スーパーNOVEL大戦IMPACT   作:レイブラスト

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ブラジルルート THE SHOW MUST GO ON

ブラジルの拠点に着いた面々はとりあえず、正門から少し離れた物陰から様子を伺っていた。

 

星夜

「警備は厳重そうだな。正面から行くのは自殺行為に等しいだろう」

 

ヒカル

「じゃあ裏口からこっそり行くとか? この辺入り組んでてどうやって行けばいいかわかんないけど」

 

星夜

「そこが問題だよな」

 

浅倉

「ミラーワールドから行けば一発だが、鏡の位置が悪いと返り討ちに遭うな」

 

一真

「と言うか貴方と光輝以外にミラーワールド行き来できないし。…………ってあれ? 光輝はどこだ?」

 

隣に居た筈の光輝が居ないのに一真が気づき、皆がその姿を探していると、正門の方から彼の声が聞こえてきた。

 

光輝

「あ、どうもこんにちは。俺、城戸光輝と言う者です。ちょっと中を取材させて欲しいんですが。それと、取材クルーはあちらに」

 

……何故か門番をしていた仮面ライダーメイジの1人に名刺を差し出し、更に一真達が隠れている場所を指で差してしまった。

 

一真&星夜&ヒカル&浅倉

((((何してんのあのバカァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!??))))

 

あまりに突然なことに4人は心の中でシンクロ総ツッコミを入れる。

だがメイジは首を傾げて彼らと光輝を交互に見ると、門を開けてどうぞと手を差し出した。

 

光輝

「オッケーだって!」

 

一真&星夜&ヒカル&浅倉

「「「「しかも行けるのかよっ!!??」」」」

 

光輝のフリーダムな行動に作戦前から疲弊しながらも、4人は光輝と合流して門を通った。だが疲弊していた故に気づけなかった。通したメイジが、密かに緊急信号を送っていたことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光輝

「ほぇー、ここが拠点かぁ。やっぱ他の建物とは素材とかデザインが違うんだな。まあ元が日本人だから当たり前か」

 

呑気にカメラで撮影をしている光輝だったが、他の皆は気が気ではなかった。どう考えても怪しさ満点だからだ。

 

一真

(明らかに罠……だよな?)

 

ヒカル

(きっと責任者でも出てくるんだろうさ。気が重くなるよ……)

 

星夜

(……どうやら本当に来るみたいだな。見ろ)

 

彼の指す方向を見ると、ライオトルーパー達が道を開け、そこを3人の人物が歩いて来ていた。その1人は操られてゲネシスドライバーを装着したセシルだ。

 

一真

「セシル……」

 

???

「おっと、動くなよ。この女に何しでかすかわからないからなぁ」

 

残りの内、1人の少年が前に出て言う。

 

光輝

「ん? アンタ達誰?」

 

凍耶

「俺か? 俺は竜崎凍耶! 裕太様に蘇らせて頂いた、超絶イケメンの最強だ!!」

 

創哉

「俺は牧村創哉。同じく裕太様に蘇らせて頂いた、イケメンだ」

 

金髪に緑と水色のオッドアイの少年・凍耶がどや顔で名乗り、銀髪に赤と青のオッドアイの少年・創哉がスラスラと名乗る。

 

星夜&一真&浅倉

(((うわ、痛ぇ……)))

 

見た目とセリフの二重の意味で、星夜達は思った。が、ヒカルだけは驚いた様子で見ていた。

 

ヒカル

「竜崎凍耶に、牧村創哉だと?」

 

一真

「え、知り合い?」

 

ヒカル

「まさか。ただ慎司から聞いたことがあるだけだ。望さんに殺された、自分勝手な踏み台転生者だって。転生できない筈だが、きっとアインストの力で強引に復活させたんだ」

 

嫌そうに言うヒカルの言葉を聞いた一真は、踏み台転生者の意味がよくわからなかったが、きっと悪い奴なんだろうと解釈した。

 

光輝

「はぁ。で、そのお2人が何の御用で? インタビューさせてくれるんですか?」

 

凍耶

「アホか。お前等を殺しに来たんだよ。そうとも知らずに誘い込まれてさ」

 

一真&星夜&ヒカル&浅倉

((((だと思ったよ……))))

 

あの状況でそれ以外に考えられない、と4人はうんうん頷いていると……。

 

光輝

「な、なんだって!? 俺を騙したのか!?」

 

一真&星夜&ヒカル&浅倉

「「「「このバカ気づいてなかったのかよ!?」」」」

 

あまりのバカ具合に4人はツッコミが止まらない。が、ここで光輝もスイッチが入ったらしく構えを作る。

 

光輝

「そうとわかったら戦うっきゃない! 行くぞみんな!」

 

一真

「あ、ああ!」

 

若干気圧されながら、光輝と浅倉は手鏡にカードデッキを翳してバックルを、ヒカルはデルタギアを、星夜はサインドライバーを、一真は戦極ドライバーを腰に装着してそれぞれカードデッキ、デルタフォン、メロンロックシード、サインスイッチを構える。

