ああ、動いている。生きている!
(私は、これだけで、よかったのだ)
もう永久に手に入るはずがない現実を、アオイは見ていた。
手放し難い歓喜に胸が高鳴る。
だが、罪悪感が心の隅をチクチクと刺す。その痛みは、遠くない未来にアオイを殺してしまうだろう。
(――これは、悪夢なのだ)
気怠そうなジュペッタがアオイを一瞥しては、厄介そうに手をぱたぱたと振った。あっちへ行け、という意思表示である。それを見たバニプッチ――パンジャの持っているポケモンのなかで比較的ジュペッタに友好的である――彼女が小さな氷の粒をジュペッタに投げつけた。
「こらこら」
パンジャが慌ててたしなめる。同時にバニプッチの体力も尽きたらしい。パンジャの金属製の髪留めの上でぐったりしていた。
「どうやら今年の夏は格別の暑さのようだ」
「あ、ああ、それには同感だ……」
アオイは、訳も分からず返事をしていた。彼女は別の話を話していたような気がしたが、ジュペッタを見つけたアオイの頭には、すべてどうでもよい情報で入ってこなかった。
パンジャは腰のボールホルダーからバニプッチのボールを出した。それから彼女の前で「どうかな、外にいるよりはだいぶマシだと思うけど」と伺った。
それを見て、アオイは『彼』も暑いはずだと思い立った。今はだいたい午後3時。雲ひとつ無い今日は、頭がおかしくなりそうなカンカン照りだ。地面をてちてち歩くジュペッタは見ているだけで暑い。
「……ジュペッタ、君は、どうする?」
隣にいるパンジャが「ふむ」と目を瞠る。アオイはいつもの君らしくない、と言いたげな彼女の視線を躱した。
アオイの言葉に対し、ジュペッタの態度は冷淡なものだった。無視して研究棟の扉を叩く。屋内は空調がはたらいて涼しいことを知っているのだ。
アオイは、その扉を開けることを躊躇った。破滅がその先にあることを知っている。悪夢のなかにおいて事故が避けられないものだとしても、積極的にそれを引き起こそうとは、動く『彼』の姿を見てから思えなくなってきた。
この先に、自分が乗りこえるものがある。
それでも、そうだとしても、今は、今だけは、つかの間の幸福感に満たされていたいと思う。
しかし。
「アオイ、意地悪しないで開けたらいいじゃないか」
気をつかったパンジャが扉を開き、ジュペッタはするりと棟の中に入っていった。それを見て、どうして最初からこうしなかったのかと彼女の深い色の瞳が問う。アオイは、それに応える言葉を持ち合わせていなかった。ただ意地悪したつもりはないのだ、という言葉をしどろもどろに伝えた。彼女はきっとそれを嘘だと見抜いただろう。けれど何も言わずに顎を上げた。
「時間も無い。早く行こう」
パンジャが扉を開いたまま急かす。アオイは、ずっと留まっているわけにもいかず、のろのろ動いて扉をくぐった。
外の熱気から抜け出し、ひやりと冷たい屋内へ入る。頭の中に氷を放られたように思考が醒めた。
(実験後に起きる爆発。それを避けて、生き延びる。策はある……あるが)
私は、本当にやり遂げられるだろうか。
何度目かの自問自答。けれど、それはこれまでとは異なる意味を持っている。
動いている『彼』の姿を見ることができたアオイは、既に一種の納得を感じている。
納得を得た。――それは素晴らしいことのはずだが、今のアオイの現状を見れば歓迎できることではなかった。
限界近く研ぎ澄まし、張りつめていた緊張が、『これから』という瞬間を前に緩んでしまった。
表向きは夏の平穏な、ある日の再現だが、真実その中身は緊迫した状況がまだ続いている。その状況で思考に余裕が生まれてしまった。これではいけないと頭を振るものの、現状に甘んじたい気持ちが思考を淀ませるのは否定できなかった。
それでも階段を下る。アオイは天井を見上げた。この後、大穴が空くまで、もうすぐだ。
「どうしたんだい、アオイ」
あぁ、と言ったきり、彼は黙る。そして無駄だと思えることを実行に移した。
「……パンジャ、もし、実験が失敗したら、という話をしてもいいだろうか」
「何の話だ。いいや、分かる。言葉は、もちろん分かるのだが、なぜという意味だ」
彼女の言葉はもっともだ。
天井を見上げたまま、アオイは続けた。
