スーパーNOVEL大戦IMPACT   作:レイブラスト

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日本ルート・後編 閃光! 蘇る戦士達!!

シュロウガ・シン

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

進化したシュロウガがディスキャリバーを持つと、それは巨大に変化。真ゲッターに振り下ろし、絶大な一撃を与えた。

 

真ゲッター1

「…………!!」

 

さすがにこれは堪えたのか、真ゲッターはコウモリのような翼を出すと研究施設の天井を突き破り、外に出た。

 

シュロウガ・シン

「はぁ……はぁ……!!」

 

着地するなり智哉さんは変身を解除。それを見て俺達も変身を解いたりガンダムから降りたりして近づいた。

 

ドモン

「怪我はないか?」

 

智哉

「あ、ああ。少し疲れたけど……みんなは?」

 

「この程度、前に死にかけた時よりは軽い軽い」

 

拓斗

「少し休めば動けます」

 

「そうか。じゃあ少し休憩してから、裏へ回ることにしよう」

 

体力を回復するまで休んだが、気がかりなことがある。何故明梨は、反動がある筈のバースバスターの必殺技を簡単に撃てたんだろう? 訓練を受けてる訳じゃ無さそうだし……記憶を取り戻したら聞いてみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5分後。拠点の裏に回ってみると、予想通り防御は手薄だった…………が、予想以上に誰も居なかった。それもその筈、実はさっき飛んで行った真ゲッターが拠点の前門辺りに墜落。部隊がそこに集中してしまっていた。最大のチャンスを逃す訳はなく、無事拠点内に侵入することができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

建物の中は入り組んでおり、時折襲いかかってくる無人のスイカアームズを撃退しつつ、海東さんが盗んだマップデータをコピーした端末を手に望さんが先導する。真っ直ぐ中枢施設に乗り込む算段だ。

 

「ここみたいだな」

 

ドモン

「気をつけろ。何が出てくるかわからんぞ」

 

警戒しつつ、中枢部のある部屋のドアを開けて入る。が、そこは広めだが誰もいなく、無人のまま機械が動いていた。

 

ドモン

「自動化されているのか。道理で中に誰もいない訳だ」

 

智哉

「侵入できる筈がないって思ってたんだな、きっと。監視システムすらさっきのスイカアームズ達だけだ」

 

明梨

「兎に角、情報を集めようよ。もし見つかったら大変だし」

 

促された俺達は、近くのコンピューターを操作する。何か出てくればいいんだが……ん?

 

拓斗

「これは……なんだ? DG細胞による洗脳とコントロールシステム?」

 

「何っ!」

 

画面に出た文字を言った途端、望さんが凄い勢いで画面を覗き込んできた。そしてファイルを次々に開いていく。

 

「DG細胞で洗脳した人達を各拠点でコントロール……ただし、エンドレスが連れてきた者は本拠地から直接……要するに、ここを破壊すると最低限拠点の兵力は無力化できるってことか。それなら!」

 

キーボードを操作してある画面を出すと、マウスでクリックした。

 

ドモン

「どうしたんだ?」

 

「少なくとも、これで外に居る兵力は無力化できた」

 

智哉

「ん? ここにあるのは……ガイアメモリって奴か?」

 

少し離れた場所からは、智哉さんがクリアケースに入ったガイアメモリというものを持ってきた。

 

「ここに保管されていたのか。……ふむ、G(ゴールデンフルーツ)F(フォーゼ)W(ウィザード)二本か。よし、後はここの機能を止めさえすればいい」

 

アギト

「そういうことなら、徹底的にやっちまおうぜ」

 

指をポキポキと鳴らしながら言うアギトに、皆がいい笑顔を浮かべる。勿論俺もだ。これが何を意味するかと言うと……。

 

『Starting By!』

 

望&拓斗

「「変身!」」

 

『Complete!!』

 

ドモン

「せぇりゃあああああああああ!!」

 

全部ぶっ壊すってことだ。でもなんでドモンさんは、生身で機械壊して怪我1つ無いんだろ? 鍛えれば誰でもああなるのか?

