死の支配者と白面金毛   作:にゃんこ大先生

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至高の御尾

 

ナザリック第六階層「アンフィテアトルム」、それは古代ローマの円形競技場を模したナザリック防衛地点の一つである。

そんな、ナザリックの防衛地点である闘技場に2人の人影があった。

いや、正確には人影ではないといったほうが正しいが・・・。

 

「指輪の転移機能に問題はありませんね。」

 

モモンガは自らの指を見ながら言った。

そんなモモンガの指には宝石がついた指輪がつけられており、怪しい輝きを放っている。

 

「そうですねぇ・・・ユグドラシルに異常が起こってから、色々な場所でゲームとは違う感覚がありますが、先ほどモモンガさんに使ったポーションも、今使用したリングオブアインズウールゴウンも問題なく機能しているみたいです。・・・・ところでモモンガさん。」ふりふり

 

「なんですか?ミコミコさん。」ちらっ

 

「いえ・・・アルベドに守護者をここ第六階層に集めるように指示したのには何か理由が・・・?」ふりふり

 

「ああ・・・そのことですか・・・、実は守護者達が集まる前に、魔法やスキルの実験を行おうかと思いまして・・・ナザリック内で本気で魔法を使える広さがあるのはここだけですからね。それに、ここのギミックは練習にはうってつけですし・・・。」ちらっ

 

「なるほど、そういった意図が・・・。私もなんとなく感覚的に使えるという気はするのですが、いざというときに使えませんでした。では困りますからね・・・。」ふりふり

 

「ええ・・・いまはセバスにナザリックの外を確認させていますが、セバスからの報告内容によっては私達の動きも変わってきますかね・・・。」ちらっ

 

「わかりました。それでは守護者達が集まる前に魔法やスキルの確認をしてしまいましょうか。」ふりふり

 

ミコミコはモモンガとの会話を打ち切り、周囲に目を向けた。

 

(いない・・・?ここにはぶくぶく茶釜さんが設定したダークエルフの双子がいるはずですが・・・。)

 

その時、ミコミコの背後から何かの視線を感じた。

 

「とりゃー!!」

 

そんな掛け声とともに、闘技場の客席部分から何かの影が飛び出した。

 

「ぶぃ!!!」

 

かなりの高さから落ちたそれは、見事な着地を披露し、2人の下へ走ってきた。

 

最初は小さかったその影が近づいてくるごとにその全容が明らかになる、

ナザリック地下大墳墓第六階層守護者であり、ビーストテイマー兼レンジャーの職についている=アウラ・ベラ・フィオーラ=

 

「いらっしゃいませ。モモンガさま・ミコミコさま。あたしの守護階層へようこそ。」ちらっ

 

敵意の感じられない年相応?に見える笑顔でアウラが挨拶をした。

 

「少しばかり邪魔をさせてもらう。」ちらっ

 

普段とは違うずいぶんと落ち着いた声でモモンガが答えた。

 

「ごめんなさいね、アウラ。ここに各階層の守護者達を呼んでいるから少しの間お邪魔させてもらうね。」ふりふり

 

「何を言うんですか。ミコミコ様は私達の主人であられる至高の御方。それにモモンガ様は至高の方々を統括するナザリック地下大墳墓の主人・・絶対の支配者ですよ?その方々がどこかをお尋ねになって喜ぶ者はいても、邪魔者扱いされるわけがないですよ。」ちらっ

 

「そういうものかしらね・・・。それで・・・・。」ふりふり

 

ミコミコが思い出したように言葉を中断しまわりを見回していると、アウラが先ほど飛び降りた客席の方を見て叫んだ。

 

「なにやっているの!!モモンガ様とミコミコ様が来てるんだよ。早くしなさいよ!!飛び降りなさい!!」ちらっ

 

アウラが客席に向かって叫ぶと、先ほどアウラが飛び降りた場所から、今度は別の何かが飛び降りた。

 

「お待たせしました。モモンガ様・ミコミコ様。」ちらっ

 

飛び降りた影が近づくと、それはアウラと同じナザリック地下大墳墓第六階層守護者であり、ドルイド兼魔法職についている=マーレ・ベロ・フィオーレ=

 

(これがぶくぶく茶釜さんの本当に望んだアウラとマーレなのでしょうね。ナザリックで定期的に行っていた女子会でもぶくぶく茶釜さんはよく二人の話をしていましたっけ・・・。)ふりふりふりふり

 

ミコミコが過去のついて耽っている間に、モモンガの話が終わったようだ。

 

===伝言(メッセージ)===

 

【ミコミコさん聞こえますか。】ちらっ

 

【あ、はい聞こえますよ。突然頭に響いてくるので驚きました。これは伝言(メッセージ)の魔法ですか・・・?】ふりふり

 

【そうです、どうやら魔法は使えるようですね。ゲームでは浮かび上がるコンソールをクリックするだけでしたが、今は感覚で魔法を使えるみたいです。MPを消費した感覚も感じることが出来るみたいですよ】ちらっ

 

【そうみたいですね、魔法は使えることがわかりましたし、私がスキルを使えるか試してみましょうか?】ふりふり

 

【それは助かります、俺が魔法でモンスターを召還するのでミコミコさんは少し戦ってみてくれませんか?一応安全のために軽い反撃しかしないように命令しておきますので。】ちらっ

 

【わかりました。それでは召還をお願いします・・・・。ところでモモンガさん・・・・。】ふりふり

 

【何ですか?ミコミコさん。】ちらっ・・・・ちらっ

 

【先ほどから私の後ろをちらちら見ていますけど何でしょうか・・・?】ふりふり

 

【ミコミコさん・・・・・・・】ちらっ

 

【はい・・・・?】ふりふり

 

 

 

 

【・・・・・・・・・・・・・・・・・・尻尾触らせてもらえませんか・・・・?】

 

==============

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お断りします。」

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