スーパーNOVEL大戦IMPACT   作:レイブラスト

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や、やっと最終回までの下書きを書き終えて投稿できる……。

望「もう!? 早いな!」

慎司さんの、BIGINS MOON NIGHTをちょっと参考にしてたら、意外と筆が進んで進んで。

望「確か、この小説もソレに触発されて作ったんだっけ?」

ええ、初めてコラボさせて頂いた作品ですから。……あれから、もう二年も経つんですね。


「しみじみ語るのはいいけど、無事完結させろよ」

その点についてはご心配なく! それではどうぞ!!


支配された世界

???

「ったく……やってらんないったらありゃしないぜ」

 

俺―――杉原拓斗は高校からの帰り道で愚痴を零していた。別に先生が嫌いでもクラスメイトに嫌な奴が居る訳でもない。全てはこの世界を支配している奴らが悪い。

 

拓斗

「どこで間違ったんだろうな……この世界は」

 

呟きながら回想する。

 

―――数ヶ月前。突如として世界中に謎の軍隊が現れた。ソイツ等は兵力として仮面ライダー部隊、機動兵器としてデビルガンダムを所有していた。空想上のものがいきなり現実に現れた混乱もあり、俺達の世界はわずか一ヶ月でソイツ等の支配下に置かれた。

 

……何を言ってるのかわからないって? 俺だって未だに現実味がないさ。だが現に世界は支配されたんだ。遊びから教育とか何から何まで……具体的には、ソイツ等のトップの男を崇めるようなものだ。洗脳と言ってもいい。だから授業のほとんどは聞き流している。

寝ないのかって? 前にそれやった奴が居たが、バレてどこかに連れてかれて二度と戻って来なくなった。それ以来迂闊に眠れない。

 

拓斗

「クソッ。俺にも力があれば、あんな奴らぶちのめしてやれるのに」

 

何度目になるかわからない台詞を言うが、実際変身しても勝てるかどうかわからない。何せ相手は世界規模だ。加えて本拠地やその他主要基地には仮面ライダーの部隊が量産配備されていると聞く。あくまで噂に過ぎないが、戦う気も失せるものだ。

 

拓斗

(どうにかならないものかねぇ……)

 

深いため息をつき、俺の家がある団地のT字路を通ろうとした―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

「わああああっ! ど、どいてどいてぇ~っ!!」

 

拓斗

「ん? おわっ!?」

 

ドカッ!

 

突然曲がり角から飛び出してきた女子にぶつかられ、転んでしまった。女子は白地のワンピースを着ており、靴はサンダルだった。手には大きめのアタッシュケースが握られているが、転んだ弾みなのか中身が飛び出ていた。

 

???

「あいたたた……」

 

拓斗

「ってぇ~…あれ? これって……!?」

 

ケースから飛び出たものを見て俺は目が飛び出る程驚き、思わず両手で持っていた。そこにあったのは、あるライダーの変身ベルトと武器だった。と、頭に痛みが走った。

 

拓斗

(な、何だよ……まさかこれ、俺の記憶と何か関係が?)

 

余談だが、俺は小さい頃の記憶が無い。そのせいかどうかは知らないが、俺の両親はどうも俺に余所余所しい。

なので最初は両親が記憶を何らかの要因で奪ったのか?と思ったが、違っていた。……とまあ、それはさておき。

 

拓斗

「おいこれ、何でお前が持ってるんだよ!? どこから持ってきたんだ!?」

 

???

「え!? そ、それは……」

 

言い淀んでいるが、ライダーのアイテムは既に店から撤去されており、所持しているのは支配者達の本物だけだ。それがここにあるということは……。

 

警官A

「いたぞ! あの女だ、取り囲め!!」

 

5人の警察官に取り囲まれる。やっぱりこの子、どっかからベルトと武器を盗んできたんだ! しかも状況からいって、俺も共犯者として見られていることは間違いない。警察組織は既に支配者達の手足になってるから、このままだと問答無用で殺される。

 

拓斗

(とんだ災難を運んできたな、コイツは! 何としてもこの場を切り抜けなきゃ……この年で捕まって死ぬのは嫌だ! それに―――)

 

???

