小説は紙と暇があればのろくても進められるけどゲーム機取り出す暇がないよ~
1週目アーチャールートを終わらしたのに(もちろんザビ子ですよ!)2週目のセイバールート(ザビ男)が進められない。
「畜生ぅめえぇぇぇぇぇ!!!」
本編どうぞ
イベントが中止になったその日。病室では白野が眠っていた。
「多少の疲労感から来るものと思われますのでおそらく目を覚ますのは明日でしょう。無理に起こさないでくださいね」
「あ、どうも」
「「ありがとうございました」」
一夏、箒、セシリア、鈴の4人は礼を言う。医師が部屋から出ていくのを見送ると4人は白野のほうに向きなおった。
「しかし、よかったな。ケガとかなくてさ」
「そうね」
「ああ、それにしても白野のやつ。すごかったな」
「そうですわ。彼女はどこかの訓練をしていたのですか?」
4人が口ぐちにしてあの時のことを思い出す。
アリーナのシールドを突き破って入ってきたのは白野だった。彼女は地面に着地しながらアリーナ全体を見渡す。
「おい! 白野! お前それ一体どうしたんだ!?」
一夏は彼女に声をかけるが彼女は一瞥しただけですぐにあのISのほうを振り向いた。あいつは片足がもがれながらも浮遊している。それに白野は体を向けるとだらりとさげている両手を広げた。するとそこには白と黒の、鈴が持つ武器に似た中華の一対の双剣。それを手にした白野は正面から敵に突っ込んでいった。
「なっ!?」
「馬鹿! やられるわよ!」
一夏と鈴の忠告を無視し動きを止めない白野。それに対し不明機は両肩に装備してある武器を撃ってきた。だが、白野は両手に持つ剣を構えると迫ってきた弾丸を弾いた。
「な!?」
「はあ!?」
一夏と鈴は驚愕する。迫りくる銃弾の雨を接近しながらそのすべてを双剣で弾いているのだ。だがそれも長くは続かない。彼女が手にしているのは刃渡り60センチくらいの普通の人間が持てる大きさの剣だ。それに対して弾は20mm弾。数十発くらいを弾くと片方の剣が砕けた。やられる! そう2人が思うが白野は動作を止めなかった。そこには先ほど砕けたあの剣。
「なにがどうなってるんだ…?」
一夏は疑問に思う。白野がもつ剣は砕けるとすぐさまそれが錯覚であったかのようにその手にあるのだ。そうしている間にもすでに3回ほど同じことを繰り返しているうちに不明機のすぐそばまで接近していた。撃つのを止めて不明機は彼女を捉えようとするが白野はそれをするりと躱す。そして、手にした剣を逆手に持ち直し不明機の右肩の銃口に刺した。離れながら白野はなにかを呟く。
「――
その瞬間、不明機の右肩が爆発。さらに装填していた弾薬に引火して大爆発を起こした。右腕がガシャンと落ちる。左足と右腕が無い状態になっても浮いていた。だがその姿はさきほどの爆発にやられたせいか至る所に大小さまざまな傷ができている。なんとかまだ稼働している左腕を彼女に向けようとする。白野はそれを見ていたが何もしなかった。なぜなら―――
「往生際が悪いですわよ!」
セシリアのブルー・ティアーズが全武装で一斉攻撃を行ったからだ。攻撃をまともに喰らった不明機はついにその動きを止めた。
「ふう。危なかったな。ナイス射撃セシリア」
「これくらい当然ですわ」
「なによ。そんなことしなくても私がやったのに」
目の前の脅威を排除して安堵したが、白野が倒れたことで我に返った。その後は教師部隊と千冬姉が来たりといろいろあった。そして今学園内の病院にいる。
「あれ? そういえば千冬姉は?」
「そういえば」
「見てないわね」
あの騒動から織斑先生を見ていないことを思い出した一夏たちだった。
IS学園の地下50m。権限を持つ者しか入れない場所に織斑千冬と山田真耶、他数人の教師たちがいた。その場所は日本政府が極秘裏に建造した施設。各国の圧力により自国のみでIS学園のすべてを押し付けられた政府だが、何もしないわけではなかった。各国に悟られないようにこの場所を造り毎年入ってくる各国代表候補生のISを調べている。その隠された空間でディスプレイを眺める2人の顔は優れていない。
「あのISの解析結果が出ました」
