ウィーッシュァユァメリクリスマス(イチャつく用ベンチだけ爆撃)
ウィーッシュァユァメリクリスマス(デートしている彼氏だけ銃撃)
ウィーッシュァユァメリクリスマス(無人のデートスポット爆撃)
ウィーッシュァユァメリクリスマス(ホテルに入る男だけ銃撃)
ウィーッシュァユァメリクリスマス(とある戦闘機にロックオン)
ウィーッシュァユァメリクリスマス(クルピット反転からEML発射)
ウィーッシュァユァメリクリスマス(セルユニゾン撃墜確認のバトラ)
アンタレス隊女子一同「(何これ……)」
バトラ「馬鹿を撃墜した辺りで皆さんはどうお過ごしでしたか? どうお過ごしますか? バトラです。こんな小説読む時間あったらエスコンするかガーリーエアフォースの原作読むか仕事して下さい」
セルユニゾン「全人類エスコンしろ」
アンタレス隊女子一同「(生きてた……)」
「数が多過ぎる!!」
爆撃機の群れを高速で飛び抜けながら機銃を放つ為にスティックのトリガーを引くバトラ。
場所は日本海上空。ザイの爆撃機迎撃戦なのだが、僚機は大量の護衛機に阻まれており、爆撃機部隊に接敵出来たのはバトラだけだった。護衛機は既に他の僚機に刺し向かれていた事もあり、今は爆撃機だけの丸裸も当然だったが、バトラは苦戦していた。
「電子妨害もだけど、機銃がウザい!!」
電子妨害によりミサイルが使用できなくなっただけで無く、今回の爆撃機は機銃が爆撃機にとっての脅威だった時代の機体らしく、各所に機銃を搭載しており、弾幕により思う様な迎撃作戦が展開出来なかった。
それでも、一撃離脱を繰り返しながら何とか数を減らそうとするが、同じ機体を狙った数回のアタックで1機を撃墜出来る状態だった。
機銃弾は撃てる時に撃って、1回で仕留めているので減りこそ少ないがアタックを途中で辞めねばならないなどと言う状況だった。
「電子戦機を!」
そう言いながら電子戦機を探すが、機銃の嵐がそれを邪魔する。
せめてミサイルが使えれば。そう思った瞬間に雲を突き抜けて、一本のミサイルが飛来した。
「!? このミサイルは!」
誰が、という言葉は吐かれる直後に雲から飛び出した僅かにブルーサファイアに輝く見た事の無い機体が現れると、目の前の爆撃機の操縦席に当たるだろう場所を撃ち砕く。
頭を失った爆撃機は機体を駒の様に回転させながら落下する。その様子を戦果確認をする余裕が無いのか、機銃群を躱して、爆撃機の群れから離れる様に飛行するサファイアブルーに輝く機体。
バトラはサファイアブルーに輝く機体から離れる様に飛びながらも、主翼と胴体に照射する様に爆撃機に機銃を浴びせて、爆撃機の群れから離脱する。
機銃の攻撃が疎らになる場所まで離脱した2機の戦闘機にそれぞれ乗る男性パイロット、バトラと御木静一、そして静一の後席に座るライノと呼ばれる少女も同じ思いを同時に抱く。
あの機体は何かと。
「あの機体とコンタクトは?」
静一は後ろの少女、ライノに可能か問う。EPCM環境下では、通常の電子装備は使えない。アニマによる制御を受けた電子機器、もしくはAJZ装置を乗せた機体の電子装置だけである。
「うーん、EPCMがキツ過ぎるね。さっきのミサイルもリソースの殆どを割いて漸く爆撃機に百発百中レベルだからねー」
静一とライノが乗る機体、F/Aー41Aは後席のアニマ、ライノの制御を受けた電子機器を乗せる戦闘機だ。
その性能はAJZ装置を乗せた電子機器を載せるバトラのIℓー44 ウプイリよりは強力だが、それでも無効化させるEPCMが周囲の空間を覆っていた。
「CCISは?」
F/Aー41Aに搭載された特殊兵装とも言えるコンピュータの存在を指摘するが、バックミラーに映るライノが被りを振る。
全くの無反応だった。だが、反応が無いと言う事である事がライノにはわかっていた。
「静一、アレはアニマの乗ったドーターじゃない」
CCISと言う装置をよく知るライノの言葉を静一はそんな筈は無いだろうと思いながらも信じた。
常識的に考えれば、バトラの機体はドーターでパイロットはアニマだろう。だが、アニマの乗るドーターに必ずと言っていい程にある筈の輝く装甲はウプイリには無く、あるのは手入れを欠かさずされている装甲だけが放てる陽光の反射のみだった。
「じゃあ、なんだ?」
「わかんない」
戯けた様子で告げるライノに静一は何も言わずに前に向き直る。この間にも機銃の弾を回避する為に機体を小刻みに動かしているのを見るに、腕は確かなパイロットの様だ。
「なら」
少し危険だが、ザイを撃った事実に仲間と言う訳では無いが、敵ではないと判断してか、ゆっくりとF/Aー41Aの前に出るとバンクを振る。
それを見た静一もバンクを振り返すとその反応に満足したバトラは機体を翻して、爆撃機の群れへと向かう。
