スーパーNOVEL大戦IMPACT   作:レイブラスト

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エジプトルート ライダーと2つの0

エジプトに着いた慎司達はどう拠点に侵入するか建物の陰で考えていたのだが……。

 

「「「「暑い……」」」」

 

あまりの暑さに、若干疲弊しつつあった。

 

「まさかこんなに暑いだなんてね……長袖と帽子持ってきて正解だったわ」

 

慎司

「エジプトは皮膚が簡単に火傷するくらい暑くなるからな。逆に冬はメッチャ寒いが」

 

一夏

「月面みたいだな」

 

彰人

「確かに。あそこまで幅が大きくはないけど」

 

それでもクーラーボックスに入れたスポーツ飲料水を飲むと、拠点を覗いた。

 

慎司

「どうやって入ろうか……」

 

「正面からは無理ね。透明化とか時間を止めたりしないと」

 

慎司

「ディラストドライバーがあればできたんだけどなぁ」

 

どうにかならないものかと顔を見合わせる2人の横で、一夏と彰人はひそひそと相談していた。

 

彰人

「……んで……俺が……」

 

一夏

「じゃあ俺は……で……」

 

少しして話が纏まると、慎司と楓に声を掛けた。

 

一夏&彰人

「「慎司、楓」」

 

慎司&楓

「「ん?」」

 

一夏&彰人

「「ちょっといいアイデア思いついた」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、慎司と楓が見守る中、遙か上空から一夏の纏ったIS、『ガンダムエクシアリペアⅡ』が拠点へ舞い降りた。

 

エクシアRⅡ

「エクシア、作戦行動を開始する……!」

 

即座にGNソード改を振るい、付近のメイジやライオトルーパーを切り捨てていく。だがその快進撃は止まることになった。拠点中から集まった兵達が武器を構え、彼を取り囲んだからだ。

 

エクシアRⅡ

「…………………」

 

武器を収納し、両手を上に上げる。が、一夏はマスクの下でニヤリとほくそ笑んでいた。

次の瞬間、上空から彰人のウイングガンダムゼロカスタムが背中合わせになるように降下。両手に持つツインバスターライフルを水平に構え―――

 

ウイングZC

「ツインバスターライフル、最大出力……!」

 

黄色のビームを放ち、少し浮かんで回転する。直前にしゃがんだ一夏以外は直撃を食らい、周辺施設を巻き込みながら次々と倒され、全滅した。

 

ウイングZC

「任務完了」

 

エクシアRⅡ

「もう来ても大丈夫だ」

 

外に居る2人に合図すると、やや恐る恐る歩いて来る。

 

慎司

「派手にやらかしたなぁ。にしても聞いた時はんなバカなって思ったけど、成功するとは」

 

「ゼロシステムで未来を見たのよね。今思ったけどチートじゃない」

 

ウイングZC

「使い所にもよるが」

 

???

「まったく、嫌な能力だよねぇ」

 

そこへ彼らのものとは違う声が聞こえ、振り向くとアリサ、すずか、美由希、箒、鈴、セシリア、シャルロット、ラウラ、刀奈、簪が待機形態のダブルオークアンタを持った1人の女に率いられて歩いて来ていた。

 

ウイングZC

「お前は……プロフェッサー? 捕まってた筈じゃ」

 

プロフェッサー

「裕太様に助けられたのさ。僅か数ヶ月で世界の全てを掌握した彼の力は、本当に素晴らしいと思うよ」

 

エクシアRⅡ

「御託はたくさんだ。箒達とクアンタを返して貰うぞ!」

 

プロフェッサー

「んー、返してあげてもいいよ。私達を止めることができたらね」

 

そう言うとプロフェッサーはクアンタを近くのコンテナの上に放り投げ、ゲネシスドライバーを腰に装着し、取り出したレモンエナジーロックシードを解錠した。

 

『レモンエナジー!』

 

