廻る時間(トキ)の中で   作:東條 希織

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第1話

私と言う存在そのものを揺るがすことが起きればいいのに

深夜3時58分

そんなことを考えながら今流行りのLAIE(ルァイエ)を起動する。

私と似たような、境遇の人を探す。

昨日も同じようなことをしていた気がする。

[~でさー]

.....

[ちょっときいてんの?]

.......

[ねぇってば]

ほぇ?

[ほぇじゃないわよ。まったく]

[そんなんだから単位を落とすんじゃないの?]

さっきから痛いところを突いてくる彼女は誰か?

[危ないっ]

........

私の目の前がいきなり赤に染まった。

私は、周囲を見渡した。

彼女の姿が何処にも見えなかったからだ。

ここで私の意識は途絶えた。

..............

[~でさー]

またここに戻ってきた。

最早恐怖しか感じない。

これで何度目だろうか。

私の目の前で紅榮深黎(こうさかみれい)。

いや、私の目の前のいつも同じタイミングで同じことしか喋らないロボットが死ぬのは。

今日のパターンは、初めてだった。

だが、その内これも見飽きることだろう。

[ちょっと聞いてんの?]

私は、“これ„とは会話をしない。

したところで意思の疎通は、出来ないだろうから。

[ねぇってば]

よし、きた。

このタイミングで何を言うかによって、このあとの展開が変わる。

(聞いてるよ?テストの点が悪くなりそうだから、どうしようってことでしょ?)

[そうそう、よくわかったじゃん]

(遅刻しそうだから走ろうか?)

[そうだね]

.~学校~

(おはよう)

{あっ癒希ちゃんおはよう}

彼女の名前は、瀧蛟(たきみづち)

私が唯一信頼している人物だ。

そして、私がどんな状況におかれているか知っている人物でもある。

{今日はどうだった?}

(私のせいで深黎が、死んじゃった。)

{.....そう}

彼女はどんなときでも冷静だ。

だから、安心して話せる。

{それじゃあ放課後にね。}

(うん。)

~放課後~

私と深黎は幼なじみだ。

その事は、まだ蛟ちゃんには、言っていない。

多分その事を言ったら、蛟ちゃんはきっと同情するだろう。

彼女はとても優しいから。

{...このあとまた深黎ちゃんと帰るんでしょ?}

(うん。そうだけど?)

{一回私と帰ってみない?そうすれば、何か変わるかもしれないし。}

(んー、良い案だとは思うけど、私と蛟ちゃん家の方向逆だよ?)

{え?......そうだった!}

見ての通り彼女は天然だ。

そのせいで、よくからかわれている。

(じゃあ、蛟ちゃんの家に泊まればいいのかな?)

ここで、あえてそういった。

{う~ん、それはちょっとなぁー}

こう言うと、蛟ちゃんは悩む。

(はははっ冗談だよ)

{そんなことばっかり言ってると、怒るよ?}

(ゴメンって)

{それじゃあ、今日も深黎ちゃんと帰るんだ}

(うん、そうする。)

 

 




初心者でなおかつ初投稿です。
至らぬ点が御座いましたら、どなたでも下さい
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