遅れに遅れて申し訳ありません。
今回短めです。
なんのクラブに入ろうか思案しながら次の授業に向かう。
次は魔法薬学の授業で担当はスネイプ先生だ。
個人的に一番興味のある教科ということもあり、教室に向かう私の足取りも軽い。
噂によればスネイプ先生は原作通りグリフィンドールに対して相当キツくあたるようだ。
だが私はスネイプ先生は嫌いじゃない、むしろ好きの部類に入るだろう。
彼の生き方など好感が持てる部分は多々存在する。
しかし人間は良いことよりも悪いことが記憶に残りやすい生き物なので悪い噂しか流れてこないのだと思う。
できれば良好な関係を築きたいところだ。
……ん?あそこにいるのはハルか。
「おーい、ハールー。」
「む?リアか。おはよう、次は魔法薬か?」
「ん、おはようさん。そだよ、ふふ……楽しみだな。」
「スネイプ先生は評判が悪いらしいが……。」
「大丈夫だよ、認めざるを得ないほど優秀になればいいから。」
「ふむ、成る程な。」
少し息を吐き会話を切ったハルの背中を追う。
階段を降りて薄暗い教室に入る。
中にはすでに大勢のグリフィンドール生とスリザリン生がいた。
おそらく薬品のにおいだろう、日常生活ではまず遭遇しないであろう類の鼻をツンとつくにおいが室内を満たしていた。
近くの席に座り教科書に軽く目を通し、原作でハリーが何を聞かれていたかを思い出す。
確かアスフォデルの球根とニガヨモギから作る薬品、ベアゾール石のありか、モンクスフードとウルフスベンの違いだったか。
原作のスネイプも意地悪な真似をしたものだと思う。
授業前に教科書に軽く目を通しておかなかったハリーもどうかと思うがね。
あれやるだけかなり授業の内容はわかりやすくなるしひょっとしたら読んだところを聞かれたらある程度は答えられるからね。
あと深読みするならちやほやされやすいハリーを引き締める目的もあったのかな?
スネイプ先生が教室という名の地下牢に入ってきた。
さぁ、どうしたものか。
まずスネイプ先生は出席をとった。
そしてやはりハリーが冷やかされる。
有名人は大変だねぇ……。
これからも数々の苦難が待ち受けるわけだが、まぁ適度にサポートに回ってあげるとしよう。
「このクラスでは魔法薬調剤の微妙な科学と、厳密な芸術を学ぶ。」
スネイプ先生が授業の説明を始める。
さて、この局面でこの後の展開からハリーを救出する方法を考えよう。
服従の呪文?これはダメだ、私が捕まる。
ではどうするか。
クトゥルフ版服従の呪文だ。
この世界に本来存在しない魔術なら魔法省は私を裁けない。
というわけでハリーに意識を向けて心の中で呪文を唱える。
「(肉体的従属)」
一瞬ハリーの体がビクッと震える。
ふむ、成功を確認。
そしてその瞬間が来る。
「ポッター!」
ほら来た。
さぁハリー、私の言葉をなぞるがいい。
「アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか?」
「(生ける屍の水薬と呼ばれる強力な眠り薬となります。)」
「生ける屍の水薬と呼ばれる強力な眠り薬となります。」
ハリーは自分の口が勝手に動いたことに困惑している、まぁ無理もないね。
スネイプ先生は気に入らなさそうにハリーを一瞥した後、次の問いを投げる。
「ポッターもうひとつ聞こう。ベゾアール石を見つけてこいと言われたら、どこを探すかね?それとポッター何を困惑している?」
「(ヤギの胃を探します。あと、なんでもありません)」
「ヤギの胃を探します。あと、なんでもありません。」
さて、ハリーに念話で軽く注意しておこう。
いやしかし、こうもクトゥルフ系の魔術を使用すると正気がガリガリ削れるね。
寝れば治るけど若干残るからなー。
そのうち正気なくすかも。
「(はーい、生き残った男の子。声出しちゃダメだよ、周りに気付かれる。こういう先生もいるから次からちゃんと授業前は教科書読むことだ。今度は助けてあげないからね。)」
ふふ、やっぱり刺激強すぎたかな。
キョロキョロ周り見てスネイプ先生に注意されてる。
さぁ、授業に集中しようか。
その後は、生徒を二人一組にしておできを治す簡単な薬を作ることになった。
私と言えばとある球体の神様の知恵を借りて作業を完璧に終わらせた。
くはー、寮に帰ったらすぐ寝よう。
でないと私の精神が持たない。
スネイプが私の調合した薬品をガン無視したのには驚いた、そんなにグリフィンドールは嫌いか。
そんなこんなで今日の授業は終わりを迎えたとさ、ちゃんちゃん。
次回は12月までには投稿します
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