生徒会の一存<補佐という名のお世話係>   作:雨宮夏流

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とある日と書いていますが、駄弁る生徒会の帰宅後と考えて書いたものです。
まあ大体毎日こんな感じだろうと思ったので、とある日と表記しました。

今回は結姫くん視点ではなく、第三者視点です。

お気に入りが35件も…!本当にありがとうございます。


楸結姫のとある日の帰宅後

「ただいま~っと」

 

 鍵との書類仕事を終えて、結姫(ゆき)は家に帰ってきた。1人暮らしなのに帰宅の挨拶をするのは、防犯のためである。家に誰かいると見せかけているのだ。

 

「さて、さっさと着替えて桜野家に行きますかっ」

 

 結姫の住んでいるアパートから桜野家までは、徒歩5分程。とても近いが故に、放課後は桜野家で過ごすことが多いのだ。

 アパートは、1LDK。高校生の1人暮らしには十分すぎるだろう。その部屋の広さ、分けてくれ。いや、マジで。

 

「課題持ったでしょ、ゲーム持ったでしょ、ケータイも持った。よし! 忘れ物なし」

 

 別に課題を桜野家でやる必要は無いのだが、どの道くりむに教えることになるので、自分もやりながら教えたほうが効率が良いだろうという、結姫の考えだ。

 ちなみに、今日の結姫の服装は、少し丈の長いカットソーとジーパン、キャスケットという、なんとも可愛い格好だったりする。これを鍵が着たらどうなるか。……考えるだけで気持ちが悪い。

 

「んじゃ、いってきまーす」

 

さっきも言ったが、1人暮らしのたm((ry

 

 

――5分後

 

 

 桜野家は、普通の1戸建てとなんら変わらない2階建ての家である。

 

「えーっと、鍵はどこにしまったっけ? ……あったあった」

 

 結姫は常日頃から出入りしているため、桜野家の合鍵を持っているのだ。毎日行くのにわざわざインターホンを押すのは面倒だという理由と、もう家族同然だという桜野夫妻の提案だ。

 

「こんばんは、お邪魔しまーす」

「あ、結姫ちゃん。いらっしゃい、というか、お帰りなさい♪」

「へへっ。ただいま、愛理さん♪」

 

 結姫を出迎えてくれたのは、くりむの母である桜野愛理。小学校に上がる前からの知り合いのため、気兼ねなく話せる。容姿は、くりむの身長を158cmくらいにして、胸をCカップくらいにし、大人っぽくさせた感じだ。初対面の人は、彼女を中学生か高校生に間違えるだろう。

 

「くりむは部屋にいるよ。あと30分くらいで夕飯できるからね? ちなみに今日はオムライスですっ!」

「ん、分かった。オレ、愛理さんのオムライス好きなんだよね~♪」

「ふふっ。楽しみにしててね」

 

 夕飯は桜野家でご馳走になる。桜野夫妻がいないときは、結姫が作る。これは暗黙の了解である。くりむに作らせた日には、キッチンが使い物にならなくなってしまうのだ。

 結姫は階段を上り、2階にあるくりむの部屋へ。くりむの部屋の前にはご丁寧に『くりむのおへや』と書かれたプレートがぶら下がっている。それには可愛らしいウサギさんのイラストも描かれていた。

 

――トントン

 

「くりむー、オレだけど。入るよー?」

 

 部屋のドアを2回ノックし声をかけると、中から『はーい』という声が聞こえた。

 

「いらっしゃーい。今日も仕事任せちゃってごめんね、結姫?」

「あれはオレと鍵が好きでやってるんだから、気にしないでよ」

 

 部屋に入ると、くりむはベットに座っていた。傍らにはマンガが置いてある。大方、ベットに横になってゴロゴロとくつろいでいたのだろう。ちなみにくりむの服装は、襟にレースの付いた長袖にパフスリーブの半袖、2段フリルのミニスカートである。横になったままだとスカートの中が見えてしまうから、座りなおしたのだろう。

 

「さて、課題やろうか」

「えー……分かったわよぅ」

「分からなかったら呼んでねー?」

 

 その後、結姫はスラスラと数学の課題を解き、くりむは悪戦苦闘。結果、結姫が解説しながらくりむが写すという形になった。結姫はしぶしぶといった様子で、くりむは解説を聞き流しながら。

 

「くりむー! 結姫ちゃーん! ご飯出来たよー」

 

 1階から愛理が呼びかけてきた。

 

「はーい! 結姫、行きましょ♪」

「そだね。オレお腹ペコペコだよー」

 

 1階に行くと、くりむの父親――桜野マコトが座っていた。

 

「こんばんは、マコトさん」

「やぁ、結姫君。こんばんは」

「さて、みんな揃ったことだし、食べようか」

『いただきます!』

 

 オムライスを美味しくいただいたところで、結姫は帰ることにした。

 

「そろそろオレは帰るね」

「ん、また明日ね、結姫」

「おやすみなさい、結姫ちゃん。まだ夜は冷えるから、風邪引かないようにね」

「おやすみ、結姫君」

「きちんと温かくして寝るようにするよ。おやすみなさい♪ くりむ、また明日ねー」

 

 こうして夜は更けていくのであった――とはならないのである。

結姫は帰った後、風呂に入り、パソコンの電源をつけた。時刻はただいま22時。

 

「この時間だと、真冬はもう始めてるか」

 

 結姫はとあるネットゲームのチャットを開いた。

 

<白雪:こんばんは~! ユキ、いる?>

<3人目のユキ:こん。自分は2時間前から入ってる。その前はモン○ンしていた>

<白雪:ホントに!? それはスゴいねw>

 

 『白雪』というのは結姫のハンドルネーム、『3人目のユキ』というのは真冬のハンドルネームだ。

2人はよくタッグを組んでゲームをするので、『インヴェルノ』と呼ばれている。イタリア語で『冬』という意味だ。2人とも、ネットの中だと性格、というか話し方が違う。結姫は完璧女の子に、真冬は男っぽくなる。

 ちなみに、結姫はネットユーザーとゲーマーの間で『神』と呼ばれている。それだけネットに詳しく、ゲームが上手いということだ。

 

<白雪:私はさっきまで会長の家にいたよ。会長母特製・オムライスをいただいてきましたっ♪>

<3人目のユキ:おぉ! オムライスか、いいな。自分はカレーだったぞ>

<白雪:カレーもいいなぁ。……さて、そろそろやる?>

<3人目のユキ:そうだな。じゃあ、また後で>

 

 今日もこの2人のゲームLIFEが始まった。最終的に解散となったのは、夜中の2時だった。

 

 

――朝6時半

 

 

 今日もまた、楸結姫の1日が始まる――。

 




桜野夫妻の名前・話し方・容姿は捏造です。スミマセンm(_ _)m

結姫くんは自分に似合う服がどういうものかをわかってるので可愛い系統を着てます。かっこいい系統も着るときは着ます。たぶん。

3人目のユキの話し方がよくわかりません…。曖昧です。

さて、今回の話でストックがなくなりました。そのため、しばらく更新できない可能性もありますが、ご了承ください。
ではでは、感想、誤字脱字報告、ダメ出し、お待ちしております(雫*・ω・)ノシ
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