ガーリーエアフォース PMCエースの機動   作:セルユニゾン

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Suー47の外見データが手に入らない。誰か教えて下さい。

後、後書きでアンケートやります。

海鳥島ザイFOB攻略に乗り出した自衛隊とMS社だが、ザイの地対空クラスター弾を前に攻略が失敗する。

次こそは成功させる為にバトラが一肌脱ぐ。

作戦8 【蠍の毒と研ぎ澄まされた翼】を開始する。


作戦8 蠍の毒と研ぎ澄まされた翼

<<着陸を許可します>>

 

航空自衛隊那覇基地の管制塔から許可を貰った藍色のF-4。バトラのRF-4TB-AJZ ファントムⅡが滑走路に着陸する為に高度を下げて、主脚を引き出す。

 

前に着陸した白色のA-10が滑走路から退避した所で、紅色のJAS 39Dと山吹色のF-15J、翡翠色のRF-4EJ-ANM、黒色のA-10の近くへと進む。

 

RF-4TB-AZJは徐々に高度と速度を下げて行き、滑走路に主脚が接触する。

 

ゴムとコンクリートが擦れる独特な音を立てながら、滑走路を滑走する。

 

RF-4TB-AZJが突如、尾翼のラバーを操作して滑走路脇の土の場所に突っ込もうとする。

 

<<バトラ!何を!>>

 

管制官が叫ぶ。

 

バトラは管制官の叫び声を無視して、ラバーを操作する。

 

ラバーを操作された機体が横へ動き出した途端に左翼の主脚が折れてが無くなり、金属とコンクリートが何回も当たった音を後ろに立てる。

 

機体重量が右と前に集中した様で機首の主脚も機体から離れる。

 

機首を地面に擦りながらも止まる気配は無く機体は滑走路脇の土に機首から突っ込む。

 

機首のピトー管は地面に突き立てた瞬間に折れる。

 

それでもピトー管位では機体の慣性は止まらない。

 

機首が再び地面に刺さると機体の後ろが跳ね上がり、機体は逆立ちに近い状態になる。

 

<<(90度まで)立てーーーー!!>>

 

管制官が叫ぶ。

 

<<ヤメローーーーーーー>>

 

バトラも管制官に叫ぶ。

 

機体は機首を起点に75度まで傾くが、キャノピーが少し地面に埋まるとそこで固定される。

 

機首は地面に突き刺さってはいたが、装甲板がキャノピーから離れると地表に隙間が出来たおかげかキャノピーが開き、バトラは閉じ込められると言う最悪の事態は回避できた。

 

「よっと」

 

バトラがコックピットから出ると機首を滑り台の様に滑べって地面に降りる。

 

「75度で止まるなよ。後、15度頑張れよ」

 

バトラが那覇基地にいた頃に世話になった整備員がニヤけ顏で声をかける。

 

「おやじさんも管制官みたいなことを言うのな!」

 

流石にバトラもこれには叫ぶ。

 

「艦載機の90度直立は伝統だろ?」

 

「捨てちまえ!そんな伝統!」

 

艦載機の90度立つは不名誉な事なのだ。(ネタの業界では名誉な事)

 

「はははっ」と笑いながらさる整備員を後ろで睨みつけるバトラだが、すぐに辞めて滑走路に視線を向ける。

 

視線の先では折れた二本の主脚を回収し終えて、漏れたオイルの撤去も終えかけている自衛隊員の姿があった。

 

M43飛行中隊と自衛隊のアニマ達が那覇基地に居るのかと説明すると、撤退する頃に八代通から那覇基地に向かうようにカノープス経由で知らされた為だ。

 

バトラの視線は逆立ち気味の愛機に向けられる。

 

(大丈夫だろうか?)

 

主脚とピトー管が折れただけなら多少の修理で直ぐに戦線復帰が出来る。しかし、内部の電子系統まで壊れているなら近い内での再出撃は絶望的だろう。

 

「だが、取り敢えず……」

 

今は目の前の問題を解決しないとな。

 

「全く、戦闘ならまだしも着陸位は出来たんだぞ?」

 

「でも、慧も高G飛行で疲れてたから」

 

ん?待てよ。少し確かめたい事が出来た。もし、俺の推理が正しければ簡単に問題解決が出来る。

 

「なあ、慧君」

 

「何ですか?」

 

若干、怯え気味の慧君に俺は苦笑しながら話す。

 

「作戦失敗の事で怒ってはないよ。独断先行で動いた奴がいて失敗した訳じゃない」

 

それを聞いて息を吐く慧君。

 

心なしか胸を撫で下ろしている様にも見える。慧君に恐怖を植え付ける様な事をしたかな?

