またバカなことをやらかした私ですがハリアーで編隊を組むくらいの速さでのんびり、ゆっくりとお付き合い下されば幸いです。
プロローグ 死亡から転生に各機突入せよ!
プロローグ 死亡から転生
「今日のお前の珍回答『細胞融合』」
「止めて!? 出来たばかりの黒歴史を掘り起こすの止めてよ!?」
「え〜、やだ〜。だって面白いじゃ〜ん」
「そんな声で言おうとも止めへんで!」
「何で、関西弁?」
「なんでやろ?」
その日あったことで賑わう、よく見かける下校風景だ。
それが遊びで建てたフラグ一つで崩壊するなど、あの時の俺は否、俺たちは思いもしなかった。
「なあ、細胞融合」
「細胞融合言うな。俺泣くで」
「別に泣き叫んでいいけど?」「泣き叫べばいいんじゃないかな?」
「………俺のこと嫌い?」
「そんな訳ないじゃん(お菓子くれる人として)」(メソラシー)
「ええ〜、好きだよ〜?(からかい甲斐のある人として)」(メソラシー)
「ははは、そんなことないアルよ」
「うわあああん。そんなのあんまりだぁー」
「そして、その後の細胞融合を見た者はいない」
「そんな馬鹿なことがあるか!あと!細胞融合言うな!」
「細胞融合!上だ!」
「へ?」
俺は上を見上げようとした時に頭部に何かが当たる音と割れる音がした。
「は!? ここは……どこだ?」
目を覚ますと一面が緑で覆われた草原に寝転んでいた。
「あ! 目が覚めましたか?」
「あ……ああ。一応ね」
起き上がった瞬間にローマ彫刻の像なんかが着けてる服を着た、金髪の女性が急に声を掛けてきた。
「すいませんでした!!」
「え? え、えーと……何が?」
いきなり土下座する金髪女性に面食らう俺氏に金髪女性が説明をする。
「え〜と、説明すると長くなるのですが〜……」
「OK。面倒そうな空気だ。単刀直入に言ってくれ」
「はい。実は……」
彼女が説明に入ったので静聴しよう。
「つまりだ。色々言ってたのを三行で説明すると。
貴方の部下のミスで俺が死んだ。
死因は頭部への植木鉢の落下。
謝罪に貴方を転生させます。
でいいんだよね?」
「はい。本当に申し訳ありませんでした。お詫びに特典を三つお付けして転生させます」
成る程、テンプレだ。
「では、特典はどうしますか?」
「その前に聞きたいことが複数あるのだが、いいか?」
「ええ、どうぞ」
「一つ目は巻き込まれた人はいないのか?」
自分の被害が広がってたら目も当てられない。
「居ませんよ。近くにいたご友人も怪我一つしてません」
「よかった。二つ目は特典は転生後しか効かないのかだ」
これによっては選び方が変わる。
「貴方が生きていた世界でも、一部は効きます。主に非物理的な物ですが」
「成る程ね。じゃあ、転生後の世界の情報をくれ」
これは選ぶ内容を吟味する上で必要最低限の情報だ。使えない特典を貰っても死に損だからな。
「そこは私がそれ程高位の神ではないので、貴方の記憶の世界に抽選で決めます。先にやりますか?」
「頼む」
「では、三つだけ」
そう言って俺の頭に手をかざすと俺の頭からカードが三枚出てきた。
「では、どうぞ」
引けということか。
「これだ!」
裏返すと文字が書いてあった。
「ガーリーエアフォースか」
最近になって読んだラノベのタイトルだ。舞台は現実世界だから、ファンタジー系の特典は面白く無い。
「ガーリーエアフォースですね。では、特典はどうしますか?」
ここは悩みどころだ。一つは決まっているが他は決まっていない。
「う〜ん」
「お困りですか?」
「あ、はい」
唸ってしまっていたのか声を掛けてきた。
「上神の時はどんなチートにしようか迷う人が多いのですが、大抵の場合は大丈夫ですよ。いきすぎな物は多少の制限・条件が付きますが」
「チートは余り好きじゃない」
「えーと、言いづらいのですが〜…チートを一個は言って頂けると……」
「ああ、顔が悪くなるのね」
「……はい」
「そうだな。チートは流石に失礼かと思って控えていたのだが、先方が良いというのだ。チートを二つ程は頼もう」
「はい、問題ありませんよ。三つでも良いですよ?」
「欲張りと贅沢ばかりは宜しくないからな」
「一つ目はエ◯スコンバットと二次大戦の全エースパイロット達の全機動が行える技術だな」
結構、チートだと思う。だって架空と現実のエースパイロットの全員の全部の戦闘技術の合わせ技だ。
「飛行機がないと意味が無い技術ならそれが制限と条件ですから、問題無いですね」
意図し無い制限・条件が俺を襲う!
「二つ目は15G以上に耐えれる体が欲しいな」
これもチートだろう。人間って9Gがギリギリなんだぜ?15Gは確実に人間辞めてる。
「制限も条件も無しですね。15Gなんて戦闘機に乗らなきゃ味合わ無い環境ですよ?」
再び意図し無い制約と条件が俺を襲う!
「3つ目は……俺が生きていた世界に俺が存在したという事実を消してくれ………可能か?」
「可能か不可能かを答えるなら可能です。これが、貴方の存在を証明する物を消してくれ、なら無理でしたが、存在という非物質的な物なので可能ですが…………いいんですか?貴方が居たことすら忘れさられますよ?」
「良いんだよ。寿命なら割り切れるが、事故で悲しまれてしまうのは申し訳が立たないからな。何事も無かった様に過ごして欲しいから」
「わかりました。では、転生させます」
「あ、待ってくれ! 少しお願いをしたいのだが良いか?」
「ええ、良いですよ」
よかった。訊かなくても良いがやっぱり知りたい。
「他の転生先ってなんだった?」
「え?ああ、SAOとISでしたよ?」
「どれでも、よかったな。まあ、これも運命だ。変更なんて言わねーよ。じゃあ、転生をお願いします」
「はい!」
そう言って、何処からか落ちてきた紐を引っ張ろうとする神様を見てジャンプして位置を変更する。
「アブネー!これもテンプレだな」
「じゃあ、これもテンプレですか?」
『ゴンッ』
サイドからの強烈な一撃に耐えられず穴に落ちる俺は最後に叫んだ。
「とんね◯ずの水落かよーーー!」
(行きましたね。しかし、初めてのケースでした。大抵は全部の特典をチートにして、死んだ世界のことは気にしない人ばかりでしたが、特典の一つを潰してまで死んだ世界のことを考えるとは思いもしませんでした。少し、サービスしましょう)
何処からか落ちてきた革製の表紙が特徴の本を開き、何かを書き足す。神は満足気に頷くと本をしまった。
「強力な物じゃ無いのが申し訳無いですが、特典を追加しておきました」
彼がどんな風に生きるのか楽しみですね。と呟くと仕事に戻っていった。
ここまでお付き合い頂きましてありがとうございます。
次回はすぐに投稿できる目処が立っておりますのでお待ち頂ければ幸いです。
次回予告
転生して十数年経った後の彼の生活とは如何に!?
整備と補給を終えた機から離陸!離陸後は【転生から…】へ急行しろ!