家庭教師ヒットマンREBORN!星の守護者 作:akisame
本当は1話当たり2500字くらいでやろうと思ってたのに・・・
これからも文字数はバラバラだと思いますがよろしくお願いします!
それと早いものでこの小説は投稿初めて1カ月です。今のペースって早いのかな?それとも遅いのかな?そして作者自身完結するのにどれくらいかかるのだろうと思っております。
こんな小説を読んでくださりありがとうございます。
そして、これからも長く続くと思いますのでよろしくお願いします。
「極限必勝!!これが明日の体育祭での我々A組のスローガンだ!」
今俺たちは体育祭のために縦割りのチームである1年から3年のA組が集まっている。
そして、言葉の通り今檀上で喋っているのはA組代表の笹川の兄さんである了平だ。
「今年も組の勝敗をにぎるのはやはり棒倒しだ。例年組の代表を棒倒しにの総代表にするならわしだが、俺は辞退する!!」
壇上で普通に話していたと思ったらいきなり拳を握り了平は宣言した。
「え!?」
了平の言葉に集まっていた人たちが驚きの声を上げる。
「だが、心配はいらん。俺より総大将にふさわしい男を用意してある。それは1-Aの沢田綱吉だ!」
了平はそう言いながら俺の横にいるツナを指さしている。
「な!?」
またもや、了平の言葉で驚きの声が上がる。
「10代目のすごさをわかってんじゃねーかボクシング野郎!」
ツナがあたふたしている横で獄寺がそんなことを言っている。
「賛成の者は手を上げてくれ!」
了平が手を上げながら言ってくる。
「1年にはムリだろ」
「俺反対~」
「負けたくないもんねぇ」
「つーか、冗談だろ?」
了平が言った言葉に周りの人々は口々に不安を口にする。
「手をあげんか!!!」
了平がみんなの反応に命令する。
「うちのクラスに反対のやつなんていないよな」
了平の言葉に賛同するように手を上げ、クラスメイトを睨みつけながらそう言う。
皆はその勢いに押され、恐る恐る手を上げ始めた。
「よし、決定!」
その様子を見て了平が決定してしまった。
「さすがっす」
「スゲーなツナ!」
その決定で獄寺はもちろん山本もツナにそう声を掛けるが、ツナ自身は顔を青くしているのだった。
「洸希この後、棒倒しの練習するから河原に集合だぞ」
体育祭についての集まりが終わり家に帰っているときにいきなり現れたリボーンからそう言われた。
「今からするのか?」
リボーンの登場は気配でわかっていたため驚きもせず、練習の開始時間を聞く。
「ああ、今からファミリー集めてやるから河原に向かってくれ。」
俺の問いかけにそう答えリボーンはすぐにどこかに行ってしまった。
「は~原作だとこれでツナが熱を出すんだよな。どうにかならないものか。」
リボーンが去って行ったの見て、考えながら河原に向かい歩いていくと
「洸さ~ん」
前からハルが手を振ってこちらに駆けてきた。
「おう、ハルじゃないか。どうかしたのか?」
ハルが走ってきたので俺も駆け寄りながら合流すると。
「はい、明日私の学校休みなんで、体育祭に応援に行きますね!」
そう笑顔で言ってきた。
「ああ、そういうことか。まあ変なとこ見せないように頑張るよ。これからツナ達と練習する予定だしな。」
ハルの言葉に体育祭へのモチベーションが上がりそう答えた。
「はひ!?これから練習するんですか?体育祭明日なんですよね?」
俺の言葉に驚きの声を出し聞いてくる。
「ああ、棒倒しって言う目玉種目の代表がツナに変わってな。その為の練習なんだ。」
俺はなんで練習するのか理由をハルに話す。
「そうなんですね。それじゃあハルも何かお手伝いします!」
俺の話した理由に納得したのかそう言ってくれた。
