天孫降臨〜Heavens Door〜   作:ポンメルン

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再度お詫びを。
タグに牌画像変換ツール、とか入れておきながら、どうやらスマホでは画像に変換出来ないみたいで、結局牌は文字で書く事にしました………

もしもスマホでも牌の画像出せる方法あるよ、って言うのを知ってる方がいたら是非教えてもらいたいです。




憧憬

長い長い始業式とクラス分けの発表が終わり、生徒達はそれぞれのHR教室へと移動していた。

 

咲夜と春は同じ1年A組で更に隣の席になった。

 

「よろしくね、滝見さん」

「よろしく………(ポリポリ」

「教室で食べてるんだね………黒糖」

「………いる?」

「い、いや今は遠慮しようかな………?」

 

咲夜と春はそれなりに打ち解けあえたようで、担任の教師からの連絡が終わり放課後になり2人は明日からの部活動の体験入部について話していた。

 

「滝見さんは部活動は何をするつもりなの?」

「……麻雀部………(ポリポリ」

「本当!?私も麻雀部に入ろうと思ってたの!!」

 

咲夜は意外そうに、しかし嬉しそうにずい、と体を前のめりにした。

 

(滝見さんてっきり甘いもの好きみたいだし料理研究部みたいなの入ると思ってたけど麻雀やるんだ……)

 

「うん…………先輩に、知り合いがいるから………(ポリポリ」

「え…………もしかして神代小蒔さんとか石戸霞さんだったり………?」

 

恐る恐る尋ねる咲夜。

 

「うん………姫様達とは小さい頃から神境のお屋敷で暮らしてる………(ポリポリ」

「え、姫様!?一緒にって、え!?」

 

春の突然のカミングアウトに混乱する咲夜。

 

「えと………霧島神宮の神境で……………」

 

咲夜の気迫に気圧され少し戸惑ったように説明しようとする春。

 

「え、霧島神宮のお姫様って事!?神代さんが?」

「う、うん………私達は六女仙って言う姫様に使える分家で……」

「って事は滝見さん、神代さんの従姉妹って事!?」

「え、えと………一応………」

 

興奮気味の咲夜の質問攻めに黒糖を食べるのも忘れ答える春。

 

咲夜は目を輝かせながら「なるほどなるほど」と呟く。

 

こんなに早く憧れの人の親族の人に会える

 

「へぇー滝見さんて凄い人だったんだね……そんな滝見さんと友達になれるとはわたくしは光栄であります!」

 

敬礼の真似事をする咲夜。

 

「別に……私が凄いわけじゃない…………凄いのは姫様………」

 

と春は謙遜するが、少し照れたのか顔を赤くし咲夜から目を逸らした。

 

「そっかぁ〜じゃあ明日の麻雀部の体験入部、余計に楽しみになってきたな〜」

「そう…………?(ポリポリ」

「うん!あ、私お母さんが待ってるからそろそろ行かないと………また明日、滝見さん!」

「うん、また明日」

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

その日の夜、咲夜は自室のベッドで去年のインターハイの録画を見直していた。

 

「『牌に愛された子』かぁ…………」

 

画面に映る試合を眺めながら呟く咲夜。

 

「私なんかが勝てる、とは思ってないけど………打ってみたいな、この神代小蒔さんと」

 

咲夜の視線の先には巫女服を着て全国の猛者達と卓を囲んでいる永水女子の先鋒神代小蒔。

 

『……ツモ 16000オール』

『決まったぁぁぁぁ!!神代選手の親の国士無双ツモぉ!!!これで2位との差は8万点にまで開いてしまったぁぁぁ!!』

 

そして咲夜が最も惹かれたこの局面。

 

先鋒戦2局目の南3での小蒔の親番。

 

1局目では苦戦をしていたが、2局目は序盤から高打点の和了を連発。しかしこの場面だけは他の比べても別格だった。

 

小蒔

配牌

二三七3479①赤⑤東南白中

打:赤⑤

 

普通なら①や字牌から処理していくのが普通の配牌だが、小蒔は迷わず赤⑤を選択。

 

南場でトップの親が6種6牌から国士を目指すのはまず無い。

他家も小蒔の手牌が見えていなくても第一打がこれではもちろん警戒せざるを得ない。

 

そんな他家が警戒を強める中、小蒔はわずか8巡で国士無双の聴牌に。

 

8巡目 小蒔

一九19①⑨東東東南西白中 ツモ:發

打:東

 

小蒔が字牌を余らせた事で他家の緊張は最高潮に、そして么九牌は一切河にあらわれず完全な防御体制、だったのだがそのわずか2巡後

 

10巡目 小蒔

一九19①⑨東東南西白發中 ツモ:北

 

 

自力でツモ和了、他家に何もさせず何もされないまま48000点を奪っていった……

 

この神懸かり的な闘牌が、小蒔が「牌に愛された子」の1人とされるようになった所以でもある。

 

 

ただのバカツキ、だとか積み込みなどの不正を疑ったりする声もあった一方で、記者達は小蒔を含む他3人を「牌に愛された子」として半異能力者のように取り上げ、民衆にも広く認知されるようになっていった。

 

確かに咲夜も生の中継で見た時は有り得ないと思ったし、本当に異能力なのかなんて考えた事もあった。

 

しかし何度も繰り返し見れば見るほど「そうじゃない、これにはもっと別のナニかがある」そう思えて来て、それと同時に「それが一体何なのか」を知りたくなった。

 

「…………明日になったらきっと分かるよね………」

 

咲夜はそう呟きテレビを消して、

寝る支度をする。

 

「それに滝見さんも………どんな麻雀打つんだろ………たのしまだなぁ………」

 

待ちに待った対局の時が既に待ち切れなれなかったのか、咲夜が完全に眠りにつくのはこの2時間も後の事だった…………

 

 

 

 

 




闘牌ってほどではないですがはじめて麻雀の描写を入れました。

書き方が見づらいようなら改善するように言ってもらえると嬉しいです
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