「もし我々の生命が危険に晒されたら、その時は、『彼』を連れて逃げてほしい。今は人命よりポケモンを大事にするべきだ、特に化石の復元をしている我々ならば」
「それは、『あなたの命に代えても』ということか。……わたしには、とても受け入れがたい。どうか、わたしに無理と言わせないで欲しい。あなたさえいれば、何度だってやり直しできる。どうにかなってしまった君を置いて逃げることはできない。……いけないことだ。いけないことさ。いけないことなのだ」
彼女への説得は、やはりというか、当然と言うべきか、無駄であった。彼女の行動の指針を変えることができないのは、ここが悪夢だからではない。
「いけない……それは、してはいけないことだ……いけない、いけない、いけない」
取り憑かれたように虚空を見つめている――いわば彼女の性質によるものだろう。
「『治せないものを治そうとしてはいけない』のだったか……」
いつの日か呟いたことを、アオイはまた呟いていた。
しかし、茫然としている暇は、もはや一瞬たりとてない。事故が起きることは確立している。その規模を最小限に留めることができれば、怪我も小さくなり、この先の地下研究室から脱出できる。だからパンジャのことは現実で対処すればいい。――良いはずなのだ。
「パンジャ、電気系統の確認をしてきてくれ」
「ん……。上だけでいいか? 時間がおしている。いけない、いけない……」
地下研究室に着くなり、指示をとばす。だが、天井を這う送電ケーブルに異常が無いことをアオイはすでに知っていた。彼にとって確認する価値は無いが、この先の近未来では重要なことに違いない。パンジャの不慮の言動を無くすため、現実における出来事と同じ指示を出した。
その間に、ぐるりと研究室を把握する。
ジュペッタがコンソールの外付けデスクでぬぐるみ然として座っている。表情が表立たない彼であるが、退屈そうであることが分かる。
「もうすこし、こっちに来ないか」
デスクの上は爆発で物が散乱してひどいありさまになったはずだ。アオイの心配をよそにジュペッタは「なに言ってんだ、コイツ」という、実に分かりやすい否定的な態度を隠さなかった。
アオイはジュペッタを動かすことを諦め、コンソールを操作した。設定を変える。
(出力を半分の50%に、照射角度・照射時間を再設定……)
数値の変更は終了。――これで爆発が小規模に変わるはずだ。
もう一度、何の異常もないことを確認する。使い慣れた操作用のコンソール、実験用の防護ガラス、掃除用具、そして、ガラスの向こう側に見えるのは実験を行うための化石を設置する台。
「これだ、これが……」
なかでもアオイが憎々しげに見ていたのは防護ガラスだった。
本来、実験を行う人々の身を守るためのものであるそれは、一方から与えられる衝撃に強い。たとえば、アオイがトンカチで思いっきり叩いたとしても、力の方向が分散して壊れることは無いのだが、ガラス全面に負荷がかかると力が分散できずに壊れてしまう。
(前回は衝撃波だった……)
無いはずの痛みを思い出す。気を取り直して辺りを確認する。ガラスの向こう。実験台の上には化石が置かれていた。
「アオイ、不備は無い。さっさと始めてしまおう」
「ふむ……」
パンジャが電源を管理する隣の部屋から戻ってくる。アオイはコンソールから手を離し、細い通路を渡る。人ひとり分通るのがやっとの通路の床下には、高圧の電力ケーブルがはしっているはずだった。「上の電源」と呼ばれるものが施設全体の電力を司るものならば、これは「下の電源」と呼ばれる、研究室が購入した業務用の高圧電力であった。
その通路を通り、照射室とプレートの下げられた扉を開いた。化石を復元する光線を照射するためだけの部屋。化石を置くための台は、まるで手術台のようだ。
(ここは……)
人間が作ったが、人間のための部屋ではなかった。
ポケモンの、第二の母胎になりえる部屋だ。
悪夢のなかに入ってから、研究室で思いつき、この部屋に入った今にして――気がかりなことがある。
些末な問題だ、といつまでも思っていたいことだった。しかし、ここに至った今、無視できないことになりつつある。
その問題とは、『誰も観測していない事実を、悪夢はどのように再現するか』である。
(私の実験は、成功しなかったのだろうか? ……本当に?)
