極小アカムの異世界闊歩禄   作:艦これ@陸奥

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 グダグダな戦闘回です・・・。視点はとあるハンターです。

 お気に召すか分かりませんがどうぞ!


竜の捕獲クエスト

アプトノスが引く竜車にガタゴトと揺られながら俺は今回のクエストを確認した。対象は地底火山に現れた謎の竜の捕獲、どうやら見た目はアカムトルムに酷似しているようだが体色が白っぽく変化しており、凶暴性が高く、ソニックブラストといわれるブレスにも複数のパターンが見受けられるとギルドマスターから説明を受けた。

 

 一つ言わせてくれ・・・。無理じゃね?

 

 

 もはやアカムトルムでいいだろ、何で体色や行動パターンが違うだけで新種に認定しようというのかが分からない。しかもわざわざ新種認定するために俺たちハンターに依頼出すかねぇ。まあそれを受けた俺たちも俺たちだが・・・。

 

 ああ、失礼、俺たち、といったが今回のクエストは少々変則的にパーティの組み合わせになった。当然四人で来たが・・・。変則的な理由としては、俺以外の三人は知り合い、俺ボッチ・・・。なんですよねぇ。俺がこのクエスト受けようとしたら、マスターに

 

 

『一人は危険だよ、四人で行く事をおすすめするよ』

 

 

 なんて言うから友達はおろか仕事上の仲間ですらいない俺は、じゃあいいや、って諦めようとしたら・・・。

 

 

『おにーさん!僕達もそのクエスト行っていいかな?』

 

 

 と声を掛けたのが現在竜車の前方でトランプゲームをしている三人だ。何で俺だけ誘われなかったんでしょうか・・・。まあ話しかけないでくれオーラ出して武器の手入れしてたから当然っちゃ当然なんだが・・・。

 

 

「よっしゃ!」とか「あ~!」とか色々聞こえてくる辺り楽しげにしているんだろうな。対して俺は黙々と武器の手入れ。

 

 ああ、すまない、自己紹介が遅れたな。俺の名はスターリン、(ロシアの人か!?とか言った奴はあとで天空山に来い、地上までどれくらいの高さがあるのか知りたくないか?)ハンターをやらせてもらっている。武器は双剣を使っている。

 

 装備はブラキⅩ、武器は双剣の破岩双刃アルコバレノだ。スキルは挑戦者+2、ボマー、火事場力+2、抜刀会心、回避距離upだ。色々てんこ盛りだろ?っつても元々完成されているスキルがついているからな。こんなもんだろ?

 

 と俺の自己紹介すると他の3人も紹介しなければいけないことになるのだが、面倒くさいので自己紹介で聞いたときのことを丸々話してやるか・・・。

 

 

『僕はティルム!ランスを使っているよ、装備は見ての通りグラビドⅩさ。ガードは得意だから皆を守れたらいいなと思います!兄のティムとは双子なんだ!兄もよろしくね!』

 

 

『僕はティム!武器はガンランスを使ってるよ、装備はグラビドZ装備。弟と同じで前線に立って攻撃を防ぎます!弟のティルムとは双子なんだ!よろしくね!あ、それとルフナさん結構キツイ事言うかもしれないけれど気にしないでね、誰に対してもあんな感じだから』

 

 

『私はルフナ、武器はハンマーだ、見りゃ分かるだろうが、装備はレギオスⅩだよ。頭には私が行く!邪魔すんなよな!』

 

 

 どうでもいいです、はい、あとルフナさん怖い。誰に対しても、っつたって俺に対する風当たりがキツイ様な?それと双子のティルムとティム、名前もそうだが二人そっくりすぎて見分けつかないです。見分ける方法、武器および防具。なんだよクローンかよ。

 

 それに今回の謎の竜に対して作戦会議もぜんぜんないんですが?いいの?死んでもしらないよ?

