スーパーNOVEL大戦IMPACT   作:レイブラスト

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決戦―The Final Round―

シュロウガ・シン

「あ、あんなものが隠されていたなんて……!」

 

ケタロス

「ど、どうすんのよ!? あんなデカイのが出てくるなんて聞いてないわよ!!」

 

驚愕と戸惑いと恐怖が彼らの中に渦巻く中、コクピットに居る江島―――フェニックスの声が響き渡った。

 

フェニックス

『ははははははははは! いいぞ……もっと絶望するがいい! そして何もできないまま……死ね!!』

 

勝利を確信した不死鳥が、邪悪なる眷属と化した龍と共に叫ぶ。しかし―――それでも尚、立ち上がる者達が居た。

 

東方不敗

『やれやれ、あれ程の大きさの敵を倒すには些か骨が折れるが……ワシ等とガンダムの前には、敵うまいて』

 

ドモン

『ただ大きければいいのではないということを、教えてやるぞ!』

 

流派東方不敗の師弟コンビが駆る、ゴッドガンダムとマスターガンダム。

 

竜馬

『何もできないまま死ねだと? 上等じゃねぇか! 上から目線なテメェの鼻っ柱を、叩き折ってやるぜ!!』

 

弁慶

『いいぞ竜馬!』

 

隼人

『最早止めたりなどしない。好きにやれ!』

 

3つの心が1つに合わさって動く真紅のスーパーロボット、真ゲッターロボ。

 

サインHF

「真ドラゴンの武装がゲッタードラゴンと同じなら……やれるか」

 

ディラスト

「これだけの巨体、アレを使うしかないか……!」

 

そして―――正規の歴史には存在しない、イレギュラーなライダー……仮面ライダーサインと仮面ライダーディラスト。

 

ディラスト

「っとそうだ。他のみんなはクロスライナーに戻っててくれ」

 

ダークキバ

「え、どうして?」

 

ディラスト

「まず第一に、疲労やエネルギーが低下した状態で勝負を挑んでも、逆にやられる可能性が高い。第二に、その状況下で人間サイズのまま奴の攻撃を耐え、スーパーロボットの必殺技並の一撃を与えられるライダーは俺と星夜さんの他にいない」

 

アストレイRF改

「悔しいが、確かにそうだ。回復しようにも、それなりに時間がかかるしな」

 

ディケイドCF

「みんな、聞いたな? 撤収するぞ。……………………慎司、無茶はするなよ」

 

そう告げると、他のメンバーは装備を解除してクロスライナーに乗り込み、車掌のボン太くんが発進させた。

 

ディラスト

「……わかってますって、紀斗さん」

 

サイン

「さて、そうと決まれば俺も本気の本気、超本気で行くか」

 

一度通常フォームのサインに戻ると黒いスイッチ、アストロロジースイッチを取り出し、サインスイッチを抜いて代わりにサインドライバーにセット。スイッチを入れる。

 

『アストロロジー・フュージョン!』

 

音声と共に姿がホロスコープフォームに似たものに変化するが、胸部の射手座マークが左手の甲に移動し、代わりに蛇遣い座が追加。頭部がクロスホーン展開時のアギトの様になった。これぞ、仮面ライダーサイン アストロロジーフォームである。

 

ディラスト

「後は、これでいくか」

 

『KAMEN RIDE KUUGA!! AGITO!!』

 

『FINAL FORM RIDE! KU KU KU KUUGA!! A A A AGITO!!』

 

仮面ライダークウガと仮面ライダーアギトを召喚すると同時に、ディラストはファイナルフォームライドを発動。クウガゴウラムとアギトトルネイダーに変形させた。

 

ディラスト

「それじゃ……行きますよ、皆さん!!」

 

サインAF

「ああ!」

 

ドモン&竜馬

『『おう!!』』

 

東方不敗

『任せい!!』

 

クウガゴウラムに乗ったディラストとアギトトルネイダーに乗ったサイン アストロロジーフォーム、ゴッドガンダムとマスターガンダム、そして真ゲッター1が空へと舞い上がる。

 

フェニックス

『フン! 他の仲間を逃がして少数部隊で来たか……愚かな。まずは小手調べだ……食らえ!

ダブルトマホゥゥゥゥゥゥゥークッ! ブゥゥゥゥゥゥゥメランッ!!』

 

両肩から取り出した巨大な両刃斧の柄を合体させると、勢いよく投げつける。だが……

 

竜馬

『ゲッタートマホーク! おおおりゃあああああああああああ!!』

 

バキィン!