「そうだな~、あ!それじゃあ申し訳ないんだが、俺の家からタオルとジャージ上下を持って来てくれないか?今日練習するなんて急に決まったから着替えや汗を拭くもの持って来てないんだよ。」
(ハルには悪いがこれでツナが熱を出さなくなるかもしれないからな。)
そう言いながらハルに家の合鍵を渡す。
「へ?これって洸さんのお家の鍵ですか?」
俺が鍵を渡したことによりハルが固まってしまった。
「今の流れで何の鍵だと思ったんだ?」
そんなハルに俺はそう声を掛ける。
「え、いや、そんなに簡単に渡していいんですか?」
ハルはそう言い鍵を受け取るのに戸惑っているようだった。
「うん?別にハルのことを信頼しているからいいよ。それともハルは何か悪いことするつもりなの?」
そんなハルに俺はちょっと意地悪な笑みを浮かべて聞く。
「うう~ハルは悪いことなんかしませんよ~・・・多分」
ハルは俺の問いかけに小さくそう答えた。
「おい、多分ってなんだよ。まあいいか。この間泊まったし、結構家に来ているからどこに何があるかわかるだろ?」
ハルの発言にジト目になるが、切り替えてそう聞く。
「はい!それに関しては大丈夫です!洸さんの好みを知るためにいろいろ探索させてもらいましたから!」
すがすがしい笑顔でそんなことを言ってきた。
「おい、ハルはそんなことしていたのか?」
流石にハルの発言を流せなくてジト目でそう聞くと、
「へ?あ!なんでもないです。それじゃあ早く洸さんのお家からタオルなどとってきますね。」
ハルは初め何を言われているのかわかっていなかったようだが先ほどの自分の発言を思い出し、顔を真っ赤にして両手を顔の前でブンブン振っていたが、俺の目線に耐えられなくなったのか鍵を受け取り走って去ってしまった。
「あ、逃げた。しょうがない、今回は俺の用事を頼んだから大目にみるか。」
ハルが走って行った方向を見ながらそう言い、河原に向かうのだった。
河原
「お~い、もう集まっていたのか」
俺が河原に着くとそこにはすでにツナ達の姿が見えた。
「お、なんだ、洸希も練習に間に合ったな。」
俺が来たことに山本が気づきそう声を掛けてきた。
「ああ、ここに来る途中でハルに会ってな、来るのが少し遅れちまったみたいだな。」
山本の声掛けに遅れた理由を話す。
「へ~、そう言えば気になってたんだが洸希はハルと付き合ってるのか?」
俺が遅れた理由を聞き納得したと思ったら、山本は顔を近づけて来てそんなことを聞いてきた。
「あ~、いや、まだ付き合ってはいない」
山本の質問に歯切れが悪いながらもそう返事を返す。
「うん?洸希が歯切れが悪いなんて珍しいな。なんかあんのか?」
俺の歯切れの悪さに疑問を持ちそう聞いてきた。
「まあ、な・・・俺も覚悟決めないといけないよな・・・」
山本の質問に苦い顔をしながら答え、顔をそらし呟いた。
「そうか、なんかあったら言ってくれ。俺で良ければ相談乗るぜ!」
山本はどうやら呟きが聞こえたようで真剣な顔でそう言ってくれた。
「わかったよ、その時は頼らせてもうよ。」
山本のその言葉に元気をもらいそう答えた。
「そろそろ極限に練習開始だ!」
山本と話しているとそんな声が聞こえた。
「さて、俺らも行こうぜ。」
その声を聴いて山本がツナ達に向かて歩いて聞く。
「よし、沢田登れ!」
皆がいる場所に行くと了平が棒を支えながらそう言った。
「あ、あの俺、木登りできないんですけど・・・」
了平の言葉を聞き、ツナがそう答えると。
「甘ったれるんじゃない!気合だ!気合で登るんだ!」
了平がツナにそんな無茶を言っている。
「てめーそんな無茶言ってっとぶっ飛ばすぞ芝生メット。」
その言いぐさに獄寺が反応して了平に突っかかる。
「やってみるがいい、タコヘッド」
