スパイダー・ストラトス   作:赤バンブル

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なんか今回はシリアス系になったな。できるだけほかの作品と被らないように気を付けているけどやっぱり同じ原作だからかぶりそうだな(´・ω・`)。ちなみに今回は二度ポーズを決めます。いやにならない方はどうぞ。


姉妹の悩み!直すのは君次第!

「それでは今日から実践授業に入る。」

 

白ジャージを着た千冬は生徒一同に告げる。この中でもやはりスパイダーマンは異彩を放っていた。

 

「それでは、オルコットとスパイダーマン!前に。」

 

「はい!」

 

「はい。」

 

千冬に指名され、セシリアとスパイダーマンは元気よく返事し前に立つ。」

 

「二人とも専用機を展開しろ。」

 

「ブルー・ティアーズ!」

 

「マーベラーー!」

 

 

それぞれ専用機を展開する(ただし、スパイダーマンの場合はマーベラーからレオパルドンに変形する)。

 

「よし、そのまま飛べ。」

 

千冬の指示通り二人は上空に向けて飛んだ。レオパルドンは異常な速さで到着し、それを追うようにセシリアが到着する。

 

 

「すごい速さですわね。スパイダーマンさん。」

 

「レオパルドンが速すぎただけさ。」

 

「そ、そうですか。」

 

あっさりと返事をしたのでセシリアは黙った。本当はもう少し話をしたかったのだが千冬の指示がすぐに来ると思いやめることにした。

 

「そのまま急降下して急停止するんだ。地上との差は十センチちょうどだ。」

 

「君が先に行くといい。」

 

「いえ、ここはスパイダーマンさんがお先にどうぞ。」

 

そう言われスパイダーマンは地上に向かって急降下し、急停止をかける。地上との差はジャスト十センチ。

 

「上出来だ。オルコット、次はお前だ。」

 

「わかりましたわ。」

 

セシリアも急降下する。スパイダーマン同様誤差はなかった。

しかし、この後の武装展開で彼女は千冬にダメ出しを食らってしまうのであった。

 

 

 

放課後、スパイダーマンはただ一人アリーナに立っていた。

セシリアのクラス代表就任パーティーに呼ばれていたが、自分はこういうイベントは苦手だと言い逃げてきた(それ以前に何故かセシリアに無理やり連れて行かれそうになった)。

 

スパイダーマンは無言でレオパルドンを展開する。レオパルドンを展開した後、ある程度の基本動作を行う。

 

「駆動系は異常なし。次は」

 

レオパルドンは構える。

 

「アークターン!」

 

額のアンテナを飛ばしコントロールする。異常なし。

 

「レオパルドンストリングス!」

胸部についている分銅の付いたロープを飛ばす。セシリアの時は使わなかったが異常なし。

 

その後一通りの武装のチェックを終えたときもうすでにあたりは夕闇に包まれていた。

 

「そろそろ帰らないとな。」

 

そう言い彼はアリーナを後にしていった。

 

しばらくして、物陰から眼鏡をかけ、水色の髪を内側にはねた一人の少女が顔を出す。少女の名は更識簪。日本代表候補生である。

 

「・・・・・・・」

 

「そこで何を見ていたんだい?」

 

「きゃあ!」

 

後ろから声が聞こえたので彼女は驚いた。後ろにはアリーナから出たはずのスパイダーマンがポーズをとっていたのだ。

 

「さっき、出ていったんじゃ・・・・」

 

「百メートル先に落ちた針の音をも聞き取る男、スパイダーマン!!」

 

ジャンジャジャーン!ジャジャン!デケデンデンデンデン!ジャンジャジャンジャージャン!

 

スパイダーマンはポーズをとっていたが簪はもう泣いていた。

 

「ご、ごめんなさい!だから何もしないで・・・・」

 

「別に泣かせる気はなかったんだ。でもどうして俺の様子を見ていたんだい?」

 

スパイダーマンは簪を泣き止ませながら聞く。

 

「確か更識簪さんだったかな?」

 

「は、はい。」

 

「別に隠れながら見なくてもよかったのにどうして見ていたんだい?」

 

「実は聞きたいことがあって・・・・」

 

涙を拭きながら簪はスパイダーマンに聞く。

 

「何を?」

 

「どうやったら、あなたのように強くなれるのか教えてほしいの・・・・。」

 

彼女の声は震えていたが真剣な眼差しで聞いてきた。いつものスパイダーマンなら適当に言うがこの時ばかりは真面目に答えた。

 

「人間、みんな本当は弱いんだ。でも誰かを守りたいという心があればその弱さを克服することができる。つまり、守りたいものがあるからこそ人間は強くなれるんだ。」

 

「守りたいもの?」

 

「君にも何か守りたいものがあるはずだ。俺にも守りたいものがある。」

 

そう言い残すとスパイダーマンは簪の前から去って行った。

 

「守りたいもの・・・・」

 

簪は一人その言葉をつぶやいた。

 

 

 

スパイダーマンの部屋(正確には箒の部屋でもある)より少し離れた場所で更識楯無は物陰に隠れていた。さっき、アリーナでこっそり妹の簪とスパイダーマンとの会話を聞いた後彼の後を追ってきたのだが気づかれないよう物陰に隠れながらついてきたのだが知らぬ間にスパイダーマンの姿が見えなくなってしまった。

 

「おかしいわね?さっきまではいたのに・・・・」

 

「妹と同じことをするとはやはり姉妹だな!」

 

「ho!いつの間に!」

 

楯無は上を見上げるとスパイダーマンがいたことに驚いた。

 

「地獄から来た男、スパイダーマン!!」

 

ジャンジャジャーン!ジャジャン!デケデンデンデンデン!ジャンジャジャンジャージャン!

 

本日二度目のポーズをとる。

 

「君まで俺に何の用かな?更識楯無。」

 

「さすがは抜け目がないわね 」

 

「要件は?」

 

「さっき、簪ちゃんに何を言っていたの?」

 

楯無は慎重に質問する。この覆面男のことだ。変なことを言うとあのスパイダーストリングスいうものを出して拘束するかもしれない。そんな変な妄想をしている中スパイダーマンは真面目に答えた。

 

「どうしたら強くなれるのかと聞かれただけさ。」

 

「そ、そうなの・・・」

 

「彼女も君との関係を何とかしようとしているよ。」

 

「!」

 

「俺もわかるよ。そういう関係を直すことのむずかしさを・・・・」

 

スパイダーマンは少し寂しそうに言う。楯無には彼はどうやって自分たちの関係を知ったのかはわからないが自分がその関係を直そうとするのを見抜いていたのは驚きだった。

 

「俺じゃあ、君たちの関係を直すことはできない。でも、二人はまだ分かり合えると俺は思うよ。」

 

そういうとスパイダーマンは楯無を避けて自分の部屋へと向かう。

 

「一つだけ教えて。どうして、あなたは、私と簪ちゃんの関係が直せるといえるの?」

 

「君たちはすぐ近くにいる。俺と違って君たちにはまだチャンスがあるからさ。後は君たち次第だ。」

 

(俺と違って?)

 

楯無が疑問に思っている間、スパイダーマンはその場を去っていくのであった。




楯無って確か原作では一夏と同室になっているとWikipediaには書いてあったけどこの作品はどうしようかな?(。´・ω・)?次回、風鈴音登場予定。次回もあるかな(´・ω・`)
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