スーパーNOVEL大戦IMPACT   作:レイブラスト

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重なる音・後編

少し時間を巻き戻して、バース達は息も絶え絶えになりながらデューク達を睨み付けた。

 

デュークDEA

「フフフ。いくら最強部隊とは言っても、疲労までは回復できないだろ?」

 

バース

「クソッ……!」

 

その通りだった。敵部隊はデュークとデビルガンダムを除きライオトルーパーが10体、メイジが10体、オーディンが10体の合計30体だった。だが長期戦で疲弊している彼らには骨が折れた。また機体がダメージを受けた、本来の武装ではない者も本領を発揮できずに居た。その直後、

 

ドガァァァン!

 

謎の銃撃がデューク達を襲った。全員が驚きながら放たれた方向を見ると―――クロスライナーに残っていた面々が全員来ていた。

 

アストレイRF改

「待たせたな、一夏!」

 

アルトロンC

「後は任せなさい! せぇやああああああああああああああ!!」

 

クアンタ

「箒! 鈴!」

 

ウイングZC

「セシリア達も!」

 

Sフリーダム

「さあ、行きますわよ!」

 

アリオス

「容赦はしない! はぁああああああああああ!!」

 

ハイペリオン

「全て纏めて片付ける!」

 

アストレイBFSR

「行くよ、お姉ちゃん!」

 

アストレイGFAM

「言われなくても、最初から全力よ!」

 

7機のISが、敵を1人ずつ確実に討ち取っていく。更に―――

 

『ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー! ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー! エクスプロージョン! ナウ!!』

 

ワイズマン

「はっ!」

 

『Ready!』

 

オーガ

「せぇいっ!」

 

美夜子が変身した仮面ライダーワイズマンと、永琳が変身した仮面ライダーオーガが加勢に来た。

 

カイザ

「美夜子さん! え、来てくれたのは嬉しいけど、何で変身してるの!?」

 

ワイズマン

「目には目をって奴よ。それに私も、一度でいいから変身してみたかったのよね」

 

ディケイド

「永琳!? その姿は……!」

 

オーガ

「折角援護に行くなら、同じ仮面ライダーとして一緒に戦いたかったの」

 

言い終えるとメイジ部隊に突撃していく。驚くディケイドだが、そこにアギトトルネイダーに乗ったディエンドが現れた。

 

ディエンド

「疲れているところ悪いけどちょっといいかな、海堂紀斗君?」

 

ディケイド

「なんだ?」

 

ディエンド

「実は君に手伝って欲しいことがあってね。一緒に来て欲しいんだ」

 

ディケイド

「……わかった。案内してくれ」

 

アギトトルネイダーに乗り込み、ディエンドと共に建物へと向かう。

その最中も、援軍は次々に現れた。

 

セシル

「うおりゃああああああああああああああああ!! 久々に暴れるぜぇぇぇええええええええええええ!!」

 

斬月ZMA

「セシル!? 生身で平気なの!?」

 

セシル

「ああ! というかむしろこっちのが最高だ!」

 

ライオトルーパーを殴り飛ばしながら、セシルは笑顔で斬月に言う。

 

ヘラクス

「えいっ! やあああ!」

 

美由希

「はっ! このっ!!」

 

ケタロス

「とりゃああああああ!! ……てか、美由希さん生身でも行けるんですか!?」

 

美由希

「このぐらいやれなきゃ、お兄ちゃん達に申し訳ないもの」

 

アリサが変身した仮面ライダーヘラクスは、すずかが変身した仮面ライダーケタロスと共闘しつつ生身で敵を斬り伏せていく美由希に驚く。

 

まどか

「はっ! えい!」

 

ほむら

「まどか!」

 

まどか

「お待たせ、ほむらちゃん!」

 

近くでは魔法少女に変身したまどかが弓矢を放ちながら笑顔を見せ、ほむらを助け起こす。

離れたところでは疲労したライダー達を彩愛がバリアを張って守り、疲労を回復している間、明梨がバースバスターで護衛していた。

 