 

あ、訓練で滅茶苦茶やったな………

 

つい最近だと数メートルの距離でコックピットに30mmを叩き込んだ覚えがある。

 

「小松防衛戦の後でグリペンから慧君の操作と指示だって聞いたが………何処までやった?」

 

「え?えっと………」

 

思い出そうと顎に手を当てて考える慧。

 

「グリペンが不具合を直すまでのほんの少しです」

 

ああ、挙動が変だったあの後の少しか。

 

「グリペン」

 

ペールピンクの髪が一瞬、跳ね上がる。

 

声を掛けられると思わなかったのだろう。

 

「なに?」

 

感情を感じずらい声。単純にまだ、言葉に感情を乗せるというのが出来ていないだけだろう。こればっかりはコミュニケーションを繰り返すしてグリペン自身が知っていかなければならない。

 

「アニマのデータ・リンクを普通の人間は受け取れないよな?」

 

「普通の人間ならAJZの仲介を受けて、HUDに表示されない限り無理」

 

つまり、AJZが無いと無理という事か。

 

なら、打開作はある。だが、ここで話すのはよそう。歩く拡声器がある。

 

「後でハンガー裏に来てくれ話したい事がある」

 

「え?……あ、ちょっと」の言葉を無視して手を振りながら歩き去る。

 

(取り敢えず、一つ目の問題は解決の糸口が出来た。後もう一つは……)

 

「なんでお父様の言う通りにしないの!」

 

思案の海に入り込みかけた時にイーグルの叫び声が聞こえた。

 

「私は作戦活動の自由を頂いていますので、私の判断で作戦を変更するのはなんらおかしい所は無いはずですが?それで怒鳴られるのはお門違いです」

 

「でも、作戦が失敗したじゃん!」

 

「それはあなた達の実力の問題でしょう。ちゃんと制空権を取って頂ければ仕事しましたよ?まあ、上空からの奇襲に反応出来ていないので無理な話だと思いますが?」

 

イーグルとファントムの只ならぬ雰囲気に周りの自衛官達も目を丸くしている。

 

(少しイラつくな)

 

作戦失敗は全て俺たちに有る。と言う言い分にイラつきが隠せない。

 

誰かが作戦無視、独断専行をしたのならわかるがそのどれもしていないのにその意見は頂けない。

 

作戦失敗は部隊全員の責任で有るべきなのだ。

 

「ファントムの言い分もわかるが、俺だったらあんなミッションは楽なもんだと思うがな?」

 

挑発気味に言ってやる。

 

「あら、それはどんな意味でですか?」

 

良し、喰い付いた。

 

「俺も今回の作戦に似た作戦を行った事が有るんだが、その時はひっきりなしに飛んでくる高機動のSAM(地対空ミサイル)の雨と電磁浮遊機雷の森を800キロ前後の速さで飛び抜けて800キロの速さで動く移動目標に当てたんだがな」

 

「つまり、制止目標に巡行ミサイルを当てるくらいは簡単だと?」

 

嗜虐的な笑みに口角を上げるバトラ。

 

「そうだな。動かない目標。しかも、地上目標を相手にできないなんて言うとは、エースとは名ばかりだなって思っただけさ」

 

「安い挑発ですね。そんなもので私が動くとでも?貴方はもう少し頭が良い方だと思っていたのですが、残念です」

 

ああ、知ってるよ。そしてそう言う奴は自分より劣っていると思ってる奴に対してはプライドが高い。

 

「だろうな。だが、エースならあれくらいの作戦は簡単に終わらせれる筈なんだよな。あ、無理か。DACTで自分よりも弱いと思っている奴に小細工を使わなきゃ墜とせない位の実力なら」

 

ならば、そのプライドに傷を付けに掛かれば良い。

 

「真っ向勝負なら勝てると?そもそもこちらに貴方とのDACTをやったとしても利益が無いですね」

 

涼しげな表情で話すファントムにバトラが勝ち誇った顔で喋る。

 

「ほお〜〜そうか。なら、俺が負けた時はIUPF時代の仲間に救援を要請と思っていたがやめだな」

 

「成る程、良いですね。私にも利益が有ると。万が一にもありませんが貴方がもし勝ったら、私達だけで攻略する事になるんですよね?奇跡でも起きないと成功しませんよ」

 

ああ、そうか……そう言うか。なら、この喧嘩は俺の勝ちかな。

 

「奇跡が起きないと………か。エースパイロットは奇跡が起きるのを待たない。エースパイロットは

 

 

 

 

 

奇跡を起こす。それこそがエースパイロットだ」

 

エースの必要最低限の条件だ。

 

「エースが負けられない戦場に出る。それは奇跡を起こす事を義務とされる時だ」

 

その言葉を聞いたファントムがピクリと眉を動かす。

 

「つまり、次の作戦では、奇跡を起こすとでも言いたいんですね」

 

ファントムが嗜虐的に口元を歪めてから喋る。

 

「良いでしょう。ですが、この際ですから上下関係をしっかりする為に条件を付けましょう」

 

