空戦する訳でもバトル訳でも無いし、ラキスケなんてものは無いから特に見所は無いと思う。
今回のモンゴル派遣の拠点となる仮設飛行場は砂漠の只中にある。
元々は鉱山で産出した鉱物や機材の輸送に使う予定だった滑走路を利用して仮設飛行場としている。
この飛行場にグリペン・ベルクト・バトラ・ファントムの順番で着陸する。
バトラはエプロンに機体を駐機させるとキャノピーを開けて、久し振りの風に髪と服を棚引かせる。
乾いた風を肌に受けていると汗と震えが止まっている事にようやく、バトラは自覚する。
「(今日も……死ななかった……)」
自身の両手を見詰めながら、グーパーと手を動かす。
その行動の最中に自身の心の何処かで死にたかったのでは無いかと言う憶測が顔を覗かせるが、自分は死にたがりでは無いと自己暗示を掛けながら、首を振って自己暗示ごと忘れる。
バトラは周囲を見渡して、緊急車両が取り囲むファントムの機体を見つけ、歩み寄る。
バトラは機体の側で項垂れる様な体勢のおかっぱ髪の少女に近寄る。
近づかれた少女、ファントムはバトラが2m程の距離に近づいた時に気付き、顔を上げた。
「バトラさん……」
「(こいつもこんな顔をするんだな……)」
バトラはファントムの不安と恐怖で揺れる琥珀色の瞳を見た。
「(こいつも少女に変わりは無いんだったな)」
経験豊富で現実主義者、それでいて冷静沈着でいようとする所から大人な女性と言う雰囲気を周りに与えるが、変な所でムキなる事もあれば、うっかりをする事もあり、クールに成りきれない所も存在する。そして何よりもバトラの目の前で恐怖と不安で震える目が彼女が1人の少女なのだと強く認識させる。
バトラと比べると小柄なファントムにバトラは膝を地面に付けて、ファントムの頬をパイロットグローブを脱いだ手で挟む様にして持つと顔を上げさせる。
「大丈夫か? アニマとドーターはダイレクトリンク中は機体のダメージがアニマに返って来るとベルクトに聞いたが、何処か怪我は? 異常は? 具合が悪いとかあるか?」
その問い掛けにファントムは頬をほんのり赤くしながらも応答をする。
「そんな冷たい手で言われても安心できませんよ。私は大丈夫です」
さっきまで冷や汗やら脂汗やらで体温を下げていた手は他人には冷えていると感じるには充分な程だった。
それを聞いたバトラは右手を顔から離す。
「ッ 〜〜〜〜ゥ!?」
「そんなセリフが吐けるなら問題無さそうだな」
バトラは本気のデコピンをファントムの眉間に撃ち込んだ。
ファントムはデコピンの領域を超えた痛みと突然の痛みに悶絶する。
「いいか。誰かの身代わりになって己を投げ出せるのは名誉も栄誉も有り、尊く、美しい行動だ。だがな……」
バトラがファントムの襟を掴み、強引に立たせる。
「残された奴の辛さと! 絶望が! どれだけの物かお前は想像した事があるか!!! 大切な仲間の犠牲で生き長らえると言う苦しみと! 重責を! 想像した事はあるのか……」
叫びながらもその腕の力は抜けて行き、声も弱まって行く。
そして、遂には腕を襟から手を放し、ファントムの両肩に両手を乗せて、膝を付く。
「頼むから、自分を犠牲に仲間を生かそうなんて考え無いでくれ……仲間の為に死ぬしかないなんて諦めないでくれ……仲間と生きる道を捨てようなんてしないでくれ……頼む……頼むから……」
「……バトラさん……」
ファントムがバトラの頭を抱く。
「……ッ……皆を置いて行かないでくれ……置いて行かれる苦しみも痛みも絶望も後悔も今の仲間に味合わせたく無いんだ……機体を捨てでも、生還する事を第一にしてくれ……」
「……バトラさん……貴方に言われるまで気付きませんでした。ごめんなさい……許してくれますか?」