獄寺の言葉をそのまま受け取ってそんなことを言う。
「ぶっ殺す!」
言われた獄寺が切れて殴りかかろうとする。
「おいおい、自分から挑発したのにお前が挑発に乗るんじゃないよ。」
(やっぱり、原作同様タコヘッドなんだ)
そんなことを思いながら山本、ツナ、俺で獄寺を抑える。
「俺は笹川に賛成だぞ」
今まで黙っていたリボーンがそう言いながら銃を構え、ツナに向かって撃った。
「死ぬ気で登る!」
銃弾が当たったと思ったらツナが死ぬ気に状態になり、棒に登った。
「やはり逸材!」
「やるな~」
「さすがっス」
「死ぬ気になると変わるな~」
死ぬ気のツナを見て了平、山本、獄寺、俺の順番でそんなことを呟きながらもツナが乗っている棒を支える。
「わかったか、これが気合いだ」
ツナが登ったのを見て了平が獄寺にそう言う。
「はんっ」
獄寺はその言葉が気にくわなかったようで、タバコに火を点ける。
「消さんか!お前の煙が俺の健康を損なう恐れがある!!」
獄寺がタバコに火を点けたのを見た了平が素早く火を消しながらそう言った。
「まあ普通はこんなに密着しいてる時にタバコなんて吸うもんじゃないな。」
了平の言葉に賛同し獄寺にそう言う。
「くっそーこの前の風紀野郎といいどいつもこいつも消しくさりやがって・・・」
タバコの火を消されたことにより獄寺がプルプル震えながらそう呟いたと思ったら、
「あーもー我慢できねー!やっぱてめーはぶっ飛ばす!!」
獄寺は了平を睨みながらそう叫び、ダイナマイトを取り出す。
「面白い、血が騒ぐぞ」
獄寺の挑発に了平が乗り、ボクシングの構えをとる。
「ちょ、お前らちゃんと支えろよ!」
獄寺と了平が喧嘩を始めたことにより棒を支える人が減ったことに山本が焦りそう言うが二人は止まらなかった。
「これはやばいな、おーいツナ。急いで降りろ!」
洸希は山本の呼びかけにも答えず喧嘩をする二人を見て危ないと思いツナに声を掛ける。
「へ、な、なにこれ~」
死ぬ気が解けたツナが正気に戻り、下から聞こえる爆発音の気付き驚きの声を上げる。
「ツナ!早く降りないと危な、うわっ」
ツナの驚きの声が聞こえたので降りるように言おうとしたが獄寺のダイナマイトの風圧に押され洸希も山本も体勢を崩してしまった。
「わりーツナ!倒れるぞ!」
体勢が崩れたことにより棒が傾き二人で支えられなくなり山本がそう言う。
「ええ!え!?うわ~」
乗っている棒がグラついたことによりツナが驚きそのまま川に落ちてしまった。
「ツナ!大丈夫か!」
「10代目!」
川に落ちたツナを心配して駆け寄る。
「いてて、なんとか・・・大丈夫・・・だけど・・・」
ツナは川の水の冷たさに震えながらもそう返事を返した。
「洸さ~ん、頼まれた物持ってきましたよ~」
ツナを川から引き揚げているとハルが来てくれた。
「おお、ナイスタイミングだハル!ありがとう」
ハルがタイミングよく来てくれたので急いで荷物を受け取る。
「ツナ!タオルとジャージあるから早く体拭いて着替えろ!じゃないと風邪引くぞ!」
ハルから受け取った荷物を急いでツナに渡しながら言う。
「あ、ありがとう。けどなんでハルが?」
俺が渡した物を受け取りながらも疑問を口にする。
「洸さんとたまたま会いまして、それで練習で汗かくかもしれないから家からタオルと着替えのジャージを持って来てくれないかって頼まれたんです。」
ツナの疑問にハルが笑顔で答える。
「ああ、練習前に言ってたあれか!けど家からって洸希の家に行ったのか?」
山本はハルの話を聞いて思い当たるところがあり納得したが、話の途中で出てきた単語に疑問を持ったようで聞いてきた。
「はい!洸さんのお家には何度も行かせてもらってますのである程度何があるかわかってます!」
