そういう時に限って把握できないのもまた現実
「つまり、別に困ってなかったって事ですか?」
「イエス」
なんか客間っぽい所で茶出されてとりあえず現状を一部隠しつつひじりんに説明した。
多分ひじりんの中の私は「突然こちらに来て混乱しているがたくましく生き延びようとする少女」ってイメージになってる筈。なってて。と言うかほんとに立てば芍薬座れば牡丹歩く姿はなんとやらって感じだな本当にめっちゃ綺麗だし正面に座って真っ直ぐ見据えられてる時点で4回は達したレベルだよほんとにもうひじりんったら罪な女ね
「そうなんですか……私てっきり妖怪に襲われて混乱してたのかと……」
「あっいえ全然これ通常です」
「通常でそれですか」
「はい」
おっと謎の溜息をはいてるわねひじりんどうしたのさては私の発言をまだ引きずってるのねもうあの青娥にゃんの様なスルースキルを会得するべきだと思うのよ私いやアレ結構こっちのダメージでかいけどカワイイは全てを救うのよ
「まぁとにかく大事ないなら良かったです、ところで家はどちらに……?」
「えーっと……」
「……言いたくなかった別に」
「いや普通に場所わかんなかっただけなんです大丈夫です」
ああああもうひじりんそんな申し訳なさそうな顔しないで別に大丈夫だからほんとに普通に場所わかんなかっただけだからなんか複雑な事なんかないから普通に「青娥にゃんの家どこ……?」ってなってただけだからえっあそこは私の家じゃない……??何のことですか……?こわ……
「えっと、水押…って人の家分かりますか?」
「ああ!あの人ですね!」
おお水押のじいちゃん有名だったよかったいや当たり前かそんなホイホイ能力もったモブいたら困るよないやでももしかしたらここで能力持ってるのは珍しいだけで結構いるんじゃねぇのか右利きと左利きみたいな割合でいやでもそれならじいちゃん言ってた迫害のヤツとかどうなってんだろ他にも追い出された人とかいんのかな
「あの人なら少し歩きますけど近くに住んでるんですよ、そうですか、水押さんなら安心ですね」
「あの、じいちゃ…じゃなくてその人って有名だったんですか?」
「ええそうですね……昔外来人が人里に住む「能力を持った人々」を追い出そうと言う動きをしたんですけどそれに対して最後まで対抗したのがその人ですね」
「ほへえ」
まっじかーーー思った通りだったよーーーてかそんな凄い人だったのかよーー初めて知ったよーもーーー惚れるーーーじいちゃん惚れるよーーーもーーー
「いやでもなんであんな人里から遠い所に住んでるの」
「ええっと、詳しくはないのだけれど、元々家の事情で周りからあまり好かれてなかったらしくてその外来人の騒動の時に最後まで彼が抵抗せいで最終的に外来人の数名が癇癪を起こして街を破壊しようとしたの。それが引き金になって彼らは外に追い出されたのだけれどその時の間接的な引き金になった水押さんは周りに責められて街から遠ざかったのよ」
「めっちゃ詳しいですやん」
いやでもえーー……まじか……そんな事あったんか……大丈夫なのこれ私人里突入と共に引き回しの刑に処されそうなんですけどやめて!私に乱暴するつもりでしょ!エロ同人誌みたいに!って感じなんですけど
「とにかく水押さんの所へ帰るのは明日にしてもう暗いですし泊まっていってくださいね」
ヨッシャwwwキタァァァァァァァアアアアアwwwwwwwwwww(高い声で)ウワヤッタァァァァァァアアアアアアもうなんかもう難しいことどうでもいいややったぜこの流れはひじりんと同衾いける流れですよねやった!!!!ひゅう!!!生きてて良かった!!!!あっでも私じいちゃんにどんな顔して会えばいいんだろ。
安心してください、徐々にありきたりな展開になります(更新できるとは言ってない)