 

シュロウガ・シン

「これでこの基地はもう終わりだな。そんじゃ、とっとと退散しますか」

 

システムが次々とダウンする中、俺達は出口に向けて走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズガンッ! ズガァンッ!

 

外へ出た俺達を待っていたのは、2人の仮面ライダーによる威嚇射撃とその後ろにいる誠一だった。周囲にはライオトルーパーやメイジが糸の切れた人形のように倒れている。

 

ドモン

「仮面ライダーシグルド……師匠か」

 

シュロウガ・シン

「じゃあもう1人の、桃のライダーは……?」

 

誠一

「おいおい、気づかないのかよ。お前の奥さんだよ、仮面ライダーマリカになっているのは」

 

シュロウガ・シン

「っ、彩愛!」

 

無言のまま攻撃体勢を取るマリカに向け、智哉さんが手を伸ばす。それを見て、俺は怒りが込み上げてきた。大事な人同士を戦わせようだなんて、人のすることじゃない。江島も、それに荷担するあの男も外道だ!

 

誠一

「さあ行け、シグルド、マリカ。奴らを殺せ!」

 

命令に従い、シグルド達が歩いてくる。と、その前にドモンさんと智哉さんが立ちはだかった。

 

ドモン

「ここは俺達に任せろ」

 

智哉

「自分のミスは、自分で取り返す」

 

ミス……それが大事な人を連れ去られたことなのか、敵にしてしまったことなのかはわからない。でもここは彼らに任せよう。一対一で戦うことを望んでいるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリカ

「…………!」

 

先に動いたのはマリカだった。ソニックアローを手に、シュロウガ・シンに振り翳す。ディスキャリバーが変化した武器、インテグラル・ディスキャリバーで受け止めながらシュロウガ・シンはマリカを見る。

 

シュロウガ・シン

「ぐっ! ごめん、彩愛……俺のせいでこんな目に遭わせて……だからせめて、僕が君を止める!」

 

ソニックアローを押し返して斬りかかる。マリカはバックステップで避けると、弦を引いて光弾を放つ。それを回避し続けていると攻撃に間が開き、マリカはゲネシスドライバーのロックシードを外すとソニックアローに取り付けた。

 

『ロック・オン!』

 

赤いポインターがシュロウガ・シンを狙う。しかし彼も負けじと、インテグラル・ディスキャリバーを構える。彼に迷いはない。彩愛を止める為なら多少の傷を受けたり与えたりすることは、覚悟の上なのだから。

 

『ピーチエナジー!!』

 

必殺の矢が放たれる。

 

シュロウガ・シン

「見切った!」

 

センサーで矢を捕捉したシュロウガ・シンはインテグラル・ディスキャリバーで矢を真っ二つに切り捨て、そのまま加速。ピーチエナジーロックシードをソニックアローから強引に外すと、展開していた部分を閉じ、マリカに腹パンを入れる。

変身が解除されながら、気絶して倒れる彩愛をシュロウガ・シンが受け止める。

 

シュロウガ・シン

「今は眠ってて、彩愛……」

 

そう言って、彼は銀色の細胞に侵された最愛の女性を地面に寝かせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドモン

「てやぁっ!!」

 

シグルドの放つ斬撃を避けながら、ドモンは次々に拳を叩き込む。ただDG細胞に操られているだけのシグルドには、それらを回避するのでやっとだ。

 

ドモン

「(師匠……今、お助けします!)たあっ! はっ! とおっ!」

 

連続で放たれる光弾を、その上を飛び移り続けることで回避し、更に上空へとジャンプする。そこに光弾が一発放たれるが、ドモンは拳で弾き飛ばす。

 

『ロック・オン!』

 

それをチャンスと見たシグルドが、チェリーエナジーロックシードをソニックアローにセットして、弦を引く。

 

ドモン

「何の! 流派! 東方不敗が最終奥義!!」

 

だがドモンもただではやられない。構えを作ると、必殺技の名前を唱える。

 

『チェリーエナジー!!』

 

ドモン

「石破!! 天驚けぇぇぇぇぇぇぇんっ!!!!」

 

突き出した拳から放たれたエネルギーが、ソニックボレーを消滅させシグルドに直撃。変身を解除させる。仰向けに倒れる東方不敗を、着地したドモンが受け止め寝かせる。

 

