に行き母さんを起こす。
うん、起こそうとするんだけどね……。
「母さーん、あっさでっすよー」
「うーん……あと、20年……」
ハァ…またコレか……
母さんは父さんが単身赴任してからだんだんと朝が弱くなっていって…この有様である。
父さんの話によると、結婚する前まではこんなんだったらしい。
「いや、子供か、20年って…ほら、早く起きてイッセー待ってるから」
「わかった、起きます、起きますよー……zzz…」
「起きてないじゃん!!寝てんじゃん!!ほら、おーきーろー!!」
この朝の弱さである。
たまーに誰よりも早く起きるんだけどね。
朝以外はしっかりした母親なのになぁ……。
『まあ、それだけ平和ということだと思うぜマスター』
平和は平和でいいんだけども……まあ、そういうことにしておこう・・・
二度寝の体制に移行しそうになった母さんを無理やり叩き起こし、家族三人で朝ご飯を食べる。
「あ、イッセー。今日俺、道場があるから一緒に帰れないぞ」
「なん……だと……。……わかった、友達と一緒に帰るよ」
「おうすまんな…って、母さん、食事中に寝始めようとしない!!」
「しらなーい……お母さんは朝弱いんです、それを考慮してくれない正輝ちゃんが悪い」
そんなこんなでだらだらと朝ご飯が食べ終わる。
これが兵藤家の朝である。
朝ご飯を食べたら俺は朝練に出るため学校に行く準備をする。
「イッセー、俺先に行くからな。遅刻するなよー。ほんじゃ、行ってきます」
「わかってますよー、行ってらっしゃーい」
「行ってらっしゃーい、気を付けてねー」
「はいよー」
さて、それでは今日も元気に行きますか。
************
家を出て学校につくと既に何名かは、着換えを済ましてグラウンドで自主トレをしている。
あいつら早いなぁ…。いつから来てるんだろうか。
そんなことを考えながら、俺も着替えを済ませグラウンドに行く。
ちょうどそのタイミングで顧問の先生が到着する。
「よーしそれじゃ、朝練始めるぞー」
「うーすっ!」
まあ、朝練はそこまで長くはかからずに終了。
ぶっちゃけ、走り込みぐらいのもんだし。
終了後、制服に着替える
「兵藤、お前今日の現国の課題やったよな?」
「もちろん。…お前もしかして…」
「貸してくれさい!!お願いします兵藤大明神様!!」
「なんだそれ、俺は大名人でも何でもねえよ……まあ、貸すくらいいいけども」
「ありがとうございます!!あとで、ジュースを奢らせていただきます」
前世じゃこういう話もあまりできなかったから結構楽しい。
そうして着換えが終わりさて、教室に向かおうかと考えていたら……
「来ましたわね正輝君。さぁ、早くいきましょう」
出待ちしていた(らしい)朱乃ちゃんに捕まる。
なしてこの子は私のことを待ってるんでしょうね?
さらに、朱乃ちゃん以前イッセーが物凄い俺に触っているのを目撃してから「でしたら、私も触ります」といって、今までより積極的に触ってくるようになった。
本当にやめてください!!俺の理性とSAN値とその他いろいろなものがマッハでやばいです。
「なぜじゃ…なぜ兵藤兄ばかり優遇されてるんだぁぁああ!!」
「神はなぜこの人に2物以上の物体を与えてたんですかちくしょおおお」
「許さん!許さんぞ!兵藤ぉぉぉおおおおお」
「しかもなんでこの状態だというのにいまだに学校での女子人気も高いんだよ!!なんなんだまじで!!!」
さてこの状況になると、男子が怨嗟のような声をあげてくる。
いや、お前ら普通にうるさいよ。
「うふふふ、さぁ、行きましょう正輝君」
「えっ、あ、はっ、えぇ!?」
朱乃ちゃんこの怨嗟を無視し俺の腕に抱き付く…てっオイィ!!なんでこんなことするの朱乃ちゃん!俺のハートが羞恥でマッハ!!と言うかやわらかい感触がががが!!
