では、
・脳内補完必須
・駄文OK
の方は、どうぞ本文をお楽しみください‼
ナルトが話始めた頃から、九尾はナルトに、気配を消すことを教え始めた。
はじめは上手く気配を消すことが出来なかったナルトだったが、直ぐに上達した。
おかげで、ナルトが、気配を漏らして、大人たちから不用な暴力を受けるということはなくなった。
【パパ、ふわふわ】
ナルトが九尾の尻尾を掴み、つぶらな空色の瞳を潤ませ九尾を見上げる。
『……///う、うむ。仕方ないのう』
相変わらずナルトに弱い九尾は、頬を緩ませてつい承諾してしまう。
ぐいーーー‼―――ブチブチッ―――
『んぎゃっっ』ナミダメ
【きゃっきゃっ!】
ナルトが尻尾の毛をおもいっきり引きちぎった。九尾はたまらず悲鳴をあげる。
それでも、楽しげに笑うナルトを見ると、痛みなどどうでも良くなってしまう九尾だった。
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変わって、ここは火影邸の執務室。月明かりが入る部屋の中央に設置された質素な執務机の前に、三代目火影は座っていた。
大量にあった書類も、つい先程片付け終えたところで、休憩にと、キセルを吹かしていた。
「最近、ナルトのところへ行けてやれてないのう…」
最後にナルトを見たのは、およそ1ヶ月前。なにもない広い部屋で、泣き声も漏らさずそこにいる金色の子。
四代目が死んでしまったあの事件以来から、代理として前代の己が執務をこなしている。しかし、その事件で、里の大半の人材を失ってしまった木ノ葉は、他国からの信頼が失せ、依頼が激減した。そんな危機的状況から脱しようと、三代目は老体に鞭打っての対策に追われた。
しかしそのせいで、四代目の息子であり、あの事件を引き起こした化け物、九尾の妖狐を臍に封印した《ナルト》に手が回らず、ずっと世話役に任せきりだった。
自分が認定した世話役の報告によれば、ナルトは騒ぐことも、泣くこともなく、非常に大人しいということを除けば、いたって普通の仔らしい。。事件から八ヶ月。つまり《ナルト》がこの世に誕生して八ヶ月が経ったということ。
八ヶ月の中で、ナルトに直接あったのは、十の指に収まる回数だ。
―――本当はずっとそばに居てやりたい。愛しい子だから―――――
事実を知らない三代目は、ただ、そう願うばかりだった……
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「おら、化け物。さっさと食え」
手袋とマスクをした男が―――そうしないとナルトに触ってしまうから――――ナルトの口にスプーンを突っ込む。
毒入りの重湯を無言で咀嚼するナルトを一瞥し、男は足早に部屋を出ていき、厳重に部屋に鍵を掛ける。
【…こぇ…まじゅい………】
毒特有のしびれに、ナルトは顔を歪める。
『その様なもの食べんでよいわ。ナルトよ、こちらを食べると良い』
そう言うと九尾は、どこでそんなものを作ったのか、グツグツと土鍋の中で煮えていたお粥に、フゥーッと息を吹き掛け、ナルトの口に運んでやる。
『はい、あーんだ』
【あーーん】
ふくよかな頬をにこりと上げて、ナルトは美味しそうにお粥を頬張る。
【おいし!】
『そうかそうか』
ナルトは幸せそうに九尾を見上げる。それに優しく微笑み返した九尾も、とても幸せそうだった。
しかし、その二人だけの幸せが、もうすぐ壊されるということは、知るよしもなかった……
いかがでしたか?満足していただけたら幸いです。このあとの更新も、1ヶ月程空いてしまうかもしれない芋虫更新ですが、必ず更新しますので、宜しくお願いします!ありがとうございました。次話も是非ご覧ください。