本年もどうぞよろしくお願いいたします!
『彼』は諦める。でも君は諦めない。
アオイは記録が趣味ではない。しかしヒトモシを譲ってくれたノボリお手製の育成論に従いできる限り記録を残すようにしている。
真夜中のブルーライトに照らされていると、アオイの右手は眠らないためのコーヒーを探して神話の背表紙を掻いた。そうでなければ目が頼れる友人の姿を探して静謐に満ちた台所をぼんやり見ていた。これはいけないぞと頭を振る。すこし夜更かしすると気分は研究員に戻ってしまっている。
いまにも「アオイ、コーヒーのお代わりが必要だろうか」とパンジャがひょっこり顔をのぞかせそうな幻想にそそのかされて声を上げてしまいそうだ。
「んー……」
今日はとても新鮮な気分になったので興奮して眠れそうにない。
体をのばし、凝ってしまった肩をまわした。
それから誰に提出するわけでもなく作ったレポートを読み返した。
このレポートは、アオイがヒトモシのミアカシとキャッチボールを試みた記録だ。
結論として意志疎通は難しくキャッチボールはできなかった。
だが収穫があった。
アオイにとって嬉しい収穫だった。
戯れにペンを転がしてアオイは呟く。
「……『彼』は諦める。でも君は諦めないのだな」
□ ■ ■
ボールを見つけたのでキャッチボールをしよう。
仕事の日ならば事情は別だっただろう。だが休日の今日、アオイの思考回路はそんなことを思うと意外なことに体は意欲的に動いた。思いつきの産物にしては健全かつ有益そうなのも気に入った。
そもそものきっかけは「必要な物では無いが捨てるには惜しい気がする」という理由で段ボールのなかに押し込められている価値があるのか無いのかよく分からない引っ越し荷物の荷解きを行ったことにあった。
よし。キャッチボールをしよう。
今になってこの欲求に納得できる理由を作るのならば、在りし日の少年が抱える思い出に悶々とするより新しい思い出を作ろうという後ろ向きなのか前向きなのか彼自身判断の難しい感情があるから、かもしれない……などということを今になって分析する。
ともあれ、アオイはやる気満々だった。
「ミアカシさーん、すこしいいかい?」
自室から戻ってくるとミアカシはすぐに見つかった。リビングで同居人ならぬ同居ポケモンのラルトスと背中合わせで謎交信をしていた。
意外な遊びに思わずアオイは口を閉じて結果を見守る。
しばらくしてラルトスが頭を横に振ったことでそれは終わった。しかしミアカシは納得していないように「モシ、モシ」と言う。ラルトスの頭は、やはり横に振れた。
ラルトスに見える、いささかの失望感は道に迷った時に電波が悪く位置情報の取得が行えなかった時の落胆に似ていた。ちいさな背中がことさら小さく見える。
「ふむ、うまくおしゃべりができないようだね」
「モシ! モシモシ……」
そうではない、とミアカシが小さな手を振った。それから懸命に何かを伝えようと「モシモシ」と身振り手振りで説明してくれたが、やはりアオイには理解が難しい。
「うん……? すまない、私が不勉強なばかりに……」
しかし、ミアカシとラルトスの間に不仲が発生しているわけでもなさそうだ。もしかするとより高度な、ポケモン間の議論をしていたのかもしれない。
アオイが考え込んでいる間に、ミアカシがアオイの持っているゴム製のボールに興味を惹かれたらしい、指さして「モシ?」と体を傾けた。
「これはただのボール。ポケモンを捕まえるための物ではない。ゴムのボール。その……キャッチボールなんかしようと思って、だね」
アオイは言いながら照れてしまい、手の中でもよもよとゴムを揉んだ。
対するふたりの反応はさまざまだ。ミアカシは何だかよく分からないけれどアオイが遊んでくれそうだという空気を察したのかやる気満々だ。ラルトスは「ミアカシがやるなら」という態度でかれ自身は興味が無さそうな素振りしている。けれどミアカシの性格を分かりはじめているのか、彼女の調子を見て放っておけない何かを察しているようだ。