ハルは山本の質問に何も考えずただ嬉しそうに返事をした。
「っけ、ただアホ女が惚気てるだけじゃね~か」
ハルの話を聞いて獄寺がそんな反応をする。
「アホはお前だろうが!お前は何をしたかわかっているのか!」
獄寺の言葉に洸希が怒りながら言う。
「な、なんだよ」
獄寺は洸希が怒ったことに驚きながらもなんとかそう言葉を返す。
「あのな、なんでツナが乗っている棒を支えているときにいきなりタバコなんて吸い始めるんだ。人が密着しているんだから危ないだろ!というより、お前はツナの右腕を名乗ってるのにツナを危険な目に合わせてどうするんだ!喧嘩でダイナマイトなんか使いやがって!ファミリーは家族同然だろうが!仲間を巻き込むような攻撃してんじゃねーよ!今のお前は周りが見えていないただいきがってるチンピラだろうが!」
洸希は獄寺の反応に今までのイライラが爆発したようにキレはじめた。
「な、なんか洸希の喋り方が今までと全然違う気がするんだけど・・・」
着替えを終えたツナが洸希の様子に唖然とし、そう声を出した。
「ああ、しかも洸希が怒ってるところなんて初めて見たぜ・・・」
ツナの声に賛同し、山本もそう声を出した。
「な、俺がいきがってるだけのチンピラだと!」
洸希の言葉に獄寺が反応し、反論しようとするが、
「そうだ!お前は周りが見えていないから状況判断ができずに守るはずのボスであるツナを危険にさらしている。お前の戦い方は周りも何も関係なく気に入らない相手を倒すためのチンピラの戦い方なんだよ!武器がダイナマイトな分、余計に質が悪いんだよ!爆発物は周りを巻き込む可能性があるのになんでお前は周りを確認しないでそんなものを使ってるんだ!周りが見えてないからさっきみたいに何か起こった後に慌てるんだろうが!ツナの右腕を名乗るならもっと周りのことを考えて行動しろ!」
獄寺の言葉を遮り、洸希はまくしたてるように喋る。
「く、すまねぇ」
流石に思い当たる節があったため獄寺も顔を俯きながら謝る。
「たく、これからは気をつけろよ。さて、明日は体育祭だしツナも乾かしたと言っても川に落ちているんだ早く帰って風呂に入って温まったほうがいいし今日は解散しよう。」
獄寺が反省しているのを見て怒るのをやめ、解散するように促した。
「そうだね、俺も早く温まりたいよ。」
ツナも俺の意見に賛成のようでそう返事をする。
「じゃあ今日は解散な、また明日頑張ろうぜ!」
ツナの賛成もあってか山本もそう言う。
「極限に明日は勝―つ!」
解散の流れになり了平は明日への意気込みを叫んでいた。
「すまんなハル、せっかく来てくれたのに」
洸希はハルに向き解散してしまうことについて謝った。
「そーですね、それじゃあ明日お弁当作っていくので洸さんにはこれから買い物に荷物持ちとして来てください。それで今回は許してあげます!」
洸希の謝りにハルは笑顔で条件を出してきた。
「そのくらいならお安い御用だ!それじゃあさっそく行くか。それじゃあまた明日な!」
ハルの条件を快諾し、ツナ達に別れを告げ歩き出した。
「洸って怒ると怖いんだね、獄寺君が言い負けるなんて思わなかったよ。」
洸希とハルが去っていく姿を見ながらツナはそんなことを呟いた。
「ああ、獄寺なんか言い負かされて凹んでるぞ。こんな獄寺なんて見たことないぞ。」
ツナの言葉に反応して獄寺の様子を見ながら山本が言う。
「俺、洸を怒らせないようにしよう。さて、俺たちも帰ろうか」
ツナが洸希を怒らせないことを決意し、家に帰るのだった。
作者自身このころの獄寺があまり好きじゃないのでこんな形になってしましました。
別に好きなハルと原作でイチャイチャしてるの見てて嫉妬してたからとかじゃないですかね!ホントだよ?