謝罪と許しを請うファントムにグリペンはこの世の終わりの様な顔をして、何かを言おうとするが雰囲気を読んだ慧が寸前で口を押さえて阻止する。
「わかってくれれば良い。残す奴は残された奴の事を考え無い奴が多いからな」
「ドーターが壊されたら、私も死ぬ事に代わりは無いのですが」
「なんか言ったか?」
「いえ……何も。それより、後ろをどうにかしないといけませんね。手伝って下さい」
「後ろ?」
バトラは後ろに振り返ろうとするが、ファントムの無い様で有ると分かる位の胸と腕で頭だけが抱かれているとここで漸く気付き、それと同時に絶望と憤怒と羞恥が混じった混沌とした表情を浮かべるベルクトを認識した。
「えっと……これはだな……その……なんだ?」
「バトラさんが泣き付いて来たので少し抱いただけですよ?」
助けを求めてファントムと目を合わせたバトラにファントムは澄まし顔でとんでもない爆弾を投下する。
これにバトラは一瞬だけ絶望した様な表情を浮かべるが直ぐに火消しに動く。だが、暴走する乙女の行動力と速度は常識の範疇を超える。
「もう、泣き止んでるじゃないですか! 直ぐに放して下さい!」
「放したら、放さなくなるでしょう? それに……ねぇ?」
意味ありげな表情と言葉にベルクトの行動は加速しバトラをファントムから引き剥がそうとする。
それにファントムは対抗して身体をバトラの頭に密着させて、引き剥がされない様に抱擁を強くする。
因みに2人の美少女から取り合いをされると言う状況は世の男達からしたら妬ましい状況だ。
「(痛い痛い痛い痛い痛い! 首が痛いって! 苦しい苦しい苦しい苦しい苦しいって、息が出来ない!)」
やられている本人は頭だけがっちりとホールドされている状況から力任せに引きはがされようとしており首にダメージは行き、胸で行きは出来ないという悲惨な状況となっており、同時に口も抑えられているので抗議も出来ないという絶望的状況だった。
周りに人間は嫉妬からか救う気も無ければ、あの2人の間に飛び込む勇気も無く、事の顛末を見届ける形を形成していた。
そんなカオスと化した場所に白衣を着た肥満体の男がやって来る。
「おい! 男の取り合いはそこまでだ」
「そんな取り合いなんて……」「そうですよ。はしたない」
「ハァー……ハァー……(どの口がほざきやがる!)」
八代通の言葉にベルクトとファントムが同時に反論するが被害者(野次馬からは絶対に言いたく無い)とも言えるバトラは酸素を身体に吸気しながら心で突っ込む。
「まあ、良い。緊急事態だ」
「何が有ったんですか?」
慧が八代通の尋常じゃ無い様子に疑問を持つ。八代通は咳払いで場を更に緊張した場面に変える。
バトラも息を荒げ、地面に倒れながらも視線だけは八代通に向ける。そして、八代通の口から衝撃の言葉が発せられた。
「イーグルが機能停止した」
イーグルの機能停止の第一報を受けてから後日、パイロットメンバーがプレハブの一室に集められた。
何故、集まったのか? それは日本から届いたイーグルの詳しい状況を聞くためだ。
モンゴルと日本とは距離がありすぎる故にちゃんとした情報が届くのに時間が掛かる為にこうして、後日に集まり全員で情報を共有しトラブルシューティングに必要な情報を集める為でも有る。
パイロットのメンバーは渡されたレポートに目を通して、思い思いに口を開く。
「外傷は特に無く、突然倒れた。これが眠っている最中じゃ無かったのは上々だな」
レポートをから目を放して円卓に座るメンバーに目配せをしながらバトラが早々に口火を切った。
「それにEGG反応まで消失しているにも関わらずコアは無事。EGGの消失が砕かれる意外にあるんでしょうか?」
「ウイルスを打ち込むにも日本のイーグルにどう打ち込むのか? って言われたらおしまいです」