アオイは車イスから降りた。動かない脚を「よいしょ」と手で動かすと揃えて、クッションの上に座る。
「では私がボールを投げます。君がそれをキャッチします。投げ返します。そういう遊びです」
久しぶりにスケッチブックを開いてペンをはしらせる。分かるかい? 目でたずねると勢いよく頷くのでアオイは「ああ」と理解を喜んだのだが、ラルトスがミアカシの視界の外でぶんぶんと頭を横に振ったのを見てしまい「あぁ……」と肩の力を抜いた。
「だが、しかしだね! 私は彼女を信じているよ。私が彼女を信じなければ誰が彼女を信じるというのか」
信じてみた第一投。
華麗に身をひねり、ミアカシはボールを避けた。
「お、あぉう……」
動揺のあまり壁に当たりはね返ってきたボールに額を打たれた。ラルトスがてくてく歩いてボールの回収へ行ってくれる。それを受け取り「ありがとう」と言う。
「あー、あの、んん、ミアカシ嬢? 提案があるのだが……」
そうしてアオイはもう一度、図と言葉による説明を試みた。
アオイの知る限り、人間の言葉による説明に最も共通した認識を得ることができるのはキュウコンやケーシィを代表とするエスパータイプである。
しかし、アオイの考えるところタイプによる賢さの違いというのは無いと思っている。
もしエスパーポケモンが賢いという定説が成り立つのなら、人間よりも長いかもしれないポケモンの生物史にエスパーポケモンの数が相対的に多数だったとしても特異なことではないだろう。まだまだポケモン分布と全体数が把握できていない現状だが、現段階で言えることはエスパーポケモンは数が少ないということだ。相対的に見える事実が何を意味するか。
「賢さ」によって弱点を克服できるはずだ。――アオイはそんなことを考える。
というわけで、アオイはゴーストタイプのミアカシに期待をしているのだ。
しかし、まあ……別に賢くないからといってこれからのアオイとミアカシの関係が変わるわけではないのだが。
「ボールを投げる、で……君がキャッチする。あ、キャッチって言葉が悪いのか、ボールをつかむ……それで、投げる、あ、私に返す――という流れのわけだが」
「モシッ!」
これまた勢いよく頷く。自信満々だ。何の自信に満ちあふれているのかアオイには分からないが圧されてしまう。
「オーケー。いくよ。そいっ!」
弧を描きボールはミアカシに迫る。小さな手がキャッチするように伸ばされ――素早く避けた。
「だ、だめかぁ……」
何度か繰り返してボールを投げてみるがやはりキャッチボールは成立しそうにない。けれどミアカシはボールには決して触れないようにしているようだ。
これはこれで遊びとして成り立つかもしれない。
「ラルトス、すまないがそこのボールを……」
そう気付いたアオイはラルトスに頼んでつかみ損ねたボールの回収を頼んだ。それを手にした瞬間、ラルトスと見つめ合った。もしかしなくともラルトスとの意思疎通はうまくいっている。
「ラルトス、つかぬことを聞くのだが……いや、単なる興味なのだが……意思疎通がうまくいくのはコウタのせいか? それとも君のテレパシーがなす素質というものなのか?」
ラルトスは「キュイキュイ」鳴いて自身の胸のあたりをとんとん叩いた。引っ込み思案で出不精の彼にも誇らしいと思う気持ちがあったのだとアオイは彼を見直した。とても失礼なことを考えているのが透けたのか、ラルトスの声は低く警告のような鋭い音を発する。
「あぁ……すまない。君とは分かり合えそうな気がしていたのだが、全く違うらしいということを思い知らされたよ。コウタに報告しておこう」
アオイはミアカシの友人になり得る彼のことを羨みながら、同時に後ろ向きな自分に似た人格――彼はポケモンなので「人」格といってもいいものか、ともかく便宜上、人格とする――であることを期待していたらしい。アテが外れて惜しいような、ホッとしたような気分だ。
「後ろ向きはいかんいかん。さて、ミアカシさん。そいっ!」
不意打ちのボールにも反応してミアカシは軽やかに避けた。