プロフェッサー

「変身!」

 

エナジーロックシードをゲネシスドライバーにセットしてロックすると、シーボルコンプレッサーを押し込む。

 

『ロック・オン!』

 

『ソーダ! レモンエナジーアームズ! ファイトパワー! ファイトパワー! ファイファイファイファイファファファファファイト!!』

 

頭にアームズが被さって展開し、プロフェッサーは仮面ライダーデューク レモンエナジーアームズに変身した。

 

デューク

「さあ諸君、君達も変身だ」

 

額のゲネティックシグナルが発光すると、箒はサソードヤイバーを、セシリアはドレイクグリップを取り出し、鈴は戦極ドライバーを、シャルロットはガオウベルトを、刀奈と簪はゼクトバックル装着し、ラウラはザビーブレスを、アリサとすずかと美由希はライダーブレスを露わにした。

 

『Standby!』

 

『ヨモツヘグリ!』

 

それぞれ対応するゼクターを呼び出したりロックシードを解錠したり、マスターパスを翳したりする。

 

アリサ&すずか&美由希&箒&鈴&セシリア&シャルロット&ラウラ&刀奈&簪

『『『変身……』』』

 

『『『HENSHIN!!』』』

 

『ロック・オン!』

 

『ハイーッ! ヨモツヘグリアームズ! 冥・界・ヨミヨミヨミ!!』

 

『Gaoh Form!!』

 

『『『HENSHIN! CHANGE BEETLE!!』』』

 

『HENSHIN! CHANGE KICKHOPPER!!』

 

『HENSHIN! CHANGE PUNCHHOPPER!!』

 

いくつもの変身音が鳴り響き、箒は仮面ライダーサソードに、鈴は仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズに、セシリアは仮面ライダードレイクに、シャルロットは仮面ライダーガオウに、ラウラは仮面ライダーザビーに、刀奈は仮面ライダーキックホッパーに、簪は仮面ライダーパンチホッパーに、アリサは仮面ライダーケタロスに、すずかは仮面ライダーヘラクスに、美由希は仮面ライダーコーカサスに変身した。

 

「本気で潰しに来ているわね……」

 

デューク

「君達も早く変身したらどうだい? それとも愛する人達にむざむざ殺されるのがお望みなのかな?」

 

挑発するデュークに対し、怒りを抑えながら慎司と楓は睨み付ける。

 

「行くわよ、Ⅱ世!」

 

キバットⅡ世

「おう! 気合入れて行くぞ!! ガブリ!!」

 

慎司&楓

「「変身!」」

 

『Gun Blade Form!!』

 

慎司はコクオウベルトにライダーパスを翳して仮面ライダー刻王 ガンブレードフォームになり、楓は現れたベルトにキバットⅡ世をはめ込み仮面ライダーダークキバになった。

 

デューク

「そうだ、それでいい。祭りの開幕だ!!」

 

ゲネシスケープを翻すと、操られたライダー達が一斉に動き出す。

 

ウイングZC

「やるぞ、一夏」

 

エクシアRⅡ

「ああ、覚悟はできている」

 

刻王

「アリサ達は俺に任せてくれ。楓は彰人達の援護を」

 

ダークキバ

「わかった、気をつけて」

 

2人の仮面ライダーと二体のISが、戦闘体勢に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デンガッシャーMk-Ⅱをガンブレードモードに組み立てた刻王は、ヘラクス、ケタロス、コーカサスと対峙する。

 

ケタロス&コーカサス

「「!」」

 

彼にケタロスとコーカサスが接近し、ゼクトクナイガン・クナイモードと徒手空拳で挑んで来る。

 

刻王

「ふっ! そりゃっ!」

 

上手く攻撃を受け流しながら、キックやデンガッシャーMk-Ⅱで反撃する。が、そこへヘラクスがゼクトクナイガン・ガンモードで遠距離攻撃を仕掛けてくる。

 

