代理屋の暗殺教室   作:スクリーム

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 遅くなってしまい、申し訳ない。


烏間さんの実力計測

 詳細は省くが、色々と問題が起こり少し遅刻してしまった煉です。

 

「では、名前を呼ばれたら入ってきて自己紹介してくださいね。」

 

 最後にヌルフフフとか訳わからん奇声を上げながら教室の扉を開けて閉める。すると、耳をつんざくような音が教室の中から聞こえてきた。

 

 心の中でうるせぇなぁ、とかとか考えていると殺せんせーから名前を呼ばれた。ちなみに烏間さんは先に職員室に戻るとか言ってたね、そんときに死んだような顔をしてたけどね。

 

「今日からここに転校してきた人を紹介します。月島君!」

 

 教室に入った途端に感じる視線。うざってぇ。しかも殆どの奴が好奇心丸出しで見てんじゃん。一人が悪戯心が篭ってて、残りの三人が嫌悪感丸出しだね。

 

「あー、今日からここに転校してきた月島煉だ。以後よろしく。」

 

 決まった!とか思ってるとウェーブが掛かった髪型をしている女子からこんな質問をされた。

 

「はいはーい!生き物って好き?!」

 

「抽象的すぎるでしょ。どんなジャンルの生き物?」

 

 うん、これは仕方ないと思うよ。だって基本はツッコミなんだもの。

 

「う~ん、じゃ~ね~。・・・昆虫で好きなのは?」

 

 何て微妙なところを。しっかし昆虫ね・・・あ。

 

「ネプチューンかね。」

 

「へ~!ちょっと以外だなぁ。」

 

 ちょっと失礼じゃね?何かその言い方だと“え~、そんな雰囲気で昆虫とか知ってるんだぁ。”に聞こえるんですけど。

 

「昆虫とかあんまり知ってそうじゃないし。」

 

 おおっと!ピンポイントで人の心を抉ってきた!“レンのSPは99減った!残りは1だ!”あ、何か聞こえた。

 

「は~いしつもーん。何で月島君はそんなに汚れてるの?」

 

 うん、恐らく皆が遠慮して言わなかったことを赤髪の生徒君が聞いてきたね。

 

「実は歩いてる最中に落とし穴に落っこってね、それで汚れちったんだ。」

 

「アハハ!それ俺が仕掛けたやつだ。」

 

 ケラケラと笑う赤髪だな、でも俺を狙って仕掛けた奴じゃなさそうだね。

 

「あの、殺せんせー。彼はビッチ先生と同じ殺し屋ですか?」

 

「彼は殺し屋ではありません、ですが代理屋と呼ばれる仕事をしています。」

 

「まぁ、うん。そうだね。」

 

 別に隠すつもりはなかったんだけどね。もっと驚く表情の生徒達を見たかったね。

 

 しかも殺し屋までいるなんてね・・・。この教室は異常だね。

 

「ヌルフフフ、月島君に聞きたいこともあるかと思いますがそろそろ授業になるので準備をしてください。それと、君の席はカルマ君の隣です。」

 

 カルマって誰だ?すると、さっきの赤髪が手を上げた。

 

「よろしくね~煉君。」

 

「ん~。こちらこそ。」

 

 挨拶を交わし少し時間が経ってから気付いた。一時間目って何だ。

 

「一時間目は体育だよ。煉君はジャージを持ってないから制服で受けると思うよー。」

 

「朝から体育かよ、面倒だ。」

 

「もしかして朝って弱い?」

 

 彼のいった通り俺は朝が弱い。妹様に起こされてもすぐに眠くなるんだよね。

 

「まぁね。お陰で落とし穴に落っこったし。」

 

「ハハハ!別に煉君を落としたかった訳じゃないからね。」

 

「ホントか?それにしては随分と面白そうに笑ってるじゃないか。」

 

 そんな感じで一緒に校庭に出ると皆ナイフを振っていた。

 

 校庭に出て少し経つと烏間さんがこちらに気付いた。

 

「ん?・・・あぁ、月島君にカルマ君。やっと来たか。」

 

「すいません。それで確か俺は烏間先生と闘うんでしたっけ?」

 

 それをいった瞬間、クラスの連中がざわざわと騒ぎ始めた。

 

「ただの実力を計るだけだ。そんな物騒な言い方をしなくてもいい。」

 

 烏間さんがそう言うとクラスの連中は“お前どっちに賭ける?”“私は烏間先生かな~。”“俺は転校生だと思うな。”等と賭け事を始めた。

 

「君にはこのナイフを使ってもらう。昨日君がいった通り2本用意させてもらった。」

 

 ゴムじゃんこのナイフ。軽すぎて違和感ありすぎるな。

 

「さて始めるぞ。」

 

 その声を合図にナイフを逆手に構える。

 

 そして誰かが落とした石の落下した音を聞き飛び出す。

 

 まずは小手調べ。ナイフを烏間さん相手に投げつける。

 

「ふ。甘いぞ、それじゃ俺は殺られんぞ。」

 

 そんなことは分かってる。だから、避けられたと同時に烏間さんの目の前に行く。そして顔の目の前で思いきり手を叩く。

 

「なっ!!」

 

 驚きのあまり体を硬直させてしまった烏間さんの隙を見逃さず、後ろを回り烏間さんを押し倒し、首にナイフを当てる。

 

「チェックメイト。」

 

 誰もが声を失った闘いから復帰した誰かが号令を出した。

 

「そこまで!」

 

「あれ?殺せんせーも見てたんですか?」

 

 始まる前はいなかったように感じられたんだが。

 

「ヌルフフフ、ちょっとアイスを買ってきただけですから。」

 

 そこまで言って、烏間さんの上に乗っかっていることを思い出した。

 

「あ、すいません烏間さん。」

 

「いや、気にするな。しかし本気でないとはいえ負けるとはな。」

 

「こっちも本気じゃなかったんで、引き分けってことをしません?」

 

 恐らく殺せんせーが殺されたら俺は今まで通りの裏に身を置くと思うよ。そしていつか、烏間さんを殺す依頼が来たら、俺は全力で彼を殺す。勝てるかどうかは置いておいてね。

 

「またいつか、闘うときは俺が勝ちますよ。」

 

 さて、後からは生徒たちからの質問タイムだな。ダリィ・・・。




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