バース

「あ、明梨……! 危険だぞ!」

 

明梨

「それでも、拓斗の役に立ちたいから! えいっ!」

 

バース

「明梨……」

 

呟いた直後、能力ガイアメモリが変化した光が現れるとそれぞれの持ち主に入って行った。

 

ディケイド

「これは……帰って来たのか! 俺達の力が!」

 

斬月ZMA

「これなら……やれる!!」

 

ドラえもん

「のび太君、行こうよ!」

 

ウィザードラゴン

『待たせたな。ゆくぞ、少年!!』

 

カイザ

「うん!」

 

カイザドライバーを外したのび太はウィザードライバーを出現させると操作した。

 

『シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン! フレイム! ドラゴン! ボー! ボー! ボーボーボー!!』

 

魔方陣が身体を通過し、のび太は仮面ライダーウィザード フレイムドラゴンに変身した。

 

『ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー! ドラゴラーイズ! プリーズ!!』

 

『ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー! チョーイイネ! スペシャル! サイコー!!』

 

ウィザードリングを連続で使用し、ドラえもんをウィザードラゴン・ドラえもんスペシャルにし、自らは胸のドラゴンを具現化させた。

 

ウィザードFD&ウィザードラゴンDSP

「(さあ……殲滅タイムだ!!)」

 

実に良い笑顔と共に2人は突撃し、心なしか震えているメイジ部隊を圧倒していく。

そして機能不全で停止したシャイニングガンダムの元には、どこからともなくゴッドガンダムが送られてきた。見ればクロスライナーから、車掌のボン太くんが通信していた。

 

ドモン

『ゴッドガンダムだと!?』

 

ボン太くん(車掌)

『ふも、ふもも、ふもるるるー!(たった今修理が終わりました。待たせてごめんなさい!)』

 

ドモン

『……何を言っているかわからんが、とりあえず感謝するぞ!』

 

素早くゴッドガンダムに乗り込みハイパーモードを発動させると(シャイニングガンダムはボン太くん達が回収)、機体を金色に輝かせた。

 

ドモン

『行くぞ! 流派! 東方不敗の名のもとに!! 俺のこの手が真っ赤に燃えるぅ! 勝利を掴めと轟き叫ぶぅ!! ばぁぁぁく熱! ゴッドォ! フィンガァァァァアアアアアアアアア!! 石破ッ! 天驚けぇぇぇぇぇぇぇんっ!!!!』

 

必殺の石破天驚拳が放たれ、デビルガンダムに直撃。一撃で粉砕した。

 

デュークDEA

「な……何なんだこれは……こんなことが、あっていいのか…………ぐはぁっ!?」

 

目の前で繰り広げられる蹂躙劇に、デュークは唖然とするが、突然布で攻撃された。

 

東方不敗

「とおりゃあああああああああああああああ!!」

 

デュークDEA

「お、お前は!」

 

東方不敗

「このうつけが! 貴様のような奴がいるから、おちおち死んでおられんのだ!!」

 

デュークDEA

「黙れ!!」

 

ソニックアローを連射するが、東方不敗はその上を飛び交うとデュークに拳を浴びせていく。

 

東方不敗

「ほうれ、ほれほれほれほれほれほれっ!!」

 

デュークDEA

「ぐはああああああああああ!! な、何故だ!? 何故生身でライダーとここまでやり合えるんだ!?」

 

東方不敗

「ふん! ワシにとってはライダーもガンダムも拘束具同然! この方が力を出し切れるのだ!!」

 

『『『拘束具!? 今拘束具って言ったよなあの人!?』』』

 

あまりの衝撃発言に全員がツッコミを入れるが、彼は意に介さず石破天驚拳の構えをつくる。

 

東方不敗

「流派! 東方不敗が最終奥義!!」

 

デュークDEA

「させるかぁ!」

 

『ロック・オン!』

 

『ドラゴンフルーツエナジー!!』

 