 

 アカムトルムに似てるらしいが、本来のアカムトルムだったら絶対勝てないと思う。だって元々は火山の奥地に生息しているのをギルドや国が総力を上げて弱らせてからようやく追い込んだのが溶岩島であって、ハンターはその弱らせたアカムトルムを相手にしているらしい・・・という噂がある。嘘か本当かは知らない。でもアカムトルムが現れた時期に必ず王国やギルドで暗い雰囲気というか、マスターがジッと考え込んだり、昨日までハンターいたギルドナイトが消えたりとそれを裏付ける事がたくさんあって、本当じゃないか、とも言われている。 

 

 ・・・嘘な事を願おう。

 

 

 ガタンッ!

 

 

 っと・・・着いたようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「作戦とかはどうしようか兄さん?」

 

 

「どうしようね?」

 

 

 会話のつもりか?と突っ込みたくなるくらい双子の会話が成立していませんでした。だから作戦とかどうするのかなぁ~、って思ってたんだけどな。いいのかこれで?

 

 

「いつも通りでいいんじゃないの?適当で」

 

 

 ここにも頭おかしい奴がいたよ、適当で黒き神(?)に勝てるんだったら苦労してねぇよ。見た目のとおりアホだなこいつも、まだ双子のほうがましだ。

 

 

「何見てんだよ」

 

 

 俺が、馬鹿だなぁ~、って見てたらその視線に気がついたのか、睨まれた。う~怖い怖い。

 

 

「何でもない、悪かった」

 

 

「チッ、あんたも何か案は無いのかよ、さっきから黙ってるけど」

 

 

 馬鹿か、お前らが喋り過ぎなんだよ、狩りに関係ないことでな。俺はちゃんと妄想、じゃなかったイメージトレーニングしてたから考えてあるぞ。

 

 

「今回の目標は謎の竜の捕獲だ。ただし相手がアカムトルムに酷似しているらしいからきっと今回は新種の認定や生態調査の意味合いも含んでいるんだろう。だから討伐じゃなく捕獲になっているのだと思う。そして生態調査の為にも俺たちは閃光玉の効き具合や罠の拘束時間、行動パターンをを調査するべきじゃないのか?たとえ捕獲が出来なくてもそれで成果は十分に挙げられる」

 

 

 どうだ完璧な答えだぜ。武器の手入れをしていた時間ずっと考えてた事だからな。結局こんな形で言うことになってしまったが・・・。だって話しかけてくれないんだぜ。

 

 

「いいね、確かにそのほうが得策だね」

 

 

「確かに、兄さんのいうとおりさ」

 

 

 ごめん、それ言ったの俺だから。弟さん褒める相手間違えてます。

 

 

「へぇ、色々考えてるんだ・・・」

 

 

 意外、って顔をしてルフナがこっち見てきた。アホか、お前らみたいに脳細胞までピンク色に染まってねぇんだよ。普通だぞ。こいつらよく今までハンターやってこれたな。驚きを通り越して感心しちまうぜ。

 

 

 なんて言ってる間にクーラードリンクを飲んで火山の中部へ。ここはよくブラキディオスやテオ・テスカトルが来るエリアでもある。あまり広くは無い。そのためハンターはここでの戦いを避けるべきだ。

 

 けれどそこに奴はいた。皆その姿を見た瞬間、驚愕した。確かに姿かたちは似ている。きっと骨格がアカムトルムと同じ構造なのだろう。そして驚いたのがその体色。アカムトルムは黒光りする頑丈な甲殻を持っていた。けれど奴は違った。白っぽいまるで鎧のような甲殻を持っていた。火山のマグマの光に照らされて白銀に輝くその甲殻は美しくさえあった。けれど・・・。それより思ったことがあるんだけど、いいの?言っちゃって・・・。

 

 

「「「ちっさ!」」」

 

 

 ってお前ら全員何言ってんだよ!人が堪えてたのに!いや小さいけれど!小さいけれど!そこは言っちゃ駄目でしょ・・・。きっとモンスターにも心はあるよ。

 

 