 

『メロン!』

 

「「「「「変身!」」」」」

 

『Starting By! Complete!!』

 

『ロック・オン!』

 

『ソイヤッ! メロンアームズ! 天・下・御・免!!』

 

『トランス・サイン!』

 

カードデッキをバックルにセットした光輝と浅倉は仮面ライダー龍騎と仮面ライダー王蛇に、サインスイッチをドライバーに挿入し緑色のレバーを押した星夜は仮面ライダーサインに、ロックシードを装着してカッティングブレードを倒した一真は仮面ライダー斬月 メロンアームズに変身した。

 

創哉

「やれやれ、血の気が多い奴らだ……凍耶、行くぞ」

 

凍耶

「おうよ! ……セシル・フェイスフル、お前もだ!」

 

ため息をつきながら言う創哉は黄緑色のカードデッキを、意気込む凍耶は緑色のカードデッキを正面に翳すと、スパークと共に腰にバックルが出現。セシルはメロンエナジーロックシードを解錠する。

 

『メロンエナジー!』

 

セシル

「変身……」

 

『ロック・オン!』

 

『ソーダ! メロンエナジーアームズ!!』

 

凍耶&創哉

「「KAMEN RIDER!」」

 

ゲネシスドライバーにエナジーロックシードを取り付けシーボルコンプレッサーを押し込み、セシルは仮面ライダー斬月・真 メロンエナジーアームズに変身。凍耶と創哉はバックルにデッキを装填し、丸いエネルギーフィールドに包まれ仮面ライダートルクと仮面ライダーキャモに変身した。

 

同時にライオトルーパーやメイジ達が戦闘体勢を取る。

 

斬月MEA

「……みんな。斬月・真は俺が相手をする。手は出さないでくれ」

 

王蛇

「ゾルダとベルデもどきは俺が戦る。雑魚は任せた」

 

サイン

「わかった。無理はするなよ」

 

一言告げると、サインとデルタと龍騎、斬月に王蛇はそれぞれの敵に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メイジA

「!」

 

龍騎

「おっと!」

 

『ソードベント』

 

1人のメイジが振り下ろすスクラッチネイルを、召喚したドラグセイバーで受け止め、蹴っ飛ばす。追い打ち気味にドラグセイバーで連続切りをし、他のメイジにも肉薄する。

 

『『『アロー! ナウ!!』』』

 

そこへ他のメイジ達がコモンウィザードリングで、ライオトルーパー達がアクセレイガン・ガンモードで一斉射撃を行う。

 

『キャンサー・アームド!』

 

サイン

「はぁっ!」

 

キャンサーゾディアーツのハサミを装備したサインがそれらを弾き、接近する。

 

『『『バリア! ナウ!!』』』

 

サイン

「そんなものっ!」

 

バリンッ! ドガッ!

 

メイジB&C&D

「「「!?!?!?」」」

 

防御用に張った魔法障壁を容易く突破し、サインのハサミがメイジ達を切り刻む。その最中、背後からライオトルーパーが2人、アクセレイガン・ブレードモードを構えてサインに飛びかかった。

 

デルタ

「ファイア!」

 

『Burst Mode!』

 

襲撃に気づいたサインが振り返るのと同時に、デルタがデルタムーバー・ブラスターモードの弾丸で撃墜した。

 

サイン

「すまない、助かった」

 

デルタ

「お構いなく!」

 

自分の周りに集まる敵を、デルタは格闘戦でいなしていく。少しして、ほぼ同時に3人のライダーは技を発動する。

 

『ストライクベント』

 

『ジェミニ・アビリティ!』

 

龍騎

「はぁああああ……だあっ!!」

 

サイン

「ふんっ!」

 

デルタ

「はっ!」

 

ドラグレッダーとの合体技、ドラグクローファイヤーとジェミニの爆発性エネルギー弾とデルタムーバーの弾丸で敵を彼らから見て中央に集める。

 

『ファイナルベント』

 

『Ready!』

 

デルタ

「チェック!」

 

『Exceed Charge!!』

 

龍騎はドラグバイザーにファイナルベントカードを挿入し、サインはサインスイッチを押してから3つのレバー全てを同時に倒し、デルタはミッションメモリーをデルタムーバーに差し込むと音声認識で発動させ、ポインターマーカーを発射した。

 

龍騎&サイン&デルタ

「「「はぁああああああああああああああああああ!!」」」

 

ドラゴンライダーキック、サインコスモシュート、ルシファーズハンマーによるトリプルライダーキックが炸裂、敵を一網打尽にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斬月MEA

「はぁっ! せぇい!」

 

無双セイバーとメロンディフェンダーを駆使し、ソニックアローを持つ斬月・真と斬り合う。スペックが劣っているとは言え、攻守が整っている斬月は攻撃に特化し変身者が特殊な状況下に置かれた斬月・真を押していく。

 

斬月・真

「………………!」

 

『メロンエナジースカッシュ!!』

 

ガァンッ!