「いいぞ、ミアカシさん!」
次はボールを2個投げる。大きく円を描くように放るとミアカシはすぐにどこに落ちるのか思考を始めようだ。そこへさらに一投。後から投げたボールは彼女の前で大きく跳ねた。
ミアカシは先へ放られたボールに気を取られたせいか反応が遅れ、ボールにぶつかった。
こてん、と転んでしまいミアカシはふりふりと頭を振った。
「ひとつの物にとらわれてしまってはいけない。ほら、よく君もあのダークライにいいようにされているだろう?」
あのダークライがどうやって浮いているのか、よほど気になるらしいミアカシはダークライを見かけるたびに地面を転がりアタックを仕掛けているのだが最近では「残像ダ」と言って避けられている。
思い当たりがあるのかミアカシは神妙に頷き「モシモシ……!」と手招いてボールを催促した。
「よし、特訓だ」
それから3時間、ミアカシがへとへとで動けなくなるまでアオイはボールを投げ続け。
「すごいぞ、ミアカシさん!」
結果、ボール5個を連続して避けれる程度に回避力が上昇した。
(これならきっと最高速度の「はっぱカッター」でも避けられる!)
いやあ、良い仕事をしましたよ、ミアカシさん。
達成感に満たされ、お互いニコニコしながら食事をし、そして今に至る。
◇ ◆ ◆
『彼』ならばすぐに諦めることでも、ミアカシはなかなか諦めない。
これが種族の問題なのか、性格の問題なのか。アオイは後者だと思う。ミアカシは自分の限界を知らない。だから動けなくなってヘトヘトになるまで動き続けている。しかし人間の小さい子供もそうだと聞いたことがある。本当のところはどうだろうか? 判断が難しい。
種族が違うものを比べて安易に判断することはできないが、もしかするとミアカシの行動は年若いポケモン特有のものかもしれない。いずれ時が経てば『彼』のようになるのだろうか。うーん。けれど行動が性格に由来するならばミアカシの『むじゃき』さというものは普遍かもしれない。
性格の矯正ができない(もしくは難しい)からポケモンは卵からの厳選が行われているとすれば職業トレーナーの頑張る理由もアオイにも理解できる。
それからもうひとつ。性格が変わらないのならば、ミアカシさんと一緒ならばいつでも新鮮な感動を忘れずにいられるかもしれない。
その予感はアオイの未来を薄ぼんやり明るく照らした。パッと輝くような明るさではないことがアオイを安心させる。先を見通せる明るさより足下を照らしてくれる明るさが欲しい人間にとってヒトモシというポケモンはベストかもしれない。
メモ帳の余白に感動書き留め、ペンを置く。キーボードを引き寄せながら呟いた。
「……生態学を学んでいたとはいえポケモンの種族値に私は明るくないのだが……ノボリさんはいったい何の型を求めていたのだろうな」
ネット論文を検索するとヒトモシ、その最終の進化形にあたるシャンデラの育成論がいくつも見ることができた。
シャンデラは、在りし日のシャンデリアのような華やかさ。その美しさのなかに命を燃やす危なさと力強さを感じる。その魅力に虜になるトレーナーも多いようだ。アオイから見れば(まあ、気分は分かる)という感想を抱く。命を燃やすのは人間が何かを食べることと変わらない。
「……物理、いや特攻の高さから特殊アタッカー? うむ、防御型ではないな……」
アオイの偏見かもしれないが、ゴーストタイプというのは打たれ弱い印象がある。物理に弱いというか、ともかく「打たれ弱い」。その言葉がしっくりきてしまう。防御している印象がない。この思い込みはゴーストいわゆる幽霊に紐付けられる想像なのかもしれない。
図書館で借りたポケモンの育成論を片手でめくりながら考える。そういえばパーティーを組むのなら役割分担というものがある。たとえばパンジャの手持ちポケモンは氷タイプで統一されている。彼女の趣味が全面に出た構成となっているが、疑似餌のバニプッチ、アタッカーのニューラ、戦闘補助と相手のペースを崩せる『ぜったいれいど』完備のフリージオ。そのへんにいる対旅人トレーナーを相手取るには十分だ。
