中国の拠点では無数のライオトルーパー部隊、仮面ライダーメイジ部隊、仮面ライダーオーディン部隊が、これから来る来訪者を待ち構えていた。
そして少しして―――クロスライナーが現れ、彼らが降りてきた。
智哉
「さすがに数が多いな。これは倒すのに骨が折れそうだ」
浅倉
「だが戦い甲斐がある」
プロフェッサー
「そんなことを言ってられるのも今の内だよ?」
闘争心を漲らせる彼らに、部隊の先頭に立つプロフェッサーが挑発気味に笑う。
一夏
「またアンタか。今度は揺さぶりなんて真似はできないぜ?」
プロフェッサー
「もうしないさ。する必要がない。ああ言っとくけど、クアンタムバーストを使っても無駄だから。DG細胞を取り除いたところで、別系統の洗脳操作をするだけだよ。……ところで、いくつか人数が足りないね」
彼女の言う通り、この場には望、慎司、楓とゲッターチームのみ居なかった。
拓斗
「どこまでも腹が立つ奴だな」
のび太
「全力で殺っちゃいます?」
プロフェッサー
「残念だが殺られるのは君達の方だよ」
そう言うと、プロフェッサーは懐からエジプトの拠点で使ったのとは違うエナジーロックシードを取り出し、解錠した。
プロフェッサー
「変身!」
『ドラゴンフルーツエナジー!』
腰のゲネシスドライバーにセットすると、シーボルコンプレッサーを素早く押し込む。
『ロック・オン!』
『ソーダァ! ドラゴンエナジーアームズ!!』
赤いアームズが被さり、プロフェッサーは仮面ライダーデューク ドラゴンエナジーアームズに変身した。
紀斗
「望むところだ。行くぞみんな!」
紀斗の声に合わせ、それぞれディケイドライバー、イクサベルト、カイザドライバー、戦極ドライバー(ゲネシスコア合体ver)、サインドライバー、ゲネシスドライバー、Vバックル、バースドライバーを装着したり、待機形態のISやシュロウガ・シンを露わにしたりする。
『レ・ディ・ー!』
9、1、3、ENTER
『Starting By!』
『メロン!』 『メロンエナジー!』
『チェリーエナジー!』
『『『変身!!』』』
『KAMEN RIDE! DECADE!!』
『フィ・ス・ト・オ・ン!』
『Complete!!』
『ロック・オン!』
『ソイヤッ! メロンアームズ! 天・下・御・免!! ジンバーメロン! ハハーッ!!』
『トランス・サイン!』
『ロック・オン!』
『ソーダ! チェリーエナジーアームズ!!』
掛け声と共に各々がベルトを操作し、紀斗は仮面ライダーディケイドに、早苗はライダー少女イクサ早苗に、のび太は仮面ライダーカイザに、一真は仮面ライダー斬月 ジンバーメロンアームズに、星夜は仮面ライダーサインに、ヒカルは仮面ライダーシグルド チェリーエナジーアームズ(東方不敗にドライバーを返して貰った)に、光輝は仮面ライダー龍騎に、浅倉は仮面ライダー王蛇に、拓斗は仮面ライダーバースに変身し、彰人と一夏はIS、智哉はシュロウガ・シンを展開、ほむらは魔法少女形態になり、ドモンは己の拳を構えた。
I早苗
「……って一真さん! その姿は、ジンバーメロンアームズ!?」
斬月ZMA
「え? ああ、無理にゲネシスコアを外したせいで、ドライバーが不調で。修理終わるまでこれで行くことになったんだ」
シグルド
「ていうか、海東は結局来なかったな」
作戦開始時刻ギリギリまで待っても、海東だけは現れず、彼を待たずして作戦が行われることになった。
ほむら
「何か事情でもあるんでしょう」
デュークDEA
「まだ話していられるとは、随分余裕だね。悪いけど私は、話が終わるまで待っているタイプじゃなくてね!」
一回のジャンプでかなり後方に下がると、ゲネティックシグナルを光らせオーディン達を動かした。
ウイングZC
「せっかちだな、アンタ。そんなんじゃ大事なことを見逃しちまうぜ」
デュークDEA
「ほう、どんなことだい?」
尋ねた瞬間、彼らが立っていた地面がグラグラと揺れ出した。
デュークDEA
「じ、地震か!?」
ウイングZC
「いいや、違う! 拠点の中枢施設に乗り込む為に、地下から進むもの……ドリルだ!!」
轟音と共に建物の方で土煙が舞う。デュークが振り返って見てみると、割れた地面から白い装甲が見えていた。
バース
「っしゃあ! さすがゲッターロボだ!」
ガッツポーズをするバース。そう、地中から真ゲッター2が接近し、建物の真下を突き破ったのだ。建物の中では―――
隼人
「よし、行っていいぞ!」
弁慶
「ゲッターは俺達に任せとけ!」
ラムダ
「すまない、頼む!」
コクピットから重火器を持った竜馬、隼人、弁慶が現れ、更にアギトがユニゾンしたラムダ、ダークキバ、刻王 ガンブレードフォームが現れ、中枢部のある上へと目指した。
ドモン
「これで貴様等の出鼻は挫いたぞ! 覚悟しろ!」
デュークDEA
「……やれやれ、参ったよ。真ゲッターが居ない時点で察するべきだった。お陰で早々に切り札を切ることになりそうだ」
シュロウガ・シン
「切り札? 何のこと……っ!? あれは!」
