バカテスト
第一問:歴史
問:足利義満の法号にちなんで付けられたとされる、京都の寺の名前を答えよ。
姫路瑞樹の答え
『鹿苑寺』
姫島朱乃の答え
『鹿苑寺(金閣寺)』
教師のコメント
二人とも正解です。金閣寺でも正解ですが、二人は正式名称で答えられましたね。
土屋康太の答え
『金閣寺(鹿苑寺)』
教師のコメント
驚きました。正解です。失礼ですがまさか土屋君が正解するとは思いもしませんでした。
Fクラスの答え
『義満寺』
『鎌倉寺』
教師のコメント
とりあえず名前を入れておけば良いと思ったのでしょうが不正解です。
吉井明久の答え
『鹿苑寺(金閣寺)』
教師のコメント
……すみません。貴方が正解するとは1ミリも思っていませんでした。
―うか様side―
「君達、私が見えるのかい?」
「「「……は?」」」
彼等は何を言っているのか解らない、と言った感じで頭に? マークを浮かべた。その反応だけでも彼等は私の姿が見えていると理解できた。でもどういうことなんだろう? 普通の人は私達神様を見ることが出来ないはずなんだけど。いなりの場合は私の力を少し分けたから見えるし、朱乃と智はかなり特殊だから。
……いや、見える人もいるけど本当に少ないから。
「っと、そんなことより! 君達大丈夫かい?」
「へ? ええ、大丈夫です」
「下から風が突然吹いてきて驚いたが、なんとか大丈夫だ」
「……これ位は大丈夫」
「そうか、よかったよ」
とりあえず怪我はないみたいだね、よかった。
…………あれ? よく見たら3人共、少し服が大きい?
「うか様!」
「あ! いなり! 皆も!」
「どうですか?」
「大丈夫だよ。3人とも無事だよ」
「よかったですね」
「うん」
いなり達も来て、私達は彼等に向き直った。改めて見ると、ちょっと変わった3人組だね?一人は髪の毛が紺色で、ちょっと寡黙な感じの少年。一人は赤髪で3人の中では高身長で、ちょっと不良っぽい感じの少年。一人は茶髪で、なんだか少し女の子みたいな…というよりかは、少し勉強のできなさそうな…失礼だけど少しバカっぽそうな感じの少年だった。
「うか様、この人等が?」
「うん、空から落っこちて来たみたい」
「そ、そうですか・・・」
流石に三人も困惑してるね。かくいう私も人間が空から降って来たことにはびっくりした。
「それで急で悪いけど、君達の名前を聞いて良いかな?」
「あ……ああ。俺は坂本雄二だ。坂本でも雄二でも好きなように呼んでくれ」
「雄二だね、それで君は?」
「はい! 吉井明久と言います! 気軽に「ダーリン」と呼んでください!」
『!?』
……えっ、いきなりからダーリン呼び?!
「……失礼、忘れてください」
明久はしょげだした。……うけると思ったんだね。
「……ムッツリーニ、頼んだ……」
「……了解」
今度はちょっと寡黙そうな男の子の番だ。
「……土屋康太。趣味はとうs-なんでもない。特技はちょうt-なんでもない。よろしく頼む」
『…………』
「あらあら」///
えっと……今盗撮と盗聴って言おうとしたような……それと朱乃、なんで興奮してるの?
「僕達の自己紹介は終わったね」
「そんじゃあ先にこっちが名乗ったんだ、今度はおたくらの名前を教えてくれ?」
っと雄二に言われて、私達は自己紹介をすることにした。確かに私達も名乗らなくちゃね?
明久サイド
「それじゃあ今度は私達がするね?」
僕達の紹介が終わり、今度は女性陣の紹介になった。
「まず私の名前は『宇迦之御魂神』だよ。みんなからは「うか様」て呼ばれているんだ」
「うか様ですか。変な名前ですね?」
なんだか神様みたいな名前だな。
「……ちょっとまて明久」
「ん? どったの雄二?」
「宇迦之御魂神っていやあ、確かお稲荷で有名な日本の神様だぞ」
「あっ、そうなん…………」
あれ? ちょっとまって? ということは……。
「そうだよ。私は君達のいう神様だよ」
「「「………………な」」」
『な?』
「「「な、なんだってえええええええええええええ────────────!!??」」」
『きゃ!?』
アイエエエエ! カミサマ!? カミサマナンデ!?