「ほう。じゃあ、次の作戦から俺だけでも信頼して貰おうか?」

 

「では、私からは……」

 

指先を下唇に当てながら話す。その姿は女が男を誘うような姿だった。

 

「MS社を退社して、私のパートナーになって貰うとか?」

 

「いけません!そんな条件のm「黙れ」ッツ!?」

 

詩苑の言葉を遮り、殺気も出して黙らせる。

 

「ああ、良いぜ。本物のエースと偽物のエースの差を教えてやる」

 

指を数回動かして、挑発する。

 

「自暴自棄なのか、そう見せているのかわかりませんが二回一緒に飛んでわかりましたが貴方では私に勝てませんよ。奇跡でも起きない限り」

 

「言っただろう?エースは奇跡を起こす事を義務とされた者の事を言うと。奇跡は起きるよ。いや、起こす」

 

基地のサイレンが鳴り響く。

 

「なんだ!!」

 

周りが『緊急着陸!緊急着陸!』と叫んでいる。

 

「おいおい!なんだありゃあ………」

 

自衛隊の観測機だろう四発の大型ターボプロップが降下して来ていた。

 

主翼の片方が半分折れて、四発のターボプロップエンジンの内の一発が火を噴き、右の主脚の一切が出ていないままの状態で滑走路にタッチダウンする。

 

耳障りなブレーキ音と火花を散らす。大破した機体は数回バウンドした後にオーバーラン寸前で止まる。

 

『消防と救難リフトを回せ!』

 

自衛隊員が叫ぶ。

 

(護衛機機が見えない。墜とされたか?)

 

あれは観測機だろうから間違いなく護衛機がいる筈だが、それが見えないとなると墜とされたの考えるのが普通だ。

 

『護衛機はどうした!』

『全機、墜とされたらしい!』

 

(良くやってくれました)

 

無事な着陸はできなかったが、護衛の対象機を基地まで帰したのだ。護衛機としての仕事は全うした。

 

俺は名も顔も知らぬ、亡き戦闘機乗りに対して、敬礼を送る。

 

(彼らは仕事をやり遂げた。なら、今度は俺たちの番だ!)

 

死んだ者が残った者に思う気持ちなど、残った者の押し付けかもしれない。だが、死んだ者がやり遂げようとした事を残った者が継ぐのは残った者の義務なのだ。

(押し付けかもしれませんが………必ず、成功させます)

 

それが自分に出来る、最大限の弔いだと思うから。

 

「必ず墜とす」

 

肩越しに振り返ったバトラが静かにファントムに告げて、去っていく。バトラの背には覚悟をした者の風格が漂っていた。

 

 

 

 

 

バトラがハンガー裏で慧とグリペンに話した後にある場所に連絡してくれる様にマイケルに頼んで、バーフォードについ先程の事を報告に来ていた。

 

「と言う訳なんだ………うん、『また』だ。すまない。今更、謝って許して貰おうなんて思っていない。でも、この報告を聞いた時に安定感からくる安心感のような物を感じてくれた思う。安心感が無くなりつつ有る世の中でそういった事を忘れないで欲しいんだ。そう思ってこの報告をしたんだ。じゃあ、文句を聞くよ」

 

「…………………」『ゴンッ』

 

バトラの報告を聞いたバーフォードはカノープス機内の小さな会議テーブルに無言のヘッドバットを放つ。

 

「私的には構わない。只、技本の方にも連絡した方が良いな」

 

バーフォードは眉間を揉みながら通信機をセットして、小松の八代通に繋げる。

 

「ほら、説明しろ」

 

バーフォードから受話器を受け取ったバトラが説明する。二回目なので速く終わった。

 

「慧君と同じ事をするな。まあ、構わんよ。彼奴にお灸を据えてやってくれ。やり方はシュミレーターだろう。敵前で訓練飛行なんて出来ないからな。あと、お前の機体は逆立ちしたんだって?」

 

「最後のは何処から聞いた?………まあ良いや。父親公認なら手荒な真似をしても大丈夫だな」

 

「良いだろう。だが、どうやって勝つつもりだ?」

 

「へ?普通に撃墜するだけですが、何か?」

 

「……………馬鹿だろ?」

 

呆れ声の八代通の声。

 

バトラはスピーカーをオンにしてから話す。

 

「化けの皮を剥ぐのさ。構わないですよね。バーフォード中佐」

 

「お前の判断に託すと言ったんだ。構わないさ」

 

「一体何の話だ?」

 

訳が分からないという風に話す八代通にバトラが静かに言い放つ。

 

「青い蠍の毒はちょっとばかし強いですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方の午後五時、藍色のラインが中心に入った白いグリペンが四機、那覇基地に現れる。

 

四機並べて駐機されると一番機に乗っていたパイロットがバトラに話しかける。

 

「久し振りだな。r……いや、バトラ君。連絡は聞いている早速だが紹介してくれ」

 