 

真ゲッター1が取り出したトマホークの一振りで、それは真っ二つに割れて叩き落とされた。

 

フェニックス

『なっ!? くっ、さすがはゲッターチームということか……ならこれはどうだ!

ゲッタァァァァァビィィィィィィーム!!』

 

下半身の龍の口から緑色のビームを放つ。しかしその前にサイン アストロロジーフォームが移動すると、それを一身に浴びた。

 

フェニックス

『楯になったつもりか? バカか……ん? なあっ!?』

 

勝ち誇っていたフェニックスは驚いた。ゲッタービームのエネルギーがサインに当たった瞬間、全て吸収されてしまったからだ。

 

サインAF

「悪いな。この姿になると、アストロジカルセイバーを使わなくてもエネルギーを吸収できるんだ」

 

フェニックス

『くっ、ならば…………っ!? ど、どういうことだこれは!? 変形不可だと! それに、出力が本来の半分も出ていない……!?』

 

モニターに映った表示に、彼は声を上げて狼狽えた。フェニックスは元々ゲッター線に選ばれた訳でもなく、ただ単に1人で操縦しているので出力は號達が乗っていた時の半分以下で、パイロットが必要な真ライガー及び真ポセイドン形態にはなれない。加えて、3人のパイロットの心を合わせて行う必殺兵器、シャインスパークも当然使うことはできない。

 

竜馬

『残念だったな! どうやらゲッター線はテメェのことが嫌いらしいぜ!!』

 

ディラスト

「ま、当然だな」

 

ドモン

『今度はこっちの番だ!』

 

東方不敗

『覚悟するがいい!!』

 

形勢逆転とばかりにゴッドガンダムとマスターガンダムが真ドラゴン上半身の左右に移動しボディを金色に輝かせ、真ゲッター1が真後ろに、サイン アストロロジーフォームが真正面に、ディラストが真上に移動した。

 

フェニックス

『何をする気だ!? ええい、この!!』

 

頭部からゲッタービームを乱射するが、サインはまたもや吸収し、他の面々も軽々避けていた。

 

サインAF

「これで決める……!」

 

サイン アストロロジーフォームは弓形態のアローモードと両刃剣形態のソードモードの2つが存在する専用武器、アストロブレードボウを取り出し、アローモードにしてアストロロジースイッチを装填。スイッチを押す。

 

『アロー・リミットブレイク!!』

 

東方不敗

『ドモンよ、これで決めるぞ! 良いな!』

 

ドモン

『はい、師匠!』

 

ドモン&東方不敗

『『我らのこの手が真っ赤に燃えるぅ!!』』

 

東方不敗

『悪を倒せと!!』

 

ドモン

『轟き叫ぶぅ!!』

 

ドモン&東方不敗

『『今こそ! 流派、東方不敗が最終奥義っ!!』』

 

構えを作り、気を最大限にまで高めながらドモンと東方不敗は『ソレ』を発動させようとする。

 

隼人

『俺達の心を、1つにする!!』

 

弁慶

『やれ、竜馬ぁぁぁぁああああああああああああああああ!!』

 

竜馬

『任せろ! うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』

 

両手の平の間に凄まじいパワーを集め、球状の巨大エネルギー弾を作り上げていく。

 

 

真ドラゴンの真上に陣取ったディラストは、とあるカードを見つめて呟いた。

 

ディラスト

「滅多なことじゃ使わないと決めていたが、今がその時だ! 頼むぜ!!」

 

『ATTACK RIDE―――』

 

フェニックス

『!? こ、このエネルギー反応はなんだ!? に、逃げなければ…………っ!! な、何故だ! 何故動かない、真ドラゴン!!』

 

逃げようと操縦桿を動かすが、先ほどまで動いていた真ドラゴンはピクリとも動かなくなっていた。

この最大のチャンスを逃す筈もなく―――

 

サインAF

「アストロブレイク・シューティング!!」

 

アストロブレードボウ・アローモードから矢が放たれ、空中で分散し真ドラゴンを連続で攻撃。威力を高めた後に再び1つの矢となり、真ドラゴンに直撃する。

 

ドモン&東方不敗

『『ばぁぁぁぁく熱! ゴッドォ! フィンガァァァァァァァアアアアアアアアアアアアア!!』』

 

東方不敗

『石!』

 

ドモン

『破ぁ!』

 

ドモン&東方不敗

『究極ぅ!! 天驚ぉぉぉぉけぇぇぇぇぇぇぇんっ!!!!!!』

 

2人の石破天驚拳による同時攻撃―――究極石破天驚拳が真ドラゴンに放たれた。

 

竜馬

『ストナァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! サァァァァァァァアアアアアアアアアアアン、シャイイイイイイイイイイインッ!!!!』

