こんな作品に足を運んで(クリックして?)頂き、本当にありがとうございます!どこまで、staynightのイリヤを出せるか解りませんが頑張ります!
あれ?どうしてこんなことをしているのだろう。
そんなことを私、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは考えていた。
こんなこと、とは、シロウの代わりに目の前にある大聖杯を私が閉じることだ。そして、私の体と天のドレスを使って ( ) に至らなくてもシロウの体を作ること。
初めて彼のことを知ったのはお母様に似た“何か”だ。それは毎日のように語りかけてきた。約束も破ってイリヤとお母様のことを見棄てた切嗣は、シロウという子どもと一緒に暮らしていると。
だから切嗣もシロウも殺そうと思って、日本の冬木市へとバーサーカーと一緒に行ったんだ。
それでも、シロウと会ううちに守りたいと思った。愛おしいと思っていたんだ。
(だって、私はお姉ちゃんなんだから。)
見た目はこんなに幼いけど、私はシロウよりも少しだけど長く生きているお姉ちゃんだ。切嗣が育てた大切なもう一人の義息子なんだ。血は繋がってないけど、私にとっての最後の家族。
――――だから、
(生きて、シロウ)
だから、私はシロウの未来を守るために、創る為に大聖杯を閉じる。リンやサクラが要るから一人ぼっちじゃないもんね。きっと大丈夫。あっ、タイガもいるんだった。
「イリヤッ!イリヤイリヤイリヤイリヤイリヤイリヤ――――」
ごめん、シロウ。
―――いっしょに、暮らしたかった。
―――もっと生きて、いたかった。 ―――もっと話して、いたかった。 ―――もっと思って、いたかった。
―――出来たら………生きたかったかな。
でも、もう無理な願いだ。
「リン、サクラ。シロウのことを頼んだわよ。
―――――シロウ――元気でね」
聞いていないことはわかっているけど、迷惑かけるからね。ほんと、ここにあるのが私の体だけじゃなければ良かったのにねぇ。でも、一番伝えたかったのは――――――
「シロウ、愛してるよ」
届いたとしても、もう聞こえてないかもしれないけど、意識が消える前に伝えたかったなぁ。
そして、わたしは―――――――――
「―――リヤ。――イリヤ」
誰かが、私を呼ぶ声が聞こえた。でも、まだ寝ていたい気分だ。だって、ベッドの中がこんなにも暖かいんだから。
「ま……もう、ちょい」
ふふっ。あんまり言葉にもならなかった。そういえばこんなときって、あと10分だけ。とか言うのが正しいんだっけ?
そんなことを私は幸せな気分で考えていたいた。でも、そんな時間は長く続きそうにないみたい。窓のカーテンがガガガァーっと開いてくる音が聞こえてきたからだ。うぅ……、あさひが目にしみるよぅ。
「イリヤ、もう朝。遅刻するよ」
そう言いながら目の前にいるであろう誰かは、今度は私の布団を奪いさってしまった。むぅ、もう少し寝ていたかったのに…。
一体こんなことをしたのは誰かしらと思いながらも、仕方ないので重たい瞼を開けてみる。そこにいたのは……
「あれっ、――リズ?」
リズだ。そこにはリーゼリットことリズがいた。
「ん。イリヤ、グーテンモルゲン」
「おはよぉー、リズお姉ちゃん」
寝ぼけながらもドイツ語で来た挨拶を私は普通に日本語で返す。うん、何時もの朝だ。でも―――
でも、なんか普段と違ったような気がする。私の部屋はこんなだったっけ?というか、リズの服もこんな服じゃなかったように思えるんだけど。なんか、ダサいメイド服だったような………けれど、今着ているのは普通の私服だ。下は丈の短いホットパンツで、上はゆったりとした白地で柄入りの胸元が少し見えるくらいに首回りの広いスウェットだ。しかも、足は靴下を履いていない素足だ。ちょっとこの格好はリラックスしすぎじゃないかしら?
しかし、こうしてみると……うん、やっぱり、リズの胸って大きいわね。私が覚えているリズはなんかダサいメイド服だったような気がするけど、その時でもなんとなく大きいなとは解ってたし、改めて普通の服でみると、やっぱり大きい。そういえばお母様も大きかった気がするけど、私は………
「イリヤっ! セラ、イリヤが来ないから怒ってる。早く着替えて降りた方がいい」
「あっ、はぁーい!」
そうだった。いけないいけない。ぼけぇーっとしてしまっていた。怠惰なリズにまで叱られてしまった。このままではセラに、起きるのが遅いって言われて怒られててしまう。それは仕方ないか。もしかしたら夜にアニメが観られなくなっちゃうかもしれない。それに、このまま寝てたら遅刻しちゃうんだ。それはいけないと思い私は眠気に抗いながらむくりと起き上がる。
リズは起き上がったのを見てから下のリビングに降りていった。私は急いで着替える為にクローゼットを開ける。パジャマを脱いでハンガーにかかったシャツに手をかける。それでも、なんとなくある違和感は拭いきれなかった。セラは何時もあんな格好なのにね。むぅ……夢だったのかな?
―――こうして、少しだけ慌ただしい私の何時も朝が始まるのです。
タイガ「んなっ!申し訳なさげの私の出番!!むしろ、気遣われる方が辛いよ! 」
弟子一号「ししょー。色々ツッコミたいけど、あれを出番というのはどうかと思いまぁーす。言葉だけの登場だし」
タイガ「いいえ、そんなことないわ、弟子一号。あれはきちょーな出番よ。fateUBWの二期なんて、名前すらほとんど登場しなかったのよ? それに比べたら2回目に出番があるんだから」
弟子一号「(途中退場の人がいることとか、1話も出番が無かったサーヴァントのことも考えて欲しいけど…)まぁ、ししょーの出番を原作内のコマ数だけで数えたら合計10pくらいだからこれくらいはないとねぇー」
ばしんっ!(虎竹刀で叩く音)
弟子一号「ううっ、痛いっスししょー。」
タイガ「さらっと悲しいそんなこと言わない!まぁ、私は、fate本編のほんとのヒロインなんだし。報われない弟子が活躍するプリズマ☆イリヤで出番を譲るのは当たり前だからねぇ」
弟子一号「報われないのはあれだけっす、きっと… 」
次回、平行世界