「わかりました。ピンク色の髪の少女の隣に居る、緑色の髪の少年が連絡した人物です」

 

慧を指差して告げるバトラ。

 

そう言うと一番機のパイロットが慧に近づく。

 

バトラやグリペン隊の他のメンバーは近くにカメラや人がいない事を確認する。

 

「君がケイ・ナルタニ君だね。私はインディゴ隊一番機のデミトリ・ハインリッヒ中佐だ。バトラ君から聞いていると思うが君とそこのお嬢さんの臨時教官を務める」

 

「あ、どうも。宜しくお願いします」

 

慧が挨拶を返して、グリペンは無言でお辞儀をする。

 

「宜しく。君達を必ず、立派な【グリップリダーレ】にしてみせよう」

 

「グリップ……リダーレ?」

 

のグリップリダーレと言う言葉に首を傾げる慧に が答える。

 

「グリップリダーレはスウェーデン語でグリペンのパイロットを示す言葉だ」

 

「英語だと何て言うんですか?」

 

「グリフォンライダー」

 

「グリップリダーレの方がカッコ良いですね」

 

「そうかそうか。君はグリップリダーレ派か。気に入ったよ。早速、訓練を開始しよう。予約は?」

 

慧の肩を掴見ながら訊くにバトラが答える。

 

「単座と複座が一個ずつ取ってあります。一時間でできる程度で良いのでお願いします」

 

慧君の話だと六時にフナさんが来るらしいので一時間しか時間が無い。

 

「わかった。では、案内してくれ」

 

「はい」

 

シミュレーターに乗り込む三人を見送った後に俺はハンガーに向かった。

 

「機体は直りそうですか?」

 

事故を起こした愛機が作業員の手により修理が開始されていた。

 

「微妙だな。F-4のパーツじゃないところは大丈夫だが、F-4のパーツが無いから何とかF-15のパーツが使えないか試している所だ」

 

「そうですか。因みに何処が?」

 

「壊れている所は」と前置きを置いてから話す。

 

「主脚だけだな」

 

「マジかよ……」

 

主脚が折れていては滑走が出来ないので、飛ぶ事も出来ない。

 

「わかった。何とか頼む」

 

まかちょーけ(任せておけ)

 

「頼みます」

 

 

 

 

 

午後七時、俺のシュミレータールームに慧・グリペン・バトラ・そして船戸の姿が有った。

 

「結構、グロテスクになったな」

 

バトラがシュミレーターの外見を指差しながら答える。

 

三機のシュミレーターを様々なコードで繋がれた外見は触手の生えた何かの生物に見えなくもない。

 

慧とグリペンはデミトリ中佐から最後のレクチャーを受けていた。

 

「仕方ないさ、突貫工事だったんだ。美観には目を瞑ってくれ」

 

「中身が大丈夫なら良い」

 

そう言い終えた瞬間、シュミレータールームの扉が開き体感温度が下がる。

 

「あら?そちらの方は誰ですか?」

 

の姿を見て質問するファントムにが帽子を取りながら答える。

 

PMC(民間軍事会社)【ベルカ・カンパニー】所属の航空部隊、インディゴ隊一番機のデミトリ・ハインリッヒ中佐だ。よろしく頼む」

 

「バトラが要請を出すと言った人ですか?」

 

ファントムが微笑みながら話すが、はかぶりを振って否定する。

 

「私はあくまでもセコンドだ。今回のね。君達がどんな作戦をするのかは知らないが、私は無関係だ」

 

「あら、なら誰でしょうか?」

 

勝ち誇った笑顔をバトラに向けるファントムにぶっきらぼうに話すバトラ。

 

「そちらが勝てば良い話だろう?」

 

「そうですね」

 

ファントムが一歩下がり、全体を見渡す。

 

「確認致しますけども、私がバトラさんに勝った場合はバトラさんが私のパートナーになる。バトラさんが私に勝った場合はバトラさんを信頼する。慧さんに私が勝った場合は慧さんは私に絶対服従。慧さんが私に勝った場合は私は文句を言わずに次の作戦に参加するで良いんですね」

 

「ああ、良いぜ」

「それで構わない」

 

慧・バトラの順で答える。

 

「ええ、わかりました。負けた後に泣き落としなんてみっともない事しないでくださいね」

 

「ふん、御託は良い。さっさと乗れ、時間がない」

 

バトラから右端のシミュレーターに乗り込み、ファントムは何も言わずに真ん中のシミュレーターに乗り込む。

 

「うん。良い出来だ」

 

シュミレーターの調子を確認した後に模擬戦の設定を確認する。

 

天候:曇り 雲量:7/8 風:110度 5ノット 僚機:無し 空域:那覇基地周辺

 

(何処もおかしい所は無いな)

 

確認が終了していざ、訓練開始の合図を待つだけになった時、ファントムから通信が入る。

 

