一年後・・・・・・・
「よしよし・・・・お父さんだよ」
vaultと呼ばれる核シェルターの中で俺は治安を守る監督官「オフィサー・ゴメス」に抱えられている。腰には10mmピストルのホルスターとピストルをぶっさして。
お父さん。子供が触ったらどうすんだよ!!もっと子供をあやすときは物騒な物は仕舞えよ!おい!
そう、この人“オフィサー・ゴメス”は俺の父親である。本名、ハーマン・ゴメス。バツイチの善きお父さんだ。この核シェルター「vault101」に産まれて、衣食住ある生活を送っている。産まれて落ち着いたあと、色々聞きたかったのだが・・・
「だぁだぁ!!」
これだよ!喋れねんだよ!!
「良くできました。そうだよお父さん(ダディ)だよ」
しかも父親は親バカ。溜め息を付こうとしても、ゲップが出る。赤ん坊ってこれだからやだ。しかし、部屋の内装も凄いこと。まんまvaultの内装です。これから暮らしていくとなると少々不安です。狭い空間に押し込められていると、何か息苦しく感じる。生まれながらの閉所恐怖症ならば、気が狂うかもしれない。
だが、その部屋には何故か日本の刀が飾ってあるのは何でだ?
部屋の隅に小刀と太刀が置いてあり、壁掛けは「精鋭無比」とアメリカの風土には似合わないものが置いてあった。
「だぁだぁ・・・」
俺はちっこい指で刀を指差した。本当なら色々と質問したいところだが、喋れねえ・・・
「ん?・・・ああ、これか」
ゴメスは一瞬悲しそうな目をした後、俺を抱きながら日本刀に近付いた。ゴメスは近くにあった椅子に腰掛け、膝に俺を座らせた。
「これはな、お前のお母さんの御先祖様の物なんだ。確か、日本って言う国のサムライと呼ばれる人達が持っていたものなんだ。」
ゴメスは精鋭無比の言葉の意味を言おうとしたものの、間違った意味を教えようとした。
「ぶ~!ぶ~!!」
いや!その意味違うから!!
「お~、お~。どうした?ああ、あれが怖かったんだね。大丈夫だから」
違げぇぇぇ!!こうして俺は赤ん坊として数年間過ごした。
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後日談
「ユウキ、ほらSPECIALだよ」
「だ!」(嫌!)
「いやいや、これ読まないと駄目なんだから・・ほらほら」
「ぶ~」(まったく、仕方ねえ)
「ほ、読んでくれた」
7:Strength(筋力)
7:Perception(五感)
6:Endurance(耐久力)
4:Charisma(カリスマ性)
8:Intelligence(頭脳)
7:Agility(俊敏性)
2:Luck(運)
「運が2ってこれは・・・・・」
「だ!」(これでいいだろ、クソ親父)
「いやいや、これはちょっと・・・・」
「びぇぇぇぇぇ!!!」(俺はこれでfallout3をクリアしたんだよ!・・・まあvegasの時は運を上げまくったけどな)
「ああ、よしよし泣くな」
初回の時、「運はいらねぇ!」と言って運をめちゃくちゃ下げた記憶があります。そのあとで「なんで天使こないんだよ!」とあとあとになって見てみると運に振り分けてないとこないことが判明。あのときは落ち込みましたよ、本当・・・。