「ああ。どうだった」
「はい。あれは――無人機です」
ISは必ず人間…それも女性じゃないと動かないという常識を覆す事実がそこにあった。本来ならあり得ないことだが、今それが自分たちの目の前にある。無人機の開発は各国で今も作られており、中にはもう実戦に投入しているものも多い。だが、それの多くは偵察兼爆撃が可能な飛行機などだ。ここまで戦場の状況変化に対応できる無人機など聞いたことがない。
「アリーナ内と外側にあった無人機ですが、どちらも損傷が激しく修復不可能です」
「そうか…コアのほうは?」
「どちらも無事でしたが…未登録のコアでした」
「そうか………やはりな」
千冬は真耶の言葉を聞くと何かを知っているかのように呟いた。
「なにか心当たりがあるのですか?」
「いや、ない……………今はな」
「残念です。けど、この無人ISも気になりますけど――」
「こいつだな」
別のディスプレイを映し出す。そこには白野の待機状態になっているISが置いてあった。
「そちらはどうですか」
≪はい。前と比べて幾分か解析ができますがあまり多くありません≫
≪それとこのISの名前が判明しました。それがその……≫
そちらを担当している教員の1人が困惑しているような顔になる。
「どうした? なにか問題でも?」
≪いえ、そうではないのですが、このISの名前は『無銘』です≫
「無銘…」
真耶が1人呟く。やっと明かされた正体不明のISの名前。あの騒動の折りに1次移行をしてようやく名前が分かったというのに釈然としなかった。『無銘』。それはよく名前のない刀などに使われることが多い。開示された情報は私たちの疑問を晴らすことはできなかった。
≪それと武装ですが、これがどうにもおかしなものばかりでして≫
「おかしなものというと?」
織斑先生が詳しく聞こうと問い返す。
≪全体に比べると判明したものは少ないですが、どれもIS用の武器とは思えないんです。いま一覧を転送します≫
数秒後、判明した武装一覧と画像が出される。それを見た2人は「なんだこれは?」といった顔になった。
その映し出されたのは古今東西の刀剣・槍がほとんどだった。例外として黒い弓と捻じれた黒い矢がある。刀剣は日本刀から西洋剣に中国の剣。今は廃れてたが過去その時代で使われていた武器が数多く含まれていた。武装から見ても近接戦闘にむいたISだと分かる。それだけだと一夏が乗る白式と同じように見えるが、大きく違うところはやはりその数だ。射撃武器はあの黒い弓矢以外は確認できなかった。
「謎が深まるばかりですね」
「ああ。それとこの中に使われた武器はあるか?」
≪はい。使用されたものは2つです。こちらになります≫
ディスプレイに2つの武器が出される。そこには『干将・莫耶』という太極図が描かれた白と黒の双剣。もう一つは先ほど出されていた黒い弓矢だった。この双剣については一夏たちのISの映像記録を見ればおそらくわかるだろう。問題はこの2つとは違う別の武器のほうだ。
実はこの前に2人は教師部隊が捉えた映像を見ていた。そこには白野が無人機に捕まった状態から白く輝きだし、その右手に剣―――見たところ西洋剣で無人機の腕を切り落とした。黒いIS姿となった彼女はそこからすぐに20mほど離れたあとその手には先ほどの剣はなく、変わりにあの黒い弓。すでに矢を構えていた彼女から放たれる三射が無人機の両肩の銃口と首に突き刺さった。その数秒後爆発し、無人機はバラバラになった。教師部隊が呆然とする中彼女はそんなことなど気にせず飛んで行った。
映像はここまでである。この映像と一夏たちの証言を聞いた千冬はあることを思っていた。
それは映像にあった無人機の腕を一太刀で切り落としたあの剣。そして、アリーナのシールドを貫通するほどの攻撃力を持つ武器。一覧を一通り見たがそんな武器は見つからなかった。それにあの剣は西洋のものと分かるがそれらとは一線を超える、別のなにかを思わせた。だがそれほどの威力を持つ武器を思わせるものは見つからない。ならまだ解析できないものの一つなのだろうか?
このIS…『無銘』は一体なんなのだろうか?
