インフィニット・オオカミ   作:陸のトリントン

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今回は、オリ主の仲間とヒロインが登場します。


狼男の生活

クラス代表の騒動から時が経って放課後になり、僕は和食定食を買食べに食堂に向かってるけど・・・

 

「どうしよう」

 

僕は困っている。

 

ISの戦闘と言うけど腕の差は歴然だ。オルコットさんは代表候補生だから、実力はかなりのもの。一夏は僕と同じく素人だけど、山田先生に聞いた所一夏のIS適正はB。適正Dの僕では勝てる見込みが少ない。

 

というより・・・

 

「僕が勝つ理由はあるのかな?」

 

オルコットさんは自分の実力を示す為に立候補。僕は一夏がやらなくて済むように立候補。

 

一夏は・・・

 

 

 

「分からない」

 

 

 

一夏が立候補した理由が全く見当がつかない。

 

オルコットさんがクラス代表になれば、ISに関する行事で一組が確実に負ける事はない。

 

僕と一夏がクラス代表になれば・・・

 

「何があるんだ?」

 

僕と一夏はISに関しては全くの素人。クラス代表になれば・・・

 

「物凄く話題になるわよ!」

 

僕の後ろで誰かが喋ってるけど・・・反応しないと。

 

「あの・・・どなたですか?」

 

「私は二年の黛薫子。よろしくね。新聞部副部長やってまーす。はいこれ名刺」

 

手の込んだ名刺を僕に渡してくれたけど、何か目がものすごく輝いてる。

 

「その、僕に用事でもあるんですか?」

 

「ええ。その話は食堂でじっくりとね」

 

僕はそのまま黛に同伴され、食堂に着いたけど・・・

 

「あら、カズ君の彼女?」

 

「母さん・・・違うから」

 

母さんが笑顔で出迎えに来た。

 

「母さん、僕は和食定食を頼むよ」

 

「はいはーい。ルンルルンルルーン」

 

母さん。ここは食堂だから、家と同じ感覚で仕事しないで。

 

 

 

「いやぁ、高原君のお母さんは凄い人だねぇ」

 

「え、ええ・・・」

 

息子として僕は恥ずかしいよ。

 

「ところで、僕に用って・・・」

 

「ああ、そうそう。高原君がイギリス代表候補生と戦うって聞いたわよ」

 

「どうしてそれを?」

 

「そりゃあ、代表候補生とIS男性操縦者の決闘を聞き逃せるわけないじゃん。で、何か対策とか考えてるの?」

 

物凄く目を輝かせて問い詰めてくるけど、僕が戦う理由はもうないから・・・

 

「対策とかは考えていませんが」

 

「え?もしかして、狼男で戦うの?」

 

「いえ、僕には戦う意思が無いので降伏しようかと・・・」

 

「ちょっとちょっと!それは危ないって!」

 

「え?」

 

すると、黛さんは僕の耳元に近づいて来た。

 

「君が思ってる以上に周りは警戒してるの。君を研究機関に送ろうと考えてる教員達も少なからずいるのよ」

 

「じゃあ、どうすれば・・・」

 

黛さんは僕から離れ、ある写真を手渡した。

 

「この人に会って、相談すれば何とかしてくれるから」

 

その写真に写ってる人は・・・

 

「あの・・・」

 

「どうしたの?」

 

相変わらず元気にやってたんですか。

 

「この写真に写ってる人なんですが」

 

「彼女がどうしたの?」

 

 

 

「僕の背後に堂々といますが・・・」

 

 

 

外側にはねた水色の髪の女性は、堂々と僕の後ろにいる。

 

「えいっ!」

 

「!?!?」

 

背後から猛烈なスピードで抱きついてきた女性は・・・

 

「薫子ちゃんばかりに目を向けるなんて・・・お姉さん少しショックだよ」

 

「その前に後ろから抱きつかないでください!」

 

「私が満足するまで待っててねー」

 

「夕食が食べれないじゃないですか!」

 

「だったら、私が食べさせる?」

 

「結構です!」

 

