ラブライブ! とある吹奏楽部員とμ'sの軌跡   作:ルカイン

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はい、タイトル通り急展開ですw

もっとμ’sと絡ませるにはこれしかなかった
のです……




急展開

翌日

 

「お、高槻じゃん!おはよー」

 

「おう、おはよう九能」

 

変わらずに、俺のクラスメイトは

接してくれる。

以前あんな事があったというのに。

 

「……うん、大丈夫そうだな」

 

「なにがさ?」

 

「お前、なんか吹っ切れた感じがする。

もう大丈夫なんだろ?」

 

「っ!あ、あぁ……」

 

驚いた。俺自身ポーカーフェイスには

自信があるものの、そんなに人に伝わる程

だったのだろうか?

 

「っしゃ、先生にあとで報告しとくわ!

高槻も、今日から来れるんだろ?」

 

「……おう、当たり前だ」

 

「(ニッ……)それでこそだぜ、エースさんよ!」

 

ーーーーーーーーーー

時は飛び放課後……

 

「おぉー!お早い復帰だな高槻!」

 

「やっぱ、うちのパートには由羅君が

いないとね~?」

 

「ばっか、俺ら中低音にもだろ?」

 

「何言ってんのよ、高槻の本職は

ラッパなんだから!」

 

「とにかく、高槻先輩おかえりなさい!」

 

うわ……なんだこのカオス、

しかもなんで俺こんな歓迎ムードなわけ?

ほんの1日2日空けてただけでしょうに。

 

 

「あら、もう大丈夫なの由羅?」

 

「あっ……先生……

えぇ、おかげさまで」

 

「そんな由羅に朗報です。

華麗なる舞曲のペットソロ(?)、貴方に

任せることにしたから、練習よろしく」

 

……は?ソロ?俺が?

 

「えぇぇぇぇぇぇええええっ!?

何でっスか先生!?ソロって先輩が

やる予定じゃなかったんすか?!」

 

「その本人から直接お達しがきたのよ。

このソロは由羅にこそやる価値がある。

いや、このソロは由羅の為にあるってね」

 

なんてこった……完全に予想外……

てっきり俺は先輩がやるんだとばかり

思っててそこら辺の練習は余りしてなかった。

ていうか、鳴苑との合同んときはガッツリ

先輩吹いてたじゃん!?

 

「だって、由羅ハイトーン得意じゃない。

それこそ私より音域上だし、何より

早い内に大ソロ経験した方がいいじゃない?

大丈夫だって、ちゃんとピッコロトランペット

もウチにはあるんだからさ」

 

「だからって今回でなくても……それに

最後の大会なんですよ?先輩だって

吹きたいんじゃ……」

 

そこまで言った所で、先輩に指で

唇を塞がれる。

 

「私はね、皆と全国に行きたいの。

そこに私情なんていらない。

万一私がゴネて無理矢理やっても

……きっと、上には届かないわ」

 

「先輩……」

 

「それに……勝ちたい人がいるんでしょ?」

 

「……!」

 

予想外の言葉をうけ思わず驚く。

まさか、先輩がそれを知ってるなんて

思いもしなかったから。

いや、あれだけ闘気ばりばり出してりゃ

流石にバレるか。

 

そんな時だった。

 

ピーンポーンパーンポーン……

 

放送だ……なんだろ?

 

 

『2ー6組、高槻由羅

至急、校長室まで来てください。

繰り返します……』

 

……why?

 

「高槻……なにかしたな?」

 

「なんで断定するんすか先輩!

何もしてないっすよ!」

 

「ほら、とにかく行って来い」

 

ニヤニヤしながら先生が言う。

さてはこの放送があることを知ってたな!?

……と、渋々俺は校長室へ向かうことにした。

 

ーーーーーーーーーー

 

「失礼します」

 

「ん、どうぞー」

 

なんとも気の抜けた声……うちの校長は

どうにもデフォが気だるそうな声なんだよな。

 

「あの……用というのは……」

 

「まぁ、取り敢えずそこに掛けなよ」

 

「は、はぁ……」

 

許可が出たので椅子に腰掛ける。

なんだというのだろうか?

