亮Side
私は臨人君がサリエルさんに突っ込んで行った後、こちらに向かってきたエリスさんと相対していました。
「あなたが私の相手をしてくれるの?」
「えぇ。私でよければ。」
だいぶ好戦的な方なようです…
「やったー!今まで相手してくれる人がいなかったから、退屈だったのよねー!」
こんな幼い見た目の女の子の遊び相手がいないなんて…可哀想ですね…
「じゃあ、始めよっか!」
エリスさんはそう言うと先端に星型の飾りのついた杖を振り回して、レーザーを乱射してきた。なんとも危険な…できれば、もっと安全で楽しい遊びを教えてあげたいのですが…
「それそれ!避けられるかなー?」
なんとも楽しそうに撃ってくる。
「それっ、はっ。」
向かってくるレーザーを順々に避けていく。
「これくらいは簡単に避けられるよね!」
レーザーの量が増える。これでは、なかなか近寄れませんね…
「ほらほら!もっと行くよー!」
向かってくるレーザーの間隔が狭まってきました。これは…弱らせないと厳しいですね…
「あまり傷つけたくないのですが…仕方ありません…」
エリスさんに聞こえないように呟いてしまう。あまり幼い子に攻撃をしたくないのですが…
「あまり気乗りはしませんが…行きますよ!『聖者の息吹』!」
光の弾が吹雪のようにエリスさんに向かって飛んでいく。
「あはは!面白いじゃない!」
聖者の息吹を受けても平然としているどころか刺激してしまったのか、さらに元気になってしまいました…
「こっちも応えないと失礼よね!」
エリスさんは楽しくなってきたのか、さっきまでよりも全体的に弾幕が濃くなり、非常に避けにくくなる。
「駄目でしたか…」
これは、下手に攻撃するより体力切れを狙った方がいいかもしれませんね…
「どうしたの?もう終わりなの?」
エリスさんが安い挑発をしてくる。
「その手には乗りませんよ?」
挑発は私に最も通用しない手ですからね…
「でも、避けるのはやめないのね。」
「死にたくはないですからね…」
「もっと私を楽しませてよ!」
エリスさんが楽しませて!と言ってくる。
「わかりました…」
楽しませるのは私の専売特許です。存分に楽しませて差し上げましょう!
「では、開演と行きましょうか!」
そう言うと共に考えを一気に変えて、演技をするときのような気分にする。観客(相手)であるエリスさんも私もここからは楽しんでいきましょう!今までは攻撃を控えてきましたが、話を聞いてもらうためには攻撃しないといけません。ですから一旦、慈悲もかけない猛攻を仕掛けた方がいいようです。
「行きますよ!『風神乱舞』!『紅蓮舞踏』!『泰山鳴動』!『夢幻水禍』!」
生前に出た音楽ゲーム大会の課題曲4曲から力を借りて風、火、土、水の4属性の力を弾幕にして放出する。
「キャァァァ!」
エリスさんは避けきれずに被弾する。かなり力を込めたので、だいぶ被害は大きそうです。でも、手を止める気は、あんまりありません!
「まだまだ行きますよ!『聖者の鼓動』!」
聖者の鼓動で弾幕の速度を上げる。
「これで最後です!『神剣物語』!」
小さな聖剣を創造し、敵役の様々な弾をぶつけて大きくしていく。まさに、神の剣と呼ぶにふさわしい大きさになったら、エリスさんに向けて投げつける。
「それっ!」
エリスさんは蝙蝠に変身して避けた。ですが、剣が通り過ぎた時の風圧で蝙蝠になったエリスさんも無事ではなかったらしく、元の姿に戻っている。すかさず神剣を創造し、エリスさんの首元に添える。
「降参ですか?」
「私の負けね…でも、楽しかったわ!」
エリスさんは残念そうに負けを認めた後、はじけるような笑顔で楽しかったと言ってくれた。
「もっといろんな遊びを知りたくありませんか?」
この子にもっと普通の遊びをして欲しいと思って、提案する。
「楽しいことなら大歓迎よ!さ、行きましょ!」
こうして、エリスさんに無事勝利して、まともな遊びを教えることができました。
ちょっと時系列おかしいかな?