「コアが機能を停止していて、植物状態……直ぐに死ぬ訳では無いがいつ死んでも可笑しくないか……」
ファントムの発言にベルクト・慧の順番で頭を捻る。
仲間内で問題を再確認し合っても、一向に原因らしい原因が思い付かない。
「そんなのじゃない」
「あぁ?」
グリペンが顔を上げてポツリと呟く。その言葉に八代通は眉を寄せ、しかめっ面でグリペンを睨む。
そんな八代通をバトラがウイルスを懸念しても検査結果と兎に角何か案が出る事が大事だと言って八代通を落ち着かせる。
「で? グリペンは何が原因と?」
「重複排除」
「(あ、これ。専門用語だ)」
淡々と答えた内容にバトラは頭を抱える。
グリペンはそんな物知るかと説明を始める。
「1つの機種に適合できるドーター1体のみ。Fー15JがドーターとなるにはFー15CやFー15Dのドーターが存在してはならない。その原則が適用されただけ」
「つまりはJ型と似たり寄ったりなドーターがあるからドーターとしての本質が崩壊しようとしているんだな。だが、他の機体? どっかの国がFー15のドーターを開発したのか?」
バトラは八代通に向き直ると八代通は頭を振る。
「そんな話は聞いていないが、心当たりならあるな。ウランバートルにある残骸はドーターにする様な改修がされていた」
「ちょ、ちょっと待てよ! じゃあひょっとして、この鉱山に埋まっているFー15って」
その後に続く言葉を予想し全員が頷く。
「ドーターなのか?」
10月9日の午前11時。バトラは機体の秘匿回線を利用してバーフォード達と連絡をしていた。
そもそも何でこの時間と日付なのかを説明すると単純に盗聴と通信可能距離の問題である。
バーフォード達の乗機、Eー747は電子機器の多様化と追加搭載に加えて各種機材の近代化により、空中管制機と早期警戒機の両方をこなせる様になると契約の中で日本海から東シナ海においての管制と給油に加えて、監視と警戒を行う。空中早期警戒管制給油機として、日本に運用されていた。
今回のバトラの任務はベルクトを連れて、機能停止を起こしたイーグルを乗せた輸送機とそのドーターを乗せた輸送機の護衛任務である。
作戦を簡単に説明すると日本海横断を片宮姉妹機に護衛を受けながらバーフォード達が乗るEー767に空中給油パックを搭載して同伴。
中国の沿岸部辺りでバトラの機体に給油を行い、輸送機2機の護衛を引き継ぎ、仮設飛行場までエスコートと護衛を受け持つ。
そして、現在はカノープスから給油を受けながら、イーグルの機能停止による帰国予定の遅れ等を報告していた。
<<……という訳だ>>
<<成る程、技研からの報告は聞いていたが、これがドーターの重複排除による弊害か>>
<<流石にこれは八代通も予想外だったらしい。他に其方から此方に報告はあるか?>>
<<ああ。ファントムの機体損傷を聞いてな。お前のFー4も一緒に持って来た。NFIだっけか? を載せても問題無いだろう>>
<<あ、ああ。了解した。報告と給油完了。護衛任務を開始する>>
<<カノープス了解>>
バトラの機体が給油を終えて離脱すると編隊を組んで近くを飛んでいたベルクトと輸送機2機の編隊に加わる。
<<これより、ハンボグドの仮設飛行場までのエスコート及び護衛を開始する。各機、警戒を厳にせよ。ここは腐ってもザイのお膝元だ>>
その言葉に各機から了解の返答が届くが、ザイは索敵レーダーに引っ掛かる事も無く。帰りの護衛を同じ様に終わり、スクランブル待機も何事も無く終わる。
ザイからの攻撃は小松の方が多いくらいであり、ザイの攻撃は監視用プラットフォーム破壊を行う時の護衛ザイを相手にする小規模な戦闘だけで終わって行く。