ドモン

「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バース

「終わったのか……」

 

ラムダ

「ああ。DG細胞を消すことはできなくても、気絶させることで行動を止めることができるからな」

 

戦いを終えた2人に近づき、今度は誠一を睨み付ける。

 

誠一

「な、何故だ!? 何故あんな思い切ったことができる!? 大事な人と戦えば、全力を出せない筈じゃ―――」

 

ドモン

「甘い! 人は大事な人間の為なら、例えその人間が傷つこうとも、必ず救い出そうとする覚悟がある! それを考えなかったのは、愚の骨頂だ!!」

 

誠一

「黙れ、黙れぇ! こうなれば、コイツで!」

 

背を向けて走り出すと、奴はなんと真ゲッターに乗り込んだ。その直後、音を立てて真ゲッターが動き出した。

 

誠一

『はっはっはっ! こんなこともあろうかと、操作方法を熟読し、身体を鍛えていたのだ! これで貴様等を殺してやる! ゲッタートマホーク!!』

 

ドモン

「させるか! ガンダァァァァァァァァムッ!!」

 

両刃のロングトマホークを振り下ろす真ゲッターを、ビームサーベルを構えたシャイニングガンダム・スーパーモードが受け止める。

 

誠一

『潰れちまえよぉぉぉおおおおおおおおおお!!』

 

ドモン

『この……!』

 

体重を掛けるようにゲッタートマホークに力を込めた。しかしその途端、どうしたことか真ゲッターは動きを止めた。

 

ドモン

『何だ?』

 

誠一

『どうした!? 何故動かない―――ひっ!? な、何だこれはぁ!?』

 

誠一の悲鳴が聞こえる。彼に何が起きているんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真ゲッター1のコックピットでは恐るべきことが起きていた。突如伸び出した無数のコードが、誠一の身体を包み込もうとしていたのだ。

 

誠一

「い、嫌だ! どうして俺が! まだ奴らを殺しちゃいないのに……このままじゃ原作が…………う、うわあああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

ついにコードが全身を飲み込み、誠一は真ゲッターに取り込まれていく。そしてその身体がコックピットから消える寸前、彼の声色は恐怖ではなく安らぎへと変わっていた。

 

誠一

『ああ、そうか……どうして気づかなかったんだろう……こんな簡単なことだったのに……そう、全てはこうなるんだ……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラムダ

「死んだ……のか?」

 

アギト

『随分とおぞましい悲鳴だったが、何かあったのか?』

 

ドモン

『わからん。だが奴が死んだのは確かだ。気が完全に消えた』

 

となると後は真ゲッターだ。さてどうしようか……と思っていると―――

 

真ゲッター1

「………………!!」

 

突然真ゲッターの額から緑色の暖かな光が漏れ、東方不敗と上川さんに降り注ぐ。すると不思議なことに、身体のあちこちに見えていたDG細胞が綺麗さっぱり消えた。そして―――

 

東方不敗

「う、うう……」

 

彩愛

「んぅ……?」

 

眠っていた2人が目を覚ました。

 

ドモン

『し、師匠っ!!』

 

シュロウガ・シン

「彩愛っ!!」

 

それぞれガンダムから飛び降りたり変身を解除しながら、2人へ近づく。智哉さんもドモンさんも、涙を流している。

 

智哉

「良かった、彩愛……! 無事で……!!」

 

彩愛

「…ありがとう……あなた。助けようとする想い、伝わってきたよ……」

 

ドモン

「師匠……師匠……!」

 

東方不敗

「……ドモン、何を泣いておる? 男子足るもの、軽々しく泣くものではない……」

 

泣くなとは言うが、これを泣かずにいられるだろうか。特にドモンさんは、死んでいた師匠が生き返ったのだ。これ程嬉しいことは無いはずだ…………って、あれ? 真ゲッターから、今度は強い光が空へ……。

 

じっと見ていると、空に穴のようなものが開いた。次の瞬間、

 

???

「「「うおおおおおおおおおおおおおおお!?」」」

 

如何にも顔の濃い男が3人、そこから現れた。

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