この場合の成功とは、『ポケモンを復元することは成功したか否か』というものである。化石の不足をメタモンの幹細胞で補うことは、それ自体悪くないアイディアだ。照射からの復元が上手くいけば、可能性は十分に「ある」話なのだ。もっともこの手法で成功率を上げるためにはポケモンセンターにある回復装置の応用技術が必要だが、ここにある実験装置だけでも、ほんの一時、復元した個体がメタモン細胞を自分の肉体に癒着させることができれば――不完全な化石状態であっても、数十分生存させることができる。
0ではない。1である。
1が存在することは、アオイが行った以前の研究で証明されている前提であり、証明者の彼でさえ覆すことができない。確立された事象だ。
(問題は、最大の問題は――)
可能性があるにも関わらず、あの日行われた実験において、0か1か、見極めた者がいない。――少なくともアオイは、その結果を見定めていない。パンジャはどうだろう。アオイは悪夢の外、現実世界にいる彼女を思う。実験の爆発後に行動可能であったのは彼女だけだ。彼女は何か見ただろうか? いいや、彼女が何を見ても、見ていなくとも今は関係のない出来事だ。たぶん。
思い直したアオイは実験台におかれた「こうらのかせき」らしいものを見つめていた。
物理法則が正しく機能する悪夢の世界において、何が、どのように影響するか。
心配事は雪玉を転がすように増える。
(衝撃波は、本当に機材の爆発だったのか?)
アオイは台の上にある、巨大なレンズを見上げた。砕けてキラキラ光っていた。失血で気が遠くなった過去を辛うじて覚えている。
(パンジャは『化石は爆発で吹き飛び、燃え尽きた』と言っていた。表向きもそんなことになっているが)
もしかすると、という可能性は否定できる者がいない。
思い出そうとしても、過去の視界は痛みで霞み、赤い視界が邪魔をする。
「アオイ! 急がないのか!?」
待っていたパンジャがコンソールを拳で叩いた。彼女にしては珍しく、本物の感情を露わにしている。
もしかすると、アオイが実験を行わない場合は、こうして彼女が強制的に実験を起こしてしまうのかもしれない。その危険に気付いた彼は「今行く」と照射室を後にした。
「――パンジャ、そうカリカリするなよ」
彼女はアオイの気分を損ねることを嫌うが、アオイも彼女の気分を損ねるのを疎ましいと思っていた。お互いに面倒くさい性質であることを分かっている。湿っぽいより、乾いた関係性でいる方が精神衛生上よろしいのだ。
彼女は気に障ったように眉を寄せ、大仰に肩を竦めた。抑揚のついた話し方は、演技的で今はひょうきんな印象を受けた。
「あなたに言われるとは! ははぁ、さては気の利いた皮肉なのだろうね。あなたに意見はしないが、しかし、今日のあなたは悠長すぎる」
彼女は手首の時計を叩いて、もう一度「急いだほうがいい」と言った。
「分かっているよ。……パンジャ、もうすこし壁際に行ってくれ」
「なぜ?」
「……君が後ろに立っていると、背中がそわそわする」
アオイが立っているコンソール前は、現実世界において爆発でガラスが飛びこんできた特等席だ。今回もアオイはそこに座る。そして身体能力の優れた彼女をできる限り、無傷で保っておく必要がある。
咄嗟の言い訳にしてはうまくできたと我ながら感心して頷く。
「君の後ろから首を絞めたりしないよ」