刻王

「うおっ!? はぁっ!」

 

驚きながらも、デンガッシャーMk-Ⅱから弾丸を放つ。その中で、刻王はどうにかしてライダーブレスを外せないものか、と考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方一夏はサソードと龍玄・黄泉と、彰人はドレイク・ガオウ・ザビーと、ダークキバはキックホッパーとパンチホッパーを相手に戦っていた。

 

エクシアRⅡ

「クソッ! 動きは少し鈍いが、良い連携をしてきやがる。トランザムする隙がない……!」

 

サソードの攻撃をGNソード改で受け止め、龍玄・黄泉のブドウ龍砲による銃撃を躱しながら一夏が言う。

 

ウイングZC

「せめて一対一とかなら、どうにかなったんだが!」

 

彰人はビームサーベルでガオウとザビーによる連携攻撃に対応し、ドレイクの援護射撃を防ぐ。

 

ダークキバ

「全力出さないとこっちがやられるけど、せめて気絶程度には抑えないと……っ! 私の方でもなんとかするけど、Ⅱ世の方でも頼むわよ!」

 

キバットⅡ世

「任せろ!」

 

キックホッパーとパンチホッパーに攻撃しつつ、ダークキバはキバットバットⅡ世に話しかける。

 

『『『CAST OFF!』』』

 

一夏&彰人&ダークキバ

「「「ぐああっ!?」」」

 

だがサソード、ドレイク、ザビーがキャストオフし、飛び散った装甲が当たる。

 

『CHANGE SCORPION!!』

 

『CHANGE DRAGON FRY!!』

 

『CHANGE WASP!!』

 

『『『『『CLOCK UP!』』』』』

 

更にキャストオフした3人とホッパーライダー2人がクロックアップし、視界から消える。そこへまたもや音声が響き渡る。

 

『RIDER SLASH!!』

 

『RIDER SHOOTING!!』

 

『RIDER STING!!』

 

『『RIDER JUNP!!』』

 

『Full Charge!!』

 

『ハイーッ! ヨモツヘグリスカッシュ!!』

 

ウイングZC

(まずい。コイツは非常にまずいぞ……!)

 

彼らの見える範囲にはエネルギーをチャージする龍玄・黄泉とガオウがおり、加えてクロックアップしたライダー達がどのタイミングで来るかわからない。

だが彰人だけはゼロシステムを使い、状況を打開しようとしていた。

 

ウイングZC

(考えろ、考えるんだ! どうすればいいのか……違うゼロ、殺すんじゃない! 止めるだけだ! その為に…………っ!?)

 

その時ある未来が表示され、一瞬驚くがすぐに行動に出た。まず彰人は一夏の近くへと移動する。

 

『CLOCK OVER!』

 

ザビー

「!」

 

ウイングZC

「来た!」

 

そこへ一番最初に通常空間に戻ったザビーがライダースティングを繰り出す。彰人はすぐさま避けるが、それは後ろに居た一夏に向かい―――

 

ドガァッ!

 

エクシアRⅡ

「ぐほああああああっ!?」

 

『CLOCK OVER!』

 

サソード&龍玄・黄泉

「「っ!?」」

 

まともに食らった一夏は勢いよく吹っ飛ばされ、コンテナへとぶつかりエクシアリペアⅡが解除される。だがお陰でサソードのライダースラッシュと龍玄・黄泉のダウでの攻撃が空振りに。それだけではない。

 

カシャッ

 

一夏

「あいたた……ん? これは……!」

 

コンテナにぶつかった衝撃で上にあったクアンタが目の前に落ちてきた。

 

デューク

「何っ!?」

 

慌ててデュークが走るがもう遅い。一夏はクアンタを付け、展開していた。

 

ドレイク&ガオウ

「「!」」

 

ウイングZC

「危なっ!!」

 

『RIDER KICK!!』

 

『RIDER PUNCH!!』

 

キバットⅡ世

「ウェイクアップ・1!!」

 

ダークキバ

「させないっ!!」

 

バキッ!