「今のは?」
不可解な行動にライノが静一に問い掛ける。
バンクと呼ばれる行為は簡単に言えば主翼を上下に軽く揺らす様な動きで、意味としては戦闘機動と言うよりも、通信機が乏しかった時代に味方や謝辞を告げるなどの意味で使われる動作だ。
今の時代では早々に見ない行動だが、静一はこのバンクの意味を知識として知っており、バトラは前世から引き継いだ記憶の中の1つとして知っていた。ローテクとはハイテクが使えなくなった時に珍重されるものだ。
バトラは上方から攻める為に上昇後にハンマーヘッドで機首を下に向けるとスロットルを開けて加速する事で機銃の嵐を誤誘導させた上でイワシの群れの中で一通り暴れた後に抜けるアシカの様な動きで離脱を行う。
バトラが背中を見せて離脱しようとすると機銃は集中するが、群れの中から黒煙や炎を吐きながら数機が落ち、空いた機銃の隙間からF/Aー41Aがヘッドオンで突っ込む。
これで数機の爆撃機が頭を吹き飛ばされる形で空中をゆっくりと回転しながら落下する。
F/Aー41Aはエルロンロールから背面急降下で離脱と同時に別の爆撃機を撃墜、さらにライノが最初から最後まで誘導するミサイルで1機を撃墜。その際の残骸が別の爆撃機に乗っかった事でもう1機を撃墜する。
此処まで撃墜しても爆撃機の群れは徐々に日本海を超えて本土に近付く。
2人とも小松基地からの出撃だった故に焦りを見せ始めた瞬間にまたも雲から1発のミサイルが飛来し、バトラの下を素通りにして爆撃機に偽装していた電子戦機が撃墜される。
<<エルジア・ファーバンティ社所属のアクイラ隊の1番機のAQUILA01よ。そちらの方々は味方? それとも敵?>>
黒を基本色に白と黄色の混ぜた迷彩色に塗られたSー32が雲間から現れる。
この機体はドーターの特徴を持っていない事は静一にもバトラにも分かっていた。同時に通信機からノイズが消えている事にも。
<<マーティネズセキュリティティー社所属のアンタレス隊1番機ANTARES01。ザイを共通の敵とするならば敵対する気は無い>>
<<ステラ社所属のステラ隊1番機STELLA01。此方も敵対する気は無い>>
それでもまずは敵でない事を示し、離れた場所で互いに近付き、敵意が無い事を示す。
<<初めまして。せい……STELLA01のWSO、ライノだよ>>
<<紹介が遅れました。E/Fー117G ゲイザーのアニマでAQUIL02、です>>
残りのメンバーが漸く、交流らしい交流が出来る様になると機銃の嵐が吹き荒れ、各機が旋回で逃げる。
<<ゲイザーは未熟だな。電子戦機らしく援護を!>>
バトラが瞬時にゲイザーが空戦能力に難があるパイロットだと見抜いて指示を飛ばす。
やはり、ヴァラヒア事変とゴールデンアクス事件で戦争を経験したバトラの身に不思議と宿ったカリスマに偶然にも出会ったパイロット達は自然とバトラの言葉に反発はせずに従う雰囲気を纏わせる。
<<電子戦機の位置か破壊を。他のメンバーは各個に自由攻撃!>>
それでも、バトラは他の機体の性能も実力も知っていない事もあり、ゲイザーにのみ指示を飛ばす。
ゲイザーもAQUIL01よりも強いカリスマを秘めた口調に素直に従い、電子戦機を見つけると2発のミサイルをリリースする。
放たれたミサイルは白煙を引きながら、電子戦機のアニマが持つ類い稀な演算能力から生み出された巧みな誘導を受けて機銃の網をくぐり抜けて、爆撃機に守られる様に飛んでいた偽装電子戦機を破壊する。
<<よし!! ミサイルロックが出来る様になった!!>>
未だに周囲のレーダーを妨害する程のEPCMが撒かれているが、対ザイ様にチューンされた電子装備を邪魔する電子戦機だけがばら撒くEPCMが無くなった事で短距離だけであるが各機のロックオン機能が正常に作動する様になる。
バトラは此れ幸いと一旦は爆撃機の群れから剥がれて、ミサイルロックオン機能の調整を行う。
その隙を埋めようと動いたのはAQUIL01、ミュベール・スタークスが爆撃機の群れに飛び込む。
パワーダイブをしながらの攻撃で一機を撃破するとそのまま下に抜けるが、此処で一手間を掛ける。
<<ゲイザー>>
<<了解>>
短い通信だが、それだけで彼女達は意思疏通を行い、ミュベールがミサイルをリリース。ゲイザーが誘導を行い、ミュベールが離脱する際に危険だろう爆撃機を優先して撃墜する。
ゲイザーの援護を貰って離脱したミュベールが通った穴に今度は静一が飛び込み、爆撃機の群れを突っ切るルートを選ぶ。
前方から迫る機銃をバレルロールで躱し、最も密集した地点に機種を向けると同時にFOX2のコールサインと共にミサイルをリリース。リリースされたミサイルはライノが完璧に誘導して見せて撃墜した。
<<イン・ガン・レンジ、ファイア>>