更に今の状態を見た怨嗟の声をあげてる連中の音量が上がった。
朱乃ちゃんはうろたえる俺を見て楽しそうに笑っている。
何だこの状況!!
騒ぎに気が付いた顧問の先生が走ってこっち来たし!!
誰かこの状況何とかしてください!!
「ふぅ、正輝君に触っていると落ち着きますわぁ…」
「本当に離れてください朱乃ちゃん。本当にマジで」
ハァ…本当、いつもいつも何なんでしょうか。
そうこうしていると自分の教室についた。
うん、ついたけどこの状態じゃ入りたくない。
「はい、朱乃ちゃんそろそろ離れてくれないかな?」
「……いやです」
はぁ、どうしたらいいか。
そうやって困っていたら後ろから声をかけられた。
「おはよう、正輝君。朱乃も、ほらいい加減離れてあげなさい。正輝君困ってるでしょう」
「あっ、おはよう、リアスさん」
声をかけてきたのは、リアス・グレモリーさんだった。
あの合格発表以来友人となっていろいろ話をする中になった。
こうやって、暴走する朱乃ちゃんからも助けてもらうことも多い。
まあ今はとにかく、助かった!
これで何とか……。
「おはようございますわ、リアス。そしてその提案は受け付けていませんわ」
なりませんよね…。知ってました。
「いや、なんで断るのマジで」
「はぁ~、いつもこうなんだから……」
誰か助けてください……毎朝こんな感じなんです。
ここから、お昼までこんな感じが続きます
ちなみにこの二人、学園の間では「駒王学園の二大お姉さま」呼ばれている。
さらに、この二人と一緒にいたりするから俺は俺で「駒王学園のさわやかお兄様」とか呼ばれている。
二人は分かるんだけどおれは何でそんな感じに呼ばれるのか分からない。
俺そんなにかっこいいわけじゃないよ?
*************
いろいろあって昼休みになりまして……。
「さあ、正輝君。お昼ご飯を食べに行きましょう!」
「朱乃!授業終わってからすぐじゃない!!少し落ち着きなさい!!」
うん、まあ、こうなるよね?
「さっ!正輝君食べに行き…ますわ…よ…?」
「また、逃げられたみたいね朱乃。さっ、ご飯食べに行くわよ」
「クッ、次こそは一緒にご飯を…」
なので、さすがにお昼は逃げます!!
お昼ご飯の時まであれをやられると俺がいろんな意味で死んでしまう!!
なんかご飯の中に入ってそうだし!!
リアスさんが朱乃ちゃんを止めてくれている間に俺は逃げることにしている。
もう、これをかれこれ3年くらい繰り返してる。
うん、本当にいつもいつもありがとう、リアスさん。助かっております。
というわけで、俺はあまり人がいない校舎裏の林の中でご飯を食べています。
場所的にはちょうど、旧校舎と新校舎の間くらいの所。
新校舎には食堂があるのでほとんどだれも旧校舎に行かないし、弁当持ちの人も食堂か屋上で食べる。なので旧校舎には殆どの人が近づかないしでこの時間は誰も来ない。
それに林の中なので、そう簡単に見つかることもない。本当に最高の場所である。
いや、人は来るには来るにけど。
「…こんにちわ、正輝先輩」
「んっ?ああ、小猫ちゃんか。うん、こんにちわ」
おっと、噂をしたらなんとやらだ。
この子は、搭城小猫ちゃん。ここの1年で後輩である。
俺は知らなかったけども、イッセーいわく学園でも人気の存在らしく1年のマスコットとしての地位を築いているらしい。
「お昼ご飯、今日も一緒に食べていいですか?」
「別に大丈夫だよ。一緒に食べようか」
うむ、かわいい。
このかわいさならばマスコットの地位を築いてしまうのも納得できる。
俺の最近の一番の癒しである。
以前は妹のイッセーとか飼い猫とかが癒しだったんだけど、妹はああなっちゃったし、飼い猫は逃げてしまったから、今となっては唯一の癒しとなっております。
しかし、この子を見るたびになんかどっかであった気がするんだけどなぁ…なんだろう。
……それにしても……。
「モグモグ……」
うーむ、よく食べる子である。それもとってもおいしそうに。
彼女の眼の前には彼女が持ってきた弁当とかお菓子とかが置いてある。
それもめいいっぱいに。
それを、すごくおいしそうに食べている。うん、ほんとうにかわいいな。
……そうだ!