僕は背後の人物の腕を振りほどき、夕食を食べ始めた。

 

「おお。恋人の前だとほんの少し背伸びするのは本当みたいだね。メモをしなくちゃ」

 

黛さんはメモをしてるけど、どこがスクープのネタなのか分からない。

 

「夕食ぐらい、静かに食べさせてください」

 

「ええ!いいじゃない、一年ぶりの再会なのに」

 

「お願いしますから、食事ぐらい食べさせてください」

 

「生徒会長権限で和也君は私と一緒に・・・」

 

「職権乱用の疑いが強いので、教員の方々に報告しますよ」

 

「その時は二人でハネムーンに逃げましょう」

 

「何で僕も逃げるんですか!?」

 

一年前より、僕の扱いが酷くなってる気がする。

 

「もう、たっちゃん。そろそろやめたら?」

 

「そうね。劇的な再会も遂げた所だし、薫子ちゃんと一緒に夕食を食べましょう」

 

いつの間にか手に持っている日替わり定食をテーブルに置き、三人で食事を始めた。

 

「和也君、聞いたわよ。イギリス代表候補生のセシリア・オルコットと戦うことになったて?」

 

「その事なんだけどたっちゃん。高原君、戦う気はないって言うんだけど」

 

「そうなの?」

 

目を丸くした刀奈が僕を見つめるけど、そんなに驚く事なの?

 

「僕が戦う理由は無いですし、オルコットさんがクラス代表になった方が今後の事を考えると良いと思うので」

 

「じゃあ、和也君はどうするの?」

 

「どうするのって、生徒会に入ろうかと考えています。どうせ、副会長は誰もなっていないですから」

 

「あら、ばれちゃった」

 

「そう思いましたよ」

 

「じゃあ、一緒に寮に過ごす人は知ってるかな?」

 

「・・・もしかして」

 

「そう。この私よ」

 

同棲生活と達筆に書かれた扇子を広げたけど、一夏と一緒じゃないの。

 

「あの、織斑一夏君は・・・」

 

「うーん。どうだっけ?」

 

「はぁ・・・」

 

大丈夫かな一夏。

 

「とりあえず、薫子ちゃんは和也君にISの整備について教えてくれない?私はISの操縦技術を教えるから」

 

「え!?」

 

刀奈がさらっと話題を変えましたけど!?それに黛さんに何かを頼んでるけど!?

 

「あ、あの・・・」

 

「和也君。君は優しいから戦いたくないと思ってるけど、ここで尻尾を巻いて逃げたら学園生活は地獄に変わるわよ!」

 

どこかの占い師みたいに言うけど、こういうのは慣れてるのに。

 

「なんで地獄に変わるんですか?」

 

「それはね、あれを見れば分かるわよ」

 

「あれって・・・」

 

 

 

「織斑先生、ちゃんと夕食は食べないといけませんよ?」

 

「いや、私にはまだ仕事が・・・」

 

「だからと言って無理をしてはいけません。無理をしたら体に響いてしまいますから」

 

「わざわざ、食堂で食べる必要は・・・」

 

「食堂は教員と生徒達の交流を深められる場所なんです。一匹狼のように振舞っていては、寄り添ってくれる生徒はいなくなりますよ」

 

「・・・分かった。ここで夕食を食べるとしよう」

 

「よくできました。後、織斑先生と一緒の部屋で生活しますので今後ともよろしくお願いします」

 

「・・・・・・よろしく頼む」

 

 

 

「このままだと、織斑先生が別の意味で倒れるわよ。いいの?」

 

「・・・分かりました」

 

こうして、僕のIS学園での生活は始まった。

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

「あ・・・いや・・・その・・・」

 

俺、織斑一夏は最大のピンチを迎えています。

 

「あ・・・あ・・・」

 

俺は今・・・

 

 

 

水色の髪をした風呂上がりの女性を押し倒してしまった。

 

 

 

「きゃあぁぁぁぁぁ!」

 

その直後、俺の目の前が真っ暗になった




書き忘れましたが、一夏はオリ主の手によって多少性格が改変される予定です。
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