帰りの護衛任務を終えたバトラはエプロンに木箱を3つ並べて、それを椅子と机代わりに護衛任務中に鉱山から発掘されたFー15と今後の行動についてファントムから報告を受けていた。
「まあ、Fー15がDJ型でアニマが慧達の様な人間と共に飛んでいるタイプで、イーグルを助けるには慧とグリペンがDJのNFIを通して、シャルル・ド・ゴールみたいな場所に行くと」
「色々、省いてますが、そんな感じですね」
「……それはまあ、良いとして……やっぱり、1番気になるのはグリペンの意味深な発言だな」
バトラは木箱に乗せた缶コーヒーに手を付けるのを見て、ファントムも喉を潤す。
「時折、あいつが的を得た、俺たちの見ていない観点と言うよりかは俺たちが持っていない情報から答えを出している様に見える時は有ったがな。今回の事は言い逃れ出来んな」
「バトラさんはどう思っているんですか? 今回のグリペンの発言を」
「どう……ねぇ……」
バトラは考えを整理する為にコーヒーをほんの少々飲む。
「グリペンの性格では人を騙すなんて出来ないだろうな。だが、奴の提示する事とそれに至った情報がわからない、重要な部分もわからない。有り体に言えば、なんとなくだ。それでは信用も信頼もし辛い。兎に角、先は見えないと言うのが問題だな。まあ、色々、行ったがイーグルを助けに行くのが慧とグリペンなら2人の判断に委ねる。俺には直接的に関わることじゃ無いしな」
「……淡白と言うか、冷たいと言うか、突き放しているのか尊重しているのかわかりませんね」
溜息を吐いてからファントムも木箱に置いたミネラルウォーターに口を付ける。
ファントムの言葉にバトラは頭を掻く。
「他人事だからじゃ無いかな?」
「この前のあの時とは全く別人ですね。偽物ですか?」
ファントムが木箱にペットボトルを置いたのを見計らって、バトラが口を開く。
「お前、あの時の下着の中央にビーズっぽい物付いてなかったか? シンプルな物より、飾り気のある方が好きなのか? と言うか結構胸あったんだな。普段着だと着痩せするタイプか?」
「……」
ファントムの白い肌が羞恥から一瞬にして赤く染まる。
「……ッ……」
「うっおい!」
「エッチ!」
「ほっと!」
「スケベ!」
「よっと!」
「ムッツリ!」
「あっぶね!」
「変態!」
「ほい!」
ファントムが軽い叫びを上げながらペットボトルを本気で投合するがバトラに難無くキャッチされそれを掌で回転させながら木箱に戻せばファントムがまた、文句を言いながら投げ、難無くキャッチされると言う変わったキャッチボールならぬキャッチボトルをする。
5回程繰り返せばファントムも落ち着いたらしく、浮かせていた腰を木箱に乗せる。
「偽物だと思うか?」
「私をこうも弄ぶのは貴方か慧さんだけですね」
「信じて貰えた様で何よりだ」
興奮からか息が荒く、胸を両手で守りながら、半身になるが羞恥が残っているのか未だに顔が赤いままのファントムが半目で睨みながら答える。
「皮肉って言葉を知ってますか?」
「そうすると魅力に感じる男が居るって知ってる?」
その言葉を聞いた瞬間にファントムが自分の座っていた木箱を両手で掴み、放り投げる。
流石のバトラも木箱は無理と判断して緊急回避で木箱が降って来る範囲から逃れる。
「殺す気か!?」
「殺される様な事を言うからです!」
お互いに最もである。
「悪かったから、許してくれ」
「……まあ、良いでしょう。パーツを融通して貰いましたし、これでチャラです」
「それは良い買い物をしたもんだ」
取り敢えず、木箱のセッティングを戻して席に着く。
「ファントム、お前もどう思う」
「グリペンのことですか? それなら……」
「いや、今のこの状況だ。さっき、身体を動かして思ったんだが、出来すぎている。まるで人以上の何かがこの状況に持って行っている。そんな気がするんだよ」