「ミアカシさんは……そうだな……」
今のところバトルの予定は無い。
もうしばらくしたら誰かとバトルしてみたいとは思うけれど、今のところは特に無い。私と家の中で過ごしている限りレベルも滅多なことでは上がらないだろう。いずれ選択しなければならない時が来るのかもしれないが。
「ひとまず現状維持か」
ミアカシのことは時間をかけてじっくり考えるとして。ダークライの一件も済んだことだ。そろそろ落ち着いて我が身を振り返るとしよう。
エンターキーを押し、ミアカシの成長記録に区切りを付けた。
(そうだ、ノボリさんにもミアカシさんのことを近況報告するか)
これまでメールで済ましていたが便箋も余っているし手紙を出すことにしよう。
(思えばノボリさん……よく私にポケモンを譲ろうという気になったな……)
精神不安定な男に渡すのは大胆な判断と言わざるを得ない。まさか貰い手に困っていたということではあるまい。――と信じたい。
アオイはそれから1時間をかけてノボリへの近況報告をまとめた。地方を渡ったこと、バトルをしたこと、日常を過ごしていること、博物館に勤め始めたこと。
こうしてまとめていくと短い間にいろいろなことがあったものだ。
冷え切ったコーヒーを飲みきり目を閉じる。夜は更け、このまま朝まで過ごしたい気分だ。起きているかどうか迷っていると、突然バダバダ、と机から本が何冊か落ちる。
ポケモンの育成論を引っ張り出した箇所だ。微妙なバランスでテーブルの上にあったものがとうとう崩れてしまったらしい。
アオイは車イスから降りて落ちた本を抱えた。
「はあ……。片付けはパンジャに任せきりにしていたからな。いえ、私にだってできるのだ。ただ彼女に任せた方が仕事効率が良いという理由でやらなかっただけだ。その怠惰が巡り巡り我が身を祟るとは……」
後悔して困るのは自分自身だと分かっているが、嬉々として仕事をする彼女の背中が好きだった。そんなことはきっと口が裂けても言えない。
拾い上げた本をテーブルに置き、車イスの手すりを頼りに座る。何の本だろうか。
「……おや」
取り上げた本から紙片が出ていた。誰かのメモだろうか。誰かといえばアオイとパンジャしかいない。消去法で考えるとアオイには身に覚えが無いメモなので、パンジャのメモだろう。
プライベートなことが書いてあったらどうしよう。いや、今の仕事に関わることかもれない。彼女の本を私が持ってきてしまったのなら……もしかしてこのメモが無くて困っているかもしれない。……ちょっとだけ見てプライベートなら知らないふりをしておこう。
よく見れば本ではなくパンジャが使っている冊子状のノートだった。表紙に使われている紙が厚いので手触りで本だと勘違いしてしまったらしい。
ああ、あのノートか。
しばらく見ていると炙り出されるように記憶が蘇りアオイは頭を抱えた。パンジャの使っているノート。購入日と使用日の最初の日付はいまから3年ほど前だ。
研究につかう本の整理は、すっかりパンジャに任せていたせいで私物が紛れいてるのにも気付かなかった。責任転嫁にしては杜撰な心模様だ。そろそろとノートを手に取った。
「パンジャ……こういうものは自分の部屋から出さない物だよ」
そう言いつつも中身が気になってしまいアオイはおもむろにページをめくる。その際、『わたしのかんがえたさいきょうのポケモン図』が出てきたらどうしようと目を細めた。
読み進めていくうちに、これはどうやら仕事用ではなく覚え書きであることに気付いた。脈絡のあることないことが無造作に書き並べられている。日記と呼べるほど小まめに書いているわけではなく、時系の整合性が取れていない箇所もある。それを見ると物事が起こった後、数日もしくは数週の間に思い出して書いていたものなのだろうと思えた。同時に完全なる私物であることが確認されたがアオイは気になる記述に釘付けになっていた。