……ん? ってことは……。
「もしかして、さっきしたから強い風が来たのは……」
「あれは私が神通力を使って送り出したものだよ」
「ほ……本当に神様なんだ」
まさか生まれてこのかた神様に会えるとは思わなかったよ。しかもすっごく綺麗な女神様だ。
「それじゃあ次は私ですね」
こんどは巫女さんが出てきた。
「私は姫島朱乃と言います。高校三年でこの神社で巫女をやっておりますわ」
まさにお姉さまって感じだなあ。紺のポニーテールで、尚且つ巨乳という僕のストライクゾーンにクリティカルヒットしてる人だ。そんなことを思っていると雄二が、
「よかったな明久。お前の好みにドストライクな娘じゃねえか?」
「ちょっ! 雄二それは言わないで!?」///
「あらあらっ、明久君は私の様なのが好きなんですね♪」ぷるん
「はい! めちゃくちゃ好みです! (そ、そんなわけないですよ!)」///
「明久、本音と建前が逆になってんぞ」
「あれ!?」
しまった! 何時もの癖がでてしまった!
「ちなみに朱乃は訳アリの悪魔なんだよ」
「「悪魔!?」」
「……奇奇怪怪」ダラダラ
すごいなあ、まあ神様もいるんだし悪魔がいても可笑しくないよね。……あとムッツリーニ、鼻血出てるよ?
「次は私ですね。私は浅間智です。朱乃と一緒にこの神社の巫女をしています」
と……智さんの方もでかい! …………ってあれ?
「目の色が違う?」
「確かにな。オッドアイか?」
「ちょっと違いますね。翠の方は『義眼』です」
「へえ、そうなんだ」
義眼って確か、人口で作った目のことだよね? ゲームとかで良くでてくるから覚えておいて良かった。
「すげえな? その義眼見えるんだろ? 今でも義眼の開発は進んじゃぁいるが、あくまで外装用とかしかないんだが」
「私のは少し特別なんです」
本当に凄いなあ。胸もおっきいし、オッドアイで優しそうな性格だし、これで朱乃さんみたいにポニーテールだったら良いなあ」
「おい明久、声が出てるぞ」
「あれ!?」
「あらあら、明久君は巨乳でポニーテールが好きなのですね♪」
「なんというか……」
「これはどないすればええんやろうか、うか様?」
「さあ……」
「やめて! そんな目でみないで!?」
女性陣達のリアクションに僕は叫んだ。解ってる、自分でも何言ってるんだっていうことには。
「とりあえず先進んでくれないか?」
と雄二は言ってきたので、最後に小柄な女の子の紹介になった。
「ウチは伏見いなりいいます。よろしゅうに」
「その言葉遣い、京都弁か?」
「はい、ウチは此処伏見生まれなんです」
伏見? 伏見って確か京都の……?
「ええ!? 此処京都なの!?」
「そうだよ」
「やったよ雄二、ムッツリーニ! あの京都だよ!」
「確かにこりゃあすげえな?」
「……いつの間にか京都、摩訶不思議」
いや~結構前から雄二とムッツリーニと三人で行きたいって言ってたから嬉しいな~。
あの魔物たちから逃げていたけど、あの穴京都に繋がってるなんてね~。
「それで、明久達はどうして空から来たの?」
「それが、僕達にもさっぱり。追っ手から逃げてるときに、突然僕達の足元に穴が現れて、気が付いたら落っこちていました」
「追っ手って、君たち何から逃げてたの?」
そんなの決まっているじゃないか。
「「同級生からだよ」」
『本当に何があったの!?』
僕と雄二が一緒に言うと、逆にうか様達が叫びだした。うん、まあ普通に考えたら同級生を追手なんて言わないよね?