バトラの真剣な顔付きを見て、ファントムも水を飲む事で意識を切り替える。
「確かにラファールの回収にはベルクトの誘蛾灯が必要でしたでしょうし、その場所に行くにはAZJシステムも必要だった。確かに出来すぎてます。こんな事は考えたくありませんがお父様が神によりこの世界がコントロールされていると仰いましたね。正しくそうだと考えられます。私達は神の作った人生ゲームの駒なのでしょう。私達に自由意志は無く、定められたゴールに淡々と向かうだけ……すいません。馬鹿馬鹿しい話でしたね」
そう言って、水を飲むファントムにバトラが怒りを含んだ表情で静かな笑い声を上げる。
「神が存在する。それは認めよう。俺達は駒。それも認めよう。俺達の道は神が定めた物。それも認めよう。神に賽を投げさせる………それだけは断じて認めない。神に投げられた賽で決められた結果や犠牲など絶対に認めない。賽は自分で投げる物だ」
それを聞いたファントムは微笑を浮かべる。
「(そうですよね。バトラさんはそう言う人でした。何かに行く先を決めつけられても、自分で道を決めれるなら決めつけられた事を破壊して、進む先を自分で決めてしまう人ですよね)」
何処かスッキリした顔付きになったファントムが木箱の上にある物を見つけた。
「そう言えば、この紙袋はなんですか?」
「ああ、渡そうと思っていたんだ」
そう言うとバトラは紙袋に手を突っ込み、緑色の石が使われたネックレスを取りだす。
「これは……」
「デールだ。モンゴルの民族衣装に使われるボタンなんだが、それにチェーンをつけてネックレスにした奴だ。石はクリソプレーズで、強運と勝利をもたらすとされている。まあ、お守りだな」
ファントムは受け取ったネックレスを付けて、微笑む。
「女の子へのプレゼントにネックレスなのはまあ、良いとして」
「ネックレスは不味かったか?」
「アクセサリーその物にも色々な意味があるんですよ。でも、石の意味が強運と勝利なんて余りロマンチックとは言えませんよ」
「俺達の世界は運と勝利があっての命だろ?」
『違いありません』と言いながら2人で軽く笑い合う。
「後は誰に上げるつもりですか? どうせ、バトラさんの事です。他の方にもあげるのでしょう?」
少し棘のある言い方にバトラは『なんでそんな言い方を』と文句を言いながらも答える。
「ああ、片宮姉妹とベルクトで4つだな」
「慧さんやグリペンにはあげないんですね」
「慧はベルクトに手袋を渡してたからな。そこに俺がプレゼントと言うのは雰囲気を壊しかねないだろ?」
バトラの返答にファントムがキョトンとした顔の後でクスクスと笑い始める。
バトラは拗ねた様に『俺だって、空気は読める』言いながらそっぽを向く。
そんなバトラをファントムは拗ねた幼馴染に向ける様な笑みを浮かべていたが何の前振りも無く、キッと顔を引き締める。
「バトラさん……少し、真剣な話があるんです」
ファントムの今までに聞いた事の無い声にバトラは面食らうが直ぐに仕事の時に見せる顔を浮かべる。
「バトラさん……今日の事が有ってから、改めて思ったんです。私達の関係は永遠の物では無いと」
ファントムの言葉にバトラは視線を背ける事無く、正面から受け止める。
「バトラさん、貴方は残された者の辛さを、重責を知っています。ですが、残さないで下さい、先に逝かないで下さいとは言いません。ですがせめて残された者の哀しみが辛さが、絶望が責任が軽くなる様にして下さい。そして、何よりも貴方に未練が無い様に最善を尽くして下さい」
それが私のお願いですーーーと彼女は言って、立ち去って行った。
あれ? 作戦41? どうしよう今気づいたんだが、予定だと作戦40で6巻終了の筈なのに……何でだ?
バトラ「計画立てて書かないからだよ。後、分割」
言うなや……