東方深緑記   作:夜盗

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我は偉大なるエルフぞ。

「我は偉大なるエルフぞ。」

 

幻想郷初のエルフの第一声はこうだった。

エルフは誇り高き種族であり、容姿も技術力も高いと言われる。だがこのエルフには異常があった。それは男なのに女の顔をしていたり低身長のまま成長しなかったりするという、なんともご都合主義な設定であった。

 

「........って!なんで我はなんの服も着ておらんのだ!」

 

そして、生まれた時の姿だったので裸のままで突っ立っていた。ここが幻想郷じゃなければきっと通報されて逮捕されていただろう。そして、エルフは周りになにか身に付けれるものがないかと見渡した。

 

「.....うぅ、あ。何故かここに服があるぞー(棒).......ま、怪しいがとりあえず着てみるか.....」

 

すると、なぜかご丁寧に畳まれた服があった。エルフは疑心暗鬼のまま、まるでエルフのために置いてあるとでも言わんばかりの服を着ていく。そして、着替え終わってからよく見ると、なんと女用の服だった。

 

「.......は、恥づかしぃ...//」

 

さすがに誰に見られているわけでもないが、エルフは恥ずかしさのあまりに、頬を紅潮させる。そして、次にエルフは武器なるものはないか、と探してみる。すると、よく見ると服が置いてあった近くに鉱物ナイフとショートボウが置いてあった。エルフは、まさか敵がてるなんてフラグじゃないよね......なんてご丁寧にフラグを立ててくれた。

 

ガサガサ、と音が近くから聞こえてくる。小さい魔物か?と油断したら出てきたのは3m程のゴーレムだった。

 

「.......ハ、ハロー」

 

「erjtdijsdvnfjjksjjdm?」

 

「........戦略的撤退!!」

 

ゴーレムがなにを言っているかさっぱりわからなかったが、微かに拳を握り締めたため、こちらに危害を加えてくるのがよくわかった。そして、エルフは全力で逃げた。木の上に飛び乗り、そのまた次の木、また次の木、と頑張って逃走を試みるが飛び乗った枝が折れて落ちてしまった。

 

「いててて.......!や、やばいかも.....」

 

「........jpldjjgjpsmttjtmwvm」

 

「........日本語でおk」

 

「kill you」

 

そうはっきりと殺人予言をゴーレムがするとゴーレムの愛のこもった黄金の右ストレートが飛んできた。誰もがもう死んだだろうと思っていた。しかし____

 

「..........案外遅いね、君」

 

エルフは動体視力が異様に高く、エルフは当たる寸前でパンチを避け、勢いよくゴーレムにドロップキックをかました。さすがに、ゴーレムは倒れはしなかったが、少しよろめき、攻撃のチャンスができた。

 

「その隙に!喰らえ!」

 

そして、そのチャンスを見逃さず、エルフはナイフをゴーレムの目に鉱物ナイフが突き刺さす。ゴーレムは全身石でできていて、当然のように斬撃や衝撃系のダメージは全て軽減するが、目はなんと果実出てきているいる。なので、目にはきちんとダメージが通る。そして、弱点にナイフを突き刺されたゴーレムは動かなくなる。

 

「......はぁ....はぁ........なんとかなったな......」

 

ようやく一息ついたと思ったが、もう夜だったため、エルフは棲み家を探すために、そのまま森をぶらつつくことにした。

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