Звезда 1965.   作:Exar Kun

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ニコニコ動画のある動画を見て、書きたくなったのでつい書いてしまいました!

スターウォーズ小説の方がまだ書き終えてすらいないのでそちらがメインとなりますが、暇をみてこちらも進めていきたいと思います!


月面戦争

 1957年8月21日 ソビエト連邦は史上初の大陸間弾道弾Р-7の発射に成功 俗に言う宇宙開発競争の始まりである

 

 

 同じく57年10月4日 続けてソ連は史上初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功 連続した快挙に敵国アメリカ合衆国は宇宙開発へ更なる関心と投資を注ぐ事となる

 

 

 1961年4月12日 宇宙開発の主導を維持しつつも、決定的な差を生み出した―――史上初の有人宇宙飛行成功という結果である これを受け、当時の合衆国大統領ジョン・F・ケネディは"1960年代中に人間を月に到達させる"との声明を発表した

 

 

 

 

 

 そして

 

 

 

 

 

 

《ヒューストン、こちら静かの基地。イーグルは着陸した》

 

《これより着陸船から足を踏み降ろす》

 

《これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である》

 

 

 

 

《あっ、おい、あれは一体何だ!?》

 

《どうしたCap.?そっちに何があったんだ、詳しく知らせろ》

 

《こちらヒューストン、アポロ11号応答せよ、繰り返す、アポロ11号応答せよ》

 

《クレーター向こう側の縁に・・・街、いや、[ザー]が・・・東洋[ピー ザー]が!》

 

《こちらヒューストン、現況を報告せよ!繰り返す、現況を報告せよ!》

 

《あれは・・・人・・・》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1969年

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ・・・」

 

 終わった?背を向け、目を閉じた現況では事実の確認は出来ない。その為には、目を開き、後ろを視なければ・・・

 

 だけど、もしまだ"生きていたら"?つい確認をしようと腰を上げた私はどうなるの?

 

 誰か、誰でもいいから代わりに見てよ―――そう呟くように隣を見ようとすると

 

「ヒィッ!!」

 

 そこには顔の無い―――頭部の取れた仲間が座っていた。まるで"戦況を確認しようとしている"かのように・・・

 

「はぁっ、はぁ、はぁ、はぁ!」

 

 呼吸器官に異常のある患者のように過呼吸を繰り返す。私の内心を支配するのは恐怖、恐怖、恐怖!

 

 どうして・・・どうしてこんな目に合わなきゃいけないの・・・こんなに怖いのに!

 

 

 ザッ ―――

 

 

「!?」

 

 声の無い悲鳴を上げるが、自分でも気付かない・・・それ程までの混乱の渦に彼女は居た。しかし、その最中、耳に入る音―――軍靴の音が彼女を更なる焦りへと誘う。

 

 ザッ ザッ ザッ ! ―――

 

「ふぅー、はぁ、はぁ・・・」

 

 気付かれまいと気配を殺そうとするが、普段行われないような呼吸を隠すことは今の彼女にとっては途轍もない困難であった・・・

 

 ザッ ザッ ザッ ! ――――

 

 塹壕に隠れ身を震わせる哀れな兎はこれからどうなるのだろうか・・・噂によれば、地上の兵士たちは女を陵辱し、殺すのを娯楽の一つにしていると聞く・・・私もそうなる運命なのか・・・好きでもない下賤な地上人にぼろ雑巾のように犯され・・・"玩具"のように殺される・・・

 

 ザッ ! ―――

 

 軍靴が地を踏みしめる音が真上から ―実際は真上でない事は論外だが― 聞こえた。視線を上げると、塹壕の壁を辿る様に影―――人影が形成されているのが確認出来た・・・

 

 まるで私を見下ろすような―――敗者を蹴り落とした王者のような・・・風格、が感じられた・・・

 

「・・・」

 

 かの人物は・・・気付いていない?・・・いや、何も言わず私を見ているだけのようだ・・・

 

 私はまだ生きている・・・生きているならば・・・生きる努力をしなければならない!それが生物の本能!

 

 これ程距離が近いならば・・・可能だ・・・波長を乱し、狂気の渦へと叩き落とす!

 

 意を決し、身体を後方へと向ける。一瞬で悪夢へと・・・

 

 だが、かの人物の姿()をこの眼に入れたことが原因なのか・・・私の企みはそこで潰えた。

 

 そこにいたのは、漆黒に純白の斑点を彩した迷彩服(カバーオール)に身を包み、鉄帽(ヘルメット)で頭を隠した

 

 

「・・・」

 

 

 銃口をこちらへと向けるまだあどけない青年であった

 

 

 

 

 

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