作者の致命的文章力
作者の主観的な世界
等が多いに含まれるためご注意ください
また作者は豆腐メンタルのためディスるのはやめてください…
初作品のため未熟なところがありますが頑張ります
最初に家に帰ってきて変わったことと言えば家に貼ってあった除霊・妖怪除けの御札が剥がれてしまったくらいか。確か御札は祖父が貼ったものだったと思う。
ただ御札もかなりきばんできていて何が書いてあるのかわからない状態だったのでそんなに気にならないし、むしろ何十年前に貼ったものがよくもまあここまでもったものだ。
そういえば。
レポートを提出し忘れていたことに気付いた僕はそのまま家を後にし、学校へ向かう。自信はないんだが。
いざ出してみるとそんなにレポートもお咎めがなかったのでそんなに掛からず十数分で家に帰宅。
帰宅して早々、出発前と変わっている家に驚く。家が荒らされている。おまけに近所の人に聞いても特に大きな物音はしなかったという。
もしかしてプロの泥棒だろうか。親族はいないし鍵を渡した人物もいないのでそれくらいしか考えられない。
するとガサガサ、という音がした。怖くなっておそるおそるその物音のなる方へ1歩1歩近づいていく。泥棒ではありませんように。
やがてその異形の者を見た瞬間、僕は足が止まった。そいつは人間の肌の色ではない皮膚の色、不自然に曲がった関節、顔には能面のようなものをかぶっており目は合っていないものの僕の全身に悪寒が走る。やばい。こいつは化物だ。
見たこともない異形の者。直感でわかる生命の危機。
目があったら命はない。
突然突きつけられた人生最大の危機。
呼吸が荒くなる。全身から汗が噴き出す。手足が激しく震える。
涙が出そうになっていた。
だが不思議なことにそんな状況下においても僕は奇跡的に行動することができていたのだ。
後ろを振り返り障害物がないことを確かめ、それがあれば避けて。
化物に気取られぬよう物音を立てないよう慎重に玄関まで歩く。
いざ玄関につくと何も持たずに思い切り地を蹴る。
後ろを振り返らず、ただただ走る。
しばらくして僕の走る音に気付いたのか、背後からカサカサと追いかけてくる物音が近付いてくる。後ろを振り返ったら終わりだ。
死の恐怖が迫ったことで僕の走るスピードは速くなっていく。
おそらく異形の者は追ってきている。気のせいかそのスピードも速くなっている気がする。
必死に走っていると近くに山が見えた。
迷子になりそうだから入りたくない。クマやイノシシが出てきそうだし元々山など入ろうとも思わない。
だが1秒も考える暇も、進路を変える暇もなかった。
例の異形の者が後ろに迫ってきているのだから。
イチかバチか。
僕は全速力で山に入った。
山に入って数分走ったころだろうか、僕を後ろから追ってくる音は消えた。
僕はその化物が先回りしているのではと考え、そばに落ちていた先の尖った竹の切れ端を掴んで手に取る。家から逃げるとき何も持っていなかったから少しはましになるだろう。
尖った竹を両手に持ち、周囲を何回も見渡して警戒しつつ進んだ。
進んでいくうちに思考能力も戻ってきた。
追手がなくなり武器を持つことで少しは落ち着いたのだろう。
僕は来たこともない森に入ってしまったことに今更気付き、後悔した。
勿論携帯なんて圏外だ。地図も方位磁石もない。
待てよ。
今ならそんなに歩いていないし多少時間はかかるが入口までは戻れるんじゃないか。
でももし今戻ったら。
引き返せばアレが待ち構えているかもしれない。
そう思った僕はこのまま森の中へ入っていく。
他に考え等思いつかなかった。
歩けばどこかに出るはずだ。そこで助けを呼べばいい。
楽観的な思考で自分を奮い立たせて奥へ進んでいった。
歩けど歩けど道は見えず次第に疲労も溜まり歩くのすら限界になっていった。もう何時間歩いただろうか、上を見上げると森に入った時は夜だったがもう明けようとしている。
周囲の景色も辺り一面に木が生い茂っていた風景から竹林に変わっている。
竹藪の方からガサガサ、と音がする。
小動物だといいなあ…。
出てきたのはイノシシ。おまけに僕に向かって。
ズキズキと痛む足に鞭を打ち、僕は逃げる。
ひたすら逃げる。
30分は経っただろうか、イノシシは追ってこない。うまく撒けた。
新たな問題も生じたが。
完全に迷ってしまった。
後ろを振り返ってみてもどこから通ってきたのかわからない。
イノシシを撒くためにひたすら逃げたのもあって歩いてきたのだ。道など覚えていない。
腹が鳴った。
森に入ってから腹に何も入れていないのだ、当たり前か。
山に入ってから飲んでもいない。喉も渇いた。
近くに川も流れていないし食べれそうなものも見当たらない。
イノシシを撒いてから更に何時間も歩いたのだ、これ以上歩いたら倒れそうだ。
足もとはおぼつかず頭はフラフラ、竹を杖代わりにして何とか歩いている状態だ。
その時、火が見えた。人がいるのではと思い僕は近寄って行く。もしかして、と思い歩みも早くなっていく。
火の近くまで行くと2人の女性が見える。長い黒髪の女性と長い銀髪の女性だ。
外見は僕が見かけた異形の者たちは違い、同じ人間。
よかった、ようやく人を見つけた、と思い安堵した僕は走り出す。何とかなる、助けを呼べる、と思ったのだ。
が、僕が声を発するより前に2人の女性はケンカを始めて。
それと同時に光る弾のようなものが周囲に展開され、飛んでいく。
ちょうど2人のすぐ近くまで来ていた僕は避ける暇もなく。光る弾のようなものに当たって意識が飛んだ。