「何あれ、ドスより少し大きいくらいじゃん。なんだギルドもこんな奴にビビリ過ぎなんだよ」

 

 

「兄さん、良かったね」

 

 

「うん、ちゃっちゃっと捕獲しちゃおう」

 

 

「・・・」

 

 

 いいんでしょうか、こんなに簡単で。あっ、こっち向いた。

 

 

「行くよ!ティルム!」

 

 

「うん!」

 

 

「さぁて、私も行くかぁ!」

 

 

 ってお前ら!くそっ!どんな奴かも分からないんだぜ、もうちょっと警戒してけよ・・・。

 

 

 キュアアアアアアアア!

 

 

 突如耳をつんざく様な咆哮が轟いた。双子はその音圧を盾でガード。ルフナは回避をしてやり過ごした。あ~、回避性能ついてるな。便利だなぁ・・・。

 

 え?俺?当然咆哮食らって足止めですわ。うわぁ差別。

 

 

「やあっ!」

 

 

「せいっ!」

 

 

 双子がそれぞれ前脚に散らばって攻撃を開始する。攻撃は弾かれてしまったようだ。双子は柔らかい部位を探して攻撃位置を後ろ脚に切り替えた。そのころようやく俺も到着。頭の肉質を確かめる。

 

 

 キィン!

 

 

 どうにも頭は硬いようです。と、俺はいきなり何かでぶち上げられた。見ると・・・。

 

 

「頭は私が行くっつったろ!邪魔だ!」

 

 

 おい!だからって、どいて!、の一言もなしにいきなりかち上げる奴があるか!

 

 

「とっ!あれ?」

 

 

 俺が乗っていたのはあの竜の背中。運よく乗れたらしい。おお・・・何か分からんがグッジョブです。

 

 俺はしがみつき、剥ぎ取りナイフで背中の甲殻を刺しまくる。あまり手ごたえを感じないが刃は通っている。

 

 竜は狂ったように暴れだし、体を揺らした。だが数々のモンスターを狩ってきたG級ハンターを舐めてもらっちゃ困る。この程度では手を離したりしない。ダウンを奪わせてもらう!

 

 よっしゃ!

 

 

 竜は体制を崩し、地面に倒れた。そこに群がる俺たち。頭はもう行かない。ルフナに任せて俺は尻尾の肉質を確認しに行く。双子はそれぞれ腹、背中に散らばった。

 

 尻尾は弾かれることは無かったが、腕がしびれるレベルだ。つまり気を抜いたら弾かれる。ティムがいる背中の肉質は硬いようで突きではなく砲撃によってダメージを蓄積させるつもりだろう。ティルムのいる腹部の肉質は比較的柔らかいようで次々連続で突きを放っている。え?なんでこんなにはっきりを分かるのかって?お前ら忘れてるだろ。大きさがドス強サイズって事は全員に位置なんかは把握できる。

 

 

「ダウンが解けるぞ!」

 

 

 俺が声を掛けると皆が離れる。それと当時に竜のダウンが解ける。俺も一時撤退し、今までの結果を独り言でまとめた。

 

 

「どうやら腹部意外の肉質は硬いようだ。特に背中、頭、前足は特にな。狙うなら腹部だな・・・」

 

 

 頭を狙いに行ったルフナの表情も厳しい。硬かったようだ。

 

 

 その竜は立ち上がった直後から甲殻の隙間から赤い光を放ち始めた。怒り状態だろうか。それは通常のアカムトルムと同じだった。白銀の鎧の隙間から漏れる赤い光は幻想的で、そしてなにより恐ろしかった。

 

 これから戦いの第二部が幕を開ける。そう思っていたのは俺だけではないはずだ。

 

 

 

 けれど違った。そんな事は俺たち人間の思いあがったただの幻想で理想だった。

 

 




 どうでしたか?グダグダだったでしょう?しかも次回に続くという・・・。

 しかもあと二回ほどハンターとの戦闘があります・・・。
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