東方不敗

「石破!! 天驚けぇぇぇぇぇぇぇんっ!!!!」

 

放たれたソニックボレーを石破天驚拳は簡単にかき消すと、デュークにそのまま当たる。

 

デュークDEA

「ば、バカなぁぁぁああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

断末魔の悲鳴を上げながらデュークは爆発四散した。

 

『『『な、生身でライダー倒しやがった……!!』』』

 

その戦闘風景は、見ていた全員が改めて東方不敗に戦慄した瞬間でもあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、エターナルとディラストはユートピアと幽汽と激闘を繰り広げていた。そこへディエンドがディケイドと共に現れた。

 

ディエンド

「待たせたね。これで準備は万端だ」

 

ディケイド

「? 何をするんだ?」

 

ディエンド

「話すと長くなるから掻い摘んで言うけど、今ダークキバと戦っているネガ電王が居るだろ? アレ、ペルフェクティオに乗っ取られた氷室カイトなんだ」

 

ディケイド

「何だと!?」

 

ディエンド

「そこで君には、ペルフェクティオを彼の身体から追い出す手伝いをして欲しいんだ」

 

ディケイド

「……事情はわかったが、何をすればいいんだ?」

 

ディエンド

「そんなに難しいことじゃないよ。士が響鬼の世界で牛鬼にやったのと同じことをするんだ」

 

ディケイド

「牛鬼……アレか!」

 

合点がいき声を上げるディケイドに、ディエンドは「そういうこと」と言うと、4枚のライダーカードをディエンドライバーに入れた。

 

『KAMEN RIDE HIBIKI!! IBUKI!! TODOROKI!! ZANKI!!』

 

トリガーを引くと、いくつもの影が重なり合い、仮面ライダー響鬼、仮面ライダー威吹鬼、仮面ライダー轟鬼、仮面ライダー斬鬼が召喚された。

 

ディエンド

「よし。……望! 慎司! 悪いけど、今戦ってる奴らをしばらく釘付けにしといてくれるかな!?」

 

エターナル&ディラスト

「「っ!? ……わかった!」」

 

一瞬戸惑うが、あの海東が頼んできたことなので何か理由があるのだろうと判断。すぐに行動に出た。

 

ディケイド

「んじゃ、こっちも準備といくか!」

 

『FINAL FORM RIDE HI HI HI HIBIKI!!』

 

ファイナルフォームライドのカードをディケイドライバーに入れ、響鬼をヒビキアカネタカに変形させる。

 

ディエンド

「紅楓! 悪いけどちょっとそこをどいてくれないかな?」

 

ダークキバ

「えっ?」

 

戸惑いながらも言われた通りネガ電王の前からどく。

 

ディケイド

「今だ!」

 

『FINAL ATTACK RIDE HI HI HI HIBIKI!!』

 

『ATTACK RIDE CROSS ATTACK!!』

 

ディケイドはファイナルアタックライドカードを、ディエンドはアタックライドカードを挿入する。

するとヒビキアカネタカがヒビキオンゲキコに変形し、ネガ電王に張り付いた。

 

ネガ電王

「ぐっ!? これは……!」

 

ディケイド

「はあっ!」

 

音撃棒を持ったディケイドが、勢いよくヒビキオンゲキコを叩き始める。

 

ネガ電王

「うおおおおおおおおお!? な、何だこれは!?」

 

幽汽SF

「それ以上させるか!」

 

ディラスト

「邪魔はさせない!」

 

止めようとする幽汽達をディラスト達が食い止める。

 

轟鬼&斬鬼

「「とおっ!」」

 

その間に、今度は斬鬼と轟鬼が音撃弦をネガ電王の背中に突き刺し、音撃斬・雷電激震を放つ。ギターの音色が和太鼓と混ざり合う中、威吹鬼が音撃管から鬼石をネガ電王に発射。

 

威吹鬼

「はっ!」

 

音撃管を音撃モードにすると、威吹鬼は音撃射・疾風一閃を吹き始める。

 

