High School DxD Another Route 作:明日凪
あぁ文章って難しい。
今回はオリキャラである少女の視点です。
突然、主から暇をもらった。
自由にしろと命じられたが何をすれば良いのか分からない。
主の命を全うする事こそ、私の使命なのだが…。
困った、普段ならば主が何かしら命じてくれるのだが、暫く待ってみたがそれも無い
長い時間をかけて思案した結果、このまま部屋で気配を消し続けていても主の邪魔になるかと思い、私は外へ出る事にした。
こんなに早い時間から外出する事も無かった私にとって昼間の景色は物珍しく見える。
夜はあんなにも静かな街々が活気に満ちている、人々の行き交う姿や笑い声、目に映る全てが新鮮で見入ってしまった。
ふと視線を送った先に遊具で遊ぶ幼い子供たちの姿が映った。
彼らは皆、笑顔でじゃれ合ったりふざけ合ったりしながら騒がしくそれでいて楽しそうにしていた。
人である彼らだからこそ出来る〖笑顔〗という表情が私にはとても眩しく思えた。
『黒い翼を持ちながら光を扱えないとは、所詮は失敗作か…まぁ良いさ、それならそれなりに働いてくれれば』
ガラクタ、出来損ない、失敗作、私はどうやら欠如している存在らしく度々その事で主を失望させた。
これ以上あの人を困らせてはいけない、あの人の役に立つ存在にならなければ
その一心で魔力以外の事を多く学び、精度高く練磨した。
そんな私を認めて下さったのか、私は外敵から主を護る為の武器を主から賜ったのだ。
私の、私という存在を形にした存在、魔を狩る事の出来る大鎌【マジックキラー】と名づけられたこの子は私の大事な相棒である。
主は安直な名前だと言ったが私は気に入っている、この子がいるからこそ私は使命を全うできるのだ。
外敵から主を護るという使命、そして主の大願を叶える助力となる事。
主を護る死神で居続ける事が出来るのだ。
辺りをふらふらと歩き見ていたが、不意にあの場所が気になったので戻ってみるとそこにはもう誰もいなかった。
昼間、子供たちが騒がしく遊んでいた公園、その遊具に気付けば私は腰かけていた。
この場所に座り、友人と遊び、彼らは何を思っていたのだろうか?
あんなにも楽しそうに笑い、ふざけ合う様な事が私にも出来るのだろうか?
純粋な心で楽しいと思える事を共有出来る、友人と呼べる存在が私にも出来るだろうか?
ふと過ったものを私はかぶりを振って掻き消した、人を狩る私が何を考えているのだろう、きっと珍しく太陽の光を浴びたからおかしくなったのだ。
それでも彼らの姿が私の頭から離れない、困った。
「こんな遅くに一人で何してんだお前」
不意に、誰かの声が聞こえた。
驚いた私は声が聞こえた方向へ顔を向ける、そこには主と同じくらいの年齢に見える背の大きな青年の姿があった。
とても真っ直ぐな目をしている青年、何だか彼の目を見ていられなくて私は顔を俯かせてしまう。
「…遊んでいるだけです」
私は何故その言葉を選んだのか、遊んでいる?私は遊んでいたのか?
自分が発した言葉に思考が止まる、そんな私に対し彼はまたもや返答に困る言葉を投げかけてくる
「お前、親は?近くにいないのか?」
親…?親とは即ち対象者を子とするならば、その【子】を作った存在【父親】と産み落とした存在であろう【母親】を指す
彼が指す親とはつまり、私を作り産み出した存在を指す者の事であろう、ならば私にとっての親とは即ち…
『所詮は失敗作か…まぁ良いさ、それならそれなりに働いてくれれば』
主は、私を子と認めて下さっておられないのでは無かろうか、ならばあの方を親と呼んではいけないのでは無いのだろうか?
否、それ以前に私は主の僕であり道具であるのだから【人】という物差しで自らを測ろうなどど烏滸がましいにも程がある
人では無い私には親など存在しない、あのお方は私にとって主以外の何者でも無く、私と同列に扱ってはならない至高の御方なのだ。
「知りません…わかりません…!」
そう言って無理やりに彼との接触を断った、これ以上彼と言葉を交わしていたら私が私で無くなってしまう様な気がしたから
私は主の道具なのだから他の者を知る必要も無い、焦れるなどあってはならないのだから
そうやって何度も自分に言い聞かせ、長く時を過ごした場所を後にした。
珍しく明るい場所になど行ったからだろう、今日の私はどこかおかしかった。
夜の帳よ、どうか一刻でも早く降りて欲しい
私が私でいられるのは自らを隠せる闇夜の中だけだ。
ッアー!もう笑うしかない!
オリジナル展開が止まらない!え?これDDよね?これDDなのよね!?
げげげ原作に合流するまでどれ程かかるのかっ!
何かすいません…(´・ω・`)