<<戦闘前に一つお話しておきたい事が>>

 

何かやったけ?俺。

 

<<私のシュミレーターに仕込んでいた遅延プログラムは先程、無力しておきましたので悪しからず>>

 

何をやってくれているんだ慧君。

 

<<そうかい。じゃあ、安心して飛べるな>>

 

<<ええ、ですが貴方には失望しました。貴方はこんな事しないと思っていましたが……しただけ無駄でした>>

 

本気で話すファントムの声から、ファントムの俺に対する評価は俺と違ったのだと痛感する。

 

<<……………>>

 

<<では、御機嫌よう。あ、貴方の機材には手を出していないので安心して離陸・飛行をして下さい。まあ、戦闘が始まったら保証し兼ねますが>>

 

通信が切れる。

 

慧君は今頃ボコられてるだろうから良いとして。

 

電子世界の那覇基地ハンガーから藍色のF-4が出され、滑走路に導かれる。

 

藍色の亡霊は滑走路を悠然と滑走して浮き上がる。

 

後を追うようにして緑色の亡霊も浮き上がる。

 

空港がどんどん小さくなっていく。空港が黒い点になった頃に二機同時に雲間へ突入する。

 

水蒸気の塊を突き抜け蒼空に出ると緑色の亡霊と藍色の亡霊は正反対の方向に旋回する。

 

劣位も優位も無い、真っ向からのワン・オン・ワンのドックファイト。

 

二機の亡霊が水平飛行でお互いに同じ速度・高度でヘッドオンするが機銃は撃たずにそのまま交錯する。

 

<<悪いが全力で行かせてもらう>>

 

<<機体のエンブレムを変えただけでそんなに強気になりますか>>

 

バトラの亡霊の垂直尾翼には鷲座の背景に鷲のエンブレムではなく、黒い蠍の上に蠍座が描かれたエンブレムが描かれていた。

 

<<BARBIE03>>

<<ANTARES02>>

 

もう一度ヘッドオンと同じ状況になる。

 

<<<<エンゲージ>>>>

 

二人が同時に宣言して20mm機銃が放たれる。

 

二機が背中合わせで交叉する。キャノピーのカメラの鈍い光がお互いに煌めく。

 

RF-4TBはRF-4EJの後ろに付こうと180度の右旋回で追うが、RF-4EJは斜め右方向に旋回して雲に突っ込む。

 

「逃がすかよ」

 

RF-4TBの旋回が終わりかけた頃にRF-4EJが雲に突っ込んだのを確認していたANTARES02は背面急降下で雲に突っ込む。

 

雲の中で旋回を始めて雲に出た頃には海に腹を見せて航行していた。

 

「何処に消えた?」

 

レーダーで確認するとレーダーは前方を指している。

 

「後ろだろ!!」

 

首の後ろを蜘蛛が這うような感覚を信じ、機体の三次元偏向パネルを真下に向けてのコブラ機動をして、そこから更に90度機体を背中側に傾ける。

 

水平飛行から合計180度の回転を背中側からやった事で機首は後ろを向くが背面飛行の状態になる。

 

そして、RF-4TBが背面飛行になったと同時に雲からRF-4EJが腹で雲を押しのけながら姿を表す。

 

こっちを向いていると思っていなかったのか反応が遅れた様子のBARBIE03はANTARES02にロックオンをする時間を与えてしまう。

 

<<<<FOX2>>>>

 

二機同時にミサイルがリリースされる。

 

ANTARES02は背面急降下を行った後にロールしながら上昇してミサイルシーカーの範囲外に逃れる。

 

BARBIE03はフレアを数個撒いて上昇する。フレアを戦闘機と勘違いしたミサイルが近づき爆発する。

 

雲に入ったRF-4EJを追って、RF-4TBも上昇した状態のまま雲に飛び込む。

 

「うお!!」

 

至近弾がRF-4TBの近くの雲に突き刺さる。

 

雲から出る時に若干の弧を描くように飛んでいたのが功を奏したのか、ANTARES02は無傷だった。

 

(不味いな。完全に後ろの上を取られてる。あれは偽の画像だとは思えんし……)

 

ANTARES02はバックミラーに映るRF-4EJの機動を見ながら考える。

 

空戦に置いて、真後ろを取られるのは危険極まりない。そして今回はそれに加えて、自分よりも上を取られた。これは不用意に上昇が出来ないことを意味していた。

 

万が一ここで上昇を行った場合は被弾面積を広げる事となり機銃の餌食になる。

 

RF-4TBは右に左と不規則に、時には増減速を行い機銃を避ける。

 

向こうも無駄弾を撃つつもりが無いのかあまり連射をしてこない。

 

ANTARES02はほんのコンマ数秒直進飛行を行う。

 