ディエンド

「せやっ!」

 

更にディエンドも音撃鼓と音撃棒で離れたところからネガ電王に叩き始めた。和太鼓、ギター、トランペットの音色が合わさったセッションが響き渡り、ダークキバは思わず聞き惚れた。

音が最高潮まで高ぶった時、ディケイド達は各々の音撃武器で強烈な一撃を叩き込んだ。

 

ディケイド&ディエンド&威吹鬼&轟鬼&斬鬼

「「「「「はぁぁぁぁぁ…………はああっ!!!!」」」」」

 

音撃が鳴り止み、召喚したライダー達は皆消えていく。ネガ電王は頭を押さえながら、フラフラとよろめく。

 

ネガ電王

「バ、バカな……有り得ぬ……! 門を閉じられ、この肉の体に縛られたせいか……! 我の意識が、消滅する……! 我は……我は無限……我は永遠……! 絶対真理を以て、宇宙の破滅、破砕、破界を司るもの……我は……! ……我は……永遠……!!」

 

苦しむ声と共にペルフェクティオは消滅し、ネガ電王の変身が解け元の7歳の身体に戻ったカイトが倒れ込んだ。

 

「カイト君!!」

 

アークキバット

「カイト~!」

 

変身解除した楓がカイトを抱き締め、檻から抜け出したアークキバットが心配そうに飛び回る。

 

幽汽SF

「チッ、まさか破滅の王がやられるとは……! 興が削がれた! 碧!」

 

ユートピア

「はっ!」

 

ユートピアメモリを抜くと、碧はエンドレスメモリのスイッチを押す。

 

『ENDLESS!』

 

「変身!」

 

エンドレスメモリをロストドライバーにセットすると、斜めに傾ける。

 

『ENDLESS!』

 

仮面ライダーエンドレスに変身すると、今度はゾーンメモリを起動させる。

 

『ZONE!』

 

『ZONE! MAXIMUM DRIVE!!』

 

ゾーンメモリのマキシマムドライブで、幽汽とエンドレスの2人は中国の拠点から姿を消した。

 

ディラスト

「アイツ等!」

 

ディエンド

「ほっときたまえ! それより、彼の方が先決だ」

 

ディラスト

「っとそうか!」

 

急いで全員でカイトの周りに近寄ると、楓が泣きながらディラストを見上げた。

 

「……ダメ……カイト君、心臓が…………動いてない…………」

 

ディラスト

「そんな……」

 

ディエンド

「そう悲観することはないよ。君ならどうにかできるんじゃないかな? 冥王の力を持つ君なら、ね」

 

ディラスト

「冥王…………っ! そうか! その手があったか!!」

 

彼の言葉がヒントとなり、一枚のカードを手に持つとディラストドライバーに挿入した。

 

『ATTACK RIDE ZIGENRENKETSUSYSTEM!!』

 

そしてすぐさまカイトに手を翳すと、淡い光が発せられる。

 

ディラスト

「消滅したカイトの魂を、もう一度現世に呼び戻す! ……戻れ……戻れ……! 戻って来ぉぉぉぉぉいっ!!」

 

叫びながら、手に力を入れる。やがて光が消えると、皆が固唾を飲んで見守る。結果は……。

 

カイト

「……う……ん……あれ? 楓お姉ちゃんに、慎司お兄ちゃん……?」

 

「カ、カイト君? ホントに、カイト君なのね!?」

 

カイト

「? うん……あ、そっか。楓お姉ちゃん達、僕を助けに来てくれたんだね。ありがとう!」

 

「っ……カイトくぅぅぅん!!」

 

今度は嬉しさから涙を流し、カイトを抱き締めた。エターナル達は変身を解除し、ガッチリ腕を組んだり、笑みを零したりした。

 

海東

「やれやれ、手間がかかったけど無事に終わって何よりだ。外も終わったみたいだし、一件落着かな」

 

窓から外の状況を見下ろしながら、海東は呟いた。

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