女神たちは砕けない   作:月華繚乱

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西木野真姫と吉良吉影

私は平穏な生活。安全な生活を望んでいた。

 

そして、私は私のスタンド、キラークイーンに絶対的な自信を持っていた。

 

だが、所詮は一人。束になってかかってこられたらさすがに、しんどい……

 

私は交通事故で死んだ……ことになっているが、本当は、戦死と言っても過言ではない。

 

私は人を殺さないといけないサガをもって生まれた人間。

 

このサガには、決して逆らえない。

 

そして、どんな人間にもサガは逆らえない…………

 

だが、もし、その、サガ、に逆らえるものがいるとしたら……

 

そいつは…………

 

 

人間ではないな……

 

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真姫『あんた……さっきから私の手しか見てないでしょ!』

 

真姫は少し呆れながら吉良吉影に話しかける。

 

何故なら、彼は吉良吉影という男は先ほどから、ずっと真姫の手しか見ていないからだ。

 

彼は手を偏愛する殺人鬼……すでに死んで、貞慶の穢土転生の支配下にあるから殺されはしないが、まだ、この男が生きていたとしたら、真姫の命はもう無い。

 

よって、吉良吉影は危険な人物なのである。

 

吉良『あぁ、綺麗な手をしているな……死んでなかったら殺していただろうな。』

 

真姫『いい加減にしなさいよ……本当バカは死ななきゃ治らないってのは嘘ね……バカは死んでも治らないの間違えよ!』

 

吉良『まぁ……よい。お前はも手を触れないと発動しない能力みたいだな……』

 

真姫『そうよ。私の能力は、触れたものを本にして封印、記憶の書きかえよ……』

 

吉良『私も手を触れないと能力が発動しないタイプの能力だからな。まぁ、シア・ハート・アタックとバイッァ・ダスト、空気弾は別だがな……』

 

真姫『あんたもかなりの能力を持ってるみたいね……まるで貞慶みたい……』

 

だが、貞慶はこれの比ではない……幾千、数多のスタンド能力を持ちつつ、二次元内の技も使える。いわば、次元が違う……

 

吉良『それに、私の能力は時を巻き戻せる……まぁ、一時間前に巻き戻す……だが、これを使っても、奴には勝てないだろうな……それに、コピーされる。とても厄介なスタンドだ。あれほど力があるものが何故SPW財団の犬になっているのかが不思議なくらいだ……』

 

真姫『時を巻き戻す……本当に、そんなことができたらいいのに……1時間……いや、もっと遡りたいわよ……』

 

時を巻き戻してみるかい?

 

これは、海未が最後の曲に入れた歌詞の一つ……

 

私たちはスクールアイドルであることにこだわった。

 

限られた時間の中で一生懸命輝こうと努力するスクールアイドルに……

 

だからこそ、巻き戻さない……

 

そうゆう意味を込めて次はNONONO今が最高という歌詞がついた……

 

吉良『1時間だけだが、時を巻き戻してみるか?記憶はないがな……』

 

真姫『いいわよ……そんなことしても意味がないわよ……それに爆発するんでしょう?私が……』

 

吉良『察しがいいな……そうだ……』

 

真姫『…………ねぇ?』

 

吉良『なんだ?』

 

真姫『貴方、音楽は好き?』

 

突然、舞い込んできた質問に吉良は少し警戒気味だったが、すぐに返答してきた。

 

吉良『いや、好きというわけでもないが、嫌いとゆうわけでもない。』

 

真姫『中途半端な答えね……まぁ、いいわよ……貴方、ちょっと付き合いなさい。』

 

吉良『別にいいが……一体何を……』

 

真姫『ピアノよ……』

 

吉良『ピアノ?』

 

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吉良『上手いな……将来はピアニスト志望か?』

 

率直な質問……この質問をした理由は、それほど、この西木野真姫という娘のピアノが上手だったからである。

 

だが、この質問をした途端、急に顔色が変わった。

 

怒っているというより、懐かしんでいるという顔だ……

 

真姫『……そうね……出来たらピアニストとか作曲家になりたかったわよ……でもね……私は医者にならないといけないの……ウチはね家が病院なの、それでずっと医者になることを義務付けられていた。勉強のために音楽を捨てた……でも、オトノキに入ってからかしら……アイドルを始めたの……最初は断ったんだけど、後から自分がアイドルをやりたいって気付いちゃったの……それで、また、音楽を始めたの。でも、どんなことでも終わりが来る……それは、絶対。もう、私の音楽は終わりかけてるの……でも、完全には終わってはないわよ。』

 

吉良『そうか……頑張れよ……その、色々と』

 

真姫『ありがとう……貴方に言われた中で一番嬉しい言葉ね……』

 

吉良『酷いな……』

 

真姫『ところで……』

 

真姫『あなた……綺羅ツバサの親戚なの?』

 

吉良『なに!?ツバサを知っているのか!?』

 

真姫『まぁね……彼女もスクールアイドルだったし……今は現役のアイドルよ。』

 

吉良『ツバサがアイドルかぁ……』

 

吉良『立派になったな……』

 

真姫『………………』

 

吉良『さてと、話はこれくらいにして始めるぞ……』

 

真姫『わかったわよ…………』

 

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吉良『まさか……殺られかけるなんてな……筋がいい……あと、キラークイーン返して……』

 

真姫『はい。コレが、私の実力よ……これで、抗争を終わらせる……みんなと力を合わせて!』

 

吉良『……孤独だったものが……』

 

真姫『?』

 

吉良『仲間を得るとなとても強くなるんだよ……覚えておくといい……』

 

真姫『えぇ………………わかってるわよ』

 

崖から見える水平線……もう、日が沈みかかっている……

 

それは、繋がりの合図

 

仲間との繋がりの合図……




孤独だった吉良、そして、かつて孤独だった真姫

お互い何かの共通点があるのかもしれません……

次回は黄金長方形組とりんぱなです。
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