 

必殺のストナーサンシャインが再び発射され、かつて共に戦い今は敵となった真ドラゴンの背中で炸裂した。

 

『―――MEIOATTACK!!』

 

ディラスト

「塵一つ残さず、消えろぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

トドメにディラストが天のゼオライマーのメイオウ攻撃を発動。爆発が真ドラゴンを包み込む。

 

フェニックス

『そ、そんな! 真ドラゴンが……最強のゲッターが!? うわあああああああああああああああああああああ!!』

 

機材の爆発に巻き込まれながら、フェニックスは真ドラゴンと共に墜落。大爆発を起こした。

 

サインAF

「さてと……」

 

サイン アストロロジーフォームとディラストが降り立つと、フェニックスが目の前で蘇り、カタストロフを構えた。

 

フェニックス

「切り札の真ドラゴンまでやられるとは……だが俺は不死身だ! 誰にも殺せない!」

 

ディラスト

「確かに殺せないな。……楓!」

 

ディスプレーを用いて、ディラストはクロスライナーの中に居る楓に連絡を取る。

 

『何、慎司!?』

 

ディラスト

「今すぐ変身してこっちに来てくれ!」

 

『え?』

 

ディラスト

「早くしろ!!」

 

『わ、わかったわよ! そんなに強く言わなくてもいいでしょ……Ⅱ世!』

 

キバットⅡ世

『おう! ガブリ!』

 

『変身!』

 

ダークキバに変身すると、クロスライナーから飛び降りてディラストの隣に着地する。

 

ダークキバ

「で、何すればいいの?」

 

ディラスト

「前に渡したシールフエッスルがあるだろ? アレを使うんだ!」

 

ダークキバ

「これ? 了解!」

 

ためらうことなく、ダークキバはシールフエッスルを取り出すと、キバットバットⅡ世に吹かせた。

 

キバットⅡ世

「フェニックス、封印だ!!」

 

フェニックス

「ん? ……ぐおおお!?」

 

キバットバットⅡ世が発すると、フェニックスの身体が点滅し、苦しんでいく。

 

フェニックス

「な、なんだこれは!?」

 

ディラスト

「俺が作った、フェニックスファントム用のシールフエッスルだ。カタストロフを使っていたからもしやと思ったが、備えあれば憂いなしって奴だ」

 

フェニックス

「ふ、ふざけるな……! 俺が、こんなところで……封印なんて、されてたまるか……!!」

 

彼は封印されることを拒絶し、苦しみに悶える。そこに、サインが立ちはだかった。

 

サイン

「おいおい、俺も忘れて貰っちゃあ困るぜ……?」

 

そう言うとラウズアブゾーバーのクイーンカードを挿入する箇所をメモリスロットにしたメモリアブゾーバーを左腕に装着。ゾディアックエンペラーメモリを取り出しセットした。

 

『ZODIACEMPROR! MAXIMUM BREAK!!』

 

メモリアブゾーバーから鳴る音声と共に、サインはその姿を肩部と腕部と胸部をLBXのジ・エンペラー(胸部マークはサインを模したものに変化)に、腰と下半身に背中のマントをLBXのゼノンに、頭部をサガの王冠の部分を伸ばしたような姿に変えた。

この形態の名は、仮面ライダーサイン ゾディアックエンペラーフォーム。あらゆる理を超越した、サイン究極の力だ。

 

サインZEF

「13星座の裁き……受けてみろ」

 

右腕に装着されたメテオギャラクシーに似た、シフトトライドロンのようなディスプレーに12星座と蛇遣い座が表示されたエンペラーガントレットの、乙女座のマークをタッチする。直後、フェニックスの後ろにダークネビュラへのゲートのようなものが開いた。

 

フェニックス

「こ、今度は何だ!?」

 

サインZEF

「俺が作った空間への入り口さ。その先は、光も一切届かない無同然の出口のない場所……しかも一度入り口が閉じれば、俺ですら干渉ができなくなる!」

 

フェニックス

「なっ!? い、嫌だ……嫌だぁぁあああああああああああああ!! 俺は絶望させるんだ! 未来永劫、あらゆる世界を……それなのにぃぃいいいいいいいいいいいい!! うわああああああああああああああああああ!!」

 

尚も抵抗を続けたが、ついに耐えきれずフェニックスは封印されながらゲートに吸い込まれた。

 

ダークキバ

「やったの……?」

 

ディラスト

「ようやくな……だが、その代償はあまりにも……!!」

 

廃墟と化した本拠地。失われた少女の命。決して戻らないものに、ディラストは嘆いた……。

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