幻想入りって浪漫溢れるよね。   作:水崎 鳴呼

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イケオジが書けない病




イケオジ至上主義

「ん、んん・・・」

柔らかな布団の感触と温かな日差し。

なぁんだ夢か、良かった良かった。えーっと、携帯・・・?

ふと気がつく。畳だ。私が寝てるのはフローリングの廊下だったはず、しかもこんなに布団薄くない筈・・・

「起きたかい?」

「うわっ」

古い襖をガタガタ言わせながら初老のおじちゃんが出てくる。

おじちゃん。

「えーっと、・・・」

「おいお前さん、ここがわかるか?」

「あーーオーケーオーケー思い出しましたバッチリです」

夢じゃなかったのか。

「倒れてたのを拾ったんだが、どうして倒れてたんだ」

「所で此処は人里ですか?」

ごめんねおじちゃん質問答えなくて聞きたいのだから仕方ないね。

「んにゃあ、ちげぇよ。人里には近いが、俺は人里に居たら怒られんだ」

「怒られる?」

「おい次はおめぇさんの番だぞ」

じぃっと見られる。うーんなんて答えようか。

「実は私外から来たんです」

「外から?」

とりあえず嘘はつかずに答えると目つきが厳しくなる。お?これは、どういうことだ?

「もしかして外からって言うのはヤバイんですか?」

「・・・同じ様に外から来た奴らが居たよ」

「?」

「そいつらは人里に居座って好き勝手して帰って行った」

好き勝手して、と言うのは?

「なにやらすげぇ能力持ってたらしくてな、女侍らして男を殴って正義気取った奴らが多かったよ」

「なるほど」

つまり私みたいな転生者や幻想入りの奴が好き勝手してたってわけか

「って帰ったって?」

「・・・それを見た大賢者様が外にほり出したんだと、それから人里は外の者に厳しくなってなぁ」

「・・・まじかぁ」

「そういうテメェもそういう目的なんだろ?」

「え?なんで?」

俯いていた顔を上げるとおじちゃんの目が鋭く、まるで刃の様に向けられる。

どうしよ、私別にそんな目的無いんだけど・・・いや犯してぇとか言ってるのはノーカン、ノーカンだから。

「・・・てめぇもとんでもねぇ能力持ってるんだろ?」

「へ?いやいやいや持ってない持ってない」

全力で否定。

良かったあの神様に要らないって言っといて。

まぁ能力無いですって言ったとしても信じてもらえるかはわからないけど

「そうか、ならぁいいんだ」

そう言って大きな手を私の頭に乗せわしわしと撫でる。

突然の行動に驚きながら顔を見るとにんまりと笑ってる。

「嘘つかねぇ奴はいい奴だ」

「・・・なんで嘘ついてないってわかるの?」

「俺もそう言う能力持ちだからだよ」

「ふぁ?」

にんまりと笑ったままおじちゃんは言う

「能力が解る程度の能力、それが俺の能力。わかるだけなんだけどな」

そしてかははっと笑う。

・・・やばい、おのおじちゃん。ドツボだ。水崎さん好みのストレートフラッシュだ。

「お、おじちゃん!」

「んー?」

「ここ、ここ住んでいい?何でもする!いや何でもはしないけど手伝いくらいならするから!」

「ああ良いぜ、大歓迎だ!」

「ほんと!?ありがとおじちゃん!」

「かははは!って、おい、おじちゃんとはなんだおじちゃんとはぁ!」

「いやだって名前知らないし」

「俺の名前はァ!・・・あーいいや、おじちゃんで」

「?まぁいいやおじちゃんー!」

という訳で住む所が出来ました!ご都合主義やったぜ!!!

 

 







\( ‘ω’)/イケオジ!?
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