それは未知なる可能性を秘めた性別。
男でも女でもオーケイという最高の性別。
ただ男の娘×男はホモではない。
それだけみんなに知って欲しいんだ。(真顔
「うーむ、そろそろお腹の虫が鳴く頃じゃのぉ....」
ゴーレムを倒してからはや数時間後、陽は真上に昇り、丁度おやつ頃だろう。
......あそこにいる兎を殺して食べようかの......いや、食欲が湧かなくなってきたぞ......。
エルフ族に肉を食べるという習慣は全くと言ってない。エルフ族の主食はクルミやリンゴなどをよく食べる。
「ん?なんだかこっちの方から甘い匂いがするのじゃ....」
エルフは匂いにつられ、そのまま付いて行ってしまった。
それから数分後のことだった。
森を掻き分け匂いをたどりながら着いた場所は立派な家の前だった。
コンコン
エルフは無意識のうちにドアをノックする。
「はーい、あれ?ノックした音が聞こえた気がしたのだけれど.....きのせいかしら?」
「我はここにいるのじゃ!」
ドアから出てきたのはいかにも清楚系な女性が出てきた。
それと同時にエルフは小さすぎてわからなかったのか、エルフはひどく落ち込んだ。
「うぅ.....我だってあと20年もすれば立派な男児になれるはずじゃ....!」
「なにこの子!超可愛いんだけど!そうだ、今アップルパイを作ったところだからおいで!というか来なさい!」
そのまま女性は強引にエルフを抱き上げ、家の中へと誘拐していった。
家の中は人形がぎっしりと置いてあり、人形嫌いの人が来たら倒れてしまいそうな位だ。
因みに作者は和風人形が大の苦手です。
そして女性はエルフを抱き抱えたまま、椅子に座った。
「あぁー....なんて可愛いのかしら.....食べたいちゃい位....勿論性的な意味で」
「性的?なんなのじゃそれわ?美味いのか?」
「まだ知らなくていいのよ.....あ、そうだ。上海人形ー、アップルパイを持ってきてー」
「シャンハーイ!」
女性が上海人形に命令をするとその人形は動き出した。
キッチンにまで行くとアップルパイをトレイの上に乗せ、机まで運んでくる。
「この人形は何故動いているのじゃ?」
「あぁ、これは私の魔法よ!今は自分で操って動かすのが精一杯だけれど、いつか自立した人形を作るのが夢なの!」
「ふむ.....自立か....そこの上海と言ったの?少しこっちにきてくれんか?」
「シャンハーイ!」
アリスは上海人形をエルフに近ずくように命令をする。
すると、エルフは自分の指を噛み、皮を引きちぎり、血を流しだすとそれを人形の顔に垂らした。
「うむ、これでこの人形には自我が芽生えたぞ!」
「そんなことあるわけ.....」
「......エルフご主人様ー!」
「あったわ....」
上海人形はエルフの顔に飛びつき頭に乗っかる。
「嘘でしょ!私が長年研究したものをいとも容易く完成させるなんて!」
「これは我の能力なのじゃ。『生命を吹き込む程度の能力』これが我の能力じゃ」
「ご主人様ー!大好きー!」
「これこれ、お主の主人は我ではなくてこの方じゃぞ」
「え〜、ご主人様の方が可愛いし賢そうだし優しそうだからご主人様のほうが好きー!」
これには流石の生みの親も唖然とする。
毎日毎日頑張って作り上げた初めての人形を他人に取られたのと同様だ。
どうやらショックを受けた様だ。
と、思ったら。
(上海人形より私のほうが好きだもん!)
どうやらショックを受けた訳ではなく対抗心を抱いたらしい。
するとアリスはエルフを抱いていた腕の力を更に入れる。
エルフは少し痛そうな顔をしたがひとに抱き着かれるのは好きな様で満更でもなさそうだ。
「あ、ご主人様の名前は何ですか?」
「我か?我の名前はのぉ......そういえばまだないの」
「なら私がつけようか?いや!つけたいです!お願いします!靴でもなんでも舐めますから!舐めさせてください!」
「靴は舐めさせるのは気が引けるのぉ、ま、名前だったら勝手にするがよい」
「......(どうしよう。ノリで言ったら普通に許可は貰えたけれど人の名前なんて決めたことないし....)」
「ご主人様!ヒーリング・ポルカなんてどでしょう!」
「うむ、それで良いのではないか?」
「え、えぇ......(頑張って考えようとしたのに.....ま、可愛い名前だしいっか!)」
こうしてエルフの名前はヒーリング・ポルカに決まったのだった。そしてこの名前で呼ぶのは長いのでリンと呼ばれる様になる。
「あ、そういえばお主の名前を聞いておらんかったの。なんというのじゃ?」
「そういえばそうだったわね。私の名前はアリス・マーガロイド。この魔法の森で魔女をやっているわ。よろしくね」
「うむ、改めてよろしくなのじゃ」
その後アップルパイをアリスと上海人形がリンにあーん、をしまくったのは言うまでもない。
名前はニノ国というゲームで確かこんな歌があったなー、的な勢いでつけたので、センスとか知りま『センス』。
あ、今笑いましたよね?