「小猫ちゃん、よかったら俺の弁当も食べる?」
「……いいんですか?」
「いいよ、少し量多めに詰めちゃったから」
「じゃあ、いただきます」
弁当をあげたら少し喜んでくれたらしく、少しはにかみながら食べ始めてくれた。
うん、そんな感じで喜んで食べてくれるんだったらうれしいな…。
今度、弁当もう一箱作って持って来てみようかな。
食べてくれるかわかんないけど。まあ、その時はその時か。
そう考えている内に食べ終わったようで、
「ご馳走様でした。ありがとうございます」
「どういたしまして」
「……それじゃあ、失礼します」
そう言って、小猫ちゃんは行ってしまった。
いつもごはんを食べ終わったらどっかに行っちゃうんだよ。
少し話ししたいんだけども、引き止めちゃ悪いし仕方ないかな。
さて、今からどうしようか……。昼休みが終わるまでまだ少し時間がある。
でも、教室に戻ったら朱乃ちゃんが暴走してそうだし……。
『でしたら、
いや、ガッド多分ここで使ったらいろいろな意味で不味いと思うんだけども?
学校内でいきなり水やら火やらが出てきてみ?
確実に騒動になる……。
『そうだぜ、ガッド。こんなところでやるわけないだろ。だからあんな危険な場所に修行場移したんだからよ』
『……クッ…反論できないのが忌々しい』
…あの場所危険な場所だったのかやっぱり。
それにしても、相変わらずだな、まったく。
『……無関心よりは……マシだ……』
そうですね、ザムージュさん。
まったく興味を持たれないことより、どういう感じだとしても意識しあうことの方がいいことだ。
まあ、四六時中それのせいでうるさいのは困るけども。
っと、もうこんな時間か。
次の授業もあるからそろそろ行かないとな……朱乃ちゃんの暴走状態、収まってればいいけども……。
************
午前の授業も終わり放課後になった。
朱乃ちゃんが何かしようとしていたけどもリアスさんに引きずられていきました。合掌。
あと、本当に毎回毎回ありがとうございますリアスさん。今度何かしてあげよう。
さて、放課後になれば部活があります……が俺は一つやらなければならないことがあります。
それは……
「だから、私はやめたほうがいいって言ったの。何回も同じミスしてるんだから」
「うるせぇ!!ここでやめたら今までの苦労が水の泡!!」
「そうだ、もう俺たちは…止まることはできないんじゃああああ」
……うん、やっぱり来たか。
向こうの廊下の角から声が聞こえてきた。
一人の声は全然焦ってはいないが、あとの二人の声はめちゃめちゃ焦っている。
さて、準備をしますか。
まず、軽く助走する体制になり声が聞こえてくる廊下のほうに走る。
そこから、廊下の曲がり角の近くになったら体を横にしながら飛ぶ。
このタイミングで角から男子二人の顔が見えた。
その顔に向かって、飛ぶ時に曲げておいた足を全力で伸ばす。
これが兵藤家必殺の技……正輝式ドロップキックだ(命名イッセー)。
「グヘァ!?」
「バモラッ!?」
うむ、完璧に決まった。
蹴られた二人は吹っ飛んでいく。
吹っ飛んでいった二人を確認していると曲がり角からイッセーが顔を出す。ああ、またこいつは…。
「兄貴、お疲れさまー」
「毎度毎度ナイス誘導、イッセー…というか、またお前はついていってたのか……」
「だってこいつら諦めないんだもん。仕方ないから保護者的ーな感じで見守ってるだけ。それに……」
「それに?」
「男子更衣室を覗くチャンスでもあるからね!!それにこいつらを兄貴がいるところに誘導することにより二度美味しい!!」
「……さいですか……」
もう…いいや…いつものことだし。
