梢 咲夜
コズエ サクヤ
158cm
6月16日生まれ
桃色のショートヘアが自他共に認めるチャームポイントで、中学の頃は裏でファンクラブが作られる程の美少女。
家庭の事情で中3の時静岡から鹿児島へ越して来た。
麻雀は好きだが本来は打つより観る派。打ってもそこそこは戦えるほどには実力はある。
能力
ナシ(未覚醒)
空は雲一つ無い快晴で、春の暖かい日差しが降り注ぎ、至る所に桜が咲いていた。
そんな陽気な気候と同じように咲夜の心も踊っていた。
今日は咲夜が入学する永水女子高校の入学式の日。咲夜がずっと待ち焦がれていた日。
咲夜はまだ7時すぎだと言うのに既に支度を済ませていた。
本来は母と一緒に家を出る予定だったのだが、まだ化粧もしていない母を見ていてもたってもいられず、
「お母さーん、私先に行くね!!後で学校で!」
と言って玄関を駆け出し、永水女子高校へと向かった。
咲夜が入学を心待ちにしていたのは新しい学校が楽しみ、と言う理由だけではない。もう一つの大きな理由がある。
それは永水女子高校麻雀部。
麻雀が世界的に人気な競技となりインターハイなども全国に中継されるようになっていて、咲夜も子供の頃から毎年観ていた。
そして去年のインターハイの女子団体で大きな注目を浴びたのが永水女子高校麻雀部である。
そして咲夜は永水女子高校の麻雀に強くナニか異様に惹かれるモノを感じた。同時に彼女達と卓を囲んでみたくなった。
だが当時静岡に住んでいた咲夜にとってそれは叶わぬ願い、と早々に諦めていたのだが、何の因果か突然父親の仕事の都合で鹿児島に引っ越すことになった。それも霧島市にである。
咲夜はこの知らせを聞いた時、これは天命なのでは無いか、とさえ思った。神が自分と彼女達を繋げてくれたのだと。
そして咲夜は中学3年生の秋に15年住み続けた静岡を出て、霧島の地にやって来た。
もちろん静岡には沢山友達はいたし、その容姿のおかげで男子からも人気がありとても充実した生活を送っていたし、寂しくなかったわけでは無い。
だがそれ以上に半年後の永水女子高校への入学に対する強い思いがあった。咲夜本人もどうしてここまで惹かれるのかは分からなかったが、あの時感じたナニかが自分をそうさせているのだと確信していた。
そして霧島にやって来た秋から咲夜は永水女子高校への入学のため、麻雀部のために必死に勉強した(もちろん麻雀も)。
数週間前まで在籍していたはずの中学校での思い出もほとんどない。それほどに無我夢中だった。
その結果咲夜は無事に合格を勝ち取り、今その憧れの学校の門の前に立っている。
「神様はまだ私、いや私達の事を見てるのかな。ありがとう神様、きっとこれで前に進める気がする」
咲夜は蒼い空を見上げてそう呟いた。
そして咲夜は永水女子高校の生徒としてその門をくぐった。