BARBIE03はこのチャンスを逃さまいと照準を素早く合わせた途端にRF-4TBの水平尾翼が直立、偏向パネルも上を向いた所為で少し機体が斜めになった所為で腹もエアブレーキの役目をしてその場で急ブレーキを掛けたかのように機体が減速した。

 

BARBIE03は減速に着いてこれずに射線に機体を被せてしまう。

 

<<イン・ガン・レンジ!ファイア!>>

 

機銃が放たれるがHiMATで回避するBARBIE02の追随の為にANTARES02も変態機動を開始した。

 

機体の下がった尻が振り子のように動き機体が横に向き、右横に向いた状態で右に90度バンクをした状態に持っていく。

 

その状態のままその場で腹側にドリフトターンの様に機体が動き、RF-4EJの横腹に機銃を向けて発射される。

 

RF-4EJは素早く180度ロールで背面飛行になった同時に降下して雲間に逃れる。

 

RF-4TBも追いかる。

 

「!?」

 

雲から出た途端に一足早く、背面降下の状態で雲から出ていたRF-4EJが逆コブラ機動で機首を向け、機銃を発射する。

 

RF-4TBはエルロンロールで回避する。

 

[自己診断プログラム作動……索敵レーダー・ロックオン機能喪失]

 

(回避しきれなかった!?」

 

RFー4EJの機銃弾は蠍から電子の目を二つ奪う。

 

ANTARES02はデットウエイトでしか無いミサイルを噴進弾として使用。

 

残弾全ては一直線にRFー4EJに殺到する。

 

RFー4EJも背面降下の前にハードポイントがやられたのかミサイルを全て放棄していた。

 

RFー4EJはバレルロールとロールで回避する。

 

そして、二機はヘッドオンに縺れ込む。

 

お互いに同時に機銃を発射する。

 

「弾切れ!?」

 

二機とも無傷でヘッドオンを終わらせる。

 

ANTARES02がある操作を行うとHUDにある文字が浮き上がる。

 

[三次元偏向パネルOFF]

共に20mm機銃のみという状況からできる限り条件を同じにした状態で闘うと決めたANTARES02の意思表示でもあった。

RFー4EJが雲に向かって上昇する。

 

RFー4TBも速度を高度に効率的に変えていく。

 

雲の上に出た瞬間に二機は旋回し、お互いにこれが機械に出せるカーブなのかと思う程の緩やかなカーブを描く時もあれば機械だからこそ出せると思える程の急カーブを描く時もある。

 

二機の鋼鉄の亡霊は、己の鉄翼の端に白い帯を残しながらお互いに後ろを取り合おうと必死に機体を動かす。

 

二機の残す水蒸気の帯が複雑に絡み合い、まるで闘犬を思わせる形を残す。

 

そんな二機の間を時々、明確な殺意が籠った機銃の弾が横切っていく。

 

<<ハハハ、楽しいなファントム!>>

 

<<その意見に同意は出来ないと思っていましたが……>>

 

ANTARES02の放った弾丸をほんの少しのヨーと左90度のバンクで回避したファントムが答える。

 

<<何をしでかすかわからない。そんな極限空間を楽しいと思っていた頃の私を思い出しました>>

 

さっきの弾丸のお返しだと言う風に20mm機銃を放つがANTARES02は半回転のバレルロールで易々と回避する。

 

回避した時に背面飛行になったのだが、その状態のままエアブレーキを全開にしてRFー4EJをオーバーシュート(後ろの戦闘機が前の戦闘機を追い越す事)をさせる。

 

攻守が一瞬にして変わったが、BARBIE03は慌てずに機体を揺らして回避に専念する。

 

当たらない弾が雲に突き刺さり、雲を散らす。

 

RFー4EJがエルロンロールで回避と同時に雲の中に入る。

 

RFー4TBもエルロンロールで追いかけ雲の中に突入する。

 

RF-4TBが雲から高度を下げて、バンクしながら旋回し始めた時にRF-4EJが凄まじい速度で雲を切って現れる。

 

曇天の空の下、高度500でヘッドオンする二機が機銃を発射する。

 

<<<<弾切れ!?>>>>

 

発射して2秒で弾切れを起こした二機が交差する。

 

「な!?」

 

交差し終えた途端にRF-4EJが操縦不能に陥り、ロールしながら高度を下げていく。

 

ファントムも必死に機体のコントロールを戻そうとするが戻らずにロールしながら海へと落ちていった。

 

<<BRABIE03の反応ロスト。ANTARES02の勝利だ>>

 

管制官の言葉が通信機から聞こえた。

 

<<何を!一体何をしたんですか!>>

 

ファントムの叫びが通信機から漏れる。

 

<<お互いに武器は尽きていた筈です!どうして私の片翼がなくなるんですか!>>

 

<<簡単な話さ。遠距離武器が無いなら近接武器を使えば良い>>

 

「意味がわかりません」と漏らすファントムに告げる。

 

<<過去のエースが使ったどの戦闘機にも搭載された近接武器……主翼だよ>>

 