その間も静一は爆撃機に喰らい付く。
正面の爆撃機に機銃を叩き込んで黒煙を吐かせると、そこ爆撃機を撫で躱す様に機体を逸らして素通りした際に放たれた機銃は空を切り、別の爆撃機に命中して撃墜する。
「アハハ、同士討ちしてる」
楽しいと言わんばかりにライノの笑い声がコクピットに響く。だが、同時に目が慣れて来たのか、機銃が塗装を剥がす程度だが被弾し始める。
静一はこれ以上は無理と爆撃機の主翼をミサイルでへし折り、別の爆撃機と空中衝突を起こさせ、その残骸を盾にする様に背面急降下で離脱する。
<<加速した!!>>
ミュベールの通信が響く。
爆撃機の主翼から此処に居る者ならばとうの昔に見慣れたアフタバーナーの炎が吹き出されていた。
数が少なったザイの爆撃機が起死回生の一手に隠していた手段だった。
主翼に追加搭載されたであろうロケットブースターから得られた推力に物を言わせて離脱しようとする。
<<この方向は……小松!>>
ライノの言葉が響くとミュベールが追撃にアフタバーナーを発動させ様と手を動かした瞬間に前方の1機が撃墜されると、他の機体も次々と撃墜されるが、他の3機はそれよりも目を引く光景が周囲を埋め尽くしていた。
なんて事は無いミサイルの発射煙なのだが、その量が尋常では無い。
背後から追い抜いて周囲を不規則に暴れ回る様に飛来するミサイル達。その煙が幾重にももつれ合うように空に線を引き、ある種の不思議な光景が生まれていた。
小さなミサイル故に火力が低いが、熱源を的確に命中し、さらに1機に対していくつも当たった事で爆撃機がまるで風に引き裂かれる木の葉にバラバラになりながら撃墜される。
<<全機撃墜。きょう、ん?>>
気付くとさっきまで居た3機の反応が無くなっていた。それに気付いたバトラの耳にベルクトの鈴が鳴る様な声が響く。
<<すみません。補給してたら遅れ、どうしました?>>
<<いや、なんでも……>>
バトラはそう答えるとカノープスのレーダーに新たな敵機が現れていない事が報告され、全機帰投の命令が出されと目の前を飛ぶベルクトのSuー47が目に見えてソワソワと主翼を揺らす。
<<どうした? ひだんか?>>
<<地、違います! 今日は25日ですよ。後でみんなを誘ってクリスマスパーティーしようって言ってたじゃないですか!!>>
今回の出撃に間に合わなかったパイロットが幼馴染とクリスマスパーティーをすると言う話を聞いて、バトラ以外のメンバーが乗り気になってしまった事とバーフォードの休暇代わりの許可が出た事で決定してしまったクリスマスパーティー。
<<そうだな、帰ろう。バトラ、RTB>>
偶然に出会った同業達との今日の共闘は聖夜の日の奇跡として、バトラの胸の内にだけ秘められた。
此処まで読んで頂いて感謝しております。
うん……出来の方は許して下さい。懲罰隊で5本線くらいするんで。
言い訳として今回はコラボ作品で借りたキャラを無事に返す為なのと、借り先のイメージ保護で好き勝手動かせなかった事、何よりも展開がワンパターン化する爆撃機迎撃作戦なんてチョイスした事が原因です。
でも、ガーリー・エアフォースのアニメ放送にエスコン7の発売をお祝いしたかったの!!
と言うわけではコラボ作品のご紹介です。(話の振り方が下手)」
お借りしたキャラクターと機体ですが、『鞍月しめじ』様が執筆されております『光る星を繋げて-ガーリー・エアフォース-』より『御木静一』と『ライノ』のペアに機体としては『F/Aー41A』をお借りしました。
この作品は原作とはまた違った流れなので一味違う味付けとなっています。が、この作品に出るキャラクター、特にアニマ達がとても生き生きとしており、大変面白い作品です。執筆されております鞍月しめじ様にはコラボ要請に快くお受け頂けた事に此処で深く感謝を。
そして『liris』様が執筆されております『ガーリー・エアフォース Sister‘s Vaportrail』より『ミュベール・スタークス』とその愛機である『Sー32』とアニマの『ゲイザー』そのドーターである『E/Fー117G』です。
こちらの作品はFー117という渋い機体チョイスに影の下の力持ち、電子戦機を組み合わせた作品で今後の展開が気になる作品です。コラボ要請に快く応じて頂けたliris様にも此処で深く感謝を。
2つの作品をご紹介しましたが、自分の語彙力と文才の無さ故に伝わっていないでしょうから最後に一言だけ、こんな作品読む時間あったら鞍月しめじ様の光る星を繋げて-ガーリー・エアフォース-とliris様のガーリー・エアフォース Sister‘s Vaportrailを読んでください下さい。
それでは皆さん。メリークリスマス! そして、もしもご縁があればオーシアの空でお会いしましょう。