発想が怖い。――とは言えない。彼女は真摯に宣言しているのだ。だが、いま言うべきことではないように感じる。そして、できれば胸の奥底にひっそり閉まっていてほしいものだった。願わくば、永遠に。しかし、相手がパンジャなのだから仕方が無い。
「その真実であることを信じているよ。まぁ、ともかく、もうちょっと壁側に……そう、その辺でいい」
「……今日のあなたはずいぶん穏やかなのか、悠長なのか、几帳面なのか……よく分からなくなってきた。分かっていたことなんて無いって? それは、そうなのだけど……」
パンジャの独り言は流した。
「…………」
最後にもう一度、実験の設定を確認する。
そして、コンソール上のつまみをひねる。出力を徐々に上げ、一定に保つ。密室となった研究室に起動音がぼんやりと響き始めた。
始まりと同時に、爆発が起きて、それからは時の勢いで地上まで走るだろう。
これが、最初で最後の悪夢になるだろう。
「……ジュペッタ、未来を疑わずにいられた『今』を憎んでいたか?」
『彼』は、ぼうっと次第に強くなる照射灯を見ていた目を――アオイに向けた。『彼』にだけ聞こえる声で話した。
「君にとって生きることは憎むことだった。恨むことだった。君が、最期までその感情を持っていたのなら……それは、良いことだったのだろう。誰も本質を変えることはできない」
それがジュペッタの、生き物としての生き方だ。
不幸を身体の中一杯に詰め込んで生きて、そして、いつか死んでいく。さいごに待ち受ける死だけは、人間もポケモンも避けることができない。仕方の無いことだ。仕方の、無い、こと。それなのに。
悪夢を手放すための言葉を胸の内で呟く。
ジュペッタと目が合った。アオイの心のどこか――喪失を知る脆い部分が音を立てて欠けた。
(悪夢が終わってしまう。きっと終わってしまうだろう。終わったら、終わってしまったら、『彼』とは、もう二度と会えない……)
会えなくなるための試行錯誤をしているようだ。
不意に心に浮かんだ言葉を打ち消す。――いいや、違う。違う。
これは、今度こそ救うための焼き直しだ。
「どうか、叶えさせてくれ。憎まずにはいられない君と、これから先も生きてみたかった。ずっとずっと生きていたかった。その可能性だけでもいい。ほんのすこし、すこしでいい、見たいんだ。違う未来があったことを確かめたいんだ」
だからこそ。
「これは私のための完全証明、私が君を救えることを、この世界に証明する!」
15時20分。
実験、開始。
◇ ◆ ◇
それは。
悪夢の中天に座する眼。
メアリー・スーは、観測する。
◇ ◆ ◇
劈く爆音と脳を揺らした空気の振動。
目の前のガラスが割れるまで、アオイは身を守るための唯一の盾であったはずのガラスが「割れた」ことを認識できなかった。
透明過ぎたガラス一面が真っ白に染まる。いや、違う。振動の負荷に耐えきれず、ガラスには無数の罅が入ったのだ――そして、割れる。人間の聴覚でとらえることのできない高音、耳の奥がジンと痺れた。
咄嗟に上げた腕に鋭い痛みが奔る。爆風と痛みでアオイは床に倒れた。また身体にガラスが刺さる。右膝に鋭い痛みがあった。目を庇うことができたが、ガラスに切り刻まれた腕が重い、痛い、粉塵で喉が苦しい。揺らされた頭が痛い。意識を失わない程度の軽い脳震盪だが、思考が鈍る。
(パンジャに、ジュペッタを移動させろと命令を出さなければ――)
舞い上がった粉塵の向こうから「アオイ!」と名前を呼ぶ声が聞こえる。すぐ近くにいるようだ。こちらは予定の通り、無事なのだろう。