<<な!?主翼に主翼をぶつけて斬ったと言うんですか!>>

 

<<正解だ。日本の局地戦闘機のエースが使っていただろう?>>

 

<<そうですが………>>

 

<<さて、この勝負は俺の勝ちだが、俺の事は護衛として信頼できる実力は見せれたかな?>>

<<ええ、勝っていた機動性を捨てて、機体重量と言うハンデを背負った中で正面から勝利した。文句なしです>>

 

そう紡がれた言葉には感情が見て取れた。

 

<<もう一つお聞きして良いですか?>>

 

<<ああ>>

 

<<何時から、本物の私を捉えていたんですか?いえ、何時からAJZシステムを切っていましたか?>>

 

気づいていたのか。

 

<<お前が最初にミサイルを撃った時だ。あれで本物だとわかったから、それ以外の情報は要らないという事で切ったんだ>>

 

<<成る程、確証が手に入るまでは手の平で踊ってやったと言う訳ですか……>>

 

何かを考えるように間が空いた隙に質問する。

 

<<AJZシステムを切っていると何時から知った?フナさんに頼んで装甲は出したままの設定にしていた筈だが>>

 

<<少し考えればわかります。私のハッキングはデータ・リンクを通してだと気付いていれば、AJZシステムを切る筈だと>>

 

お見通しか。

 

<<まあ、兎に角だ。次の攻略戦は頼むよ>>

 

<<ええ、ですがそれには条件があります>>

 

なんだ、この雰囲気で無理難題は無いだろうが………

 

<<私の直掩はANTARES02としてお願いします>>

 

つまり、信頼したのはANTARES02であって、ALTAIR01では無いという事か。

 

<<了解した。次は慧君だったな。頑張れよ>>

 

<<ええ、ありがとうございます。このまま連戦でしょうから、私は中に残ります>>

 

その言葉を聞いた後にシミュレーターの電源を切って出て行く。

 

「頑張れよ」

 

慧君の頭を少し弾いて、グリペンには頭をポンポンと叩く様に撫でていく。

 

 

 

 

 

 

 

「そうですね………」

 

「「…………………」」

 

ファントムが一言呟き、グリペン・慧君の二人は何故か正座で待っているという状況だった。

 

結論から言うとグリペンペアの負けだった。

 

訓練の最後以外は良い勝負だった。

 

慧君が操縦してグリペンは火器管制に専念と言うのは現実的で良い判断だったのだが、最後のカウンターマニューバがいけなかった。

 

ファントムが速度に乗り切る前にエアブレーキを展開した所為で的になりグリペンが蜂の巣になった。

 

「そうですね。次の作戦は慧さん。貴方が操縦してください」

 

「え?」

 

驚く慧君の肩に手を置く。

 

「グリペンの機体操縦が不安定な理由としては火器管制と操縦を同時に行っているからだろうから、その半分を慧君にやらせて半減させるのは良いアイデアだ」

 

「でしょう?」

 

微笑みかけるファントム。その表情には何も感じない表情の欠片もなかった。

 

「待ってくれ!勝手に話を進めるなよ。グリペンは良いのか?俺に操縦させて」

 

「構わない。私と慧は一心同体の様なもの。慧になら任せられる」

 

「あらあら、訓練前でもわかっていましたが相当信頼されているんですね」

 

慧君の目を見て言い切るグリペンにファントムが末妹を見る姉の様な笑みを浮かべながら喋る。

 

グリペンとファントムのセリフに俺は昔の光景を思い出してしまう。

 

『良いのよ。私と貴方は一心同体よ。貴方なら私の全てを任せられるわ』

 

『会って間も無いのに相当な信頼ね』

 

あの人達が今のを見ればなんと言うだろうか?

 

「---さー!バーーーん!バトラさん!!」

 

「うお!!近いって!」

 

ファントムの大声に驚く。

 

「話を聞いていましたか?」

 

「………すまん」

 

「ハァーー……」と溜め息を吐いてからファントムが話し出す。

 

「慧さんに操縦を教えた人にもう一度慧さんの指導をお願いできませんか?という話です」

 

「多分、むr「無理じゃないぞ」びっくりした!」

 

いつの間にやらいたのかデミトリ中佐が会話に参戦する。

 

「つい先程、台湾空軍から明日の自衛隊が行う作戦に参加する様に言われたんだ。だから、ここに1日いることになった」

 

「よし!教官ゲット!」

 

ガッツポーズする俺に慧君が冷水をかける。

 

「HiMAT対策はどうするんだ?ザイの超高機動に対応できるのが強みだろう?俺が操縦したらその強みがなくなるだろう?」

 

HiMATが出来るのがアニマの有利な点だが、グリペンの場合は話が別だ。

 

「後席に慧君が居たら元々、HiMATなんてできるわけ無いだろう。なら、慧君が操縦しても変わらない」

 

