高坂穂乃果とDIO
ディオ『俺は……このディオは……100年前人間をやめた……』
ディオ『何故だろうか……よく自分でも覚えていないのだ……』
ディオ『力を欲したのか?』
ディオ『新たなる可能性を欲したのか?』
ディオ『それとも……』
ディオ『ディオ・ブランドーという存在自体に嫌気がさしたのか……』
ディオ『つまりは、自己嫌悪……』
ディオ『そして、俺は石仮面を被り、人間をやめた。』
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穂乃果『ディオさん?どうかしたんですか?』
ディオ『いや、なんでもない……高坂穂乃果だったな……』
穂乃果『はい!そうです。』
ディオ『俺のことが怖くないのか?』
穂乃果『え?』
ディオ『俺は人間ではなくなった上に、たくさんの人間を殺してきた……怖くないのか?』
穂乃果『うぅ〜ん……怖くないって言ったら、嘘になっちゃうんだけど……でも!』
ディオ『でも?だと……』
穂乃果『なんだか……穂乃果に似てる気がするんだ……ディオさん……』
俺にはこいつの言っていることがわからなかった……
なぜ、こいつは、こんなに俺の目を見て話してくれるんだ?
こいつはどうして、こんなに俺に優しく接するんだ?
こいつは、なぜ俺を怖がらないのか?
だが、不思議とこいつと、話していて不快とは、思わない。
むしろ、楽しいと感じるくらいだ。
俺には、友と言える存在はいなかった……
いたとしても、俺の腰巾着か、そこらへんのゴミどもだ
この時、俺はわかってしまった。
なぜ、俺がジョナサンのことを忌み嫌っていたことが……
ディオ『嫉妬か……』
穂乃果『嫉妬?』
ディオ『いや、なんでも無い……』
この女……高坂穂乃果という女には……
この、ディオ・ブランドーを遥かに上回る……
人を引き寄せる、カリスマ性がある!
この時、俺は確信した。
こいつも道を踏み外せば、……
俺と同じ道を歩むことになると…………
ディオ『なぁ……穂乃果よ……』
穂乃果『何ですか?』
ディオ『お前は、好きなことはあるか?』
穂乃果『はい!私は歌うことが大好きです!』
ディオ『あいつらとか?』
穂乃果『はい!みんなでスクールアイドルをやってました!……けど……』
ディオ『だった……ということは……辞めたのか?』
穂乃果『いえ、解散したんです。みんなと話し合って……』
穂乃果『正直にゆうと、本当はみんなとまだまだアイドルを続けて歌いたかった。』
穂乃果『だけど、時間は巻き戻せないし、止められない。』
穂乃果『時の流れって、残酷ですよね……』
そう、時間の流れとは残酷だ……出会いもあれば別れもある……俺もあと1週間でこいつらとはお別れだ……
ディオ『穂乃果よ……頼みがある……無理だったらしなくていい……』
穂乃果『何ですか?』
ディオ『歌ってくれないか?』
ディオ『俺はお前の歌う……高坂穂乃果の歌う歌が聞きたいんだ……』
ディオ『吸血鬼としてはなく元人間として、ディオ・ブランドーとして!』
俺は、俺のために何かをしてくれる人間なんて存在しないと思っていた……
いや、そう自分勝手に思っていた……
だが、現実は違った。
ジョースター卿は、俺に無償の愛をかけてくれた……
ジョナサンも、俺を友と見ていてくれた。
俺は、1人などではなかったのだ。少なくても、支えてくれる、心の便りになってくれる人がいたのだ……
そして、この高坂穂乃果もその1人……
この女は、ジョナサンのような、優しさを持ちつつ、俺をはるかに超えるカリスマ性をもっている。
本人は気付いていないようだがな……
そして、彼女は俺の為に歌ってくれた。
しかも、歌ってる途中は……
とても笑顔だったのだ。
太陽のように眩しい、笑顔だった……
ディオ『穂乃果よ……よく聞け……』
ディオ『人間とはな……可能性を秘めている。』
ディオ『俺は100年前、ジョナサンと戦って、20年前には、承太郎と戦った……』
ディオ『どちらにも、負けたんだ……』
ディオ『俺も、人間をやめなかったらああなっていたのだろうかとか考えた……』
ディオ『人間はな、吸血鬼以上に強い!心の力!勇気の力!そして、守るべき者を守る力!』
ディオ『それが、人間を突き動かす力であり、スタンドの力だ。』
ディオ『俺も、俺とお前は似ていると思う……だからこそ……』
ディオ『道を踏み外すなよ……』
穂乃果『ディオさん……』
穂乃果『私は……自分の信じる道を貫き通します。』
穂乃果『この先も、生きていく上、道を踏み外しかけることがあるかもしれません。』
穂乃果『だけど、それは違うと教えてくれる仲間がいます。』
穂乃果『逆にその仲間が道を踏み外しかけてもそれは、違うと言うと思います。』
穂乃果『…………それが、私の信じる道です。』
ディオ『そうか……』
穂乃果『はい。』
海岸から見える海が、ゆらゆらと波を音が聞こえ……
山からは鳥の鳴き声が聞こえる
そして……遠くからは俺のそばにチカヨルナァァァァアとか言う声も聞こえる。
ディオ『穂乃果!どれ!手合わせ願おうか!ザ・ワールドの力が世界を支配する力ということを教えてやろう!』
穂乃果『のぞむところです!』
ディオ『ザ・ワールド!』
穂乃果『futureStyle!』
二人がストンドを出し、戦闘態勢に入る。
お互い、近距離パワー型のスタンド……
ぶつかりあったら、ただでは済まない。
ディオは転生体であるから、問題無いとして、穂乃果は怪我をさせてはいけない。
ディオ『いくぞ!WRYYYYYYYY!!!!!!』
穂乃果『うおおおおおおおお〜〜〜〜!!!』
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ディオ『俺の勝ちだな……だが、このディオをあいてにここまでするとはな……』
穂乃果『負けた〜だけど、何かが見えた!明日もよろしくお願いします!』
夕暮れ迫る島……
今日はここまでか……
ディオ『可能性感じたみたいだな……俺も』
ディオ・ブランドーは、変わったみたいだな……
こいつらによって……
なんか、ディオがメインになってますね……
ハナからそのつもりでしたけど……
次回は、海未と花京院です!