 

斬月MEA

「うおおおおっ!?」

 

シーボルコンプレッサーを一回押し込んで放たれたソニックアローの斬撃を、メロンディフェンダーで防ぐがやや後ろに下がる。そこへ追い打ちとばかりに、メロンエナジーロックシードをソニックアローにセットする。

 

『ロック・オン!』

 

斬月MEA

「やるってのか。仕方ない、多少無茶だけど!」

 

『ソイヤッ! メロンスカッシュ!!』

 

カッティングブレードを一回倒すと、メロンディフェンダーを投げ捨て無双セイバーを両手持ちにする。斬月・真を見据えると、真っ直ぐ突撃した。

 

『メロンエナジー!!』

 

ソニックボレーが連続して放たれるが、斬月は無双セイバーで全て切り払い、肉薄して切っ先を左肩に当てる。

 

斬月・真

「!!」

 

斬月MEA

「ぬっ、ぐ…おおおおお!」

 

ソニックアローで押し返そうとする斬月・真の力に耐えながら、斬月は左手を離すとメロンエナジーロックシードに手を伸ばし―――

 

斬月MEA

「うああああああああああああああ!!……っとぉ!!」

 

ゲネシスコアごと強引に取り外す。変身が解除され倒れ込むセシルを、斬月は支えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ソードベント』

 

王蛇

「うああああああっ!」

 

ベノサーベルで王蛇が斬りかかる。トルクはマグナバイザーによる射撃で、キャモは格闘術で攻撃するが強引に攻撃し返す。

 

トルク

「コイツ! 滅茶苦茶過ぎるだろ!!」

 

『LAUNCH VENT』

 

キャモ

「同感だ!」

 

『WHEEL VENT』

 

ギガキャノンを召喚しトルクは王蛇に砲撃を仕掛け、キャモはヨーヨー型武器バイオワインダーを召喚して投げ飛ばしていく。

 

王蛇

「チッ! 鬱陶しい……!」

 

『アドベント』

 

メタルゲラス

「グオオオオオ!!」

 

キャモ

「うおっ!?」

 

メタルゲラスを召喚し、キャモの相手をさせる。その隙にトルクへ向かおうとするが……。

 

『SHOOT VENT』

 

トルク

「させるかっての!」

 

ドォオオン!!

 

王蛇

「っ!」

 

ギガランチャーから砲弾が放たれ、王蛇はギリギリで避ける。が、その先で1人のメイジに羽交い締めにされる。

 

王蛇

「何っ?」

 

トルク

「今だ! 吹き飛べっ!!」

 

『FINAL VENT』

 

トルクの必殺技エンドオブワールドで、マグナギガからミサイルやレーザーやらが飛び交う。それらは王蛇に向かい、爆風で覆った。

 

トルク&キャモ

「「やったか!」」

 

勝利を確信した2人だったが……。

 

メイジ

「…………」

 

王蛇

「それが?」

 

『ファイナルベント』

 

王蛇はメイジを楯にして逃れており、即座にヘビープレッシャーを発動し突撃。キャモのデッキを砕く。

 

『ファイナルベント』

 

すかさずハイドベノンを発動し、今度はトルクに直撃。デッキを砕いた。

 

凍耶

「か、カードデッキが壊れた!?」

 

創哉

「も、もうダメだ、お終いだぁ……」

 

実は2人も知らなかったことだが、意図的に日本版と同じ強度に設定されてあったのだ。故に壊れてしまったのである。

 

王蛇

「この程度か。北岡と高見沢と同じライダーで期待していたが、所詮は小物か」

 

そう言うと、彼らに寄ってくるバイオグリーザとマグナギガを無視して仲間の元に向かう。

 

創哉

「ま、待った! 助けてくれ! このままじゃ死んじまう!」

 

王蛇

「知るか」

 

その一言で切って捨てると、2人の断末魔を耳に歩を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王蛇

「終わったか」

 

サイン

「まあな」

 

龍騎

「んじゃ、行こうか。疲れたから早く済ませないと」

 

ヒカル&一真

「「お前のせいだろ!!」」

 

文句を言いながら、全員で建物に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中枢施設で彼らが見つけたものはF(フォースディメンションポケット)M(メイジ)M(マッハ)C(チェイサー)の能力ガイアメモリと、各拠点の戦力情報だった。

 

サイン

「えっと、中国の拠点の戦力は……ライオトルーパー軍団と仮面ライダーメイジ軍団と仮面ライダーオーディン軍団。本拠地は中国のと同じのに加えて、デビルガンダム軍団に量産型ゲッターロボG軍団か…………相当厳しいな」

 

冷や汗を流しながら、データをコピーすると中枢施設を破壊、踵を返した。

 

サイン

「……ん?」

 

足に何かぶつかり思わずしゃがんで拾い上げると、純正のメモリーメモリだった。一応持っていくかと、それを手にサインは脱出した。

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