 

「さて、本題だ。

高槻由羅クン、君は音ノ木坂学院を

知っているかい?」

 

「えぇ、まぁ……」

 

「その高校が廃校の危機だということは?」

 

「はい……存じております」

 

「うん、ならば話が早いね」

 

音ノ木坂が関係することなのか……?

だとしても何故俺……?

 

「私は、そこの理事長…南さんと同級生でね。

1つ頼まれ事があったのさ」

 

南……ことりのお母さんか?

にしても頼まれ事?……何だってんだ?

 

「対策の1つとして、男女共学化という

案があってね……此度、それが実行される

こととなったんだ。

それで……だ、高槻クン。

そのテスト生だが……君に、頼めないだろうか」

 

「な……!?」

 

俺がテスト生……?音ノ木坂の?

はぁぁ!?

 

「いやいやいや……ちょっと待って下さい!

いくら何でも話が急すぎて……! 」

 

「無論、それは承知している。

それに、君は賢いからね…色々な

事態も既に予測できているのだろう?

……一応、話してみたまえ」

 

「…………仮に俺が離れたとして、

吹奏楽部はどうすればいいんですか?

言っておきますが……止めるつもりは

毛頭ありませんよ?」

 

「まぁ待ちたまえ……それについては

顧問と話し合って、一つの結論を出した」

 

「……なんですか?」

 

「……幸い、ここと音ノ木坂学院は

そう遠くない。歩いてもいける。

そこで、だ……君さえよければ、向こうの

授業が終わったら君がこちらの部活に合流する

という形はどうだろうかと顧問とも

話していてね……無論、そちらが忙しい日等

があればそれを優先してくれても構わないよ」

 

「…………考えておきます」

 

「結論は急かなくてもいい。

まぁ、週末位には決めておいてくれたまえ」

 

「……分かりました、失礼します……」

 

 

 

「はぁぁぁ…………」

 

音ノ木坂ねぇ……いやまぁ廃校の危機とは

聞いてはいたけど……ここまで深刻とは……

俺がテスト生……か。

 

……取り敢えず、戻ろう。考えんのはあとだ。

 

ーーーーーーーーーー

 

「お、どうだったんだ?」

 

「……その顔を見るに、結構重要な話っぽい?」

 

「……まぁ大体当たりだよ」

 

さっきから先生がニヤニヤを隠しきれてない。

……話した方がいいのか?

そういう視線を向けると、先生が手で制した。

 

「いいよ、ここからは私が話すから」

 

「先生……由羅の呼び出しって何だったん

ですか……?」

 

「焦らない焦らない。

まず、由羅は近隣の音ノ木坂学院……わかる?

そこの廃校阻止の案として出された

共学化のテスト生として、今度から

そちらに向かうことになります」

 

「……え?」

 

ほら、みんなきょとんとしてるじゃんか。

そりゃいきなりそんな話されたら誰でも

そうなるのは明確だろうよ。

 

「「「「ええぇっ!!?」」」」

 

「ど、どうするんすか!?由羅が向こうに

行っちまったら、俺らは一体どうすりゃ……!!」

 

「静かに、そのための案もちゃんとあるから。

取り敢えず、コンクールが終わるまでは

音ノ木坂の授業が終わり次第こちらに合流。

そんな形で行こうと思ってる。

もちろん、テスト生として色々やることも

あるだろうからそちらが忙しいときは

音ノ木坂を優先してもらっていい」

 

「……由羅が来れるなら……あたしは

構わないけど……」

 

「どうする、由羅?」

 

しばしの沈黙……

確かに全国大会に向けて頑張る為には

日々の練習頑張ることが不可欠。

だからといって、廃校の為に頑張る

アイツらを黙って見ないフリというのも

何だか俺の気が済まないのだ。

否、俺にとってもあの3人の抱える

課題や目標は、無関係とはいえない

ところまで来ているんだ。

欲を言えば、両方頑張りたい。

だけど、今アイツらの事を話題に

するわけにも行かない。

 

…………なんだ、簡単な事じゃん。

俺は、音ノ木坂の方にも協力するし

吹奏楽についてもそのまま……いや

今以上に頑張る。

これが、俺のやりたい事。なすべき事だ。

 

「……先生、先程の件……俺、引き受けます」

 

「……いいんだね?」

 

「はい、俺……音ノ木坂に知り合いっつーか

友達がいて…他人事のようには…思えなくて」

 

「……わかったよ、じゃあ私から校長には

話しておくから……また空いた日にでも

向こうの……南理事長だっけ?