そうイッセーと話していると、蹴られた馬鹿二人―――丸刈り頭の男子と眼鏡をかけた男子が起き上がった。
「イッテテテテテ…って……正輝……さん……」
「ゲェ!!正輝さん!!」
こいつらは、松田と元浜。イッセーの親友?いや悪友でこの学園の問題児だ。
中学のころからイッセーとともに問題行動を起こしては俺が全力で止めていた。
ちなみに、こいつら二人は毎回反省文を書く運命にあるのだがなぜかイッセーは咎められない。
「兄貴、私がなんで咎められないか考えてるでしょ?」
「……なんでわかった」
「んー、乙女の勘……ってやつ?」
「お前が乙女だったら他の女子はスーパー乙女ですかこの野郎……。はぁ、で、お前ら今度は何をやった?正直に言えば犯罪じゃない限り怒らないから」
まあ、先生には突き出すけども。
「いやぁ……あのですね?お、俺が言いだしたわけでは決してないんですよ?これは、元浜が言いだしたことでありまして……」
「ちょっ、待てお前!!友人を売るんじゃねえよ!!」
「イッセー、真相は?」
「二人して私に覗きに行こうぜって言ってきたよ」
「OK、自分たちで正直に言わなかっから……ギルティー」
「「ヒッ……ヒィィイイイイイ!!」」
うん、問答無用で有罪判決です。
怯えた二人の首根っこを掴んで職員室に向かおうとすると向こうから数人の女子が走ってきた。あれは……剣道部かな?
「あっ、兵藤先輩。馬鹿二人とイッセーちゃん見ませんでしたか…って…」
「うん、馬鹿二人は捕獲済み。今から、この二人を職員室に持ってくところだけど何か用事?」
「あ、いえ、何でもないんです!ありがとうございました」
「いいよ別に。もはや、いつもの事だし」
「だよねぇ、兄貴。松田も元浜もいい加減学習しなさいよ」
「引かぬ!媚びぬ!顧みぬ!」
「俺たちに逃走はないことだぁああ」
「そうかそうか、職員室コースをご所望かと思いきやスペシャルコースをご所望でしたか。いいだろう、イッセーが最近問題行動を起こさなくなったからな。久々に腕が鳴る」
「「生言ってすいませんでした!!」」
全くこの二人はいい加減懲りて懲りてくれないかな。
ん?イッセーが陸上部の女子と何か話してる。
「イッセーちゃん、正輝先輩のアレ…今ある?」コソコソ
「…兄貴がいるから今は出せない。今出したりしたら、兄貴のスペシャルコース確定だし……。兄貴が部活に行ってからでいい?」コソコソ
「わかった。じゃあ、またあとで」コソコソ
……何を話しているんだろうか。よく聞き取れない。何だろう……。すっげぇ背筋が寒いけども。
************
部活が終わり俺は学校から出た。
部活終わりになると結構回りは暗い。
えーと、今は…6時か。
ここから家に帰りたいのは山々なんだが…今日はこれから剣道がある。
……普通の剣道とは多分、いや、絶対に違うと思うが……。
大体、学校から歩いて30分ほどのところに剣道場がある。
大きな道場で、かなり古くからあるらしくいでたちは住宅地の中に立っているにも関わらず堂々としている。
「失礼します」
「……よく来た。まだ鍛錬は始まってはいない。道着に着替えておけ」
この人が、この道場の師範、
キレると本当に怖い存在であり、この道場はこの人の無自覚の恐怖政治によって成り立っているのかも知れない。実際はわからないけども。
着換えをしようと更衣所に入ると知り合いがいた。
「こんばんわ、兵藤先輩」
「ああ、こんばんわ、木場君」
この子は、木場祐斗君。
駒王学園の後輩で、現在2年生。
ここの道場に来るようになったのはちょうど彼の入学と同時だったかな。
リアスさんが復活させたオカルト研の部員でもある。あの部活何なんだろうね?
