今回は一話で言っていた[九尾の家族]についてかたります。
支離滅裂な文章ですが、許せるよ☆という方はそのままスクロールを。
本編です↓
ナルって、なんなんだろ?
ナルが知っている[ヒト]はあんまりいない。
パパ。
さんだいめのおじいさま。
みどりのふくをきたおにいさん。
よるにだけきてくれるくろいふくのおにいさん。
ナルは[ヒト]はあんまりすきじゃないの。[ヒト]になにかいわれると、むねんとこがいたいいたいするの。
パパはね、それを[カナシイ]っていうんだって、ナルにおしえてくれたの。
[カナシイ] なんだろ?
[クヤシイ] なんで?
[ニクイ] どういうこと?
[サミシイ] よくわかんないよ。
パパはね、しらなくていいんだって、いっつもナルをなでてくれるの。
でも、しりたくてね、【(しりたい!!)】っておもったらね。
だれかがおしえてくれたの。
〔感情、ヒトノ、カタチ〕
カタチ?それはなに?
〔主、ヒト。カナシイ、感ジタ〕
〔感情カンジル、ヒトダケ〕
じゃあ、[ヒト]がナルにかんじてるのはなに?
〔憎シミ〕
〔ヒト、己ト他人比ベテ、己ノ価値ヲミル〕
〔負ノココロナリ〕
あなたは、だあれ?
〔主ニ仕エル者〕
〔ズット、傍ニ――――〕
だれがおしえてくれたのかわかんない。[アルジ]って、なんのこと?
パパにきいてみた。
『ナルトよ、そのものはいずれ、お前に仕えるモノノケだ。妾の森に住まいし風のモノノケよ』
うーん、よくわかんないけど、いっしょにいてくれてるんだね?
ナルのしってる[ヒト]がまたふえたよ。
かぜのおにいさん!
九尾の森にて
里外れにある、鬱蒼とした森、九尾の森は、誰も近寄らない秘境だ。
森の奥深くにポツンとある泉の前に、二本の尾を持った狐がいた。
狐はじっと泉を見ていた。
が。不意に狐は顔を動かし、今度は満天の星空を見上げる。そして
〔風のもの。母上にお会いしたか〕
なにもない虚空に話しかけた。すると、答えが返ってくる。
〔オ会イシタ。ヒトノ姿トリ、神子ノ世話シタル〕
〔神子か……私もいずれこの目で見てみたいものだな。〕
まだそのときではないがな。
〔玉藻サマ、時来レバ、叶イタリ。待タレ〕
〔分かっている〕
狐――玉藻――は、風のモノノケにそう返し、ふと、モノノケに問う。
〔風のもの。神子より名は頂いたのか〕
〔否、名ハ、未ダ要ラヌ〕
〔……そうだな〕
それきり、玉藻も、風のモノノケも、口を開くことはなかった。
――――母上…私は……――――
あの日、弟を失ったとき、怒りに我を忘れた私を母上は諌めてくれた。
『玉藻、お前はまだその手をヒトの血で汚してはならぬ。待っておれ』
優しい声で言う母上の瞳は、怒りによどんでいた。
母上が封印されたと聞いて、私は愕然とした。最強と謡われる母上が、ヒトに負けるなんて。
呆然として、何も出来なかったとき、風のものが母上から伝言をあずかってきた。
『妾は大丈夫じゃ。神子を見守っておる。玉藻。お前には、妾が神子を連れて戻るまで、その森はまかせたぞ』
母上からの言いつけ、今もちゃんと守ってますよ。
早く帰ってきて。母上―――――
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