幻想郷で傘屋始めました。 作: 空乃
「ふぅん……そんな事がねぇ……」
なんとか平和な日常を過ごしております、毎度お馴染み傘屋さんです。今日は暇と言うだけで来てくれた、風見幽香さんとお茶を啜りながら愚痴を聞いてもらっています。話題は先日の傘屋拉致事件です、地底まで拉致られた挙句僕の性癖までバラされたという卑劣きまわりない地底人が、その妹まで僕に押し付けて来たというところまで話しました。
あ、当の本人は人里の子供たちと一緒に遊んでます、椛も一緒だから安心。
「楽しそうな出来事ね?」
「他人事みたいに言わないで下さい……」
「あら?他人事よ」
ごもっともです……!
ガラララッと店の戸が音を立て開かれる、そこには紅白色の腋が出ている特徴的な服、これは幻想郷に来た時お世話になった霊夢さんだ。もう一人、こっちは白黒で魔女の様な帽子を被った金髪少女。こっちは噂だが魔法の森に住んでいる人間、魔法を使い異変を解決している霧雨 魔理沙さん……かな。
「いらっしゃいませ~」
「あら、霊夢……それと魔理沙かしら?」
「げっ……幽香!」
「お邪魔するz……って幽香!?おまっ……何で!?」
あれ……みんな知り合いなのかな、でもお客様だしあまり首は突っ込まないようにしよっと。
「どういった物をお求めでしょうか~?」
「あら、ちゃんとした客で来てるのよ。それと魔理沙、店内で大声は禁止、はしたないわよ?」
「幽香が客?このお店……明日まで持つのかしら?」
「そうだな、マスパでこの店だけ、吹き飛ばされちまったりして!」
なんでさ、なんでそんな不吉な事言うんだよ……本当にありそうで怖いじゃないかっ!!それと幽香さん!?なんか怒りのオーラが目に見える程怒ってる!やばいやばいよ、どれくらいやばいかっていうと今にもこの店を吹き飛ばしそうな程ヤヴァイ!!
「貴女たち……それほどまでに……コロサレタイノカシラ?」
あっ……オワタ。
轟く閃光、耳を劈く様な爆音……とある傘屋一軒が謎の爆発をし半壊した事件は、一夜にして人里へ広まった。勿論請求は全部幽香さんだ、当然だろう。
「ご……ご主人、この私達の愛の巣の有様は……?」
「あぁ、椛か。ざっくり説明すると、とある者が特大レーザーを店内で放ちマイホームを半壊させた。決して愛の巣では無い、いいね?」
こいしをおぶって帰って来た椛、店にいなくて良かったな……あの衝撃はラ○ュタの雷に匹敵するよ。まぁ壊れた部分が店の方で生活空間は被害が無かった、これだけが不幸中の幸いか……。
明日は外で接客でもするかな、どうせ店の修理で家には居られないし。……ダメだ、接客とか範囲外だ、コミュ症気味な部分もあるし。
そうだ、椛達に幻想郷を案内させて貰おう。まだまだ見てない部分もあるし、いずれは知る事になる事になるだろうしね……今からでも早いって事は無いだろう。よし、そうと決まれば今日はさっさと寝よう!
「ご主人……?どうしたんです?」
「椛、明日は幻想郷を案内してくれないか?店もあんな状況だし、明日一日暇になっちゃうしな。だからさ、お願いだ」
「ご、ご主人のお願いとあらば!……ってそれはつまり……デ、デ、デ……」
「デートじゃねぇからな」
「そんなバッサリと!?」
こいしも連れてくし、デートじゃないだろ。さーてと、とっとと夕飯作って風呂に入らないとだな、てか色々あり過ぎて寝たい。
明日へ期待を込めて、夕飯を作る傘屋さんであった。
隠す意味無いかな……と思い、作者名を公開しました。更新が遅かったらTwitterでボコボコに叩いて下さい、喜びますんで(笑)そしたらすぐ書き上げますんで!それで許して下さい!では!