「あ……あ……!」

 

拓斗

「(怯えている女の子を見過ごす程、俺は人でなしじゃ無い!)おい! これ、借りるぞ!!」

 

一旦武器を置き、ベルト―――バースドライバーを腰に装着してアタッシュケースに入っていた、セルメダルが一枚入っている腕輪を装着。そこからメダルを抜き取って左側のスロットに挿入する。

 

警官B

「!? 貴様、何をしている!? それを外せ!!」

 

警官C

「さもなくばこの場で殺すぞ!」

 

拓斗

「嫌だね! どうせ外したところで連行されて殺されるんだろ!? 俺はまだ死にたくないんだ! 変身っ!!」

 

警察官達の脅しに反抗し、右側のハンドルを何回か回す。するとカポンッ!と、いい音と共に中央のガシャポンみたいなカプセルが開き、俺の全身が緑色のバリアに包まれて黒を基調としたライダー、『仮面ライダーバース』に変身した。

 

バース

「これが、仮面ライダー……! まさか本当に変身するなんてな!」

 

警官D

「チッ! こうなったらやるしかない!」

 

警官E

「力ずくで奪わせてもらうぞ!」

 

各々の腰に装着されたベルトのバックルに、警官達は手を掛けた。

 

警官達

「「「「「変身!」」」」」

 

『『『『『Complete!!』』』』』

 

バックルを倒すと英語の音声が流れ、警官達は量産型ライダー『ライオトルーパー』に変身した。

 

バース

「なるほどな…いいぜ。そういうやり方は嫌いじゃない! コイツを使って、今まで虐げられてきた人達の怒りをお前等に叩き付けてやる!」

 

置いた武器―――バースバスターを拾い上げるとセルメダルが入っているポッドを本体上部に接続してセルメダルを装填。すぐさま取り外すと銃口の下に再接続する。そしてライオトルーパーの1人に向けて、トリガーを引いた。

 

ライオトルーパーA

「ぐおわぁっ!?」

 

当たり所が良かったのか、ソイツは仰向けに倒れる。が、起き上がると他の奴らと共に専用銃アクセレイガンを構えた。

 

バース

「ちょっと伏せてろ!」

 

???

「う、うん!」

 

女子に促すと、飛んでくる銃弾の中バースバスターをそれぞれに撃ちまくる。だがやがてトリガーを引いても何も出なくなる。弾切れだ。

急いでポッドを外してセルメダルを捨てる。って、換えのメダルはどこに!? そう思っているといつの間にかポッドの中にセルメダルが溜まっていた。

 

バース

(どういう原理なんだ? 便利だからいいけど)

 

再度バースバスターのトリガーを引く。開発者が何らかの改造でも施したんだろう。などと考えながら撃っていると1人のライオトルーパーが間合いを詰めてきた。ヤバイ!と思った俺はポッドを外して銃口に取り付けると、腰に押し当て引き金を全力で引いた。

 

『セルバースト!!』

 

バース

「食らえええええええええええええええ!!」

 

ライオトルーパーD

「ぐあああああああああああっ!?」

 

ソイツは勢いよく吹っ飛び、ベルトが壊れて変身が解除された。途端に絶望の顔をしていたが、ベルトを壊せば簡単なのか。

 

バース

「そうと決まれば!」

 

ここはCLAWsの出番だ。セルメダルは……あれ? いつの間にか手に現れてる。何で?まあいいけど……。

とりあえずドライバーのスロットにセットしてハンドルを回す。ピンポイントで狙う武器だから、必要なのは―――

 

『ドリル・アーム!』

 

バース

「これだな。よし、行くぜ!」

 

今度はこちらから間合いを詰め、ライオトルーパーのスマートバックル目掛けて突きを放ったり、殴りかかったりする。案外脆いのか他のベルトも全部簡単に壊れて変身が解除された。そして警官達は大慌てで逃げて行った。

 

バース

「情けない奴らだな………………ん?」

 

ホッとしたのも束の間、ライオトルーパーの軍団がこちらに向かって来るのが見えた。援軍でも呼んでいたのか。

 

バース

「やばっ! おい、立てるか!? 逃げるぞ!」

 

???

「逃げるって、どこへ!?」

 

バース

「どこって……」

 

言い淀んだ時、突然汽笛のようなものが響き渡ると空中から列車のようなものが現れ、俺達とライオトルーパー軍団を遮るように停車した。

 

バース

「と、時の列車!?」

 

???

「君、大丈夫か!」

 

困惑する中、列車から1人のイケメン男性が降りて来ると、俺達に声を掛けてきた。

 

バース

「あ、アンタ誰だ!?」

 

「俺は平田望。色々と説明したいことがあるが、とにかくまずは列車に乗ってくれ!」

 

バース

「これにか? わ、わかった!」

 

女子の手を引いて列車に乗ると、すぐに扉が閉まって動き出した。

初めての変身と戦いに時の列車……一日にして変わり過ぎだろ俺の人生……ていうかこの男は何者なんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故ここに時の列車が現れたのか。何故望が乗っていたのか。全ては数時間前に遡る……。

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