どうもどうもシンフォギア最新話を見て笑い転げた忍者です。今回は挿入歌が入りますのでこの小説とご一緒に聴いていただければと思います。
挿入歌ー歪鏡・シェンショウジンー
「No.101ィ! いや、風音光とあえて呼ぼう! 君がどこに居るか知らないが逃げるがいい! だがァ! 君の大切な人たちは全員居るかなぁ? それは否! なぜならぁ……この僕が捉えているからさぁ!! ウヒャヒャヒャ!! 逃げるなら逃げろ……こいつらの命は無いですけどねぇ!!」
それは今の光たちにとって絶望的な言葉の刃だった。
そんな中、調が強く自分の手を握りしめているのが分かりはっとする。この子と同い年のそれも親友と呼べる人や姉のような人まで人質に取られているんだと。
「調ちゃん……僕がマリアも切ちゃんも助け出す。だから安全そうな場所で隠れ……」
「嫌! 私も切ちゃん達を助けに一緒に行く。邪魔なのは分かる……けど、じっとなんてして居られない!」
「そうだよね……僕が守る。背中に乗って」
そう言ってしゃがむと調ちゃんはおんぶされるように乗る。
「助け出すよ、絶対……」
神獣鏡で一番多く生体反応がある場所を探し出し浮きながら廊下を進む。適合係数が高いだけあって思い通りに動かす事が出来る。
「私は……何も出来ない。足手まといなだけなんだ……」
ボソッと調ちゃんがそう言ったのを聞き逃さなかった。今一番辛いのは調ちゃんなのだろう。
「切ちゃんを助けたら抱きしめてあげると良い。僕らの中だと一番の常識人だけど怖がりだから……」
そう僕が言うと調ちゃんは小さく頷く。
「そのつもり。マリアは光が抱きしめるの?」
いきなりの爆弾投下にISを纏っていながら転けそうになる。
「ま、マリア姉さんは強いし、それに僕なんかが……」
「光はマリアの事で動揺するとマリア姉さんって言うから分かりやすい……」
「え!? 嘘!?」
「……嘘」
調ちゃんがそう言い僕は胸をなで下ろす。だけど確かに動揺はしていたかも。
「見えてきたよ。気を引き締めて」
「了解」
調ちゃんにそう伝え足のリフレクターを展開しながら入り口を突破すると三機の銃を構えたISとマリアと切ちゃんがいた。
「まさか本当にくるとはバカなやつだな」
1人のIS装者がそう言葉を零す。確かにそう思う。だけど二人とも大事な『家族』なんだ。だから助けに来た。
「二人を離してください。でなければ……」
リフレクターを射撃形態にしようとすると声で遮られる。
「まずはIS……いや、シンフォギアを解除して貰おうか」
そう言ってマリアの頭に銃を突きつける。
「や、やめるデース!?」
切ちゃんの声に反応するように体が動きそうなになるのを調ちゃんが止めてくれたのが救いだ。完全に殴りかかりそうだったのだから。
言われた通り神獣鏡を解除する。
「よし。ならお前たちは自由だ」
そう言い銃を話すとマリアと切ちゃんがこちらへ駆け寄ってくる。
「光……すまない、私が不甲斐ないばかりに……」
「ごめんなさいデス……」
「二人が無事で何より」
「良かった……」
そう言って調ちゃんが切ちゃんを抱きしめると切ちゃんは怖かったデース! と涙目になっていた。
「どうする、私達は手放しでは喜べない状況だが……」
「とりあえず神獣鏡を……」
「神獣鏡を起動しようとするのは勝手だが起動出来るかな」
何だって?
僕は動揺を隠しきれない。だって起動試験では起動出来たからだ。一体どういう事だ。
「君はすでに起動済みのISに乗りシンフォギア・システムを起動していた。だがシンフォギア・システムを起動したISは外部から展開させるか聖詠を奏で纏うかのどちらかだ。君に聖詠が掴めるのかい?」
言われた通りだ。確かにすでに置いてある神獣鏡に乗り込んでいた。だがやって見なければわからない。
展開しろ、そう念じるが一向に神獣鏡は起動しない。
「万事休すか……」
マリアが呟く通り万事休す、その通り。危機的状況だ。
「さぁ、別れは惜しいかも知れないけど仲良く消えなさい」
そう言うとISを纏った三人は銃を構える。光はマリア達を守る様に前に出て両手を広げる。
「死になさい」
ISを纏った三人はトリガーを引く。
銃口から放たれる弾丸がゆっくりと見える。
ここで死ぬのか……マリアも切ちゃんも調ちゃんも死ぬのか?
嫌だ、まだあの日約束した星空を見ていないんだ!
まだ何もお礼をして無いんだ!
動けよ!僕を守るために勝手に戦ったんだろ!なら僕を……いや、家族を守るために……
「俺に力を貸せぇ!!」
その瞬間、さらに時間がゆっくり流れる様に見えるのと同時に歌詞が不意に胸に浮かんだのが分かる。これを歌えと本能が叫ぶのを理解する。
「Rei shen shou jing rei zizzl……」
その歌詞を口にした瞬間、胸のペンダント。待機状態の神獣鏡が輝き一気にエネルギーの本流が吹き荒れる。
シンフォギアとなったISはコアにある聖遺物から発するエネルギーを機体に定着させ展開すると科学者の1人から聞いたのを思い出す。
先ほどとは違い装甲は薄く、しかし圧倒的な絶対感。神獣鏡が僕に完全にフィットした感じだ。
「やったか!」
煙が上がり光たちを確認出来なくなった三人は自分たちの勝利を確信する。だがシンフォギアを舐めすぎていた。
煙の中にゆらゆらと揺れる紫色の光を1人のIS装者が見つける。
「何でだ!? 起動できないってウェル博士は……これだから男は!?」
「私語を謹め、くるぞ」
「え……」
先ほどの女は紫色の閃光に飲まれISが解除され倒れていた。
煙が晴れるとそこにはリフレクターを展開した光がマリア達を庇うように立っていた。
挿入歌【歪鏡・シェンショウジン】
どうも、忍者です。お気に入り登録してくださった皆様ありがとうございますm(__)m
このような作品ではありますが私の活力になります。本当にありがとうございますm(__)m
IS本編まで長いですが自分のペースで投稿していこうと思います。よろしければ感想やご意見を頂けると幸いです。
ではでは長い話をやめて次回予告!
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旋律を奏で始めた神獣鏡
当たり前の日常を得るために
約束を果たすために
少年は歌う、あの日夢見た星空のために
戦機絶唱インフィニット・ストラトス-G-
-過去編-夢見た星空を