ホイホイチートと完璧霊力チート様。~キセキ世代とこわい話~ 作:深緑の古龍
「あのときはマジ世話になった。ありがとな、玖烏」
「別に。いつものことだしな」
「ところで、その写真には何が・・・?」
「ん?あー。」
「片足ないじいさんが、満面の笑顔で崎を喰おうとしてたとこをげきしゃしてしまった俺」
「……把握です。よく生きてましたね、灰崎君」
「まじだわ。。」
「あ、ねえ。次は私が話していいかな?」
「さつきか。楽しみだね」
「頑張ってください、桃井さん」
「うん!!頑張るね、テツ君!!・・・じゃあ、話すね?」
これは、私が小学六年生の時の話なんだけど。。
んー、ちょっとみどりんやかがみんの話と似てるかな?
私を助けてくれた、優しい神様の話なんだ!
じゃあ、話すね?
桃井さつきのこわい話。
~優しい神様~
私、小さい頃から結構霊感が強くって、よくこの世の者じゃないものを見てたんだ。
名前の加護もあって、特に酷い目に遭ったことはなかったんだけど。。
まあ、子ども心に「あ、この人生きてないな」ってわかってたんだ。
だから、自分でもあんまり関わらないようにしてたかな。
でも、ある日ひきこさんに目をつけられちゃったことがあって。。。
その時に助けてくれたのが、一人の神様だったの!
んー、あの日は、ちょうど今日みたいに薄暗い天気で、皆と一緒に怖い話をしてたんだ。
人数も、大体今くらいだったかな?
・・・え?大ちゃんは「面白くねえ」って言って先に帰ってたよ?
ほら、覚えてないの?台風が来るかもしれないから、早めに帰ろうってことになって、二時間目終わってすぐに帰らされた日あったでしょ?
あの日だよ。……覚えてない?もぉ、大ちゃんったら!
だったら変な茶々入れないで!
こほんっ じゃあ、続き話すね。
みんな一つずつ怖い話をして、最後に私がネットで仕入れていたとっておきの話をしようとしたんだけど、その時に先生が来ちゃって、話せなくなっちゃったの。
もったいないな~とは思ったんだけど、流石に雨も降り始めちゃってたし、仕方ないからまた次の機会にってことになって帰ったんだ。
その帰り道、ちょうど河原辺りを歩いていたら、女の人が小学生くらいの大きさの人形を引きずってたの。
始めはただの変質者かな?と思ってみてたんだけど、気づいちゃったんだ。
彼女が引きずってたの、人形じゃなくて本物の子どもだって。。
「きゃああああ!」
ついそう叫んじゃって、私の声に気づいた彼女は、なにかを叫びながら追いかけてきたの。
何て言ってたのかまでは聞き取れなかったけど、多分「私の顔は醜いか!」って言ってたんじゃないかな?
とにかく、追いかけてきたら逃げるしかないよね?
だから逃げたんだけど、彼女足早くって。。
どんどん距離を詰められちゃったの。
もうダメッ
そう思ったとき、目の前に神社があったの。
神主さんならどうにかしてくれるかもって思って、その神社に駆け込んだんだけど。。
その神社はボロボロで、誰もいなかったの。
もう逃げる気力も体力も残ってなくて、その場に座り込んじゃったんだ。
それで、「ああ、私もう死んじゃうんだ」って思ったの。
そしたら、急に後ろから声がしたんだ。
「ねえ」っていう。
ビックリして振り返ったら、後ろに狐、かな?狐っぽい感じのお面をつけた男の子がたってたの。
大体、五歳くらいだったと思うよ?
その子が、私に話しかけてくるの。
「ねえ、なんでここにいるの?ここは僕のおうちだよ」
男の子は、そう言ってきたんだ。
神社にすんでるって時点でおかしいよね。
でも、その子はこうも言ってきたの。
「お姉ちゃん、変なのに追われてるね。でもだいじょーぶだよ、僕が護ってあげる。僕、ここの神様なの。だから、心配しないでね」
そんなことを言ってから、その子は彼女に向かってお札を投げたの。
そうしたら、彼女はいなくなっちゃったの!
それを見たとき、「あ、この子は本当に神様なんだ」って思ったの。
それから、その子は私の方を見て、こう言ってきたの。
「もうだいじょーぶだよ。悪いお化けは、僕が消しちゃったからね。・・・そーだ。人が来たの久々だから、なにかひとつだけ、お願い事叶えてあげる!ねえ、何がいい?」
流石に怪しいかなって思ったんだけど、ついお願い事しちゃった。
うん、言うことは決まっている。
怖くない!!
そして序章長い!!