建物の隣にあったコンテナが吹き飛び、その中から一機のガンダム―――デビルガンダムが出現した。
バース
「デビルガンダム!?」
デュークDEA
「こんなこともあろうかと、事前に1つ取り寄せておいたのさ! さあ、蹂躙しろデビルガンダム!!」
ドモン
「そうは行くか! ガンダァァァァァァァァァァム!!」
すかさずドモンはシャイニングガンダムを呼び出して乗り込み、スーパーモードを発動させる。
ドモン
『奴は俺に任せろ! ライダー軍団はお前達に任せた!』
ディケイド
「オーケー、任された! 行くぞみんな!」
クアンタ
「了解! 目標を駆逐する!!」
闘志を漲らせ、それぞれの敵へと彼らは立ち向かった。
その頃、ラムダ達は建物の廊下を走っていた。
ラムダ
「道が正しければ、この先に中枢部がある筈だ!」
刻王
「……見えた! 突き当たりの扉か!」
ダークキバ
「ようし、行くわよ! でぇやぁああああああ!!」
勢いよく扉を蹴り破り、中に入る。だがそこに居たのは、予想外の人物だった。
裕太
「よく来たな、歓迎するよ」
ラムダ
「江島!? それに……この部屋、中枢部や奪われたアイテムがある筈じゃ」
裕太
「残念だがここの拠点には、最初から中枢部もディラストドライバーもない。マップに書いてあったのはダミーだ」
刻王
「何故そんなことを!」
裕太
「これを用意する為さ」
言い終えると、江島は暗かった部屋に電気をつけた。すると望のガイアメモリで稼働する装置の前に座らされた、青年とその傍に立つ碧の姿があった。
ダークキバ
「カイト……君、なの…?」
言いかけたが、自信がなかった。本来カイトの背格好は7歳の子供だった筈だが、彼は彼女と同い年程に見えた。
青年はゆっくり立ち上がると、ダークキバ達を見据えた。
アギト
『へ、変だ……コイツの中から、何か邪悪なものを感じる。一体何者なんだ!?』
???
「貴様の言うことは正しい。我はカイトではない……我が名はペルフェクティオ。……我は破滅、我は混沌……全てをただ消し去る。無限に広がり続ける宇宙を、無限に原初の闇へと戻し続けるもの」
ラムダ
「ペルフェクティオだと!? そんな……じゃあ、カイトは……!!」
戦慄するラムダを余所に、青年―――ペルフェクティオはダークキバと刻王を順番に見る。
ペルフェクティオ
「お前達は……我が得た知識の中にあるぞ。紅楓……そして加宮慎司、だな」
ダークキバ
「っ、カイト君に何をしたの!?」
碧
「26本のガイアメモリのマキシマムでファブラ・フォレースを開き、呼び出した『破滅の王』を彼に憑依させたのだ。こうでもしないと、一気に出てきて滅ぼされるからな」
ダークキバ
「憑依した……じゃあ、カイト君はまだ!?」
ペルフェクティオ
「否だ、紅楓。お前達が氷室カイトと認識する知的生命体……その魂は、既に消滅している。この肉体は、我の仮初めの器に過ぎぬ」
淡々と言うペルフェクティオに、ダークキバは震えた。魂が消滅した。それが本当ならば……。
ダークキバ
「そんな……なら、カイト君は……!」
ペルフェクティオ
「我にこの世界の知識を与え、虚無に還った」
聞いた瞬間、彼女は崩れ落ち、仮面の下で嗚咽の声を漏らした。深い悲しみと絶望―――それがひしひしと伝わってきた。
裕太
「ククク……そうだ! それが見たかったんだ! さあもっと絶望しろ! はははははははは!!」
ラムダ
「江島……貴様ぁああああああああああああああああああああああああああ!!」
怒りに任せて突撃しようとした時、彼の前に碧が立ち塞がった。
碧
「貴様の相手はこの俺がしよう」
ラムダ
「お前は…そうか、お前が日向碧か!」
碧
「こうして素顔を表すのは初めてだな、平田望」
2人が睨み合っていた時、ダークキバが立ち上がった。怒り全開のラムダすら凌駕する程の、圧倒的な魔皇力のオーラを怒りと共に発しながら。
ダークキバ
「許さない……許さない……!! よくも……よくもカイト君を!!」
殴りかかろうと近づいた時、ペルフェクティオがダークキバの前に立った。
ダークキバ
「カイト君……」
ペルフェクティオ
「貴様の相手は我だ。構わぬだろう?」
裕太
「ああ。なら俺はコイツの相手か」
言いながら裕太は刻王の前に行きユウキベルトを、ペルフェクティオはデンオウベルトを腰に巻き付けライダーパスを構える。碧は自分の持つメモリの中からユートピアメモリを取り出す。
裕太&ペルフェクティオ
「「変身!」」
『Skull Form!!』
『Nega Form!!』
碧
「今の貴様にはこれで十分だ」
『UTOPIA!』
ライダーパスをベルトに翳し、裕太は仮面ライダー幽汽 スカルフォームに、ペルフェクティオは仮面ライダーネガ電王に、碧はガイアメモリを首元に差してユートピア・ドーパントに変身した。
ラムダ
「それはどうかな? 油断は死を招くぞ!」
ダークキバ
「返して……カイト君を!」
刻王
「行くぞ江島! お前だけは……絶対許さない!!」
こうして戦いが幕を開けた。絶望的な、戦いが―――