「こ、こに……」
腕も脚も痛いが、致命的――ではないし、意識もしっかりしている。身体を痺れさせる衝撃がおさまれば立てるはずだ。鈍い頭で計算する。
しかし、想定外のことが起きた。
床に倒れたアオイの頭上で、咄嗟にデスクの下に隠れたジュペッタが動く。
どこへ。――この方向には、照射室しかないだろう。
動け、動け。息をするのも苦しい。体が痛くてたまらない。それでも動いた。
「待て……待てって、言ってる、だろ……」
ぐらぐら重い頭を持て余しながら、アオイはまだ反応のあるコンソールににじり寄り、立ち上がった。
むせ込みながら、細い通路をあちこちぶつかりながら歩き始める――瞬間。
唐突に空間を満たしていた粉塵が晴れる。同時に二度目の衝撃が空間を満たし、アオイの立つ床板を剥がした。
「えっ」
狭い空間で膨大な空気が動く。かまいたち現象が起きたのだろう。床下に格納されていた電線が、剥き出しになる。その上を飛び越えて、ジュペッタは一足先に廃墟になった照射室へ向かう。待て、という言葉は言えなかった。代わりにまろび出た声は、ずいぶん間の抜けたものだ。目は、一点を――真空波に切断され、風の勢いのまま暴れ回る電線を見つめていた。空気を焼きながら目と鼻の先に迫る。驚きの声は他人事のように聞こえた。
世界の全てが遅く見える。
電線に触れる瞬間まで、アオイの意識はそこにあった。
糸くずよりも儚く、命を焼失するまで――彼はジュペッタの小さな背の向こう、照射台の上で上体を起こしたカブトプスを観ていた。
【あとがき:たぶんもう本編中で語ることのできない設定】
ループもので、筆者的に最もツボなループは「正しい結果に繋がる行動を起こす」まで次の時間に進まないパターンです。
食べた昼食が違う、踏み出す足が違う、とるべき手段が違う、それだけで正しい行動を起こした地点まで時間が巻き戻ってしまう……というような。
今回、アオイの試行錯誤がそのような形にならないは「どうすれば救えたか」について「あの時はこうすれば、ああすれば」という思いはあっても「この方法でしか救えない」「この方法ならば絶対に救える」という考えがないためです。
(もし、というか、万一かも……)彼が「唯一の可能性」にたどり着いた時、悪夢の世界が「再設定」されることがあるかもしれませんが、どこまで頑張っても人間は人間なので、自分と他人、そして世界に対してどこまで客観的な視座を持ち得るか、いわゆる「神の視点」にならなければ、それは起こりようのないことであり、それができたら「メアリー・スー(=完全無欠)」になれる事象です。
本来、何でもあるし、何もない――未知で無軌道なことができるはずの人間の夢で、物理法則に支配されるのは想像力の限界、ひいては人間が演算できる可能性の限界なのかもしれないとメアリー・スーは考えています。
もっとも、この設定はアオイが選べない手段のため、ボツのボツのボツになってしまったものです。最強の主人公は本作の色にあわないものなので……え? メアリー・スー? ああ、彼女には別の役割があるから……ね?
※これは、悪夢の背景世界観としては生きている設定です。とはいえ、ガッツリ語ることは少ないので「へぇ、そうなんだ」くらいに思っていただいたら幸いです。
作中、面白かったもの、興味深かったものを教えてください。
-
登場人物たち
-
物語(ストーリーの展開)
-
世界観
-
文章表現
-
結果だけ見たい!