その疑問に答えられるものはいなかった。
そこは自分にとって見慣れた場所だった。しかし、どこか自分が知っている物とは細部が異なる。
空は沈みかけた太陽に照らされたように赤く。地平線の先までつづく草木1つ生えていない荒野。そのかわりに地面に生える様に突き刺さる無数の剣…
そして、剣の丘に1人佇む男の姿
白野は彼のほうに駆け寄った。やっと、やっと会えたと。そんな彼女を見ていた青年は目を閉じ、軽い溜め息をしている。そして彼の手前3mくらいで白野はジャンプし
「ふ、まったく。少しは落ち着いたらどう「この駄サーヴァントぉぉぉ!!!」ぶおはぁ!!?」
盛大に飛び蹴りをくらわせた。
その運動エネルギーをもろに受けた彼は5mくらい飛ばされた。幸い地面に突き刺さる剣にぶつからずに済んだがすぐさま白野は彼に馬乗りになり、拳をグーにして連続パンチをくらわせる。
「いたっ! あだだだだだ!! マスター、少し落ち着け!」
「この! 人の! 気も! 知らないで! 勝手に行動して! 勝手に一人で納得して!」
ポカポカと彼の顔と殴るがその手は彼の手で受けとめられる。男は白野の顔を見る。その表情は怒っていたが、その眼は涙を溜めていた。
「君は変わらないな」
「……悪かったわね」
白野はゴシゴシと涙をふく。2人は立ち上がり互いに向き合った。
「土壇場で契約…いや、あの世界では1次移行というものか。君らしいと言えば君らしいがね」
「それは褒めてるの? それともいつもの嫌味? まあそんなことより」
白野は彼の全身を隈なく見つめる。ほんの少しだけ疑いの眼差しを向ける。
「アーチャーで間違いないよね?」
「ああ、そうだ」
「その姿はどうしたの?」
「…………………」
彼――月の聖杯戦争で岸波白野のパートナーだったアーチャーは何も答えず顔をしかめた。
今の彼の姿はいつもの赤い騎士の姿ではなかった。さらにいうと彼自身も前とは大きく違うところがあった。それは
「アーチャー。今いくつ?」
「魂と精神は前のままだが………ムーンセルめ。なにを企んでいる」
こっちの質問に答えずアーチャーは1人ぶつぶつと呟いている。今の彼は黒い服装でコートを羽織っている。それ以上に気にかかるのはアーチャーが前と比べて、若くなっているように見えるのだ。サーヴァント、英霊になった時点で年齢とかもう関係ないと思うが本来の彼は私から見ると20代後半くらいだったはずだ。だが、今の彼は20前後の青年と若返って見える。
「まあまあそんなこと気にしないで。どうにかなるって」
「君は他人事のように…」
アーチャーは頭を抱えて言っているがしかたないのでフォローしてあげた。
「その姿もいいじゃん。似合っているよ」
「そ、そうか? 君が言うなら、まぁ、これでもいいか」
少し、ほんの少し落ち着き目を閉じてアーチャーは言う。そして白野は思った。アーチャーって、結構ちょろい?
「さて、再開の時間はこれくらいにして戻るぞマスター。ここでは分からないが外はもう朝だ」
「え、もう朝!? 急いで戻らないと」
しまったと思いながらアーチャーと手をつなぐ。風景が次第に見えなくなる。なにも見えなくなる前に一言。
「またよろしくね。アーチャー」
「こちらもだ。マスター」
笑顔でそう言った。
離れ離れになった主と従者は再開した。
ここからが2人の、本当の物語である。
薄暗く狭いどこかの部屋。いや、正確にはそこはそれなりに広い場所だがそこを大型のコンピュータや配線がそこらじゅうに占めておりそのせいで狭くなっていた。
そこの一か所だけ開いている場所。大きなモニターの前に頭におかしな兎耳型のカチューシャのようなものをつけている女性がいた。
女性の名前は篠ノ之束。IS(インフィニット・ストラトス)の開発者にして発明者。そして世界から行方をくらましている人物だった。その彼女の顔は優れない。真剣な表情であるものを見ていた。キーボードを叩く音だけが響く。しばらくして≪ビー!≫と機械的な音が鳴った。
「これもダメ…一体なんなのかな、
彼女が睨むその先に映し出されているのは黒い服を身に纏う女の子の姿。いや、正確には黒いIS姿になる前と後の岸波白野の映像があった。横に表示される文字を見る
―――ISコア:未登録―――
最初はいっくんと白式の様子見として自分が開発した無人機ゴーレムⅠを突入させた。その時邪魔が入らないよう対策をしたのだが、予想以上に外部からの解除が早かったのだ。このままでは計画が台無しになる。だから偵察として待機させていた同型のゴーレムⅠに命令を送ったのだ。そのときに偶然見つけたISコアの反応。それが未登録の、私が作ったものじゃないとすぐに分かったとき私は訳が分からなかった。
ISコアを造った私は
「それにこれは一体なんなのかな~?」
画面を操作して別の映像が表示される。それはアリーナ内にいた無人機からの映像。それをスローモーションで動かしていく。次の瞬間アリーナのシールドが爆発し光の線が迫ってくる映像に変わる。それがゴーレムⅠの足元に着弾する瞬間で映像を止めた。眩い光の中、その中にうっすらと影のようなものが見える。画像を処理してその影を出すと、それは螺旋状の剣のようなものだった。それはところどころヒビが入っている。これがシールドを破壊したものだと最初は信じられなかった。だが、それが真実だと映像と結果が物語っていた。
「うふふ…どんな武器なのかな~? 調べてみたいな~。……あ、そうだ! あの操縦者のこと調べよう」
すぐさまIS学園のデータバンクにハッキングを仕掛ける束。その顔は新しい玩具を見つけた子供のようににやけていた。
コメント欄にCCCのネタバレ要素入れないでくださいと書いてありましたが今すぐは出しませんので安心してください。ずっとさきになる予定ですので(私の仮妄想ストーリーでは)。
最後まで読んでいただきありがとうございます。