 

キックホッパー&パンチホッパー

「「!!??」」

 

展開した一夏の前で彰人はドレイクとガオウの攻撃をギリギリ躱し、ダークキバはダークネスヘルクラッシュでキックホッパーとパンチホッパーの攻撃を相殺した。

 

クアンタ

「迷ってる時間はないか!」

 

即断即決で、一夏はソレを発動させた―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ツインドライヴ完全安定。システムオールグリーン』

 

 

 

『              TRANS-AM BURST/.

              QUANTUM SISTEM               』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『『RIDER BEAT!!』』』

 

『『『CLOCK UP!』』』

 

刻王

「そう来るか。なら!」

 

『Full Charge!!』

 

ライダービートとクロックアップを発動した3人を、エネルギーをデンガッシャーMk-Ⅱに集中させた刻王が神経を研ぎ澄ませて待ち構える。そして―――

 

刻王

「そこだっ!!」

 

繰り出されるヘラクスのアバランチブレイク、ケタロスのアバランチスラッシュ、コーカサスのライダーパンチを次々と見切り、エクスプロージョンスラッシュによるカウンターを叩き込んでいく。動きがやや止まった瞬間―――彼らをGN粒子が包み込んだ。

 

 

一夏

『DG細胞を浄化する……! 出力最大!!』

 

 

高濃度のGN粒子が全てを飲み込み、それが消えた時には操られていたライダー達は変身が解除されると同時に倒れた。その身体からはGN細胞が消え去っていた。

 

クアンタ

「成功だ。これで他に操られている人達も……」

 

彰人達のところへ駆け寄ると、今度はデュークの方を向く。

 

デューク

「やれやれ、こんなことになるなんてね。折角クアンタを奪ったってのに、無駄になっちゃったよ」

 

ウイングZC

「余裕なのもそこまでだ。次はお前を倒す」

 

ツインバスターライフルの銃口を向けながら、彰人が言う。

 

デューク

「おっと、そうはいかない。私はここで死ぬ訳にはいかないんだ」

 

『ロック・オン!』

 

ソニックアローにレモンエナジーロックシードをセットして弦を引くと、取っ手の部分を90度回転させ、威力をアップ。その状態で手を放した。

 

『レモンエナジー!!』

 

ソニックボレーが地面に炸裂し、煙幕で姿を隠す。煙が晴れた時には、デュークは光学迷彩で逃げていた。

 

刻王

「逃げられたか……」

 

ダークキバ

「でもこれでここの拠点は制圧しても同然になったわ。さ、中枢施設に行くわよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中枢部のある部屋に着くと、一夏のクアンタがPCに接続し情報等をコピーしていた。周辺では刻王とダークキバが何か無いか探していた。

 

ウイングZC

「何か見つかったか?」

 

クアンタ

「ちょっと待ってくれ……ん、あったぞ。何々……『DG細胞による人造生命体の作製』…だってさ」

 

ウイングZC

「どんな内容だ?」

 

クアンタ

「『これまではDG細胞を生きた人間や死体に感染させ操っていたが、今後はDG細胞のみで構成された生み出すことで、動作にラグの無い完璧な兵士になるだろう』……新型兵器の実験だな」

 

ウイングZC

「結果はどうなった?」

 

クアンタ

「『各拠点で研究が行われたが、成功したのは日本の拠点で一体のみ。しかも完成した素体は非力な女子だったが、裕太様はとても喜んでいた。この調子で大量生産に持ち込めるといいが』だと。日本で1人生まれたらしいぜ」

 

ウイングZC

「日本? てことは……いや、さすがにそんな筈はないか……」

 

浮かんだ考えを払拭すると、データコピー後に彼らは施設を破壊してから拠点を出た。

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