『――このところ時間が跳ぶ感覚がする。記憶に無い時間がある……気がする。思いついた時にメモとして時間を書いておくことにする。アオイは気にするなというので気にしないことにするが彼との会話を忘れると説明に手間をかけさせるかもしれない。それは困る。今後対策を要検討――』
うぅむ、とアオイは唸る。
これを彼女に渡してもいいものか。悩む。
(パンジャが忘れっぽいのは今に始まったことではないのだが……今さら教えても疑心暗鬼になってしまうだろう)
アオイは、自分に不都合で不快な出来事をいつまで覚えていて疲れた時や気分が落ち込んだ時に回想する癖がある。そのため失敗をいつまでもひきずりじめじめしてキノコが生えてパラセクトになりそうな時分が周期的に訪れる。
そんなアオイにとっては、とても羨ましいことに、パンジャは不都合を忘れてしまえるのだ。きっと時間が跳ぶ感覚というのは『忘れてしまっていること』さえ忘れてしまっているのだろう。
アオイは自分のパソコンから3年前の自分のスケジュールを確認した。春先はカントーに研修に行っていたのではないか。ああ、やはりそうだった。そこで彼女と何の話をしたか。アオイには朧気だが心当たりがあった。――たしか「隣に座った男性の貧乏揺すりがうるさい」とか、そんな理由だった気がする。
だからきっと彼女の手元には研修に行った結果のノートだけが残っている。研修授業を受けたという事実は隣で延々と貧乏揺すりをしながら机を叩いてリズムをとっている男の存在と一緒に忘れてしまっていることだろう。
忘れていた方が幸せなことが世の中には山ほどある。けれど忘れられない人のほうが多い。だから忘れられる人は幸福だ。しかも選択して忘れることができる人は稀で、それだけ幸福になれる資格を有する。
ふむ、とアオイは頷きパンジャのノートを貴重品を入れている鞄に入れた。これは後で直接渡すことにしよう、と決めた。手紙ではダメだ。言葉は感情まで伝えてくれない。いらぬ誤解を招くかもしれない。
ふむふむ、と唸りアオイはパソコンを閉じることにした。今にも動かない脚が動き出して、彼女を探しそうな気がしたのだ。どうにも自分はパンジャと波長が合いすぎる。
車イスを動かして自室を出る。
リビングへ戻るとミアカシが「モシ~モシ~」と不思議な寝息を立てて寝ていた。触れると、ふやふや幸せそうに笑っている。
「……おやすみ、ね」
いい気分で寝ている彼女を見ていたらアオイも眠ろうという気分になる。
また、おやすみ、と呟いて部屋へ戻った。
【あとがき】
新年あけましておめでとうございます!
ご挨拶遅れましたが、今年もどうぞよろしくお願いします!
2015年にくらべ2016年はだいぶ更新できて、2017年は2016年よりもほどほど更新ができました。今年2018年もカツカツ、コツコツ更新していきたいと思います。
「はよ書けやぁ」には「すいませェん、書き溜め中です」としか言えないのですが、いろいろな感想等ひとことでもいただけたら嬉しいです。
だいぶ群像劇になってきましたが、今年は、今年こそは! アオイが中心になります。
人生はいつも七転八倒! 初夢は悪夢! くじ運は小吉! けれど前向きになろうとする彼をどうぞお楽しみいただければ幸いです!
【新章へ】
アオイの夢が語られます。
作中、面白かったもの、興味深かったものを教えてください。
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登場人物たち
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物語(ストーリーの展開)
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世界観
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文章表現
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結果だけ見たい!