「う……」

 

隣のグリペンが身じろぎする。

 

「まあ、実際問題。グリペンの能力は高くありません。操縦とレーダー・火器管制を同時に行えるだけの余裕が正直ないのです。どちらかに気を取られればどちらか片方が疎かになる。管理しきれなくなる。それはそこで肩を落としている貴方の相棒もわかっている筈です」

 

確かにグリペンはこれでもかと肩を落としている。

 

「であれば、どちらか片方をケイ君がやるのが現実的な解答だ。それにケイ君がレーダー・火器管制を行っても、アニマがレーダー・火器管制をやる程の利点がないんです。ならば、ケイ君が操縦をした方が利点があります」

 

「でも………」

 

尻込みする慧君に俺が肩を叩く。

 

「HiMATは正直言うと諸刃の剣だ。空戦で大切なのは高度と速度、そして運動エネルギーを最小限の動きで転換して敵の優位な位置に付くことと………

 

 

 

 

 

どれだけ自分の乗る機体を信じられるかだ」

 

「自分の……乗る……機体を信じる…………ハッ!」

 

慧君が何かに気づいたかの様に目を見開き、隣を向く。

 

向いた先にはグリペンの灰色の瞳が不安そうに慧君の若草色の瞳を覗き込む。

 

「すまん………相棒だって言ったのに………」

 

「私達は機体を飛ばしているのではない。機体に飛ばして貰っているのだ。これは私の教官が言っていた言葉です」

 

突如として、デミトリ中佐が口を開く。

 

「私達は機体を信じられる様になって初めて『飛ばしあえる』関係になります。君達二人はそれを知らずに飛ばしあえる関係になっていたんです。グリペンはケイ君を信じているのにケイ君がグリペンを信じないというならお互いに飛ばして貰っている関係ですよ。まあ、さっきまではですけどね」

 

真剣な顔付きから一変して笑顔で話す。

 

「さぁ、ケイ君。グリペンを信じられる様になってからが本当のグリップリダーレの始まりです。訓練を開始しますよ」

 

「えええええ〜〜〜〜〜!」

 

襟首を捕まえられてドナドナされる慧を手を振って見送るファントムとバトラだが、グリペンは少しして追い掛けて行った。

 

「貴方もファントムという機体を信じているんですか?」

 

「勿論、俺は自分の持っている全ての機体を信じている」

 

「ファントムとして、嬉しい言葉ですね」

 

「お前が言うと俺の愛機の言葉を代弁する代弁者の様に思えてしまうのが問題だな」

 

一瞬の間を置き、お互いに笑い合う。

 

その姿はお互いを仲間と認め合う者同士の姿だった。

 

それが戦友という関係に変わるのは明日だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

函館から一六機の黒と白の鋼鉄の翼手を持つ蝙蝠が飛び立つ。

 

<<そう言えば、今回の連絡はあのM43飛行中隊らしいぜ>>

 

<<そうなのか?しかし、俺たちが偶然とはいえロシアの端の方にいて運が良かったな>>

 

<<そうだな。だが、改造したばかりで目が慣れていないんじゃないのか?>>

 

<<まさか、たかがマッハ0.ちょいだろ?>>

 

<<そうは言ってられないぞ。あのM43飛行中隊が救援を呼ぶ位だ>>

 

<<相当、でかい相手って事か>>

 

<<だろうな。あの部隊が俺たちの様な部隊に救援を出すんだ>>

 

<<そして、俺たちの様な部隊を呼ぶ訳だから、相当面倒でもありそうだ>>

 

<<だろうな。俺たちはM43程ではないが、面倒な仕事を多く片付けてきた>>

 

<<その実績が試される訳だ>>

 

<<ふ、それ位信頼してるという訳だろう?なら、その信頼を破る訳にもいかん>>

 

<<ALTAIR01の先輩にはお世話になりましたから、恩返しできそうです>>

 

<<どうやったら、こうも慕われるんだ?>>

 

<<貴様とは仁徳が違うんだろう>>

 

<<喧嘩しそうな事を言うな。まあ、元は最低賃金労働者だったらしいからな。助け合いが慣れてるのかも?>>

 

<<各機。彼らの信頼に答えろ。行くぞ!各機、強化された新たな機体を使いこなせ!>>

 

了解と全員が口を揃えて答え、速度を上げる一六機の蝙蝠は南へと機首を向ける。




後書きはエスコンの架空機を主人公サイドで出していいかどうかです。

調べてみると賛否両論の様なので、一応、型式名なんかが変わったりする予定です。

アンケートの方を宜しくお願いします。

アンケートの回答は活動報告にお願いします。

次回予告カッコカリ
いよいよ、始動する第二次海鳥島攻略戦前夜に呼び出されたパイロット一同。

そこで渡されるものとは一体………

各機、次の作戦まで戦闘配備で待機してくれ。
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