その人とお話してらっしゃい」

 

「はい、分かりました」

 

……これでいい、あとは向こうと

話をつけるだけだ。

 

ーーーーーーーーーー

 

「あ……そういや連絡先知らねぇや……」

 

ことりに理事長へ取り次いでもらおうと

思ったんだが……その肝心のことりの

連絡先をしらなかった……

穂乃果なら分かるかな?

 

「電話してみっか……」

 

Prrrrrrr……

 

『もしもしー?』

 

「あ、穂乃果か?」

 

よかった、出てくれたみたいだ。

 

『あれ、ゆうくん?どうしたの?』

 

「ちょっと聞きたいんだが、ことりや海未

の連絡先って持ってるか?」

 

『うん、持ってるけど……?

そういえばゆうくん知らなかったっけ。

じゃあ、後で送るね!』

 

「あ、あぁ……頼むわ、そんだけ」

 

『わかった!じゃあねゆうくん』

 

「おう、またな」

 

プッ……

 

よし、これで後は取り次いでもらうだけだ。

そう簡単にいくかはわからないが。

 

 

ピロン♪

 

と、通知だ……

確認すると、そこには海未とことりの

メールアドレスと電話番号が確かに

書いてあった。

そんな今すぐじゃなくていいのに……

 

まぁ、それが穂乃果らしいというか

何というか……

 

「……決めるなら、早いほうがいいか?」

 

折角今貰ったんだ。

事を起こすならば、早いほうがいいかも。

 

「……善は急げ、だな」

 

 

Prrrrrr……

 

本日2度目の電話……さて、出るか……?

 

『はーい、もしもしー?』

 

あぁ……何とも脳のとろける声だ……

っと、今はそんな事言ってる場合じゃない。

 

「あ、ことりか?」

 

『あれ、由羅くん?ことりの番号

知ってたっけ?』

 

「穂乃果に教えてもらったんだ。悪いな」

 

『ううん!それはいいよー

ことりもそろそろ教えておかなきゃって

思ってたから』

 

「サンキュな。早速で悪いんだが……

ちょっと頼み事してもいいか?」

 

『頼み事?うん、私で良ければ何でも!』

 

承諾も取れたところで、早速本題に入る。

 

「ことりのお母さんって、確かに音ノ木坂の

理事長してるんだっけ?」

 

『うん、そうだよー?』

 

「そっか。いや、実はな…ウチの校長と

南理事長が昔の同級生らしくてな?

廃校問題についての事で、遣いとして

ウチの高校から俺が行くことになったんだ。

そこで何だが…ことりに理事長へ取り次ぎ

とかって……できるかな?」

 

『うん、大丈夫!

今いるから話しちゃうね♪』

 

え、すぐそこにいらっしゃるの?!

 

『お母さーん!電話だよー』

 

待て待て待て……!

いきなり代わられても心の準備ってもんが…!

 

『はい、ただ今代わりました』

 

「あ……はい……自分、丘野月高校の

高槻というもので……」

 

えぇい、破れかぶれだ!

 

『あら、ということは例の件

引き受けてくれるのかしら? 』

 

「えぇ、そういうことなので……

また後日、そちらの都合の良い日に合わせて

お伺いしようと思うのですが……」

 

『そう…ありがとうね。

で、日程だけど…そちらの部活の休みの日は

何時だったかしら?』

 

「えっと……基本ウチの高校は毎週水曜日

全ての部活が休みですが……」

 

『じゃあ……悪いけれどその日に

うちに来てくれるかしら?

正門に遣いを配置しておくから、宜しくね』

 

「はい、分かりました」

 

っし、これでアポは取れた……

あとは話を聞いて改めて考えよう。

それに、今日も誰もいないし……もう寝よう。

 




お読み頂きありがとうございました。

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