愛き夜道~鬼になった赤龍帝~   作:kuuhaku

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どうも、kuuhakuです。ようやく、第二話をお届け出来ます。
また、懲りもせずに新作を考えています。原作はISです。何とコラボするのかは見てのお楽しみにです。尚、予定として、今月中には投稿しようと考えているので、頑張ります。温かい目で見守っていて下さい。

では、本編をどうぞ。


激突~じゅうりん~

「兵藤君、ここだよ。」

 

「ん、すまないな。わざわざ。」

 

「ううん、気にしないでいいよ。」

 

そう言いながら、オカルト部の扉を潜る。そこには生徒会とオカルト部のメンバーがいた。

 

「おやおや、これはこれは。生徒会のメンバーもご一緒とは、予想以上にやったか?」

 

「白々しいな!おいっ、兵藤!お前、一体何者だ!」

 

「何者と言われてもな・・・・?なんと言えばいいかな?」

 

白々しく言って、考え込む一誠。そして、言う。

 

「そうだな。未来を知っている鬼・・・とでも言おうか?」

 

「鬼だぁ~~~~~!?」

 

「さよう。」

 

「あらあら、鬼とは大きく出ましたわね。」

 

「ふむ、やはり信じないか・・・・・・。なら、いか仕方ない。証拠を見せよう。」

 

そう言うと目を閉じ始めた。すると、次第に頭と額から、角が生えて来た。計三本。

 

「これで如何かな?」

 

それを見た全員が目をパチパチさせる。

どうやら、驚いて、言葉が出てこないようだ。

 

「ふむ、言葉が出てこないか・・・。なら、もう一つの方をすませよう。」

 

そう言うと目を閉じ、何かを呟き始めた。一誠の左腕から、光が溢れ出す。やがて、一誠の呟くのを止めると、光が収まっていった。一誠の左腕の上に丸い光が浮かんでいた。

 

「我が神器をリアス・グレモリーへ。」

 

そう言うと、リアスの左腕へ向かい、リアスの左腕の中へと吸い込まれていった。

 

事態に気が付いたリアスが一誠に言う。

 

「あ、貴方。一体何をしたの!?」

 

「何って、俺の神器を貴女にあげただけだけど?」

 

「「「「「「「「「「なっ!?」」」」」」」」」」

 

その言葉に全員が絶句する。

 

「し、神器をあげたですって!?普通、あげられる物じゃないわよ!?それに神器を抜く時は最悪死ぬって、聞くけど!?」

 

「それは本人から無理矢理抜いた時だろ?ちゃんと手順を踏めば、問題はない。」

 

「問題はないって・・・。貴方は何をやってるの!?」

 

「何、俺は既に魂は鬼になり、体も鬼になりかけている。俺はもう人外にほぼなっているんだ。俺が持っていても問題はないが、俺の持つ力が神器を拒否反応を起こす可能性があるのさ。ならば、そいつの本当の能力を使いこなせるで在ろう者に渡すのが一番てね?」

 

「その話からだと、この学校の中で使いこなせるで在ろう者が私って訳ね。」

 

「そう、正解♪~」

 

「なら、私ではなく、他の者でもいいのではないの?」

 

「これから起きる第一の出来事はあんたに最も必要なのさ。」

 

「私?どういう事かしら?」

 

「気になります。」

 

「そうね。流石に気になるわね。」

 

「まぁ、貴女方にも関係してくる事だから、いいでしょう。[婚姻関係]と言えば、わかるかな?」

 

その言葉を聞いて、部屋の温度が一気に下がった。

 

「ねぇ?私、そう言う冗談は嫌いなの?その言葉を今すぐに取り消すならば、許してあげるわ。」

 

「別に?事実を言ったまでだ。俺の知っている未来は、フェニックスにレーティングゲームで負け、婚姻式の所まで発展し、そこである男が婚約者のフェニックスを倒して、君を取り戻すと言う未来だ。それこそ、ある神器を持った男がいたからこそだ。その男がいなければ、この婚姻はそのまま結婚に発展していたからな。」

 

その言葉に怒りを滲ませる全員。

 

「ふっ。そんなに睨んでも撤回はしないぞ?実際にそうなのだから?ここにいる、グレモリー眷属の者達の生い立ちも知っている。[裏切り、姉]。[裏切り、ハーフ]。[聖剣、復讐]。これでわかったかな?過去は覆らないが、未来は変えられる。そのまま、立ち止まるのも良し、歩き出すのも良し。己の自由さ。俺の言いたい事はもうない。これで失礼するよ。」

 

そう言って、オカルト部を立ち去ろうとすると、グレモリー眷属が襲い掛かって来た。

 

「君に何が分かる!?」「貴方に何が分かるって言うのですか!?」「先輩に私の何が分かるって言うんですか!?」

 

それぞれの怒りが籠った一撃が、一誠に襲い掛かるが、しかし。

 

「うむ、いい一撃だ。だが、俺を倒すのには全然足りない。」

 

攻撃を受けても、平気で立っている一誠。

 

「「「なっ!!?」」」

 

それもそうだ。怒りが籠っていたとは言えど、渾身の一撃。それを受けても、あっけらかんと、立っているのが可笑しいのだ。

 

「攻撃するのはいいが、場所がいけないな?部屋の中ではなく、廊下ならば、もう少し工夫が出来ただろうに?着いてきな。軽く揉んでやろう。全員で見るといい。俺がどのくらい強いのかを。屋上で待っている。」

 

そう言って、外に出る一誠。

 

「何なんだ?アイツは?」

 

「そうね、朱乃の攻撃を喰らっても平然と立っているのは俄に信じ難いわ。」

 

「「「そ、そんな・・・。私達(僕達)の攻撃が・・・、全く効かないなんて・・・。」」」

 

完全に木場と朱乃と子猫は戦意喪失している。

それもそうだろう。怒りに任せていたとは言えど、それぞれの渾身の一撃を繰り出したのに傷一つ付いていないのだ。可笑しいに決まっている。

 

「木場・朱乃・子猫、気持ちは分かるとは言わないわ。でも、一矢だけでも報いましょう。今度は私も手伝うわ。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・そうですね。殺りましょう。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・はい、殺ってしまいましょう。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・えぇ、私達を本気で怒らせたら、どうなるのかを思い知らせてあげましょう。うふふふふふふふふふふふふふふふふふっ!」

 

「会長、何か物凄く怖いんですけど・・・・・・・・・?」

 

「言わないで下さい、匙。私もあんな怖いのは初めてなので、近寄りたくないです。」

 




半分オリキャラ化していますが、気にしないで下さい。

次回予告「一矢~反撃~」

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