イッセーとか馬鹿二人の話によると朱乃ちゃんとか小猫ちゃんもいるらしいけど…。美男美女の集い?
おっと、木場君の話木場君の話。
木場君は、普段からさわやかオーラが出てる子で学校では「駒王のさわやか王子様」とか呼ばれている。
うん、俺なんか比べ物にならないくらいかっこいいからね。
それを友人とかに言うと、なぜかボコられます。なんでや……。
え?俺は王子さまって呼ばれてなかったのかって?……イエオボエテナイデス。
まあ、そんなことは置いておこう。
「今日は少し遅かったですね兵藤先輩。何かありましたか?」
「ん?いや特に変わった理由ではないよ。少し、片づけに手間取っただけだから。木場君は変わりない?」
「ええ、今は特に変わったことはないですよ」
「そっか、じゃあそろそろ行こうか」
「はい」
そうして喋っていると着替えが完了し二人で鍛錬場に向かう。
「……皆そろったか。では、鍛錬を開始する」
親分の掛け声で鍛錬が開始される。
この道場はかなり実戦的な鍛錬をしてくれる場所だ。
ただ、剣道的な実戦ではなく本物の戦いのための実戦と言える。
……やっぱり普通の剣道場じゃない気がしてきた。
「それでは……始め!!」
親分の号令で今日の鍛錬がスタートした。
受身の練習、打ち合い、打ち合い、型の練習、打ち合い……。大体いつもそんな感じである。
基本、型の練習はあんまりせずいかに不利な状況を打開できるかがここの鍛錬の基本だ。
……うん、普通の剣道場じゃないんじゃないかなやっぱり。新人が来てもどんな人間が来てもこの基本は絶対に変わらないから。
鍛錬は大体2時間くらいで終わる。
鍛錬が終わって木場君と他愛無い話をしながら、その後家に帰る為分かれる。
あー、今日も疲れたー。
************
「あっ、お帰り兄貴」
「んー、ただいまー」
家に帰ると、イッセーが迎えてくれた。
そしてそのまま……イッセー、俺に抱きつく。
俺、それを避ける。
イッセー、それを予見し器用に体をカーブさせる。
そして、そのままなんでか知らないが匂いを嗅いでくる
「…ってやめい!!!なにやってんだ!!」
「ふー、いやーいい匂い……」
「は な れ や が れ!!イッセー、やーめーろー!!!」
「離さない!!この幸福を絶対離さないぞおおおお!!」
「何言ってるのこの子!!!」
もう、何だこの妹は!!
わけが分からないよ!!
誰か説明して!!
「正輝、お帰り。こっちにこないで何をやって…」
やべ!!母さんがこっち来た!!
「…お母さんも抱きつく!!」
って母さんも抱きつくんかい!!
はぁ、まあ…いいや。
二人とも、楽しそうだし。
************
コレが俺の今の日常だ。
このまま変わらず……続いていくと思っていた。
あの日が…来るまでは……
OK。
皆、何を言いたいのかはよく分かってる。
まず、先に行っておきたいことがある。
……ごめんなさい。
本当にマジでごめんなさい。
イッセーに関しては…なんだろう…
友人と後輩にアドヴァイスを貰いイッセーの性格を鑑みた結果、この状態かな?
うん、真面目にごめんなさい。
……次回から物語が動き出しますね。
待て!!次回!!!
感想、誤字脱字報告、作者への罵倒、お待ちしております。