「何があってって言うと……」
それから僕達は、うか様達に何があったのかを出来る限り簡単に説明した。
―うかサイドside―
「──と言う事です」
『…………』
事の経緯を明久達から聞いた時、私達はなんと言えば良いのかわからなかった。
……えっ、夢の話をしたら同級生の子達と雄二の幼馴染と明久の実の姉から殺されかけて、逃げている内にいつの間にか空から落ちていた? 一体何をどうしたら、夢の話をしただけでそんなG〇Aの指名手配レベル2みたいな展開になるんだろう? それに気が付いたら空から落ちていたって言うのも引っかかるし…。
…………まさか明久達って、最近(とは言っても30・40年以上前からだけど)ラノベとかで流行っているあれなんじゃ……。
「えっと……災難でしたね?」
「まあ俺たちからすれば日常茶飯事だけどな」
「そないなことが日常茶飯事って、本当に同じ日本なん?」
うん、いなりの言う事は最もだよ。でもそれとは別に、色々問題が起きたね。
「……事情はわかった。じゃあ結果的に言うけど良いかな?」
「いや、言いたいことは解るぜ神様?」
……どうやら雄二は気が付いたみたいだね?
「ここは、俺達の知ってる世界じゃねえってことだろ?」
『え……エエエエェェェェェェェェェェェ────────ー!⁉?』
「あらあら」
私と雄二、あと朱乃以外全員がさっきの明久達以上に絶叫した。
そう、彼等はこの世界とは別の世界、所謂『平行世界(パラレルワールド)』から来たと思う。これでも私は穀物の女神。見た目よりも長く生きてる身だ。日本の地名もそこそこ知ってるし、この人間界の情報もテレビで見てたりする。後、受験生の燈日が持ってる地理系の教科書も幾つか読んだこともある。だから『文月市』という市や、文月学園学園という名前の学び舎もやっぱり聞いたことがない。
「ど、どういうこと雄二⁉」
「お前らゲームやってるなら解るだろ? パラレルワールドって奴だ」
「・・・確かにゲームで出てくる名だ」
「でも、どうして?」
「考えてもみろ?突然足元に現れた穴に落ちたかと思いきや、いきなり空から落ちたんだぞ?」
「そうだね?」
「一体どこのどいつか分かんねえが、俺達を京都に連れて来るんなら足元に穴開ける必要はねえだろ?」
「確かに・・・」
雄二の言ってることは最もだけど、もしかしたらその世界の神がやったのかもしれないね?
「それに、私は君たちの言っていた文月学園や文月市なんて聞いたこともないんだ」
「うか様でもですか?」
「うん。これでも結構長く生きてるから、その地方の土地の名とかにも自信はあるんだけどね…」
此処最近で新しく市の名前を変えたって言うなら、何かしらニュースとかになるはずだし。
「一応文月学園は色んな所に宣伝してたみてぇだが、聞いたことないんだろ?」
「そうですね、私も聞いたことありません」
「私もですわ」
「うちも…」
学生であるいなり達も聞いたことないとなると、やっぱり別の世界から来たという可能性は高い。
「そして何より、俺達の携帯が圏外というのが何よりの証拠だ」
「え・・・本当だ⁉」
雄二が懐から携帯を取り出し、私達の前に携帯の画面を見せた。そこには圏外のマークが映っていた。それを見て、明久と康太も自分の携帯を確認すると、どちらも雄二と同じく圏外のマークがあった。
「・・・此処の電波が通ってない可能性は?」
「この辺りは大きな建物とかないから大丈夫だよ。それにこの間、この伊奈里神社にもWi-Fiのルーターが設置されたんだ」
「それもあってうか様、一日中マリカーのインターネット対戦に潜ってはりましたなぁ?」
「いや~楽しくなってつい♪」
「って神様もゲームやるの⁉」
「失礼な!私だって人間の流行には興味あるんだよ。最近は〇ービィディスカバリーとかポケ〇ンSVとかやってたりするよ!」
勿論どっちもクリアしたんだよ? まさかあれがあぁなるなんて思いもしなかったよ…。
「おい明久。そこで驚くのは良いが、もっと大きな問題があるだろ?」
「え?」
「ここが俺たちの世界じゃねえってことはだ、
俺達…どこで寝泊まりするんだ?」
「「あっ…」」
その瞬間、明久と康太は膝から崩れ落ち地面に手を付いた。
えぇ皆さんお久しぶりです。
最近仕事のストレスや色んなことがあって書けませんでした(まあ今もあれですが)。
とりあえず、他の作品もですがまた少しずつ書いて行こうと思います。
それではまた次回。